WCSC31(第31回 世界コンピュータ将棋選手権)の決勝に進出した8チームのうちDL勢はPALのみ。昨年末の電竜戦で優勝したGCTは、そこから+R250ぐらいになっているにも拘らず予選落ち。強くなっているとは何だったのだろうか? 長い時間での伸び WCSC31の持ち時間(15分1手5秒加算)は、電竜戦の持ち時間(10分1手2秒加算)よりもずいぶん長い。長い持ち時間になった時に従来型の将棋ソフト(NNUE勢)と、DL勢とでは、どちらが有利なのだろうか。 私が以前計測した時は、電竜戦優勝modelのGCTで3000ノード(RTX 3090で0.05秒ぐらいに相当)と240ノード(RTX 3090で4秒ぐらいに相当)に増やした時の伸びは、NNUEを同じだけの倍率だけ探索量を増やした時と同じ程度であった。 // 将棋ソフト、長時間の対局は、Deep Learning系に軍配が上がるのか? : h