厚労省の労働時間等総合実態調査 不自然な点が指摘されている厚生労働省の労働時間等総合実態調査は、2013年に全国の1万1575事業場を対象に実施された。残業時間や割増賃金率の状況などを把握することが目的。問題の数字は、3年前から政府側の答弁の中で使用されている。 調査では各事業場で働く人の平均でなく、事業場内の「平均的な人」を1人選び残業時間を調べた。こうして算出した全事業場の平均は1日当たり1時間37分で、政府はこれに法定労働時間(8時間)を加えた9時間37分を一般労働者の労働…
「勝訴」の垂れ幕を掲げ喜ぶ大阪朝鮮高級学校側の弁護士=大阪市北区で2017年7月28日午前11時7分、大西岳彦撮影 「裁判官が子供たちの笑顔を思い浮かべながら判決を書いてくれた」。朝鮮学校を無償化の対象から外した国の処分を初めて違法と判断した28日の大阪地裁判決。法廷や裁判所周辺では、大阪朝鮮高級学校(東大阪市)の関係者らが全面勝訴に大歓声を上げた。日朝関係の悪化や、無償化から外れたことなどで生徒減少に悩む同校。卒業生は「私たちの母校がようやく認められた」と喜んだ。 午前11時過ぎ、地裁202号法廷。裁判長が「処分を取り消す」と判決文を読み上げると、学校関係者で埋まった傍聴席からは「やった。勝ったぞ」との声が相次いだ。チマ・チョゴリの制服を着た生徒や保護者の中には涙を流す人もいた。
次に備えるのは国民に対する責務 内閣支持率急落と東京都議選での大惨敗で「1強」と言われてきた安倍晋三政権が揺らいでいる。来年の自民党総裁選での3選は危ういとの声も出始めた。加計学園問題の国会閉会中審査、8月3日に予定される内閣改造で、国民の信頼は取り戻せるのか。「ポスト安倍」の一人と目される石破茂元幹事長を、松田喬和・毎日新聞特別顧問が直撃した。【構成・小松やしほ、写真・中村藍】
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で作業員5人が被ばくした事故は6日で発生から1カ月。原子力機構は当初、事故を「想定外だった」と説明したが、事故は想定できたにもかかわらず、不十分な体制のまま作業をしていたことが調査で明らかになってきた。【岡田英、鈴木理之】 原子力規制委員会は保安規定違反の可能性が高いとみている。 事故は6月6日午前11時15分ごろ、同センターの燃料研究棟で金属容器を点検で開封中、中に入っていたプルトニウムなど核燃料物質入りのビニール袋が破裂した。金属容器は1991年以来、26年間一度も開けたことがなかった。
天皇陛下の退位が実現し、皇太子さまが即位された場合に皇位継承順位1位となる秋篠宮さまについて「皇太子」の称号が見送られた背景に、秋篠宮さまの意向があったことが明らかになった。 退位を巡る政府の有識者会議は、4月21日に首相に最終報告書を提出した。報告は秋篠宮さまを現在の皇太子さま並みの待遇とし、「皇嗣殿下」などの称号を提案した。 政府関係者によると、有識者会議では、当初は秋篠宮さまの称号を皇太子とする案が有力だった。3月のヒアリングでは専門家から「皇室典範を改正しなくても、秋篠宮さまを皇太子とすることが可能だ」との発言があった。4月4日の会議では委員から「歴史上は次期皇位継承者は兄弟でも皇太子と称されることが大半だった」との意見が出た。
神奈川県内の昨年の山岳遭難者137人のうち、40%超の56人が気付かないうちに登山道を外れるなど道に迷ったことが原因で遭難したことが、県警地域部の調べで分かった。他の遭難原因に比べて突出して多く、近年は同様の傾向が続いているという。県内の山々は都心からのアクセスが良く気軽な登山スポットとして人気がある半面、ルート確認など十分な事前準備をせずに入山する登山者が増えていることが背景にあるとみられる。【村上尊一】 同部によると、山岳遭難は増加傾向にあり、昨年初めて100件を超えた。例年、5月の大型連休や秋の紅葉シーズンに目立ち、年間約95万人が観光に訪れるとされる大山(伊勢原市・秦野市・厚木市、標高1252メートル)や塔ノ岳(秦野市・清川村・山北町、標高1491メートル)、鍋割山(秦野市・松田町・山北町、標高1273メートル)などで発生が多いという。
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