大阪府河内長野市のイベントで男児(4)の右腕に液体がかかり、やけどを負った事案で、男児が当時着ていた服から瞬間接着剤の主成分が検出されたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。この成分は布などに付着すると、素材によっては100度近くの高熱を発する可能性もあるといい、大阪府警が当時の状況を調べている。 【写真】事件のあった現場ではイベントが行われ大勢の人が集まっていた 捜査関係者によると、主成分は「シアノアクリレート系樹脂」で、男児が着ていたパーカーの袖の付着物から検出された。この成分を含む接着剤は布や紙など繊維質の素材に付着すると、浸透して固まる過程で化学反応が進み、高熱を発することがある。 府警によると、男児と母親は19日、河内長野市役所の駐車場で市制70年記念のイベントを見学。午前9時50分ごろ、男児がうずくまって泣いているのに母親が気付き、男児が着ていたパーカの袖をまくったところ