キーウを訪問した日本の岸田首相は21日、ウクライナに対して、合計5億ドルとなる新たな無償支援と北大西洋条約機構(NATO)の信託基金を通じた非殺傷性武器の供与を明らかにした。 岸田首相がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。 岸田首相は、日本は新たな無償支援としてエネルギー分野などで4億7000万ドルを供与することを伝えた他、ウクライナにNATOの信託基金を通じた非殺傷性武器の供与のために3000万ドルを拠出すると発表した。 また、岸田氏は、その他日本は地雷除去、公共放送、教育、核管理強化、文化遺産保護といった広範な分野の支援を提供していると指摘し、日本はできるかぎりウクライナへの支援を続けていくと発言した。 さらに岸田氏は、2月のG7首脳会談と国連総会決議採択の際に、ロシアに対してウクライナから速やかかつ完全に軍を撤退させるよう呼びかけたと述
岸田総理大臣は日本時間の22日午後、隣国ポーランドの首都ワルシャワに移り、モラウィエツキ首相と首脳会談を行いました。 岸田総理大臣は共同記者発表で、侵攻の長期化により、ポーランドの負担も増えているとして、ODA=政府開発援助を通じて支えていく意向を示しました。 そのうえで、「ロシアのウクライナ侵略を一刻も早くとめるには、厳しい対ロ制裁の継続が重要だ。国際社会が結束してウクライナを支えられるよう、ことしのG7議長国として、ポーランドとも連携しながらリーダーシップを発揮していきたい」と述べました。 日本政府関係者によりますと、ウクライナの首都キーウを訪問していた岸田総理大臣は現地時間の21日夜、日本時間の22日の朝早く、キーウ中心部の駅を列車で出発しました。 そして、現地時間の22日午前5時前、日本時間の22日午後1時前、ウクライナに向かった際と同じ列車で、ポーランドのプシェミシルの駅に到着し
IPCC=気候変動に関する政府間パネルの報告書では「大気や海洋などの広い範囲で急速な変化が起こっている」としたうえで、漁業など食料生産にも悪影響が及んでいるとされています。こうした中、日本では、食卓になじみの深いサンマの不漁の原因の一つに地球温暖化の影響が指摘されています。 さんまの漁業者の業界団体、「全国さんま棒受網漁業協同組合」によりますと、去年、全国の港に水揚げされたサンマは1万7910トンで、記録の残る1961年以降で最も少なく、豊漁だった2008年の34万3225トンと比べ、わずか5%に減少しています。 かつて水揚げ全国1位を記録したことがある千葉県の銚子漁港では1950年以降で初めて「ゼロ」となりました。 こうしたサンマの記録的な不漁について水産庁の検討会は不漁の原因として、サンマ自体の数の減少とともに温暖化による海水温の上昇や、潮流の変化の影響を受けて「漁場の沖合化」が進んで
日本が準決勝を戦うWBC=ワールド・ベースボール・クラシック。 もう1つの準決勝で敗れたキューバは、日本が優勝した2006年の第1回大会で決勝戦を戦った相手です。 実はいま、そのキューバの若者たちが、アメリカを目指して次々と島を脱出しています。その数、去年1年間で30万人あまり。キューバの人口は約1130万人ですから、たった1年で約3%の人口が消えたことになります。 この「民族大移動」とも言える事態は、イスラエル民族がエジプトを脱出して約束の地を目指した、という旧約聖書の書物の1つ「出エジプト記」(Exodus)になぞらえ、「大脱出」(Great Exodus)と呼ばれています。いったい、いまキューバで何が起きているのか、現地に向かいました。 (アメリカ総局記者 佐藤真莉子・カメラマン 丹尾友紀) お家芸の野球やバレエも存続の危機 1月、私たちがまず向かったのは、首都ハバナにある野球場でし
ブリンケン米国務長官(写真)は20日、国際刑事裁判所(ICC)がロシアのプーチン大統領に戦争犯罪の疑いで逮捕状を出したにもかかわらず、中国の習近平国家主席がプーチン氏と会談するためにロシアを訪問したことは、中国がウクライナでの残虐行為についてロシアの責任を問うべきと考えていないことを示していると述べた。2022年12月撮影(2023年 ロイター/Olivier Douliery) [ワシントン 20日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は20日、国際刑事裁判所(ICC)がロシアのプーチン大統領に戦争犯罪の疑いで逮捕状を出したにもかかわらず、中国の習近平国家主席がプーチン氏と会談するためにロシアを訪問したことは、中国がウクライナでの残虐行為についてロシアの責任を問うべきと考えていないことを示していると述べた。
阪神高速の湊町入口。秋良連合会の組長らが弟のETCを不正に利用して割引価格で料金所を通った=大阪市浪速区暴力団組員は高速道路を使えない-。まもなくこうした社会になるかもしれない。親族のETCカードで高速道路を利用したとして、大阪府警が2月、電子計算機使用詐欺の疑いで特定抗争指定暴力団山口組直参の組長3人を逮捕した。暴力団員はクレジットカードに付帯するETCカードを持つことはできず、今春、ETC専用のカードも約款に暴力団排除を明記した。高速道路は近い将来、全線がETC専用化するともいわれる。暴力団は高速道路から締め出されるのか。 高速道路で定例会「これは悪いことでっか?」。逮捕時、組長らはそう言い放ったという。 府警捜査4課が逮捕したのは、山口組直参の秋良連合会、極粋会、章友会の3団体の組長だ。3人は令和4年11~12月、組員が運転する国産高級車で、三重や滋賀の山口組関連施設のほか、料亭で開
【ソウル=上杉洋司】韓国政府は21日、2019年に前政権が、日韓の防衛機密を共有する軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると通告したことについて、撤回すると日本政府に伝えた。北朝鮮の核・ミサイルの脅威に備えた日韓の安全保障協力が正常化に向かうことになる。 【図解】ミサイル探知情報、日韓が即時共有を検討 尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は21日の国務会議で「韓米日と韓日の軍事情報協力の強化につながる」とGSOMIAの重要性を強調した。尹氏は16日の日韓首脳会談でGSOMIAを「完全正常化する」と表明していた。 GSOMIAは16年11月、保守の朴槿恵(パククネ)政権下で締結された。左派の文在寅(ムンジェイン)前政権が19年8月、日本による対韓輸出管理の厳格化措置を理由に一方的に破棄を通告した。失効直前の同11月に通告の「効力停止」を表明したが、文政権は「いつでも破棄できる」との立場を示
【台北、北京時事】台湾総統府は21日、蔡英文総統が今月29日から4月7日の日程で、米国経由で中米グアテマラとベリーズを歴訪すると発表した。 【図解】グアテマラ 米国ではマッカーシー下院議長が蔡氏と会談する意向を明らかにしており、米台間で調整が進んでいる。 蔡氏の訪米は2019年7月以来。総統府は「往路でニューヨーク、復路でロサンゼルスを経由する」と説明した。蔡氏は就任以来、中南米歴訪で米国を経由した際に米政府の関連機関を訪問したり談話を発表したりし、台米関係の緊密さを強調してきた。 一方、「一つの中国」原則を掲げる中国は、これまでも蔡氏とマッカーシー氏の会談が取り沙汰されていることに懸念を表明。中国外務省の汪文斌副報道局長は21日、総統府の発表を受け「米台間のいかなる公的交流にも断固反対する」と述べ、米側に「厳正な申し入れ」を行ったと明らかにした。
2023年のWBC、予選B組東京プールで日本人の心をつかんだのは、まさかのチェコ代表だった。あの試合から1週間が過ぎたのに、Twitterではまだ「チェコの選手」がトレンドに入ってくる。 【写真】なぜか「こんにゃく」を試食するムジーク外野手とコヴァラ投手 私はかねてからチェコ人を知っていた。彼らの国民性というと、一般的には、ユーモアのセンスがあり、勤勉で器用、即興に強くどんな環境でもやりくりしていく、といった点があげられる。実際に一緒にいると、何かを押し付けられることが一切なく、彼らはこちらの意思を尊重し、さらに親切にしてくれる。日本人にとっては心地よい不思議な人たちだ。ついにその魅力が日本全国に伝わってしまったか……。 これだけ注目された彼らも、帰国したら「アウトサイダー」 野球はチェコ共和国ではほとんど知られていない。今回のWBCはチェコで初の野球中継が行われ、累計84万人が視聴したと
世界がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で盛り上がっている。とりわけ日本はかつてないほどの熱狂ぶりだ。 【写真】文在寅の「引退後の姿」がヤバすぎる…衝撃ショットを見る! “史上最強侍ジャパン”と言われているから、それもそのはずだ。そんな中、一足先にWBC熱が冷めた国がある。それが韓国だ。 韓国は1次リーグB組を敗退した。 韓国の地元紙によれば、韓国代表は日本に続いてB組2位突破を目指していた。しかし、初戦のオーストラリア戦で7-8と黒星をマーク。続く日本戦では4-13と大差をつけられ惨敗した。3戦目のチェコ戦は7-3で勝利、4戦目の中国戦では22-2でコールド勝ちするも、3大会連続で1次リーグでの敗退が決まった。B組の最終順位は3位であった。 韓国代表選手は2023年3月14日の午後、すでに帰国の途についている。 仁川国際空港に到着した李強 (イ・ガンチョル)監督は、押し寄せた報
「WBC準決勝、日本代表-メキシコ代表」(20日、マイアミ) 栗山英樹監督が試合前の会見に臨み、海外記者から「決勝に進めなければ失敗になるか?」という質問に対し、毅然(きぜん)とした態度で返答した。 【写真】ミニビッシュもキタッ~ 侍ジャパンを応援する日本のファン 「これだけ世界中で何とか野球をもっと広めたいという思いでみんなやっている。いろんな国の人たちと全力で野球をやるというのは意味があった。きょう敗れるとなると、チームが失敗だったのではなく、僕に能力がなかった。選手たちは一生懸命やってくれているので失敗ではなかったと思います」 1次ラウンドではチェコ、中国、オーストラリアと選手たちが交流してきた。侍ジャパンの選手たちは野球の魅力を伝え、ファンの感動も呼んできた。 栗山監督が「失敗ではない」と強調した部分はここにあるとみられる。試合前にはミーティングを行ったが「集まりましたけど何も話し
「スーパーひたち」や「草津」などで30年以上活躍したJR東日本初の特急電車である651系がついに勇退。2023年3月のダイヤ改正以降は定期運用が無くなりました、今後はどうなるのでしょうか。 3月改正で高崎線特急から引退。4月に「惜別撮影会」も。 2023年3月18日(土)のダイヤ改正で、高崎線方面の特急「草津」や「スワローあかぎ」「あかぎ」で使用中のJR東日本651系電車の定期運用が終了。JR東日本初の特急車両として、30年以上にわたって活躍してきた車両が、いよいよ勇退を迎えました。 常磐線を中心に活躍をつづけた特急型651 系電車(画像:写真AC)。 651系は、常磐線を走る「スーパーひたち」用の特急車両として、JR発足後まもない1989(平成元)年に登場。全国で似たような形のいわゆる「国鉄型特急」車両が走っていたなかで、鮮烈な姿は人々に新時代を強く印象付けました 。 常磐線特急に後継の
軍艦供与に合わせ乗員訓練もベルギーとともに実施するそう。 目的は黒海の海洋安全保障のため ウクライナ軍参謀本部は2023年3月15日、同国を訪れたオランダのカイサ・オロングレン国防大臣から掃海艇2隻を供与する意向であると伝えられたことを明らかにしました。 今回の発表は、カイサ・オロングレン国防大臣がウクライナ南部の港湾都市オデーサで行った記者会見で述べられたそうです。 拡大画像 オランダ海軍のトリパルタイト級掃海艇「マックム」(カイサ・オロングレン国防大臣のTwitter〈@DefensieMin〉より引用)。 オランダ側が提供するとしているのは、同国海軍が運用中のトリパルタイト級掃海艇(機雷掃討艇)です。このクラスは、オランダ、フランス、ベルギーの3か国が共同開発したFRP(繊維強化プラスチック)製の軍艦で、1980年代初頭から1990年ごろにかけて3か国合計で36隻が建造されています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く