【第7回】 2008年07月08日 Suica泥棒にご用心! 暗号解読は時間の問題 スイカ泥棒ならぬ、“Suica泥棒”という犯罪が近い将来日本に出現するかもしれない。 偽札鑑定機器などを製造している松村テクノロジー(2003年設立)の松村喜秀社長は、SuicaやEdyなどの非接触ICカードへの犯罪に警鐘をならしている。松村社長はセキュリティ業界では知る人ぞ知る権威だ。 実は、北朝鮮が作成した偽米ドル札「スーパーK」を発見し名づけたのも松村社長。偽札があると聞けば世界中に飛んでいき、犯罪者がいそうなエリアを歩き、探す。また、パスポートや運転免許証の偽造犯罪にも詳しく、大量の偽物を収集し鑑定のための技術を開発している。 その経験を買われ、世界中の捜査機関から顧問などの形で協力も求められ、特に近年は急増するカードに関する犯罪対策に取り組んでいる。 その松村社長が「犯罪者集団が次に狙っ