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き:気候変動の検索結果1 - 5 件 / 5件

  • NMEが選ぶアルバム・オブ・ザ・イヤー2020 | NME Japan

    はて、なんて年だろう。おしゃべりなコメディアンのアラン・カーが言うあの一節を、用途を変えて何度も使ってきた。有史以前からある言い回しだけれど、もちろん2020年はちょっと違った色合いを帯びた言葉だ。ところで、今年3月以降、一貫して楽しめたものは唯一音楽だけだったと言ったら大袈裟だろうか? もしかすると偏った意見かもしれない。忌まわしい新型コロナウイルスを患った人に対しては完全に神経過敏になっていたけれど、この殺伐とした1年を通して明るい兆しも確かにあった。あなたがどうだったかはともかく、人々が前より優しくなって、より俯瞰的な視野を持ち、お互いをもっと認め合うようになったことに気がついたんだ。2021年の夜明けに向けて、その寛大さを持ち続けていこう。 そして、もちろん、音楽も素晴らしかった。サプライズ・アルバムに、ロックダウン・アルバム、政治主張の強いアルバム、対立を生むアルバム、みんなをひ

      NMEが選ぶアルバム・オブ・ザ・イヤー2020 | NME Japan
    • 気候変動の脅威にさらされる米国、特に危険な地域は 政府報告書

      米ハワイ州ラハイナは今夏、山火事に見舞われ大きな被害が出た/Bryan Anselm/New Jersey State Council for the Arts Fellowship/Redux (CNN) 急速な温暖化の影響は全米のいたるところで感じられている。米連邦当局が発表した厳しい最新の報告書によると、このまま化石燃料を使い続ければこの先10年でさらに状況が悪化するだろう。 連邦議会が約5年おきに公表を義務付けている報告書「第5次全米気候評価」は、米国では地球温暖化の鈍化が見られるものの、米政府が策定した目標値や、温暖化をセ氏1.5度以内に抑えるという国連の公式目標の達成には程遠いスピードだと警鐘を鳴らす。1.5度の境界線を越えると地球上の生命の存続が危ぶまれることになると専門家は懸念している。 今回の報告書は、米国人が身の回りで次第に気候変動の影響を目にし、肌で感じている現実を反

        気候変動の脅威にさらされる米国、特に危険な地域は 政府報告書
      • 大量生産品と化粧に別れを告げた。購買も仕事も「投票」だと考えるようになった【佐久間裕美子】

        東京郊外にある倉庫内にうず高く積まれた不要衣料。ファストファッションの登場によって、倉庫に運び込まれる古着の量は増え続けているという。 筆者提供 2020年12月に『Weの市民革命』を刊行した。2014年に上梓した『ヒップな生活革命』の続編として、自分が暮らすニューヨークのブルックリンなど都会で深刻になるジェントリフィケーション(高級化)や、迫りくる気候変動を前に、ひとりの「消費者」(という言葉には更新の必要を感じているが、ここでは便宜上、使っている)として、持続性が考慮されないこれまでのあり方を見つめ直し、より責任ある生き方を追求しようという時代の流れの記録のつもりで書き始めた。のは良かったのだが、コロナウイルスの到来によって、世の中がそれまで以上の速度で激変したために、その大半を書き直す結果となった。 IからWeで起きた社会変革 コロナウイルスは、気候変動の緊急性に改めて焦点を当てると

          大量生産品と化粧に別れを告げた。購買も仕事も「投票」だと考えるようになった【佐久間裕美子】
        • 【読書ノート】人新世本の批判的検討:第一章~第三章 - 亀の名前を考え中。

          人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤幸平集英社Amazon 読む動機 第一章 気候変動と帝国的生活様式 p13 気候変動対策をしないことが経済学にとっての最適解(?) p16 気温上昇を1.5℃未満に抑えないと人類破局(?) p32 グローバル・サウス 第二章 気候ケインズ主義の限界 p52 気候変動は経済成長の好機 p60 「十分な絶対的デカップリング」は不可能 p86-87 適応はダメ。全力出せ。 第三章 資本主義での脱成長を撃つ p121 脱成長とは 現時点での教訓 読む動機 前にもちらっと書いたけど、この本は途中まで読み進めたものの「あ、もう無理」ってなって、そのまま積ん読していた。 ただ、何かやけに売れてるのも気になるし、自分の周囲のかなり冷静な研究者でもこの本を褒めてる人がいたりする。それは一体何でなんだろう? 資本主義を否定するという考え方は、よっぽど画期的な代替案

            【読書ノート】人新世本の批判的検討:第一章~第三章 - 亀の名前を考え中。
          • 木澤佐登志『闇の精神史』 - logical cypher scape2

            「ロシア宇宙主義」「アフロフューチャリズム」「サイバースペース論」という三部構成で、近代や資本主義を脱しようとしたユートピア思想を概観していく。 SFマガジンでの連載をまとめたもの。 木澤佐登志の著作は以前から多少気になってはいたものの、自分の興味関心の中ではそれほど大きくなかったことと、何となく取り扱っている内容のあやしさを警戒して*1手を出していなかった。 今回、宇宙主義が取り上げられているということで、読んでみることにした。 とはいえ、もう少し宇宙主義以外の文脈もある。 読むまでの経緯とか 手に取ったきっかけ ロシア宇宙主義に以前から興味があったというのは、桑野隆『20世紀ロシア思想史 宗教・革命・言語』 - logical cypher scape2にも書いたことがあるので、引用しておく。 宇宙主義(コスミズム)への興味 コスミズムって最近時々名前を聞くけど、一体何なんだというのが

              木澤佐登志『闇の精神史』 - logical cypher scape2
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