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ドゥルーズの検索結果1 - 9 件 / 9件

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ドゥルーズに関するエントリは9件あります。 哲学芸術社会 などが関連タグです。 人気エントリには 『掌の美術論 <br>第8回 美術史におけるさまざまな触覚論と、ドゥルーズによるその創造的受容(前半) - けいそうビブリオフィル』などがあります。
  • 掌の美術論 <br>第8回 美術史におけるさまざまな触覚論と、ドゥルーズによるその創造的受容(前半) - けいそうビブリオフィル

    この連載では、数回前から美術史的著述における「触覚」をめぐる議論について辿り直している。辿り直す、といっても、それらの諸議論はわかりやすい一本の系譜を成しているわけではない。それぞれの著者は、別の著者の「触覚」の議論と共通の知識や前提から出発している場合もあるのだが、そこからどのように作品分析に展開していくのか見ていくと、この連載の他の記事でも述べてきたように、驚くほどの多様性に満ちていることがわかる。過去の「触覚」の議論を承けていることを明らかにしている著述でさえ、具体的な作品分析を通して、別の議論を生じさせていく。気づけばそのロジックは、影響源となったはずの著述におけるロジックとは別のものになっていく。過去の触覚論を辿り直すことで浮かび上がるのは、「系譜」と呼べるような大きな幹を持たない諸議論のつながりと対立である。それは一本の幹から派生する枝葉の構造というよりも、縦横無尽に広がりなが

      掌の美術論 <br>第8回 美術史におけるさまざまな触覚論と、ドゥルーズによるその創造的受容(前半) - けいそうビブリオフィル
    • 異次元の少子化対策はジル・ドゥルーズがいう「潜在的対象」によって阻まれる - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

      前回の記事、まあまあ盛り上がった?と思われる。 gyakutorajiro.com音楽に時間や重力から逃れようとするルサンチマンがあるという事実について、まだ語り切れてない話もある。 が、今日はその話は置いといて、少子化問題の話でもしようかな。 岸田首相の年頭記者会見でも「異次元の少子化対策」っていう大見得が切られたし。 また最近、少子化問題に関連した、面白いショート動画を見つけたからね。 【悲報】子供を作らない非モテ独身男性に対してボロクソに説教する動画をSNSに投稿してしまうパパ現るwwwpic.twitter.com/swkz1gHwOS — 2ちゃんねる迷言集 (@mg2b5) 2023年1月20日 はい。30にもなって子どももろくに産めない非モテの皆さんこんにちは。 あのね、我々のミッションというのは子孫繁栄なんですよ。 子どもを産んで、しっかり育てるということが、我々人類に課さ

        異次元の少子化対策はジル・ドゥルーズがいう「潜在的対象」によって阻まれる - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
      • 書評:鹿野祐嗣 ドゥルーズ『意味の論理学』の注釈と研究|読書人WEB

        なぜ、本を読むのか? Why do we need to read books なぜ、本を読むのか?本書『読書人カレッジ2022』の執筆者の一人である明石健五は、それを「考えるため」であると言います。 ある未知のものに出会ったとき、そこに驚きと感動が生まれる。そうして、初めて自分なりに思考することができ、それを人に伝えることができるようにもなる。 そういう過程を生きられる人のことを、「知性ある人」というのではないか。では、「知性」を自らのものにするためにはどうすればいいのか。繰り返しになりますが、「読み」「考え」「書く」ことを通してしか感得できないのではないか。 新しい出来事や局面に出会い、答えのない問題を考えることで鍛えられていくものが、確かにある。そういう問題は、すぐれた本の中にいくつも見つけることができます。 繰り返し考えることによって、自分の思考を鍛えていく。それによって、今の世の

        • 「右肩上がり手書き文字」のエモさの正体はルサンチマンでありジジェクがいう空想的構築物でありドゥルーズ&ガタリがいう欲望機械である - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

          こんな記事があったよな。 b.hatena.ne.jpなるほど、右肩上がり手書き文字はエモい、という印象があるんだね。 だが「エモい」という抽象化で真実を誤魔化してはいけない。 先に結論を言っておこう。 「エモい」だとか「エモさ」ってのは、日常生活での嫉妬・怒り・恨み・辛みの抑圧から生まれたルサンチマンだってことだ。 以下、それを証明する。 この右肩上がり手書き文字は、多くの現場で見受けられるよな。 映画のポスターだけでなく、町にもある。 公明党のポスター、政治に興味を持ってもらうために「Japan innovation」という、ローマ字の右肩上がり手書き文字を駆使したのか。 なぜ、このような文字をエモく感じるか? “深み”、“親しみやすさ”、“共感”、“上昇志向”的なポジティブな印象、という説明だけでは不十分よ。 その背後に何があるか、その謎は、スラヴォイ・ジジェクの「イデオロギーの崇高

            「右肩上がり手書き文字」のエモさの正体はルサンチマンでありジジェクがいう空想的構築物でありドゥルーズ&ガタリがいう欲望機械である - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
          • 女性に優しくされたオッサンやジジイが勘違いする理由についてドゥルーズの能動的総合の概念で解説 - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

            木梨憲武の曲に「GG STAND UP!! feat. 松本孝弘」というのがある。 オッサン、ジジイが出ている。 ファッションデザイナーの菊池武夫(TAKEO KIKUCHI)も、デコトラの前で手を組んでいる。 そんで、若い女性と楽しくダンスに興じる。 若くなさそうな女性もいるが、画面内に女性が映る場合に大部分を占めている女性は、若い女性である。 現実には、こんな事態は皆無だろう。 まだ、木梨憲武や菊池武夫のように、何かを成し遂げてお金を持ってたり、諸々の能力が高いイケおじとかならいける可能性もあるが。 それでも難しい場合もある。 大抵、オッサンやジジイが若い子を手に入れようとしても、失敗に終わることが多い。 大学教授だとしても無理だ。 anond.hatelabo.jpあなたに愛想よく振る舞うのは、丁度あなたが上司とか目上の人に礼儀正しくするのと全く同じでそれ以上でもそれ以下でもないです

              女性に優しくされたオッサンやジジイが勘違いする理由についてドゥルーズの能動的総合の概念で解説 - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
            • その場で跳躍し続けるものというイメージ ジル・ドゥルーズの反響 - 安心感の研究 by 暖淡堂

              こんにちは、暖淡堂です。 Takachiko!Takachiko!暖淡堂の方で、現代詩やエッセイを続けて公開しています。 dantandho21.blogspot.com その場で跳躍し続ける。そして、地面に降りるたびに別のものになっている。同じものの再現ではなく、n'であり、n''であり、… 鴉を見よ、鴉は暗い闇の中で規則正しく鳴きながら、その場で跳躍しているのだ。鴉はだから猫になりうる、あの真っ黒な目が反復するのだ、裏返しにされた内蔵に突き立てた嘴から猫の中に分け入り猫になるのだ。 「律動 暖淡堂」より ここ、に生じているものは、昨日と同じものではなく、同じものに少し差異が加わっただけのものでもなく、そもそもそれ自体が差異として存在しているもの。 毎日変わり続けるもの、というだけでは不十分であり、それはむしろ変化した部分、差異としてはみ出た部分だけのもの。 それが「私」であり、「私たち

                その場で跳躍し続けるものというイメージ ジル・ドゥルーズの反響 - 安心感の研究 by 暖淡堂
              • 『ドゥルーズ=ガタリと私たち 言語表現と生成変化の哲学』平田公威著

                【読売新聞】評・郷原佳以(仏文学者・東京大教授)  ドゥルーズ=ガタリ(以下D=G)といえば、ポスト構造主義を代表する共著を成した二人の哲学者である。いったい「D=Gと私たち」とはどういうことだろうと首を 捻 ( ひね ) る読者も

                  『ドゥルーズ=ガタリと私たち 言語表現と生成変化の哲学』平田公威著
                • 金曜日が嬉しくて月曜日が憂鬱な理由をドゥルーズとガタリの脱領土化・再領土化・領土化の概念で解説 - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                  昨日は金曜日だったから、電車に乗った時、みんなの表情筋が少し緩んでいるような気がしたね。 やっぱり金曜日は美しい。仕事のプレッシャーから、一時的かもしれないが開放される歓喜に町が満ち溢れている。 柳楽優弥が金麦のビールを飲んでいるのも、金曜日じゃないのか。 金麦も、"金"っていう言葉入っているように、金曜日のシニフィアンから生まれるポジティブなシニフィエの力を利用しているのかもな。 犯罪発生件数も、金曜日は少ないんじゃないの。 ではなぜ金曜日は素晴らしいか。 そこで参考になるのは、ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリの著作「アンチ・オイディプス」「千のプラトー」だ。この二人の著作は、資本主義の正体に緻密に迫ってる。 そしてこれらの本には「脱領土化」「再領土化」「領土化」という言葉が頻繁に出てくる。 とりわけ最も出てくる言葉は「脱領土化」だ。 脱領土化を把握することで、再領土化と領土化も浮

                    金曜日が嬉しくて月曜日が憂鬱な理由をドゥルーズとガタリの脱領土化・再領土化・領土化の概念で解説 - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                  • ドゥルーズ『差異と反復』における「プラトン主義の転倒」についての一考察 「徴との遭遇」と「思考のイメージ」から出発して

                    はじめに 周知の通りドゥルーズは、「転倒したプラトン主義」を標榜し「あらゆる価値の価値転換」を企てたニーチェの影響下で、西洋哲学の起源のひとつであり続けているプラトン主義と正面から対決し、それを転倒させることこそが現代哲学の使命であると主張した[1]。そして彼の第一の主著『差異と反復』は、この書物が書かれた68年5月の反時代的な空気を纏いつつその使命を全うしている。すなわち『差異と反復』は、その厳密な哲学体系の至る所でプラトン主義への反抗を企てており、その試みは「シミュラークル」や〈理念イデア〉などの、すでに多くの研究が扱ってきた概念によって代表されているのである[2]。これらの先行研究に倣い、本稿もまた『差異と反復』における「プラトン主義の転倒」について論じたい。そしてその際本稿は、この書物で提示されている「超越論的経験論」をプラトン主義批判の文脈で捉えなおすことを目指して、さしあたりは

                      ドゥルーズ『差異と反復』における「プラトン主義の転倒」についての一考察 「徴との遭遇」と「思考のイメージ」から出発して
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