東京五輪の選手村があったことでも記憶に残る東京都中央区の晴海エリア。付近を歩くとユニークな外観をした建物に気づきます。見た人から「ゲームボーイかと思った」「ブラウン管テレビをたくさん貼り付けたみたい」と評されるデザインは、この50年、名前や運営を変えながら残り続けたホテルです。経緯を取材しました。(withnews編集部・朽木誠一郎) 東京オリンピックの選手村があった東京都中央区の晴海エリア。再開発中の街を歩くと、月島警察署を挟んで旧選手村の反対側に、ユニークな外観をした建物が佇んでいることに気づきます。 ネットで「ゲームボーイかと思った」などと書き込まれるデザインは、高度経済成長期に一部の建築家たちにより行われた、「メタボリズム」建築を思わせるものです。メタボリズムとしては、黒川紀章さんの中銀カプセルタワービルが有名です。 一体これは何なのか、調べてみました。結論から言うと、これは197