2022年10月4日、ウクライナ東部ハリコフ州クピャンスクで損壊したロシア軍戦車の脇に立つウクライナ兵(AP=共同) オランダの軍事情報サイト「Oryx」は10日までに、ロシアのウクライナ侵略で撃破が確認された露軍の戦車が1000両に達したと報告した。同サイトの軍事アナリスト、ヤノフスキ氏は米CNNテレビに、実際の損害はさらに多いと指摘。「露軍は侵略開始時点で運用可能だった戦車約3000両のうち、少なくとも半数を喪失したとみられる」との見方を示した。 インターネット上に投稿された写真など公開情報から両国軍の損害を追跡する同サイトの報告は、精度が高いと評価されている。 同サイトによると、10日までに確認された露軍の戦車の損害は、撃破1012両▽損傷80両▽放棄75両▽鹵獲(ろかく)546両。一方、確認されたウクライナ軍の戦車の損害は、撃破271両▽損傷27両▽放棄17両▽鹵獲142両-として