山梨県富士河口湖町で、外国人観光客に人気の富士山撮影スポット、通称「富士山ローソン」で目隠し幕が設置されたことを契機に、各国メディアが相次いで日本のオーバーツーリズム問題をとりあげている。 「崖っぷち」と報道「日本が誇る『おもてなし』精神も崖っぷち」—。米紙ワシントン・ポストは、マナー違反続出で「富士山ローソン」に幕を張るという「極端な措置」がとられたとして、訪日客に対する日本人の不満の高まりに警鐘を鳴らした。新型コロナウイルス禍後の観光ブームに、急激な円安が訪日客増加に拍車をかけたと背景も伝えた。 日本のホテルやタクシー、商店では客を恭しくもてなす「おもてなし」が浸透するのに、個々の客に十分なサービスができなくなる懸念が出てきたと紹介。「観光客は、平和で情緒あふれる日本経験ができなくなる」と危惧する英国系の旅行業者の声を載せた。 「日本人の賃金低下、背景に」米ブルームバーグ通信では、コラ
直木賞作家の今村翔吾さんが4月、東京・神保町にシェア型書店をオープンさせた。これまでも大阪や佐賀で書店を運営してきた今村さんが、なぜ「本の街」に新たに書店をオープンしたのだろうか。 「どうぞ!」。司会のかけ声と共に、参加者が一斉にテープカットをすると、大きな拍手と歓声が起こった。4月27日、本の聖地・神保町の一角にシェア型書店「ほんまる」が誕生した。今村さんは「出版業界をあきらめないための反撃の本丸として、『ほんまる』が神保町にできたことを喜びます。今日ここから、出版の灯を絶やさないための反撃に出ます。歴史の一ページになるよう頑張っていきます」とあいさつした。 シェア型書店とは、本屋の棚を「棚主」が借りて、おすすめの本などを販売する新たな書店の形だ。比較的小規模なサイズ・低費用で棚を借りることができたり、他の棚主や本に関わる人たちとのつながりを作れたりする利点があり、近年少しずつ広がってい
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