福島第一原発からの処理水の放出が始まって1カ月が経ちました。中国で日本産の海産物の輸入停止が続き、思わぬ影響が広がっています。 ■中国禁輸続き…思わぬ余波 高知名物・カツオのたたき。 たたき作り体験をする客:「裏返します」「焼けてるわ~」 観光客の手で焼いて、たたき作りを体験できるのも魅力の1つ。脂がのった「戻りガツオ」をパクリ。 自分で焼いたカツオを食べる客:「これを食べに来たと言っても過言ではないっす」 そんな人気の観光地に影を落としているのが、24日で1カ月が経った処理水の放出です。 こちらの店では、中国からの団体客120人の予約が4件キャンセルになったといいます。 かつお船 門田麻子常務:「マックスで入っていたとしたら100万円台の売り上げが見込めなくなった。この先需要が伸びてくるかどうか、なかなか難しい」 迷惑電話も相次ぎました。迷惑行為は日本で暮らす中国人にも広がっています。