発売前から話題となっていた、小学館発の大型刀剣作品集『名刀大全』が、ついに発売されました。 B4サイズで本体価格35,000円という、大きさも金額も近年ではまれに見る破格の刀剣本ながら、発売前に重版が決定するという驚きの事態に。 発売前に和樂webでも紹介させていただききましたが、完成した『名刀大全』ももちろんご紹介いたします。 刀剣に興味を持ち始めて数年足らずの筆者目線で見た『名刀大全』を、少し長めにレビューします。 そもそも名刀とは? 『名刀大全』の監修をつとめるのは、佐野美術館の渡邉妙子理事長とふくやま美術館の原田一敏館長のお二人。いずれも刀剣研究者から信頼されている方々です。本書で渡邉さんが「名刀とは何か」を5つ上げています。 各時代の最高の技量の名工作中の傑作であること 鍛造(たんぞう)された当時の姿、刃文(はもん)、地鉄(じがね)などがほとんど当初の状態で後世に大きく変更されて
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