サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
猫
business.nikkei.com
NTTドコモが、リクルート出身の前田義晃副社長を社長に昇格する人事を固めたことが分かった。ドコモ発足以来、NTTグループのプロパー(生え抜き)社員以外がドコモ社長に就くのは初めて。ドコモは2022年、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)とNTTコムウェアを子会社化して新体制となった。足元では、経済圏の拡大競争の出遅れや通信品質などの課題を抱える。非通信分野の経験が長い前田氏にバトンを渡し、成長を目指す。 「この令和の時代に珍しい熱い男」「(営業の)数字を厳しく求めてくる」 ドコモ社内からは前田氏のキャラクターについて、このような声が聞こえてくる。 前田氏は、プロパー社員がほとんどのNTTグループ幹部には珍しい転職組だ。リクルートを経て2000年、30歳の時にNTTドコモへ転職した。 前田氏が転職した当時のドコモは、iモード開始直後であり、飛ぶ鳥を落とす勢いがあった。前田氏はiモードチー
2018年に刊行した初の著書『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社)が一躍ベストセラーとなった工藤勇一氏。当時、校長を務めていた東京都の千代田区立麹町中学校で「宿題廃止」「定期テスト廃止」などの改革を推進し、注目を集めた。20年に同校を60歳で定年退職した後、私立の横浜創英中学・高等学校の校長を4年間務めた(24年3月末日で退任、取材は在任中の同年3月)。横浜創英では「凸凹(でこぼこ)がある子が、凸凹があるままで卒業できる学校をつくろう」としたという。そんな工藤氏を、近著『発達障害大全』(日経BP)が話題の黒坂真由子がインタビューした。 昨年末に『発達障害大全』を工藤先生に献本して、すぐにご連絡をいただきました。横浜創英中学・高等学校で進めていたカリキュラム改革について教えていただき、「このようなカリキュラムであれば、発達障害の子たちが、定型発達(*)の子たちと同じ教室で学んでいける
この記事の3つのポイント 「オッペンハイマー」は映画館で見てこそ趣旨が伝わる 自然と人間社会との境界面で起こる事象の興味深さ マンハッタン計画とアポロ計画に見る科学と社会の関係 映画「オッペンハイマー」を見てきた。 原爆開発というシチュエーション以前に、映画として傑作だと思った。上映時間3時間で、一つもダレる場面がない。弛緩するカットもない。大変な緊張感で一気に見せられる。 なるほど、これは途中休憩を入れられないのも道理だ。高い緊張感を維持したまま一気に見ないと映画の意図したところが伝わらない。だから、この作品は映画館で見ることが絶対の条件だ。「ディスクが出たら買って見よう」「配信に入ったら見よう」と思っている方は、考えを変えてすぐにでも映画館に行きましょう。 「アマデウス」のサリエリとストローズ 映画の焦点は、あくまでロバート・オッペンハイマーの複雑な人間性と彼のたどった数奇な人生にある
4月27日、東京の神保町で作家の今村翔吾さんがスタートさせるシェア型書店「ほんまる」。写真はオープン直前の確認のため、今村さんとクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんが店を訪れた様子。 書店の経営が苦しくなっている理由の一つに、本の値段が安すぎるという議論があります。これについて、今村さんはどうお考えでしょうか。 今村翔吾さん(以下、今村):僕は明確に「本の価格が安すぎる論者」です。ですから、このことについては積極的に発言したいと思っています。同業者と同業界では、この問題について意見を言いたがらない人の方が多いのですが、角川春樹さんも僕と同じ意見で、互いに共感し合っています。 作家、書店経営者 1984年、京都府生まれ。関西大学文学部卒業。ダンスインストラクター、作曲家、滋賀県守山市の埋蔵文化財調査員を経て、2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で作家デビュー。18年『童神』(後に『童の
この記事の3つのポイント OpenAIが日本語LLMの開発を発表し、国産AI企業に波紋 KDDI傘下入りで話題のイライザCEOは動じず「むしろ安心」 投資対効果の高いカスタマイズ戦略でOpenAIと共存へ 米OpenAI(オープンAI)が4月15日、生成AI(人工知能)のコア技術である大規模言語モデル(LLM)を日本語に特化させると発表した。競争が激化する中、国産AI企業はオープンAI上陸の波紋をどう受け止め、今後の成長戦略をどう描くのか。東京大学発の生成AIスタートアップで、3月にKDDIグループ入りして話題を集めたイライザ(ELYZA、東京・文京)の曽根岡侑也代表取締役CEO(最高経営責任者)に話を聞いた。
この記事の3つのポイント 田原総一朗氏はジャーナリストとして60年以上活動してきた 今の若者を「空気を読み過ぎ、傷つきやすい」と田原氏は見る 戦争を知る世代として「自分の経験などを伝えたい」と主張する この4月15日で僕は90歳になった。多くの方に温かい祝福の言葉をいただき、ありがたいことだと感じている。誰よりも僕自身が、この年齢まで生きていること、まだ現役で仕事ができていることに驚いている。 これに合わせて、自伝的著書の新書『全身ジャーナリスト』を出版した。これまでも何冊か自伝的著書は出したが、今回は仕事仲間である倉重篤郎氏(毎日新聞客員編集委員)に構成をお任せし、一味違うものにできたと自負している。僕だけでなく、僕を知る多くの方々の田原総一朗評も載せているので、これまでにない著作になったと思う。 90歳になった僕の人生を少し振り返ってみたい。 もともとは文学青年で作家志望だった僕がその
「長く続けて摂る方が、 お客様の健康維持に役立ちます」──。 小林製薬の「紅麹コレステヘルプ(コレステヘルプ)」は、サプリメント形状の機能性表示食品だ。紅麹(こうじ)原料に含まれる機能性関与成分の米紅麹ポリケチド(モナコリンK)に、「LDL(悪玉)コレステロールを下げる機能があることが報告されている」のが売りだった。同社はコレステヘルプについて、毎日3粒(米紅麹ポリケチド2mgを含有)を長く続けて摂取することを推奨していた。 ところが、2024年1月以降、コレステヘルプを摂取した人が腎機能障害を呈し、死亡例や入院例が出ていることが発覚。3月31日時点で、死亡例が5人、入院例が143人に上っている。これまでのところ、1年以上摂取して死亡した例や数カ月摂取して入院に至った例などが報告されており、長く続けて取ったことが裏目に出たと推察される。現状、23年に同社の大阪工場(大阪市淀川区)で製造され
この記事の3つのポイント 今年は「ソフト老害」という言葉をよく見かける 「老害」は本人が自嘲気味に使っているのが特徴だ 根底には変えられない自分への「罪悪感」があるようだ またもや「老害」が話題だ。 昨年は「#老害意見」なるものがX(旧ツイッター)でトレンド入りしたが、今年は「ソフト老害」という、ちっとも“ソフト感”のないシビアな言葉を見かけることが増えた。 「老害意見」についてはこちら(「50歳過ぎたら「老害意見」 過度の若手信仰と使い捨て社会の末路)で書いたとおり、1人の男性が「老害意見かもしれないけど」と前置きして書いた投稿が、瞬く間に炎上、トレンド入りし、翌日に投稿者が謝罪する事態にまで発展した(以下、男性の投稿)。 「老害意見かもしれないけど、若い方は飲み会で年上の方におごってもらったら翌日の朝一番で対面でお礼を言いに行ったほうがいいと思います」。 一方、「ソフト老害」は、放送作
作家、書店経営者 1984年、京都府生まれ。関西大学文学部卒業。ダンスインストラクター、作曲家、滋賀県守山市の埋蔵文化財調査員を経て、2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で作家デビュー。18年『童神』(後に『童の神』に改題)で角川春樹小説賞、20年『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞、『じんかん』で山田風太郎賞、22年『塞王の楯』で直木賞を受賞。「くらまし屋稼業」シリーズ、『幸村を討て』『茜唄』『戦国武将伝 東日本編/西日本編』などベストセラー多数。21年に大阪府箕面市の書店「きのしたブックセンター」を事業継承。22年に一般社団法人「ホンミライ」を設立。23年、佐賀市に「佐賀之書店」を新規出店。24年3月からシェア型書店の「ほんまる」プロジェクトをスタート。4月に東京・神田神保町に1号店を出店予定(インタビュー写真:今 紀之)
インドネシアの首都ジャカルタで2月に開かれた「インドネシア国際モーターショー2024」は、電動化一色の様相を呈していた。ベトナムの電気自動車(EV)新興ビンファストが初出展して市場参入を表明。比亜迪(BYD)や上汽通用五菱汽車(ウーリン)をはじめとする中国EVが存在感を示すと、韓国・現代自動車も新たなEVの現地生産計画を打ち出した。 ■連載ラインアップ(予定) ・二輪王者ホンダ、電動化でも先頭走る インドネシアで挑むニーズ創出(今回) ・味の素は調味料だけにあらず 冷凍食品で挑むフィリピンの中間層開拓 ・GDPで日本を近く逆転へ データで見るASEANの潜在力 ・トヨタ、タイに会長肝煎りピックアップ 中国勢のEV攻勢にあらがう ・ASEAN消費を動かす「新興富裕層」 富裕層とは異なる堅実さ ・ASEANは消費地からイノベーションの地へ 新興勢に活躍の場
従業員の恋愛・出会いを支援する福利厚生の導入が進んでいる。 一昔前は社内恋愛も多く、社内の世話好きな人が仲人をしてカップルが誕生することは珍しくなかった。しかし、コンプライアンス(法令順守)やハラスメント意識が高まった今日、仲人役は身を潜め、プライベートについて話しづらい雰囲気すら漂う。 そんな時代の流れをくんで、人工知能(AI)が仲人役を担う恋愛マッチングアプリによる福利厚生が広がっている。Aill(エール、東京・港)が2021年11月に正式リリースした、企業専用マッチングアプリ「Aill goen(エールゴエン)」だ。独身従業員に向けたアプリで、出会いから交際開始までをAIがサポートする。利用料金は企業が全額負担するか従業員が一部負担するかなど、各企業が設定できる。 サービスを立ち上げた背景には、「仕事と家庭を両立したい人同士が出会える場」を創出したいという思いがあった。共働き夫婦の場
2025年国際博覧会(大阪・関西万博)まで1年を切った。建設の遅れや費用膨張への批判は強く、能登半島地震を機に中止を求める声も。万博の意義や魅力発信など機運醸成が宿題となるが、残された時間は限られている。 3月中旬、大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」へ向かう地下トンネルを車で抜けて進むと、巨大な木造建築物が目の前に現れた。2025年4月に開幕する大阪・関西万博のシンボル「大屋根(リング)」だ。周囲ではクレーンがそびえ立ち、工事車両がせわしなく動き回る。リングは木造部分の約8割が完成している。 そんな現場から聞こえてくるのは、作業員の悲痛な声だ。夢洲では電気や上下水道が通っておらず、発電機などを使って作業が進む。一般の建築工事では、職人が休憩時間に自分の車の中で過ごすことが多いが、万博会場建設では、必要な物資を載せた運搬車や工事車両以外は、入ることができない。現場によっては、食堂まで徒歩で約
「このタイミングでのポイント付与条件の改悪は、商業道徳上いかがなものか」。クレジットカード決済による投資信託の積立購入(クレカ積立)を利用してきたある個人投資家は、SBI 証券と三井住友カードが3月22日に発表した、クレカ積立サービスのポイント付与条件見直しを受けて、憤りをあらわにした。 新NISA(少額投資非課税制度)特需の分捕り合戦を続ける金融業界。個人投資家にとって、銀行口座や証券口座からの引き落としと比べてポイント付与などの魅力があるクレカ積立は人気を集め、金融機関にとっても主戦場となった。一方で、過当競争による混乱も生じている。 金融商品取引業等に関する内閣府令が3月8日に改正されたことにより、クレカ積立の実質的な投資上限額が、これまでの1カ月当たり5万円から10万円へと引き上げられた。この改正は、ポイント還元率の高いクレジットカードで投信を積立購入する個人投資家にとっては朗報だ
この記事の3つのポイント 小林製薬の紅麹問題の影響が食品業界に波及 健康食品そのものの摂取を控える動きが広がる 中小企業では新商品の開発を諦めるケースも 小林製薬の「紅麹(こうじ)」原料を含む機能性表示食品の問題が食品業界に影を落としている。消費者が紅麹以外の健康食品も避け始め、各社で販売が苦戦。新商品開発をストップする企業も現れた。比較的安価に機能性をアピールできる制度だっただけに、中小企業への影響は大きい。 「半年近く一緒に頑張って商品を企画してきたが、土壇場で成約を断られてしまった」。大阪のある中堅食品メーカーで働く営業担当者は、顧客からの突然の発注取り下げに肩を落とす。 同社は健康食品などのODM(相手先ブランドによる設計・製造)を手掛け、近年は機能性表示食品の企画支援にも力を入れていた。小売事業者のプライベートブランド(PB)を手掛けるなど取引先は幅広い。 ところが小林製薬の紅麹
「失敗なく1回でパスしないといけない日程設定により、相当なプレッシャーがあったと思う」「縦割りで問題が起これば責任部署がつるし上げられる」「出来ないが言えない雰囲気がまだ残っている」 2023年、新車の安全性を確認する試験で多数の不正が発覚したダイハツ工業。弁護士らによる第三者委員会が同年12月にまとめた調査報告書には、社員らの苦しみと嘆きの声があふれていた。 これまでの調査で、25の検査項目で174の不正が明るみに出たが、その多くが、確実に認証試験に合格し、決められた開発日程を絶対に守ろうとするためのものだった。例えば、側面衝突時の安全性を確認する試験では、ドア部品に本来の仕様にない加工をした。前面衝突時の助手席の頭部の加速度を計測する試験では、試験による提出データを事前に用意したものに差し替えるなど、多岐にわたる不正が実行されていた。 ■連載予定 ※内容や順番は予告なく変更する場合があ
この記事の3つのポイント 日本のロケット開発のキーパーソンは旅客機も企画した ロケットと旅客機の開発チームの違いは「継続性」 私案・もし日本製の旅客機を開発するならば 経済産業省が3月27日に、大臣諮問機関の産業構造審議会で、航空機産業戦略を公表した。開発遅延を繰り返して最終的に開発中止になった旅客機「三菱スペースジェット(MSJ、旧MRJ)」の失敗を受けて、今後10年で官民合わせて4兆円の投資を行い、2035年以降に次世代国産旅客機の事業化を官民連携で目指すとした。 こういうニュースが流れると、私のところに質問が飛んでくることがある。「なんで日本は旅客機を造れないんですか。ロケットは飛ばせるのに何が違うんでしょうか」 一番単純な答えは、「ロケットは造り続けたから。旅客機は途中でやめちゃったから」というものだ。が、これではその意味が理解できない人も多いだろう。 自分はある程度、この件につい
この記事の3つのポイント 顧客のことをきちんと知るために「インタビューが大事」 やりたいことに挑戦し、やり切る力を磨けば仕事に役立つ 「35歳定年制」だったリクルートで学んだ顧客第一主義 「マーケティング」と「人材育成」の両軸に専門性を持つ日経ビジネス「課長塾」講師、井坂智博氏と横田伊佐男氏による対談の最終回。日本企業が強さを取り戻すためには「イノベーション」スキルが欠かせないとする両氏。そのスキルを磨くために、顧客とのコミュニケーションで必要なものは何か。また目標を実現するために身に付けるべき習慣とは? 「35歳定年制だった」という井坂氏のリクルート勤務時代の経験も交えながら、ビジネスパーソンの働き方を2人が深掘りしていく。 顧客に対し「ヒアリング」でなく「インタビュー」をしているか? 横田伊佐男氏(以下、横田氏):今回の対談(1回目「ソニーも導入、 日本人の強み『行間を読む力』を生かし
イギリス王室のキャサリン皇太子妃が、3月22日(現地時間)、がんの治療中であると発表した。このニュースが流れた数日後、ある保険代理店の人に「がん保険の問い合わせは増えましたか?」と尋ねてみたところ、上記のような返信が来た。 ただし、「小林麻央さんのとき(*1)と比べると全然、微増という程度」だと言う。「著名人といっても、イギリス王室と日本の芸能界では身近に感じられる度合いが違うでしょうし、小林さんはまだ30代でしたから、インパクトも大きかったですよね」。 アフラック(*2)の社員から数年前、「著名人ががんにかかったという報道の後は『がん保険』の資料請求や加入申し込みが増えます」と聞いた。また、筆者自身が大手生保の販売員だったころから、著名人はもちろん、親族から知人まで、近しい人の入院や急死などをきっかけに、保険加入や契約の見直しに動く人が多いことも実感している。 人は、身近に感じられる出来
ここまでの快進撃を誰が予想しただろうか。スマートフォン世界大手、中国小米(シャオミ)の電気自動車(EV)「SU7」のことだ。 SU7は小米にとって初のEV。3月28日に発売すると、わずか27分間で5万台、24時間で8万8898台の予約が入った。4月3日に最初の納車イベントに出席した雷軍・最高経営責任者(CEO)はすでに10万台を超える予約を受けたことを明らかにしている。 中国では昨年、中国の華為技術(ファーウェイ)が中堅自動車メーカーと共同運営する「AITO(アイト)」ブランドの「M7」が発売から50日で8万台の受注を得たことが大きな話題を集めた(関連記事:「ファーウェイ、制裁乗り越え完全復活へ PHV・スマホがヒット」)。小米のEVはこれを大きく上回るヒットになるのは間違いなさそうだ。 中国メディアの報道によると、小米は1カ月に約5000台としていた量産体制を1万台に引き上げるために動い
アンモニア発電の技術開発は様々な国で実施されているが、先進的とされるのがJERAを中心とする日本の企業・団体だ。日本にはアンモニアの製造・輸送・貯蔵に関する技術があることから、アンモニア発電のバリューチェーン構築において優位に立っているという。 一方、現時点でアンモニア発電への国際的な評価はそれほど高いとは言えない。ネックとなっているのは、従来の火力発電よりコストが高いことや、燃焼時に排出される窒素酸化物の処理が必要といった課題だ。 この記事ではアンモニア発電への日本の取り組みや関係者の声を中心に、過去記事を振り返ってみる。 「4500基の洋上風力」が並ぶ日、再エネの理想と現実 2050年に温暖化ガス排出量実質ゼロを目指す日本。洋上風力や原子力などに加え、発電の燃料として注目を集めているのがアンモニアだ。JERAでは「JERAゼロエミッション2050」として、30年までに石炭火力発電所を全
星野リゾートが福島県の会津地方で運営するスキー場「ネコマ マウンテン」は、猫魔ヶ岳の南北にまたがる大型施設だ。ゲレンデ面積は国内トップ10に入り、リフトは13基、コース数は33ある。 山の南斜面のエリアは磐梯山や猪苗代湖を望みながら開放的な滑りを楽しむことができる。一方、北斜面は標高が高く気温が低い分、パウダースノーが降り、春まで長い期間スキーが可能だ。南斜面と北斜面はもともと別のスキー場だったが、連結リフトで結ぶことで一体化。リニューアルして2023年から今の施設名となり、スキーヤー、スノーボーダーは1施設でさまざまな滑走ができるようになった。 星野リゾートがこのエリアで施設運営をスタートしたのは03年だった。経営が行き詰まっていた猫魔ヶ岳の南斜面のスキー場とその麓にある「磐梯山温泉ホテル」の運営を引き継ぐことから事業をスタート。施設は当初、星野リゾートが所有していたが、その後、運営に特
この記事の3つのポイント 猛暑でコメに白濁などの被害。1等米比率が大きく低下 富山県が開発した高温耐性を持つ「富富富」が浸透 果実類でも高温に強い品種改良が進められている 日本列島を襲う猛暑などの異常な気象、いわゆる「極端気象」。従来の常識にとらわれず、10年、20年先を見通して行動に移すことが、極端気象時代を企業が生き抜くポイントとなる。ヒントになるのが、高温に強いブランド米として富山県が開発した「富富富(ふふふ)」だ。 「1等米比率が61.3%と前年から17.3ポイント低下」 2023年の記録的な猛暑により、米粒が白く濁るなど甚大な被害が出たコメ。通常のコメは穂が出てから20日間ほど27度以上の気温にさらすと米粒が白濁する。コメは品質によって1~3等米と規格外に格付けされ、白濁した米は格付け低下の対象となる。 これに対し富富富は、30度程度までの気温に耐えられる特性を持つ新たな品種だ。
「ウッウ、ティームー、ウッウ、ティームー」「ショップ・ライク・ア・ビリオネア(億万長者のように買い物しよう)」。頭に残るリズミカルなテーマ曲とともにアニメの女の子が登場。スマートフォンをタップすると衣装が変わり自分や道行く人に格安商品が届けられる。 中国発の電子商取引(EC)サイト「Temu(ティームー)」のテレビCMだ。米国で2月、全米プロフットボール決勝戦「スーパーボウル」がテレビ放送された際に計6回も流れ、話題をさらった。というのも、今回の広告料の相場は1回当たり700万ドル(約10億5000万円)。多額投資に業界関係者のみならず、多くの視聴者が「目的は何だろう」と首をかしげた。
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『日経ビジネスオンライン:総合トップ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く