歴史を主体的に動かすのは男性であり、女性は飽くまでわき役でしかないと思われがちですが、女性がいたからこそ命が紡がれ歴史が動いてきたということを忘れてはいけません。特に、皇帝の跡継ぎを生み出す役割を担っていた後宮にいた女性たちは歴史を動かすための大きな役目を果たしてきました。 後宮といえばいつの時代も女同士のドロドロとした戦いが繰り広げられてきたいわば女の戦場です。特に漢代の後宮は外戚や宦官の争いも相まってとんでもないカオス状態でした。今回はそんな漢代の後宮事情についてご紹介したいと思います。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取