ブックマーク / movie.maeda-y.com (3)

  • 超映画批評『オッペンハイマー』80点(100点満点中)

    『オッペンハイマー』80点(100点満点中) OPPENHEIMER 23年アメリカ 180分 2024/03/29公開 配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画 R15+ 監督:クリストファー・ノーラン 出演:キリアン・マーフィ エミリー・ブラント マット・デイモン ≪映画史に残る重要作≫ 2023年の北米市場で『バービー』と並んで興行収入を押し上げる要因となった大ヒット作『オッペンハイマー』は、日人にとってデリケートな問題である原爆をSNSの気軽なネタにした映画会社およびそれへの対処ミスにより、日市場では公開前から「要注意案件」として扱われてきた。 配給会社はどこも手を挙げず、結局興収1400億円を超える大ヒット作なのに23年中の公開はかなわず。それどころか日公開未定が長く続く異常事態となった。 やがて炎上を恐れぬ会社ビターズ・エンドが引き受けたものの、さすがに原爆投下の8月(

    partylife
    partylife 2024/04/01
    すさまじい作品だったなー
  • 超映画批評『君たちはどう生きるか』55点(100点満点中)

    『君たちはどう生きるか』55点(100点満点中) 2023年日 124分 2023/07/14公開 配給:東宝 監督:宮﨑駿 ≪秘密主義がどんな結果となるか≫ 宣伝なし、予告編もあらすじも含めて事前情報なしという、宮﨑駿監督の長編復帰作品「君たちはどう生きるか」は、いかにも近年の宮﨑作品らしいパーソナルかつ静かな一であった。 母親を火事で亡くしたマヒトは、戦争がはじまって4年目に父に連れられ、再婚相手が暮らす郊外の屋敷へと越してきた。軍需工場を営む父親は裕福で、屋敷には多くのベテラン使用人がおり、マヒトは戦中ながら何不自由なく暮らすことに。 そんなとき、妙に動きが人間臭いアオサギに導かれるように沼の近くまで歩いて行ったマヒトは、そのほとりに謎めいた塔を発見する。聞くと、亡き母の大叔父が建てたらしいが、その大叔父も含めてこの近辺では神隠しが続いているという。そんないわくつきの塔に魅せられ

    partylife
    partylife 2023/07/16
  • 超映画批評『TENET テネット』70点(100点満点中)

    『TENET テネット』70点(100点満点中) 2020/09/18公開 20年アメリカ150分 監督:クリストファー・ノーラン 出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン ロバート・パティンソン エリザベス・デビッキ ≪217億円を投じたおもちゃ作り≫ アメリカではコロナウィルス禍で長期休業中だった映画館業界。そんな中、公開日の延期を繰り返してまで劇場封切りにこだわったのがクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』である。 ウクライナのテロ事件へ出動した名もなき特殊部隊員(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、仲間と捕らえられ拷問される。やがて何者かに保護された彼は、その忠誠心を買われ、ある任務を与えられる。だがそれは、未来から来た敵と対峙し、人類を救うというにわかには信じがたい内容であった。 このままでは第3次世界大戦が巻き起こる、核戦争よりも悲惨なことになる──。のっけから

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    partylife 2020/09/23
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