米Tesla(テスラ)の株価急落、米Apple(アップル)の電気自動車(EV)撤退、米Ford Motor(フォード)のEV事業赤字、ドイツMercedes-Benz(メルセデスベンツ)グループ(以下、Mercedes-Benz)の完全EV化撤回、販売台数の伸び率でハイブリッド車がEVを逆転……。世界の政府や自動車業界、メディアが喧伝(けんでん)してきた「EVシフト」が明らかに変調を来している。世界は何を間違えたのか。そして、自動車メーカーは生き残りを懸けてどこに向かうべきなのか。Touson自動車戦略研究所代表で自動車・環境技術戦略アナリストの藤村俊夫氏が分析する。その第1回は「EVシフト」失速の訳に迫る。 自動車業界では、2016年くらいから二酸化炭素(CO2)削減の手段として、「EVシフト」が叫ばれるようになった。理由は、中国におけるEV補助金の開始や、ドイツVolkswagen(フ
車の最新技術 更新日:2024.05.20 / 掲載日:2024.05.17 集合住宅でのBEV生活を考える【池田直渡の5分でわかるクルマ経済】 文●池田直渡 東京都は、2025年4月以降、新築マンションへの充電設備設置の義務化を決めた。適用が開始されるとひとまず駐車台数の2割に充電器の設置が義務付けられる。 筆者の長年の持論は、BEVやPHEVを維持するならば、自宅に普通充電器があることが前提である。なのでこれはひとまず朗報と言えるだろう。国や自治体にもよるが、充電インフラ補助金適用範囲の拡大も決まった。 「東京都マンションEV充電器情報ポータル」。2025年から都条例によって都内の新築マンションにEV充電器設置が義務となる。 とは言え、あくまでも東京に限り、今後新築マンションに徐々に設備整備が進んでいく話だ。誰もが新築マンションに入居するわけでもないし、そもそも都内在住でもない。なので
運転していると窓の曇りが気になることがあります。その原因とは何なのでしょうか。またお手入れの方法とはどのようなものなのでしょうか。 クルマの窓ガラス内側「水拭き」だと余計に曇る!? その理由は? クルマの窓ガラスの汚れが気になり、洗車するもののしっかり落としきれないこともあります。 その原因は窓ガラス内側の汚れ。どうやって掃除したらよいのでしょうか。 黄砂や花粉、砂などで、クルマが汚れてしまったら丁寧に洗車しますが、なかなか窓ガラスの汚れが落ちきらず、納得できる仕上がりにならなかった経験を持つ人もいます。 その原因は、窓ガラス内側にあることがあります。それでは、内側の窓の汚れはどのように掃除したらよいのでしょうか。 そもそも窓ガラス内側の汚れの原因は、大気中のほこりやチリ、乗っている人の汗や手垢、車内で飲み食いしたときの食べかすなどです。 とりわけ気になるのが、前方を確認するときに必ず見る
マニュアル・トランスミッションのプジョー406クーペに乗る金子邦雄さん。シルバーの美しい406クーペを前に目を細める金子さんはかつて住んでいたパリで見たという初対面の時の思い出を今なお強烈に憶えているという。 カッコイイ先輩みたい 早朝、約束の場所に銀色のプジョー406クーペと一緒にやって来た金子邦雄さんが身につけていたものは、一見オーソドックスだがセンスがよく上質なものばかりだった。406クーペも、実は並行輸入の希少な左ハンドルの5段MT仕様だ。「やわらかくてふくよかなだけじゃなく、リア・フェンダーのホイールアーチから前に続く、薄い繊細な線が絶妙だよね」なんてことを、さらりと口にされる。「ドアに向かってさらに前に続くこのライン。これが効いているよ。後ろ姿もいいでしょう? 腰つきがセクシーだよね。美しいものが好きで、愛のために生きているような、イタリア人やフランス人がいかにも造りそう」。
事故の原因については今も様々な意見が存在するが、その中のひとつに、セーフティカーがあまりにも遅すぎたため、その間にF1マシンのタイヤの内圧が下がり、それがセナの事故に繋がったという論調もあった。 この時セーフティカードライバーを務めていたマックス・アンジェレリは当時のことを振り返り、パフォーマンスが著しく劣るセーフティカーから100%のパフォーマンスを引き出したと自信を持っているものの、事故が起きたことについては、長きにわたって自責の念に捉われ続けたという。 セーフティカーがF1に正式に採用されたのは、1993年のことだった。今でもF1ドライバーたちは、「セーフティカーが遅すぎる」と苦言を呈することが多いが、当時のセーフティカーは今以上にF1マシンとのパフォーマンス差が大きく、セーフティカードライバーのアンジェレリにとっては、まさに悪夢のような状況だったようだ。 このアンジェレリの助手席に
静岡県の富士スピードウェイでデモ走行する「シボレーコルベット」。GMはもちろん米国を代表するスポーツカーだ=GMジャパン提供 日本でアメ車どうなる?(上) 日本ではアメリカ車(アメ車)の人気がさえない。かつてビッグ3と呼ばれた米国メーカーのうち、フォードは日本から撤退。ステランティスとなった旧クライスラーが日本で展開するブランドはジープだけとなった。これまで日本メーカーと関係が深かったゼネラル・モーターズ(GM)はどうなのか。気になってGMの日本法人を訪れて聞いてみた。 GMは日本との関係が深い。1915年に輸入車ディーラーのヤナセが高級車「キャデラック」などを輸入し、27年には大阪に日本ゼネラルモーターズ(現在のGMジャパン=GMの100%子会社=の前身)ができたという。 戦後、GMは71年にいすゞ自動車、81年にスズキ、2000年に富士重工業(現在のSUBARU)と資本提携するなど日本
ニューヨーク・タイムズ紙は、Appleが過去10年以上をかけ、100億ドル(5月13日時点のレートで約1兆5600億円)以上を投じたと報じている。 AppleのEV開発は「プロジェクト・タイタン」と呼ばれている。自社ブランドでの自動運転EVの開発を目指した野心的な計画だ。 米ワシントン・ポスト紙は今年2月、Appleが67台のテスト車両をカリフォルニア州陸運局(DMV)に登録していると報じている。秘密主義のAppleがプロジェクトの存在を公式に認めることはほとんどなかったが、こうした点から、EVプロジェクトはもはや“公然の秘密”となっていた。 なぜこの計画は、日の目を見ることなくひっそりと幕を閉じたのか。もし完成していれば、発表予定だった2026年、私たちはどのようなクルマに乗れたはずだったのか。 「異例の公道テスト」で期待感が高まっていた カリフォルニア州クパチーノのApple本社近隣で
投稿日: 2024年5月5日 13:00 TEXT: 桃田健史 PHOTO: Tesla, Inc./Euro NCAP/WEB CARTOP この記事をまとめると◾️昨今のクルマではさまざまな操作をタッチパネルに統合しようとする動きがみられる ◾️欧州の自動車アセスメント「Euro NCAP」が一部操作系が物理スイッチであることを評価項目にすることを発表した ◾️タッチパネルによる操作系の統合には賛否両論の声がある Euro NCAPが物理スイッチの復活を要求 Euro NCAP(ユーロ・エヌキャップ)が3月に出した提言に対して、自動車産業界やユーザーの間で賛否両論がある。これは、昨今のトレンドである車内タッチパネルのあり方を見直し、手動のスイッチである、いわゆる「物理スイッチ」の採用を求めるものだ。 物理スイッチでエアコンを操作する様子画像はこちら Euro NCAPとは、欧州のニュー
ANAグループで空港の車両整備を担う会社が、EV化した特殊車両の“初号機”を公表しました。減価償却を済ませた古い車両を自社でレストア、EV化し、その価値を1千万倍以上に高めるという日本初の取り組みです。 対象車は1.4万台以上? まずは「ベルトローダー」電動化 ANAグループで、GSE(航空機地上支援車両)のメンテナンスを担う全日空モーターサービスが、航空機への貨物積み込みで使うベルトローダー・エンジン車を、自社EV化することに成功し、初号機”を公表しました。減価償却を終えた退役車両を電動化することで新たな価値を創造する国内航空業界初の取り組みです。 拡大画像 EVコンバージョンで蘇った電動ベルトローダー車。開発者自らが運転して充電に向かう(中島みなみ撮影)。 真新しく新車同然に見えるベルトローダー車を前に、全日空モーターサービスの辻村和利社長は、少しうれしそうでした。 「この車両、199
飲酒運転・ひき逃げ・店舗突入が常態化した背景には、1960年代の国策がある。ノーベル経済学賞に最も近い日本人といわれた経済学者の宇沢弘文氏は著書のなかで、無秩序な自動車依存とそのコストの問題を指摘している。 飲酒運転・ひき逃げ・店舗突入が毎日のように報じられる。なぜこのような状況が常態化したのか――。一言でいえば「国策」の結果である。 日本でモータリゼーションが始まる1960年代に、ある高名な経済学者が 「できるだけ多数の国民が自動車を保有することが交通政策の理想」 だと主張して、 1.自動車税の低減 2.自動車保険の普及と低率化 3.自動車ローンの低金利策 4.高校体育実技で運転実習を行う 5.運転免許を簡単に取れるようにする 6.自動車取締法規を簡素化する などと提言している。 さらに道路がなければ自動車は機能しない。戦後すぐに衆議院議員となった田中角栄元首相(1918~1993年)が
1: ゆううつちゃん 2024/05/25(土) 18:43:52.50 ID:??? TID:taylor 実際にオーナー参加型イベントや走行会の取材に行くと、若手参加者が多く見られます。 このような光景を見ると「世間が思うほど若者のクルマ離れは起きていない」と自信を持って言えるのです。 反対にこれらのイベントでは30代半ばから40代前半あたりの中間の世代が少ないと感じます。これはちょうど10年ほど前に若者のクルマ離れが騒がれ始めた当時の若者に当たる年齢層です。 「あの頃の日本車や自動車文化は良かった」と言われることが多いのはバブル期が中心です。 クルマが若者文化の中心であり、映画やドラマでもクルマが「名脇役」として多く登場することで「あのクルマに乗るのがカッコイイ」と、 (抜粋) (続きは以下URLから) https://news.yahoo.co.jp/articles/6b3935
入山章栄 (構成・長山清子、編集・小倉宏弥、連載ロゴデザイン・星野美緒) May. 16, 2024, 06:30 AM ビジネス 今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。 中国の大手スマホメーカーのシャオミ(Xiaomi)が、EV事業に乗り出して話題になっています。なぜアップルが撤退したEV市場に参入できたのでしょうか。入山先生は「この事象はとても興味深い。でも、シャオミが日本に来ても成功は難しい」と解説します。 【音声版の試聴はこちら】(再生時間:19分00秒)※クリックすると音声が流れます
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