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シンエヴァの検索結果41 - 80 件 / 128件

  • シン・エヴァと視線の物語(見終わったら、2周目前に読もう)|深津 貴之 (fladdict)

    シン・エヴァンゲリオン劇場版映画みてから読んでね。。2周目を見る前にチェックしたい、考察ポイントの答え合わせ。 見る前のやつに言えることは、「しっかり事前にトイレに行って、飲み物は注文するな」それだけだ。 下記は、上映前の予想note。 視線の話エヴァQに続いて、シン・エヴァは「視線」の物語でした。よかった!理解が間違ってなかった! 設定を追いかけるよりも、みなの視線をおいかけ、誰の視線がいつ交わったか…を見ると、楽しく見れると思う。 エヴァQが「大人がシンジと目をあわせない断絶の物語」だったのに対し、シン・エヴァの序盤は「シンジが他者と目を合わせない断絶の物語」。中盤以降が「シンジが他者と目をあわせようとすることで、交流が蘇る物語り」。 エヴァQでは、物語り全編をつうじて、大人がまったくシンジと目を合わさない。シンジの孤立と、大人の視線がリンクしてる。ミサトはバイザーを被り、ゲンドウはゼ

      シン・エヴァと視線の物語(見終わったら、2周目前に読もう)|深津 貴之 (fladdict)
    • シンエヴァ見てきた(たぶんネタバレがある)

      私はエヴァンゲリオンを経由せずに生きてきてて、初めて見たエヴァは夫に付き合って映画館で見た破。せめて序を見ておきなよと言われたけどまあ大丈夫だろあんだけ有名なエヴァンゲリオンだし見たらわかるだろうというノリで見た。舞台背景が全くわからないけどウジウジした主人公の少年が目的を見つけて頑張って報われたっぽく終わり、まあまあ面白かった。スタッフロールにかつて同じ職場で働いた人の名前があってオッと思った。映画を見た後にアレはなんなのコレはなんだったのと夫に聞いたら喜んで色々と解説してくれた。序も見てみる?と聞かれたけどだいたいわかったから断った。それにパズドラのコラボで見たから俺は知ってるんだ。 Qも映画館で見た。いきなりよくわからなさが増した。前回の終わりがめでたしめでたしだったはずなのに全然めでたくなかった感じだったが誰も何があったかを教えてくれない。碌に語らないくせにみんなして知らない用語を

        シンエヴァ見てきた(たぶんネタバレがある)
      • 東、宇野、岡田、(大塚)とアフターシンエヴァの日々|amboyuya

        記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 また『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』についてつらつらと書く。エヴァについて考えると、語るべき内容がまとまらないので困る。が、この作品においては考えるまでのプロセスを公開し、それを読んでもらうことも大事なことだと思う。というわけで今回も長い。 友達と2回目のシンエヴァ鑑賞を終えた。が、1回目はあれほど胸にふるえるものがあったはずなのに、2回目はこれといって何も感じなかった。種明かしをされている分、情報がスムーズに入りすぎる感じか。洗脳が解けた後なんてこんなものである。 とは言うものの、同行した友達はオイオイ泣いていた。第3村の日々を音楽と一枚絵のスライドショーで表現するパートですでに泣いていたので、横目で様子を伺いながら「いや正直ここは特にアレな部分だぞ……」と思っていたのだが

          東、宇野、岡田、(大塚)とアフターシンエヴァの日々|amboyuya
        • 『シン・エヴァ』、私たちは「ゲンドウの描かれ方」に感動するだけでいいのか? 根本的な疑問(杉田 俊介) @gendai_biz

          * * * * 【注意】本稿は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』、『エヴァンゲリオン』シリーズのネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。 * * * * 出発点であり、到達点ではない 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(以下『シン』)を観る前に、私が考えていたのは、ループでも並行世界でも続編でもぶん投げでもなく、ちゃんと「終わり」を見せてほしい、ということだった。作中の大人たちの行動と責任を、そして庵野監督の成熟と喪失を見てみたかった。何より作中のシンジ、レイ、アスカら子どもたちを解放してあげてほしかった。それに比べれば、作品として成功か失敗かは二の次に思えた。 2021年3月8日、公開初日の朝、劇場で『シン』を観終えた時、こう感じた。庵野監督は、可能なすべてに決着をつけていた。過剰な欲望の表現ではなく、成熟の道を選んでいた。これまでの『エヴァ』の物語に、登場人物たちの人生に

            『シン・エヴァ』、私たちは「ゲンドウの描かれ方」に感動するだけでいいのか? 根本的な疑問(杉田 俊介) @gendai_biz
          • 【シンエヴァネタバレ解説】残酷な天使のように 少年よ宇部興産のすごい技術者になれ|アラスカ4世

            記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 この記事では宇部興産という企業に注目しつつ、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の新しい作品解釈を提示します。記事の約6割が宇部興産の説明、残りがエヴァの感想と解釈で構成されています。 筆者が宇部興産に着目した経緯初見で釈然としなかった部分 映画の前半の主な舞台は第三村という名前の村だ。シンジ、綾波、アスカは放浪の末にこの村にたどり着く。前近代的な手作業による農業を主産業とするこの奇怪な村で、綾波が農作業や挨拶を通じて社会性を高めたり、シンジが鬱状態から立ち直ったり、トウジなどのキャラクターが登場したり、心温まる(?)エピソードが続く。 しかし結局補給を受けられない綾波はポンジュースになってしまう。アスカは「村は守る場所であって居場所ではない」と言って最初から最後まで村の人々や村での

              【シンエヴァネタバレ解説】残酷な天使のように 少年よ宇部興産のすごい技術者になれ|アラスカ4世
            • エヴァンゲリオン公式 on Twitter: "既に海外配信は発表されておりますが、ほどなく劇場での上映を終える『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、日本でも8月13日(金)よりAmazonPrimeVideoにて配信されることが決定しました。各所より国内配信のご要望多くいただき… https://t.co/G0W2r7g16V"

              既に海外配信は発表されておりますが、ほどなく劇場での上映を終える『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、日本でも8月13日(金)よりAmazonPrimeVideoにて配信されることが決定しました。各所より国内配信のご要望多くいただき… https://t.co/G0W2r7g16V

                エヴァンゲリオン公式 on Twitter: "既に海外配信は発表されておりますが、ほどなく劇場での上映を終える『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、日本でも8月13日(金)よりAmazonPrimeVideoにて配信されることが決定しました。各所より国内配信のご要望多くいただき… https://t.co/G0W2r7g16V"
              • 邦キチ!映子さん Season6/第5話

                邦画プレゼン界の永久欠番! 『邦キチ』新境地のシーズン6が唸りを上げる!!今回も「映画について語る若人の部」を舞台に、 常識人なら距離を置くレベルの邦画中毒女子高生・邦キチが、 まずまずの洋画好きな部長・洋一を相手に絶妙なチョイスの邦画(一部例外アリ)を 愚直にプレゼン!プレゼン!!プレゼン!!!その視点、その愛情、その圧力ーー。全てにおいてシーズン5を凌駕ッ!! 銀河系初の邦画プレゼン漫画、脂が乗りに乗りまくっております…!!

                  邦キチ!映子さん Season6/第5話
                • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ネタバレ感想 「○○に○○」から「○○を○○○」へ - さめたパスタとぬるいコーラ

                  『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を初日朝7時の回で鑑賞。そのすぐ後に『シン・エヴァ』を絶賛するオタクや、『シン・エヴァ』は0点だとこき下ろすオタクたちと4時間ほど話をしました。その中であらためて思ったのが、「エヴァンゲリオン」という映像作品に向けられる私(私たち)の愛情が、実に様々だということ。 「エヴァンゲリオン」という映像作品は、様々な願いで作られています。 自分の正直な気分というものをフィルムに定着させたいという願い。 アニメーションが持っているイメージの具現化、表現の多様さ、原始的な感情に触れる、本来の面白さを一人でも多くの人に伝えたいという願い。 疲弊しつつある日本のアニメーションを、未来へとつなげたいという願い。 蔓延する閉塞感を打破したいという願い。 現実世界で生きていく心の強さを持ち続けたいという願い。 今一度、これらの願いを具現化したいという願い。 Yahoo! JAPA

                    『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ネタバレ感想 「○○に○○」から「○○を○○○」へ - さめたパスタとぬるいコーラ
                  • シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇──おとなになれないぼくたちと、第1世代オタクの悲哀 - 狐の王国

                    3月8日、この日が憂鬱だった。映画館に向かう準備をしなければならないのについついグズグズとネットを見ていた。なんとかでかけても、このまま劇場につかなければいいのにという気分が俺の心を蝕んでいた。そう、今日はシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の公開初日である。ネタバレが怖いから早めに見に行こうとは思ってたのだが、まあ初日のチケットが取れてしまうとは思わなかった。入場口であまりに緊張しすぎて1度引き返したくらいに、見るのが怖かった。 あのエヴァが終わる。1995年、夕方に放送していたアニメが、当時の水準からは考えられないほど高品質で、なおかつ話がわけのわからない、謎が謎を呼び、ついには社会現象とまで呼ばれたあのエヴァが、なんと2021年にもなって「完結」するんだという。 テレビ放送時には「は? これが最終回?」という感じだったし、何度劇場版を作っても「は? これが終わり?」としか言いようのなかっ

                      シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇──おとなになれないぼくたちと、第1世代オタクの悲哀 - 狐の王国
                    • シン・エヴァはやっぱクソ映画です。ご愁傷様でした。|がちお

                      ※この記事は「シン・エヴァンゲリオン」のネタバレを含んでおります。 シン・エヴァみて1日たちました。 最初は60点だの、40点だの大見栄かましてました。 まあ、ここら辺はね一応終わりにしたのは偉いなと思ったんです。 でもね…1日たってみて改めて考えてみたのよ。 でもさ、この映画はクソ映画だわ!!!!!!0点だわ。減点式で0点になっていくタイプの映画だわ。 確かにさ、エヴァに一応区切りはつけているのは間違いないなと思ったんですよ。 そこはすごくよかった、一応ハッピーエンドで終わったわけだし。 でも、これはないだろ? うん、やっぱないでしょ。 終わらせ方も色々あるけど、これは正直ないですよ。 まずさ、映画として見どころがないんですよ。 マジで「エヴァを終わりにした」というだけの価値しかない。 アニメ映画としてみると、動きが少ない。 旧劇エヴァの二号機vs量産機や自衛隊vsミサトさんといった各種

                        シン・エヴァはやっぱクソ映画です。ご愁傷様でした。|がちお
                      • 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」にモヤモヤ - 挑戦者ストロング

                        「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、観てきました。エバー終わるんですって。イヤですね。めんどくさいですね。憂鬱ですね。観たくないですね。しかしまあしょうがないので観てきました。 シン・エヴァンゲリオン劇場版 緒方恵美Amazon DVヒモ野郎が更生したからって褒めちぎるのかという問題 (★3) 白状するとエバンゲリヨンでわたくしが何より好きなのは、自動ドアから巨大兵器に至るまでありとあらゆる無機物の美しい機構がキビキビと動く、刹那の快楽の積み重ねである。このフェティシズムだけはテレビ版から今作に至る四半世紀、世界チャンピオンとして防衛戦を重ね、長期政権を築いてきたと思っている。後のアカデミー賞監督が撮った「パシフィック・リム」の、イェーガー操縦システムのどんくささを思い出してください。あれが普通の人が思いつくやつです。庵野秀明は全然普通じゃない。エントリープラグが軸回転しながら挿入される動き

                          「シン・エヴァンゲリオン劇場版」にモヤモヤ - 挑戦者ストロング
                        • 【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第35回 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が終わっても人生は続く

                          ※編集部注:映画本編鑑賞後に読むことをお勧めします 弟子の的川泰宣によれば、「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれる糸川英夫は生前、「独創力を発揮するための三条件」を以下のように語っていたという(※)。「一度決心したことは、石にしがみついてでもやり遂げる強い意志」を持つこと、「過去にどんな人がいて、何をやったかを徹底的に学習」すること、そして、独創的な仕事が埋もれないように、「他の人とのネットワークをしっかり築いてよい関係を作っておくこと」。読んだ瞬間、ひとりの人物を思い浮かべた。庵野秀明だ。 前作「Q」から8年以上の時を経て公開された、シリーズ完結編となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。新劇場版プロジェクトの始動からは、およそ14年になる。最初のテレビシリーズからカウントすれば、足掛け25年。テレビシリーズの準備期間もカウントすれば、ほぼ半生をかけたプロジェクトだ。 完成した映像

                            【前Qの「いいアニメを見にいこう」】第35回 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が終わっても人生は続く
                          • 【ネタバレ】シンエヴァ専門用語まとめ アディショナルインパクト エヴァオップファー ハイカイ ゴルゴダオブジェクト ガイウスの槍 wiki

                            Marie came back! Marie Rose, which appeared in the first film, has returned with an increased power! Marie's 3D model was redone and the graphics improved. The animation moves smoothly, and Marie's facial expressions are remarkable! The video is an hour a ... New 3d works are now available. Full version of the video is available on Patreon. The video is 50 minutes long. https://www.patreon.com/Ai3

                              【ネタバレ】シンエヴァ専門用語まとめ アディショナルインパクト エヴァオップファー ハイカイ ゴルゴダオブジェクト ガイウスの槍 wiki
                            • マリの目的ってなんだったの? 漫画読んでないから詳しく知らないんだけど..

                              マリの目的ってなんだったの? 漫画読んでないから詳しく知らないんだけど、マリは冬月先生のとこの学生さんだったらしいけど、じゃあなんで一人だけ老けてないの? エヴァに乗ってると老けないみたいな設定?だったけど、マリがエヴァに乗ったのってQの最初の方で加持さんと一緒にいたところが初めてじゃないの?時間軸が違ったの? それともエヴァパイロットだから老けないって言う設定とは別の設定があるの?最初からカオルくんみたいに人間じゃなかったってこと? マリ本人の目的は分からない 公式設定資料とかの補完待ち 魂の移動くらいはスナック感覚でやる作品なんで、若返ったんじゃなくマリもその要領で新しいボディに魂を移して、今の個体では破で初めて搭乗したと思われる カオルくんはループしてるみたいな話だったような気がするけどループしてるってどういうこと…? Qで死んだカオルくんとは別のカオルくんも色んなところで死んで、ま

                                マリの目的ってなんだったの? 漫画読んでないから詳しく知らないんだけど..
                              • 『エヴァ』24年ぶり舞台あいさつで声優14人集結、劇場活気 緒方恵美「このメンバーが集まるのは最初で最後」

                                【写真】その他の写真を見る 25日に更新された公式ツイッターでは「【全国同時生中継】 97年以来のエヴァ舞台挨拶! この豪華キャストがそろう機会をお見逃しなく」と報告。この日の舞台あいさつには碇シンジ役の緒方恵美、アヤナミレイ(仮称)役の林原めぐみ、式波・アスカ・ラングレー役の宮村優子、葛城ミサト役の三石琴乃、赤木リツコ役の山口由里子、渚カヲル役の石田彰、碇ゲンドウ役の立木文彦、相田ケンスケ役の岩永哲哉、鈴原ヒカリ役の岩男潤子、伊吹マヤ役の長沢美樹、日向マコト役の優希比呂、北上ミドリ役の伊瀬茉莉也、多摩ヒデキ役の勝杏里、加持リョウジ役の山寺宏一が登壇し、久々にエヴァ声優たちがファンの前に姿を現した。 緒方は「エヴァンゲリオンシリーズは24年前に旧劇場版の舞台あいさつをしたきり。新劇場版では一度もキャストの舞台あいさつがなかった。このメンバーが集まるのは最初で最後。皆さんもそうだと思いますが

                                  『エヴァ』24年ぶり舞台あいさつで声優14人集結、劇場活気 緒方恵美「このメンバーが集まるのは最初で最後」
                                • 「シン・エヴァを見て三回泣いた」というフレーズに驚き、打ちのめされた。

                                  この文章は『シン・エヴァンゲリオン』についての文章というより、シン・エヴァンゲリオンの想定ファン層についての文章、いや、シン・エヴァンゲリオンの思い出話をとおして再認識した「なかなかシンクロしにくい感性」についての文章だ。 先月から今月にかけて、シン・エヴァンゲリオンについてのzoom飲み会を二度経験した。 参加者はどちらも1996年頃から『新世紀エヴァンゲリオン』を愛好し、楽しみにしてきた古参エヴァファンだったので、積もる話に花が咲いた。 『シン・エヴァンゲリオン』については、公開から一か月以上が経ってたくさんのことが語られたから、以下のような話はどこかで語られているかもしれない。 それでも『シン・エヴァンゲリオン』も含めた21世紀のヱヴァンゲリヲンと、1995~97年に放映されて青少年が熱狂した『新世紀エヴァンゲリオン』の違い、なにより、それを楽しむファンの感性の違いについて、きっと誰

                                    「シン・エヴァを見て三回泣いた」というフレーズに驚き、打ちのめされた。
                                  • 「シン・エヴァ」声優14人集結の舞台挨拶、GYAO! が期間限定配信

                                      「シン・エヴァ」声優14人集結の舞台挨拶、GYAO! が期間限定配信
                                    • 庵野秀明とシン・エヴァと『さよならジュピター』 - ひたすら映画を観まくるブログ

                                      さよならジュピター どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、皆さんは『さよならジュピター』という映画をご存知でしょうか?1984年に公開されたこの作品は、邦画では珍しい「宇宙を舞台にした本格SFドラマ」で、ミニチュアやCGを駆使して描かれる斬新な特撮シーンが当時話題になりました。 しかし興行的にはほぼ爆死状態で(配給収入は3億円)、「ストーリーがひどい」とか「無重力セックスの場面が苦痛すぎる」など散々な評価だったそうです。そんな『さよならジュピター』が今なぜか再び注目されてるんですけど、その理由がなんと『シン・エヴァンゲリオン劇場版』だという。えええ!? 実はシン・エヴァのクライマックスシーンで流れる「VOYAGER(ボイジャー)~日付のない墓標」という曲は、もともと『さよならジュピター』の主題歌として松任谷由実が作ったものなんですよ(シン・エヴァでは林原めぐみが歌っている)。 では、

                                        庵野秀明とシン・エヴァと『さよならジュピター』 - ひたすら映画を観まくるブログ
                                      • シン・エヴァ劇場版鑑賞、なぜ「爽快感」「置いてきぼり感」に二極化するのか | オトナンサー

                                        アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」がヒットしています。従来のファンからは絶賛の声が相次ぐ中、一部には否定的な意見もあるようです。その理由を社会学的な観点から探ります。 アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が3月8日に公開、ヒットを続けています。配給元の東映などは、公開1週間の興行収入が33億円を突破したと発表しました。 もともと、1995年から1996年にかけてテレビアニメとして放映された「エヴァンゲリオン」ですが、1997年には通称「旧劇場版」、2007年から2012年にかけては通称「新劇場版」3作品がそれぞれ映画館で公開され、そのたびに作品の内容を巡って賛否両論が噴出しました。しかし、「新劇場版」の完結編に当たる今作はどうも、いつもと様子が違っているようです。なぜなら、テレビ版からリアルタイムで見てきた昔からのファンがこぞって大絶賛しているからです。 筆者が主

                                          シン・エヴァ劇場版鑑賞、なぜ「爽快感」「置いてきぼり感」に二極化するのか | オトナンサー
                                        • 注意しましたがエヴァのネタバレを含む可能性があります。ご注意下さい。 : 中国嫁日記 Powered by ライブドアブログ

                                          カテゴリ : 駄文,テレビとか映画とか ※注意 いつもの中国嫁日記ではありません※ 評論同人 希有馬屋 最後のエヴァンゲリオン感想 以下の文章はシン・エヴァンゲリオン劇場版:||の感想です。 ストーリーおよび内容に関しては触れていないつもりですが、 しかしそれがゆえに『テーマのネタバレ』という、 ある意味致命的なネタバレが含まれていますので、 映画視聴後に読むことをお薦めします。 またいつもの中国嫁日記とは違う、 ものすごい恥ずかしい文章が続きます。 私のかつての同人誌を読んだことのない人は注意して下さい。 現実対虚構。 子供が出来るのは圧倒的に現実(リアル)であり、 その前には虚構などちぎれ吹き飛んでしまう。 そう思っていました。 というかそう想像していました。フィクションとして。 しかしそうじゃない。 いや、女性はちぎれ飛ぶのかもしれない。 しかし男性はそうじゃない。 それは残念なこと

                                            注意しましたがエヴァのネタバレを含む可能性があります。ご注意下さい。 : 中国嫁日記 Powered by ライブドアブログ
                                          • シンエヴァって若い世代が感動して泣くべき内容なの?

                                            シンエヴァを観てないし、噂を聞くほど観る気が失せるのだけど、 若い世代が感動して涙するような内容なの? 見たくなくてもネタバレがこれだけ出回っているので、大体のあらすじは知ってしまっていると思うのだけど、 端的に言って、庵野氏や制作側の、良くも悪くも「老い」を感じた ただ、「老い」の良さというのは老いたから感じるわけで、 例えば、結婚したとか、出産した家庭を題材にした映画を作ったとして、 内容がその世代にならないと深く感じないというのはありうると思っていて、 それは戦争映画とかも同じであって、 戦争を知らない世代がバンド・オブ・ブラザースを観るのと、 ノルマンディー上陸作戦に参加した、もしくはその世代のアメリカ人が観るのでは全然違って観えさえする可能性があるわけで、 話を戻すと、今回のエヴァでシンジは父殺しを達成した、 アスカではなくマリという泥棒猫現実解と人生のseparate wayを

                                              シンエヴァって若い世代が感動して泣くべき内容なの?
                                            • 21/3/17 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の感想 もうどうでもゲリオン - LWのサイゼリヤ

                                              シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 以下、全文ネタバレです。 満を持して『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を見た。 ガチで泣きました。映画としてはそう大したものでもないのに「『シンエヴァ𝄇』を見た日のことは人生の区切りの一つとして忘れないであろう」みたいな心境になってしまうあたり、俺は自分が思っていたよりもエヴァが大好きだったらしい。 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 語るべきことの終わり エヴァに関心を失う子供たち エヴァに固執する大人たち もうどうでもゲリオン 語るべきことの終わり 正直なところ、『シンエヴァ𝄇』が「二十年前の青春に決着を付ける」「庵野が出した答えとは何か……」みたいな文脈で消費される風潮はあまり快くは思っていなかった。それは映画そのものを語るというよりは単に映画をダシにした自分語りであり、新海誠を見て自分の恋愛遍歴を滔々と語り始めるのとそう大きな違いはないからだ。

                                                21/3/17 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇の感想 もうどうでもゲリオン - LWのサイゼリヤ
                                              • 株式会社カラー on Twitter: "https://t.co/yCbINjml20"

                                                https://t.co/yCbINjml20

                                                  株式会社カラー on Twitter: "https://t.co/yCbINjml20"
                                                • シン・エヴァンゲリオンの感想の感想

                                                  出揃った感もあるシンエヴァ感想エントリをいろいろ読んだ感想 お前はシン・エヴァンゲリオンに関係がない自分の人生と重ね合わせて語る奴が多いが、シン・エヴァンゲリオンがお前の人生において重要な物語だというのはわかる。俺にとってもそういう作品である。が、お前はシン・エヴァンゲリオンに関係がない。 エヴァンゲリオンはお前の人生のためにはつくられていない。お前の人生とエヴァンゲリオンを重ねることは無意味だし、庵野秀明と直接関係のないお前が庵野秀明の人生がどうだからああいうアニメーションになったかを考えても意味がない。意味がないだけならまだしも単に見苦しい。エヴァンゲリオンがお前にいくら影響を与えても、お前はエヴァンゲリオンに何も影響を与えない。 自分にとって重要なものがあったとき、そのものは自分を重要だと思っているという錯覚は恋愛でも家族関係でも友人関係でもよく見られる錯覚だが、その多くは間違ってい

                                                    シン・エヴァンゲリオンの感想の感想
                                                  • 『シン・エヴァ』ラストカットの奇妙さの正体とは 庵野秀明が追い続けた“虚構と現実”の境界

                                                    ※本稿には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末を含む内容への言及があります。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストカットは、とても奇妙な映像だ。しかし、それは嫌な奇妙さではない。 宇部新川駅を空撮で撮影した実景映像がベースなので、実写映像と言えるかもしれない。しかし、その現実を切り取ったはずの実景の映像に現実でないものが交じり合っている。 走り去るシンジとマリは手描きのアニメーションだ。よく見ると道行くモブキャラも大半がおそらくCGで作成された架空の通行人である。しかし、本当に撮影時にいたであろう、自転車に乗った生身の人間や通りかかった車も存在している。そして、すでに引退した過去の車両が走っている。現実に存在するものと、存在しないもの、そして、かつて存在したものが同居している。シンジとマリは、CGのように実景と馴染ませるわけでもなく、3コマ打ちのアニメキャラとわかるようにそのまま存

                                                      『シン・エヴァ』ラストカットの奇妙さの正体とは 庵野秀明が追い続けた“虚構と現実”の境界
                                                    • [ネタバレあり]エヴァンゲリオンを終わらせられた

                                                      シン・エヴァを観た。 自分はちょうど14歳のときにエヴァンゲリオンのTVシリーズを見た。エヴァ自体は存在とすごいらしいということは知っていて見るのが楽しみだった。実際すごかった。その後友達に旧劇を借りて見た。すごかった。全然意味わからなかったけど。でもすごかった。 そこからエヴァのゲームやったり二次創作創ったり読んだりとかは特にしなかった。貞本義行の漫画版は4巻まで買ってそこで止まった。 新劇序が公開されるときも偶々友達に誘われて初日に観ることになった。エンタメに寄った内容で好みだった。 破が公開されたときは初日に一人で、映画館近くの漫画喫茶に泊まって5時ころから並んだ。そこまでした理由は覚えてない。このときはまだエヴァンゲリオンというコンテンツにそこまで囚われていないと思う。破は結局劇場で3回、地上波で2回観た。 Qも一人で初日に観た。破が大好きだったのでQはどうにも刺さらなかった。乳の

                                                        [ネタバレあり]エヴァンゲリオンを終わらせられた
                                                      • 【ネタバレ有り】最速!シンエヴァが理解できなかった人のための解説・考察|vunder_taro

                                                        ネタバレ注意!※この記事は大量のネタバレを含みます。読みたくない人はただちに閉じてください。 はじめにシンエヴァはかなり情報量が多い作品だったので、わからない事がたくさんあったんじゃないでしょうか。これまでのエヴァについて知らないとわからない事もたくさんあるので、特に後半に起こった出来事についてできる限りわかりやすく解説していこうと思います。 「あれってどういうこと?」という質問があればコメントにください。必要に応じて追記していきます。 ※できるだけ辻褄の合うように推理していますが、あくまで考察なので間違っている可能性もあります。特におかしいところがあれば指摘のコメントをください。 (↓↓↓以下、大量のネタバレが続くので注意!↓↓↓) まず前提として、今回は第一部の「第三村」編はすっ飛ばして南極バトル編から解説していこうと思ってます。まずそのための事前知識から。 アディショナルインパクトと

                                                          【ネタバレ有り】最速!シンエヴァが理解できなかった人のための解説・考察|vunder_taro
                                                        • シン・エヴァ劇場版、常識破りの「いきなりサブスク配信」の理由【西田宗千佳のイマトミライ】

                                                            シン・エヴァ劇場版、常識破りの「いきなりサブスク配信」の理由【西田宗千佳のイマトミライ】
                                                          • 二回目の『シン・エヴァ』は本当になんていうことなかったわ - 関内関外日記

                                                            二回目の『シン・エヴァンゲリオン』鑑賞。今度は女と一緒に行った。女はアマプラで新劇場版を予習した上に、解説You Tubeを見てきたという。女は庵野秀明とほぼ同世代である。『Q』だけがよくわからないと言っていた。 シアターはブルク13のIMAX。おれが最初に観たのは封切り日だった。満員だったし、なにか空気がピリピリしていた。それがどうだろうか。公開……何周目かの今日は、空席も目立ったし、なによりピリピリしていなかった。 おれはというと、さんざんネットでいろいろな感想、批評、考察、批判を読んできて、なんだかわからないが、二度目とは思えない、という感じだった。庵野秀明総監督のドキュメンタリーももちろん観た。ただ、なんというか、「二度くらいは劇場で観る」と決めてはいたが、それにすらテンションが上がらなかった。でも、あらためて観たら印象変わるかな、と思っていた。 が、印象は変わらなかった。なにかも

                                                              二回目の『シン・エヴァ』は本当になんていうことなかったわ - 関内関外日記
                                                            • エヴァのネタバレ見たけどこれで合ってるの?見る気はないからこれでいいのかだけ教えてほしい

                                                              トウジケンスケいいんちょが生き残った人間の集落で暮らしてる 田舎の農村パートが一時間ある、長い 黒綾波は農村で感情を学んで人間らしくなった途端時間切れで死ぬ トウジといいんちょ、ミサトさんと加持さんにはそれぞれ子供がいる 加持さんはサードインパクトを止めて死んでる 何度も裸が出てくるが乳首見えない不自然なアングルばかりで必要性を感じない ペンペンが繁殖して殖えてる 戦艦同士のバトルが何やってるかよくわからんのに長くてつまらん、エヴァを出せエヴァを アスカ使徒になって死ぬ ミサトさんが急に丸くなってシンジと和解 リツコさんがゲンドウの頭を撃ち抜くもすでに人間辞めててグラサンの下には顔が無く、飛び散った脳みそ拾い集める ゲンドウが「前回はシンジが補完の依代になったが今回は自分が」と旧劇を示唆 3DCGの巨大綾波がどちゃシコキモい、旧劇の手描きに戻して シンジ初号機とゲンドウ13号機がミサトさん

                                                                エヴァのネタバレ見たけどこれで合ってるの?見る気はないからこれでいいのかだけ教えてほしい
                                                              • シンエヴァとかいう葬式について

                                                                庵野よ、聞け。 お前は「卒業式」をやってるつもりだったんだろうが、みんなはとっくに『新世紀エヴァンゲリオン』なんて作品は卒業してたんだ。 お前が作ったあのどうしようもない投げっぱなしの『Air/まごころを、君に』とかいうエヴァ完結編があったろ? お前が宮村にフられたからってアスカをズタボロにしたり、自分の作品を否定したオタクへ意趣返ししようとしたあの作品だよ。 お前があの映画でみんなに伝えた「現実に還れ」というメッセージはきちんと俺たちに伝わったよ。 アニメや漫画の登場人物たちに「自己投影」することは無くなった。 「感情移入」はするかもしれんが、キャラクターを自分だと思い込んだりはしない。 キャラクターはキャラクターのまま楽しむし、キャラクターを応援する。 アニメや漫画、ゲームのストーリーを自分の人生だと思うことだってない。 エンタメはエンタメだって、作り物だってそれを分かった上で楽しんで

                                                                  シンエヴァとかいう葬式について
                                                                • エヴァのオタクは嫌いだが落とす金は必要だった、のは過去の話

                                                                  シンエヴァを見た。 ワクワクもドキドキもハラハラもしない、感動もない。ただ「綺麗に風呂敷畳んだね、見てる人に殴りかかるんじゃなくて、言葉で説明できるだけの理性はついたんだね、監督おとなになって偉いね」という意味で「良かった」と思った。EOEでぐちゃぐちゃにされた子供の頃の恨みみたいなものが成仏していたのに気がついた。シンを見て成仏したのではない。自分はとっくにおとなになっていて成仏していたのだ。そういう映画だった。 徹頭徹尾オタクが気にしてること、気にしそうなことを説明して潰しにかかっていたのは笑いそうになった。ミサトさんが無責任で酷いって気にしてたんですかね? 昔のエヴァならあんな違和感たっぷりの説明的なセリフ垂れ流さなかったでしょうよ。アスカやレイ、カヲルがベルトコンベアで流れてくる商品を選り分けるように、事務的に淡々と処理されていくのは本当に白けた。有名声優が何人も説明的なセリフを言

                                                                    エヴァのオタクは嫌いだが落とす金は必要だった、のは過去の話
                                                                  • バカ映画としてのシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇と洗脳の終わり 2021/03/08 20:54|amboyuya

                                                                    記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 公開当日に『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を見てきた。この記事はそれについて語るものである。さて文章を書き出したはいいが、しばらくは何の意味もない文字列を並べることにする。なぜかと言うと、それは不用意なネタバレを防止するためである。文頭からしばらくは無意味な文字を並べることで、意図せずしてこの記事を目にしてしまった人に作品の核心部分に触れる文章を読ませないための工夫だ。本当はこういった”オタク的馴れ合いしぐさ”をしたくはない。それは非常に不格好で無粋で芸のない手段だ。だが、今回に限ってはその手段を取ることに抵抗がない。シン・エヴァはそんな外面的な強がりを捨て、本質に向き合うべきだと教えてくれる作品だったからだ。 素晴らしい作品だった。何の皮肉でもなく、心からの言葉である。この

                                                                      バカ映画としてのシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇と洗脳の終わり 2021/03/08 20:54|amboyuya
                                                                    • シン・エヴァンゲリオン劇場版をアマプラで見た感想

                                                                      「序」は多分「破」公開前にやってた金曜ロードショーか何かで見た。シンジ君がウジウジしててなんだこいつと思った。 (その後ネットで「中学生に突然命懸けさす奴らの方が頭がおかしい」という意見を見て確かにそうだと思い直す) 「破」は多分彼氏と映画館で見た。「破」はシンジ君が成長して見てて楽しかった覚えがある。 「Q」も多分彼氏と映画館で見た。ど、どゆこと…??と思った気がする。リリンって何?? というか、3つ全部見てるけどほぼ意味分からず見終えている。人類補完計画って何?使徒って何?な状態だし内容もほぼ覚えていない。 しかし今回復習もせずにアマプラで夫(上記のかつての彼氏)と「シン」を見たので以下感想。 パリだーてかエヴァパイロットのピチピチの格好が恥ずかしいと言及されたぞ?あれ絶対恥ずかしいと私も思ってたよ。 戦闘と同時になんかパソコンカチャカチャやってるけどなんで地べたに座ってる感じなん?腰

                                                                        シン・エヴァンゲリオン劇場版をアマプラで見た感想
                                                                      • 綾波レイの演技のまま庵野監督の指導に「うん」と答える林原めぐみさんが尊い「これが"イタコ声優"」「プロの現場を感じる」

                                                                        〇豆腐メンタル〇 @R9Uwk @hbrk928 こだわりをもって追求するところは監督の情熱を感じるし、そのオーダーに応えようと演じてかつ変化がしっかりわかるレベルで演じ分けができる声優さん、やっぱりプロだ。 2021-03-23 02:51:36

                                                                          綾波レイの演技のまま庵野監督の指導に「うん」と答える林原めぐみさんが尊い「これが"イタコ声優"」「プロの現場を感じる」
                                                                        • 3回目の結末を迎えた『エヴァンゲリオン』 今だからこそ描かれた「描きたいもの」と「描かなくてはならないもの」 | 文春オンライン

                                                                          テレビシリーズ、その劇場版に続き3回目の結末を迎えた『エヴァンゲリオン』。本作について、アニメ評論家の藤津亮太氏が語った(本文では劇中の内容に触れています。ご注意ください)。 ◆◆◆ 映画監督の黒沢清は、「世間が思ういわゆる“映画”」について、「『見せる』スペクタクルと『感銘させる』人間ドラマ」の融合である、と結論づけている(『映画はおそろしい』所収の「人間なんかこわくない」)。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(以下『シン・エヴァ』)を見てまず思い出したのは、黒沢が記したこの「『見せる』スペクタクルと『感銘させる』人間ドラマ」という2つの要素で考える視点だった。 『エヴァンゲリオン』シリーズの2本柱と「人類補完計画」 というのも、私見を記すなら、『エヴァンゲリオン』シリーズは、「スケールの大きなビジュアル」と「個人のアイデンティティをめぐる内的葛藤」という両極端な要素を2本柱として出来上

                                                                            3回目の結末を迎えた『エヴァンゲリオン』 今だからこそ描かれた「描きたいもの」と「描かなくてはならないもの」 | 文春オンライン
                                                                          • ふりむくな、うしろには夢がない ― さよならエヴァンゲリオン 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』感想 - 関内関外日記

                                                                            ふりむくと 一人のマニアが立っている かれはエヴァンゲリオンの新作が出るたび うれしくて 三度も劇場に通った ふりむくと 一人の失業者が立っている かれは綾波レイのフィギュアを売って 苦しい月末の飢えをしのいだ ふりむくと 一人の人妻が立っている 彼女は夫にかくれて 渚カヲルのキーホルダーを買ったことが たった一度の不貞なのだった もうだれもふりむくものはいないだろう うしろには暗い劇場があるだけで そこにエヴァンゲリオンは もうないのだから ふりむくな ふりむくな うしろには夢がない エヴァンゲリオンが終わっても すべてのアニメが終わるわけじゃない 人生という名のモニターには 次の放送を待ち構えている数千作もの 名もないアニメの群れが 朝焼けの中で追い込みをかけられている 地響きが聞こえる 思い切ることにしよう エヴァンゲリオンは ただ数体のフィギュアにすぎなかった エヴァンゲリオンは 

                                                                              ふりむくな、うしろには夢がない ― さよならエヴァンゲリオン 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』感想 - 関内関外日記
                                                                            • シン・エヴァで氷河期世代は救われない

                                                                              アマゾンプライムでシン・エヴァを見ながらボロボロと涙がこぼれていた。 それは内容に感動したからではなく、「あ、自分は救われないんだな」と思ったから。 それから感想をいくつか読んだけど、「大人になった庵野がオタクを裏切った」みたいな評は間違っていると思う。 そもそも旧劇からして「これはただのアニメ!お前ら大人になれ!」ってメッセージだったじゃん。 当時はそのメッセージは意味あったと思う。 だって、当時のオタクは生活の余裕から大人にならない選択をした人々だったからね。 でも、そのメッセージって今のアラフォーになったオタクには残酷すぎないか? 「恋人を作れ!」「家族を持て!」「現実の幸せをつかめ!」っていくら言われても、今さら恋人や家族を作る経済力は俺にはないのよ。 ほんと見終わって脱力したよ。庵野は家族を作れたかもしれないけど、それは経済的に成功したからでしょ? この映画を絶賛しているやつって

                                                                                シン・エヴァで氷河期世代は救われない
                                                                              • 映画”シン・エヴァンゲリオン劇場版”感想 - イマワノキワ

                                                                                シン・エヴァを見てきました。 何を言ってもネタバレになりますので、未見の方は劇場で見てからこの感想を見るといいと思います。 映画の内容とは関係のない個人的な体験なのでここで記すんですが、劇場で見た時に音と映像に乱れがあって、どう考えても演出ではないタイミングのハプニングであり、『サヨナラを言うときですらこういう事になるってのは、まぁエヴァぽい体験だなぁ』と思わされました。 良い映画で、とても面白く、エヴァンゲリオンが終わったことをしみじみと実感させられました。 というわけで、エヴァが終わりました。 Qから9年、新劇開始から14年、TV放送から26年。 長い長い時間続いた物語を、途中幾度もの中座を挟みながら必死に追いすがって、決死に向き合って、自分たちが何を書いてきたのか、ちゃんと応えたアニメでした。 あの支離滅裂で私小説的(あるいは日記的、夢的)な劇場版がどういうアニメ映画であったのかを、

                                                                                  映画”シン・エヴァンゲリオン劇場版”感想 - イマワノキワ
                                                                                • シン・エヴァンゲリオン感想 少年は神話になったか

                                                                                  タイトルは半分釣り。劇場版シン・エヴァンゲリオンの感想をいくつか書く。 ・一番印象的だったのは、シンジを支え、見守るのは、旧来の命令や強制しかしないオトナ達ではなくて、セカンドインパクト後に生まれた、かつての同世代の若い世代だったという事だ。 農村部の描写は、安野モヨコのマンガ・アニメの「大きなカブ(株)」と重なると思うけど、今、庵野秀明を支えているのはエヴァを見てた若い世代なんじゃないかなと思った。現在向精神薬を飲んでいる自分としては、動けないシンジの代わりに、アヤナミレイ(仮)(そっくりさん)が農村で人間性を取り戻していく過程がリアルに感じられた部分。シンジの回復とそっくりさんの消滅もそういう事かなと。 ・裏宇宙でのゲンドウとシンジの描写が、急に安っぽい特撮のような背景になるのは、あそこで物語の位相が庵野秀明の内面描写に移ったからかな、と思った。今回、絵コンテを使わずにプレビズでレイア

                                                                                    シン・エヴァンゲリオン感想 少年は神話になったか