今日は、中小企業の銀行対策として、取引金融機関に「安心感」を与えなければならない理由について考えます。 今日の論点は、以下の2点。 1 銀行には「ワクワク感」は不必要である 2 金融機関が重要視するのは「安全性」である どうぞ、ご一読下さい。 1 銀行には「ワクワク感」は不必要である 経営者は、皆、創業時には「志」をもって、事業を興しました。 なんとか、成功して、事業を大きくして、願わくば、少しでも社会に貢献したい、経営者の「志」は篤いものがありました。 ところが、事業を続ける内に、「なんとか、単月で利益を出さねば」、「消費税はきっちり納めなければ」となって、経営者の頭の中は、「志」が後退して、義務感が募るばかりです。 現実の会社経営というのはそういうものなのでしょう。 他方、非上場中小企業の資金調達源である金融機関は、例外的な存在はあるものの、その社風(行風)は基本的に「保守的」そのもの