コロナパンデミックで加速した科学や流体力学の知見から、従来の飛沫、空気感染(=airborne transmission)の定義の再考を行うべきとするレビュー(参考文献なんと206!)が、今朝のScience誌に。 はしかや結核… https://t.co/eKLQH2mIuU
予防接種を受ける子ども(2019年10月19日撮影、資料写真)。(c)Badru KATUMBA / AFP 【11月1日 AFP】世界的に再流行している麻疹(はしか)は、これまで考えられていた以上に害が大きい──1日付の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された研究で、はしかウイルスが免疫システムを「リセット」することが分かった。 【図解】世界のはしか感染者数 1〜7月 はしかは子どもがかかりやすい感染症で、人から人へ感染する。ハーバード大学(Harvard University)の研究者らが率いる国際チームは、はしかの予防接種を受けていないオランダの子ども77人を分析。はしかウイルスが体からこれまでにさらされた病原体に関する記憶を削除し、免疫記憶を実質的に消し去ることを明らかにした。 はしかウイルスは、過去にかかった病気を「記憶」する血液中のタンパク質である抗体を11~73%消し
添徹太郎記者(国際部) 「はしかの流行が起きているニューヨーク州の議会前です。 ここでは、ワクチンの接種を拒否する人たちが集会を開いています。」 「(安全性を)検証しろ!」 アメリカでは、すべての州で公立学校に通う子どもたちにワクチンの接種が求められています。 しかし…。 「子どもには、もうワクチンを接種させません。」 「ワクチンの接種は安全ではありません。」 訴えているのは、ワクチンの危険性です。 ところが、実はその主張のほとんどが、ソーシャルメディアで拡散した誤った情報なのです。 ワクチン拒否の運動に参加しているターシャ・ウィニンガムさんです。 ターシャ・ウィニンガムさん 「この人のページは、すばらしい情報源です。」 最もよくチェックするのが、ある女性のフェイスブックです。 科学的には不正確な内容も含まれています。 しかし、2人の娘を育てているウィニンガムさんは、子どもがワクチンで被害
サモアの村で麻疹の予防接種を受ける子ども。国連児童基金ユニセフ・サモア提供(2019年12月2日撮影、4日公開、資料写真)。(c)AFP PHOTO / ALLAN STEPHEN / UNICEF 【12月6日 AFP】麻疹(はしか)の流行を食い止めるため全国規模で予防接種を徹底する前例のない緊急作戦に踏み切った太平洋の島国サモアは6日、ソーシャルメディアで作戦を否定する投稿を拡散した男を逮捕したと発表し、反ワクチン運動のプロパガンダは容認しないと警告した。 【関連記事】はしかで62人死亡のサモア、全国で予防接種の緊急作戦 サモアでは10月半ば以降、子どもたちを中心に麻疹が大流行し、これまでに4歳以下の乳幼児54人を含む少なくとも63人が死亡している。背景には、予防接種は危険だと保護者に触れ回る「反ワクチン活動家」の存在があるとされる。 サモア政府は、5日と6日の2日間にわたって全民間企
【患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある公共交通機関又は施設】 3月7日(木) 東海道新幹線 のぞみ24号 6号車 新大阪駅から品川駅(13:45発⇒16:08着) オストレア oysterbar&restaurant 銀座コリドー通り店(21:00から23:00頃) ※ 店舗へのお問い合わせは御遠慮ください。 上記日時に当該公共交通機関及び施設を利用された方は、体調に注意し、麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診してください。 患者及び患者家族等の個人情報については、プライバシー保護の観点から本人等が特定されることのないよう、格段の御配意をお願いいたします。 (参考)大阪府報道発表 <都民の皆様へ> 麻しんは感染力がき
UNICEF=国連児童基金は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大している影響で、各地ではしかのワクチンの予防接種が中断され、1億人を超える子どもが予防接種を受ける機会を逃すおそれがあると発表し、新型コロナウイルスはほかの感染症のリスクも高めています。 ユニセフは、14日声明を出し、はしかの予防接種について「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、はしかワクチンの予防接種が中断され、世界で1億1700万人を超える子どもが接種の機会を逃がしてしまう」と発表しました。 外出制限などの影響で少なくとも24の国で、はしかの予防接種が中断され、さらに多くの国でも中断される見通しだということです。 ユニセフでは、それぞれの国や地域に対し、予防接種の機会を逃した子どもを把握し、可能になり次第、直ちに接種するよう要請しています。 はしかには高い予防効果のあるワクチンがあり、予防接種によって感染を防げますが、
アメリカで、はしかの患者がこの25年間で最も多い1000人近くに上りました。アメリカは、2000年にはしかの撲滅を宣言しましたが、CDC=疾病対策センターは、このままではその立場を失うことになると危機感を強めています。 感染は、東部ニューヨーク州や西部ワシントン州など全米の26の州で報告され、ほとんどの患者がワクチンを接種していませんでした。 アメリカでは、「はしかのワクチンによって自閉症が引き起こされる」といった誤った情報がSNSなどで広まっているほか、「宗教上の理由」をあげてワクチンを拒否する人が増えています。 ニューヨーク市などでは、ワクチンの接種を拒む人に罰金を科す対応を取っていますが、感染拡大は収まっていません。CDCは、このままでは長年の努力の末2000年に達成した「はしか撲滅」の立場を失うことになると危機感を強めています。 はしかは、発熱や、全身に発疹が出る感染症で、空気感染
東京や大阪をはじめ全国で相次いではしかの感染者が確認されています。海外から帰国したり、観光で入国したりした人から感染したとみられ、専門家は「海外に行く人などはワクチンの接種歴や抗体の状況を確認して、必要に応じてワクチンの接種を検討してほしい」と呼びかけています。 目次 《はしかはどんな病気?》 《はしかの感染防ぐには》 はしかは「麻疹(ましん)」とも呼ばれるウイルスによる感染症で、感染力が極めて強く、飛まつや接触による感染だけでなく、空気感染も起きることが知られています。 先月以降、各地ではしかの感染者の報告が相次いでいて、奈良県では海外から入国した男性が感染していたことが分かり、この男性と接触のあった別の男性も感染が確認されました。 また、今月1日にはアラブ首長国連邦から帰国した大阪府の男性がはしかに感染していることが分かり、これまでにこの男性を含め、同じ飛行機に乗っていた男女合わせて8
はしかの感染が日本でも相次いで報告されている。親がワクチンに否定的だったために子どものころに接種せず、その後はしかに感染・入院したという女性に当時の症状について聞いた。 【映像】戦慄…“自然派のママさん”の衝撃の一言とは? 「高校2年生のときだった。私が感染する少し前にクラスメートがはしかにかかって休んでいたので、おそらくクラスメートから感染したのだと思う。ワクチンは打っていなかった」 今から約30年前、はしかに感染したと話す南菜さん。重症化や後遺症などもあるはしかだが、一体どのような症状だったのだろうか。 「40度を超える熱が出た。それと同時くらいに顔などにプチプチと発疹が出てきて、母も『これははしかだ』となった。本当に起き上がれず、入院して、ひたすら点滴を打っていた。後遺症はなかったと思うが、1カ月ぐらいは本当に疲れやすく、体力は戻らなかった」 幸い後遺症はなかったようだが、1カ月ほど
来ました来ました! 今度は「はしか」がヤバいらしいです。UAEから帰国した20代男性がはしかに感染し、ニュースはその男性の移動経路を事細かに解説し、そして毎度おなじみの感染症の専門家様が「ワクチンを2回打つことが必要です」と締める。 コロナ以前、はしかに感染した人のことを大ごとのように報道してましたっけ? 感染症を大ごと扱いする感染症に、メディア人はかかってしまったようです。 それにしてもコロナ騒動期間中、メディアは手を替え品を替えあおりまくりましたね。「変異株」「後遺症」「ブレインフォグ」「ブレイクスルー感染」とかに加え、変異株の通称も「グリフォン」「エリス」「ケルベロス」だのおどろおどろしいものを盛んに報道。感染症について啓発することが正しい行為だと思い込んだか、「サル痘」までブームにしようとした。しかし、当時はコロナが怖過ぎて人々はピンとこなかったのか、変異株あおりに再び戻っていった
はしかに感染した人が各地で相次いで確認されていますが、SNSでは、はしかに感染した場合の症状を軽視し、ワクチンによる予防を否定する誤った情報が広がっています。 はしかは命に関わることもある一方、ワクチンが有効だと分かっている病気で、誤った情報には注意が必要です。 (動画は1分37秒 おはよう日本で放送したスタジオ解説です) 各地で感染者が確認されているはしかについて、旧ツイッターのXなどにははしかは自然に感染した方がよいとか、ビタミンをとれば治るのでワクチンは必要ないなどとする誤った情報が多く投稿され、13日午後8時の時点であわせて100万回近く閲覧されています。 中には「自然免疫獲得のチャンス」などとして、感染した人が利用した飲食店に行くことを促すような投稿もあり、およそ40万回見られていました。 はしかは感染力が極めて強いうえ、特効薬はなく、免疫を持たないまま感染すると、肺炎や脳炎で重
元気だった男の子が、小学2年生のとき、急に物忘れが多くなり、半年もたたずに歩くことも話すこともできなくなってしまいました。 赤ちゃんのときに感染したはしかが原因で、「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」という難病を発症したためでした。頻度は高くはないものの、はしかにかかった数年後に発症し、寝たきりになったり、命を落としたりすることもある病気です。 「はしかの怖さを知ってほしい」と、SSPEの患者と家族が取材に応じてくれました(2024年3月更新)。 (首都圏局/ディレクター 竹前麻里子) 当時、軽いかぜをひいた海人さんを母・洋子さんが市内の病院に連れて行ったところ、待合室の遠くのほうの席で「はしかにかかった」という声が聞こえてきました。 洋子さんは「海人にうつらないといいな」と感じましたが、その数日後、海人さんに高熱や発疹などの症状が出て、病院ではしかと診断されました。 はしかは、手洗いやマス
【AFP=時事】世界的に再流行している麻疹(はしか)は、これまで考えられていた以上に害が大きい──1日付の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された研究で、はしかウイルスが免疫システムを「リセット」することが分かった。 【図解】世界のはしか感染者数 はしかは子どもがかかりやすい感染症で、人から人へ感染する。ハーバード大学(Harvard University)の研究者らが率いる国際チームは、はしかの予防接種を受けていないオランダの子ども77人を分析。はしかウイルスが体からこれまでにさらされた病原体に関する記憶を削除し、免疫記憶を実質的に消し去ることを明らかにした。 はしかウイルスは、過去にかかった病気を「記憶」する血液中のタンパク質である抗体を11~73%消し去る。免疫力が新生児ほどにまで低下する子どももいた。 共著者の一人でハーバード大学のマイケル・ミナ(Michael Mena)
今週、都内の30代の女性と40代の男性の2人がはしかに感染していることが確認されました。都内ではしかの感染が確認されたのは3年前の2020年以来です。 都によりますと、いずれも都内に住む30代の女性と40代の男性がはしかに感染したとそれぞれ、10日と11日に医療機関から届け出がありました。 いずれも発熱や発疹、せきの症状があって、医療機関を受診したところ感染が確認されたということです。 都内ではしかの感染が確認されたのは3年前の2020年2月以来です。 先月、茨城県内の30代の男性がインドから帰国後、感染が確認されていて、2人はこの男性が乗っていた4月23日の同じ新幹線を利用していたということです。 はしかは発熱や発疹が出るウイルス性の感染症で、空気感染で広がり、感染力が極めて強く、合併症として肺炎や脳炎などを引き起こし、重症化すると死亡することもあるということです。 都は、2人が乗ってい
12月2日にドバイから帰国した10歳未満の女の子がはしかに感染していたことがわかり、愛知県は女の子と同じ飛行機に乗っていた人たちに感染が広がっている恐れがあるとして注意を呼びかけています。 愛知県によりますと、はしかの感染が確認されたのは愛知県春日井市に住む10歳未満の女の子です。 女の子は12月2日にドバイを出発して帰国したあと、3日に高熱が出て7日に発疹も出たため医療機関を受診し、詳しい検査の結果、はしかと診断されたということです。 はしかは免疫がなければ患者と同じ空間にいるだけで感染するおそれがあるなど感染力が極めて強いうえ、肺炎や脳炎を起こして重症化することもあります。 愛知県によりますと女の子が乗っていた飛行機は12月2日ドバイ国際空港発、関西国際空港行きのエミレーツ航空316便で、関西国際空港から自宅までは自家用車で帰宅したということです。 愛知県は、同じ飛行機に乗っていた人に
発熱や発疹を訴えて医療機関を受診していたさいたま市に住む30代の男性が「はしか」に感染していたことがわかり、市は発疹など「はしか」と疑われる症状が出た場合は事前に医療機関に連絡してから受診するよう呼びかけています。 男性は回復に向かっているということですが、市によりますと発熱などの症状があった今月10日から13日の朝にかけてJR京浜東北線の与野駅と王子駅の間、また東京メトロ南北線の王子駅と王子神谷駅との間利用していました。 また、今月13日夕方には東京メトロの王子神谷駅から駒込駅や池袋駅を経由して西武狭山線の西武球場駅に向かいメットライフドームで、西武対ロッテの試合を観戦したということです。 はしかは高熱などが続き全身に赤い発疹が出るのが特徴で、空気感染で広がるなど感染力が非常に強く、妊婦が感染すると流産や早産となるおそれもあります。 市は発疹や発熱などはしかが疑われる症状が出た場合は、医
感染力が非常に強いはしかの感染者数は、国立感染症研究所のまとめで、先週の時点でことしは7人で、去年やおととしの1年間の感染者数を上回りました。 発症すると重症化することもあるとして、専門家は抗体検査やワクチン接種を呼びかけています。 はしかは、発熱やせき、発疹が出るウイルス性の感染症で、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、肺炎や脳炎を引き起こして重症化したり、死亡したりする場合もあります。 国立感染症研究所が23日発表した速報値によりますと、ことしの感染者数は今月14日の時点で7人となりました。 都道府県別では、東京都で3人、茨城県、神奈川県、新潟県、それに大阪府でそれぞれ1人となっていて、このうち東京都の2人と新潟県の1人は今月14日までの1週間に確認されました。 はしかの感染者数は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、海外との往来が減った影響などから減少し、去年とおととし
12日、東京都は男女2人がはしかに感染したと公表しました。都内ではしかの感染が確認されたのは3年ぶりです。 都によりますと、はしかに感染したのは都内在住の30代女性と40代男性で、3日に発熱やせきなどの症状が出たため、その後、医療機関を受診しました。現在は入院していて、症状は落ち着いているということです。 2人に面識はありませんが、先月23日に東海道・山陽新幹線「のぞみ50号」9号車の新神戸駅−東京駅で同じ車両に乗っていました。 また、男性は今月4日に東海道新幹線「こだま740号」10号車の三島駅−新横浜駅に乗ったということです。 都内ではしかの患者が確認されたのは2020年2月以来、約3年ぶりです。 はしかは感染症法上の5類感染症で、主な感染経路は空気感染です。 感染力が極めて強く、10日間ほどの潜伏期間を経て発熱やせき、発疹などの症状が出ると言われています。 都は、まだ予防接種を受けて
国内で「はしか」の感染が広がりつつあります。 はしかは感染力が極めて強く、発症すると重症化して命に関わることもあります。 最新の感染状況、症状の特徴、感染が疑われる場合の対応などをまとめています。 (5月23日現在) 東京都内では3年ぶり 全国で去年上回る感染者数 4月27日、インドから帰国した茨城県内の30代の男性の感染が確認されました。 茨城県は、この男性が乗車した新幹線の車両や、利用した医療機関を公表するなどして注意を呼びかけました。 その後、同じ新幹線に乗っていた東京都内の30代の女性と40代の男性の感染が確認されました。 東京都内で感染が確認されたのは、2020年以来3年ぶりです。 23日、国立感染症研究所が発表した速報値では、ことしの感染者数は5月14日の時点で7人となっています。 はしかの1年間の感染者数は、全数調査が始まった2008年には、国内で大規模な流行があり1万101
先進国ではほぼ撲滅したとされてきたはしか(麻疹)に感染する人が、欧州で増えている。世界保健機関(WHO)によると英国、ギリシャ、チェコ、アルバニアの4カ国が今夏、初めて「はしか排除国」の認定を取り消された。感染の広がりの背景に、親が子どもの予防接種を拒否する傾向が指摘されている。 この4カ国は過去1年の伝染状況から8月、排除国認定を外されており、2012年にこの認定手続きが始まって以来、初めてのケース。欧州の53カ国中、排除国に認定されているのは35カ国で、日本や米国も認定されている。 欧州では今年1~6月、昨年1年間の感染件数、約8万4千を上回る約9万の感染が確認され、37人が死亡した。16年の約5千と比べると既に17倍で、この数年で急増している。WHOは予防接種率の低下と関連があるとみている。 オランダはまだ排除国に認定されているものの、予防接種率が16年に94%に低下し、17、18年
米ニューヨーク州ロックランド郡で、保険局に入る看護師(2019年4月5日撮影、資料写真)。(c)Johannes EISELE / AFP 【6月14日 AFP】米ニューヨーク州議会は13日、麻疹(はしか)の大流行と反ワクチン運動の広がりを受け、宗教上の理由による予防接種の免除規定を廃止する法案を、激論の末に賛成多数で可決した。はしかの予防接種は学校で義務付けられているが、宗教を理由に親が子どもへの接種を拒否することが可能となっていた。 アンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は既に法案に署名する方針を示しており、免除規定は廃止される見通し。米国では既にカリフォルニア州など、幾つかの州が宗教上の理由に基づく接種拒否を禁じている。 米国は2000年に麻疹の「根絶」を宣言したが、今年に入って国内で1022件の感染例が報告されている。(c)AFP
先月、中東から帰国した5人がはしかに感染しているのが相次いで確認され、武見厚生労働大臣は今後、国内で感染が広がる可能性があるとして、注意を呼びかけました。 はしかはヨーロッパや東南アジアなどで流行していて、国内では先月下旬、UAE=アラブ首長国連邦から関西空港に到着した旅客機に乗っていた、大阪府、愛知県、岐阜県に住む男女合わせて5人の感染が7日までに確認されました。 武見厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、「特にヨーロッパでは前年度の30倍以上に報告数が増加し、重症例や死亡例も確認されている。海外への渡航が再び活発化していることから、国内で今後、感染が広がる可能性がある」と述べました。 そのうえで、はしかは空気感染で広がり、感染力が極めて強いことから、▽必要な人は予防接種を検討すること、▽自治体から発信される患者の発生情報などに注意すること、▽はしかを疑う症状がある場合は公共交通機関の利
はしかの感染者が東京や大阪をはじめ全国で相次ぐ中、各自治体は感染者の行動歴を公表しています。 なぜ公表するのか?その基準は? そして、公表された場所に居合わせたらどうすればいいのでしょうか? はしか感染者の公表は はしかは「麻疹(ましん)」とも呼ばれる、ウイルスによる感染症で、感染力が極めて強く、飛まつや接触による感染だけでなく、空気感染も起きることが知られていて、先月以降、各地ではしかの感染者の報告が相次いでいます。 感染が確認された自治体は、感染者が ▼何月何日の何時にどこにいたのか ▼何時にどこに向かう交通機関を使ったのか ▼利用した店や施設の名前 などを公表しています。 このうち大阪市保健所は、今月12日に感染が確認された男性が、3月6日の午後3時ごろに大阪市内のカフェを利用したことなどを公表しました。 一方、SNSでは同じ日に大阪市で開かれたイベントの参加者が、チケットを販売した
麻疹ウイルス粒子の透過型電子顕微鏡画像(着色)。一つひとつの粒子は、ウイルスが宿主細胞の表面から離れる際に細胞膜から獲得したリポタンパクの外膜(灰色)に覆われている。(MICROGRAPH BY UK HEALTH SECURITY AGENCY/SCIENCE PHOTO LIBRARY) 特徴的な赤い発疹で知られる麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスによって引き起こされ、空気、飛沫、接触を通して感染する。ワクチン未接種の状態でさらされれば10人中9人が発症するという、現存するウイルスの中でも特に強い感染力をもつ。大半のケースは軽症で済むものの、最初の感染から数カ月から数年後に深刻な合併症が引き起こされる場合もある。 世界保健機関(WHO)によれば、2023年には世界で30万人超の感染が報告され、2022年に比べて8割近く増えた。特にヨーロッパでは増加が著しく、2023年には前年比で40倍以上
国内で「はしか」の感染が広がりつつあります。 はしかは同じ部屋にしばらくいるだけで空気感染し、発症すると重症化して命に関わることもあり、専門家は「侮ってはいけない病気だ」と警戒を呼びかけています。 最新の感染状況、症状の特徴、感染が疑われる場合の対処法などについてまとめました。(6月1日現在) 広がりつつある「はしか」 これまでに6都府県10人 感染力が強い「はしか」。 それを端的に示すケースがことし報告されました。 4月、インドから帰国した茨城県内の30代の男性の感染が確認。 その後、同じ新幹線に乗っていた東京都内の30代の女性と40代の男性の感染が確認されました。 さらに、その後、この男女のどちらかと接触した子ども2人の感染も確認されています。 国立感染症研究所は「感染性を有する期間に不特定多数の方と接触があった可能性があり、今後、広域的な感染拡大の可能性が危惧される」として注意を呼び
WHO=世界保健機関は、ことしに入って世界全体ではしかの患者が去年の同じ時期の3倍近くに達したと発表し、はしかの感染が世界的に急増しているとして、ワクチンの接種を徹底するよう呼びかけています。 これは、去年の同じ時期の3倍近くに達していて、特に、予防接種を受けたことがない大人や若者などが多い国で流行が広がっているということです。 地域別では、医療体制が整っていないアフリカで去年の同じ時期の9倍にのぼっているほか、東アジアや東南アジアなどの西太平洋地域で2.3倍になっています。 また、アメリカでも過去25年間で患者が最も多く、ワクチン接種が普及しているヨーロッパでも前の年を上回る9万人近い患者が報告されているということです。 WHOは、「地域や年齢層によって、ワクチンを受けている人と受けていない人がいるため、ワクチン接種率が高い国でも流行が広がっている」と分析しています。 WHOは、はしかの
WHO=世界保健機関ははしかに感染した人の数が去年、世界で86万人あまりにのぼり、1996年以降最も多くなったという統計を発表し、新型コロナウイルスの感染が広がる中でもはしかの予防接種が滞ることがないよう各国政府に呼びかけています。 WHOは12日、はしかに感染した人の数が去年、世界で86万9770人にのぼり、1996年以降減少傾向にありましたが、去年はこの23年間で最も多くなったと発表しました。 また、死亡した人の数は20万7500人と推定されるということです。 WHOは、従来から感染が広がるアフリカ地域に加え、ジョージアや北マケドニア、南太平洋のサモアなど、世界の広い範囲で流行していて予防接種が徹底されていないことが原因だとみています。 新型コロナウイルスの感染が広がる中、ユニセフ=国連児童基金は、医療機関がひっ迫し、はしかの予防接種にあたる医療従事者が不足していることや感染を恐れて保
4月26日にスイス・ジュネーブで行われたオンライン会見で、協力や支援を呼びかける世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=大室一也撮影 新型コロナウイルスの拡大で他の感染症のワクチン接種に影響が出ているとして、世界保健機関(WHO)は26日、国連児童基金(ユニセフ)やワクチン普及に取り組む国際的な枠組み「Gaviワクチンアライアンス」とともに、各国政府、製薬会社などに対して協力と支援を呼びかけた。2030年までに5千万人が犠牲になる事態を避けるのが目標という。 【グラフ】新型コロナの流行が他の感染症に与えた影響は? WHOによると、コロナの感染拡大により、現在50カ国で60の予防接種キャンペーンが中断している。2億2800万人の子どもが、はしかや黄熱病、ポリオなどに感染する危険にさらされている。パキスタンやイエメンなどでは、はしかの深刻な流行が起きているという。 WHOやユニセフなどは連携
日々あるたくさんのニュースの中から、何となく気になった記事を私なりの解釈で分かりやすく書いているつもりです。ちょっとした読み物として読んで頂き、皆さんの何かのお役に立てれば幸いです。 元の記事の内容 記事の解説とフィクコメント 記事を読んで まとめ 注目ニュース 米国の「はしか根絶」が破綻し、真の脅威が訪れる日がやってくる 元の記事の内容 米国が2000年に宣言したはしか(麻疹)の「根絶」が破綻寸前の危機に陥っている。「D8型」の流行を受け、年間症例数は19年に入り半年足らずで過去最高を更新した。築き上げた“牙城”を突き崩す真の要因には、経済でも医療でもない国民の「ある意識」が挙げられる。 wiredより記事引用 今回注目した記事のページです。 wired.jp 記事の解説とフィクコメント 米国が2000年に宣言したはしか(麻疹)の「根絶」が破綻寸前の危機に陥っている。「D8型」の流行を受
麻しん(はしか)の報告が各地で相次いでいます。人の往来が増えた2023年は例年より感染者数が多い状況でした。「麻しん」と聞くと、子どもの感染症と思われがちですが、ワクチンが定期接種化されてから、大人の感染例が主体となっています。自身のワクチン接種歴や、麻しんの典型的な経過を確認しておきましょう。 麻しんの現在麻しんが全数届出になった2008年の年間届出数は約1万例で、そのあとは激減の一途をたどっています。海外からの旅行者やワクチン未接種者における集団発生によって2019年に一度リバウンドしたものの、2021年・2022年はともに6例と極めて少なくなりました。 しかしながら、2023年は合計28例が報告されています。去年は、新型コロナの5類感染症移行によって、人の往来が増え、やはりリバウンドしている印象です。 2024年は、大阪府の航空機搭乗者が麻しんを発症し、その後、岐阜県、愛知県、兵庫県
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麻しん(はしか)の患者さんが世界で大きく増えており、2019年には世界で20万人以上亡くなったという報道がありました(※1)。 麻しんで亡くなる方は、2016年に約9万人と過去最低になっていましたが、2018年には、患者数は1000万人に急増し死亡者数は14万人となっていました。 その時期より現在は、麻しんがさらに増加してきていることになります(※2)。 世界における麻しん(はしか)の発生数。文献※2より引用(※1)はしか死者、世界で20万人超 (※2)Nature 2020; 580:446-7. 日本でも、戦前には1年間に麻しんで1万人の子どもが亡くなっていましたように、麻しんは決して油断できない感染症です(※3)。 では、麻しんに対する対策は、現在の日本ではどうなっているのでしょうか? (※3)新型コロナが怖くて予防接種しないとどうなる? 小児科医が恐れる感染症の怖さ 麻疹の致死率は
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