読んでいてつらいエピソードですよね。だって、最終的には、アルテが、レオににフィレンツェで再開できるまでの、「その背景」を描く、ドラマとしては谷間のエピソードなので、暗い。ひたすらレオが、どれくらい過酷な過去を持って、物乞いから這い上がってきたかが描かれ続けています。あんまり気にしていないんですが、多分1年に2冊くらいのペースなんじゃないかなぁと思うので、なかなかこの「谷間」のシーンを待つのはつらい。いっそ全部完結してから読んだ方が、気は楽だろうと思うのですが、止められません。つらいので、何度も最初から読み返しています(笑)。。。 19巻も読んでいて、レオの仕事に対する覚悟が、もう見ていてずっと涙ぐんでいました。 この物語の最初からのテーマが、「お仕事を通しての自己実現」だけじゃないようにかんじるんですよね。なんかね、登場人物たちに「強い覚悟」がある気がするんです。「働くこと」が、自己実現だ