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バレエの検索結果41 - 52 件 / 52件

  • 【劇場生活】マリンスキー沿海州劇場がウランウデで5日間ゲストコンサート - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ

    芸術を保護するロシア マリンスキー沿海州劇場とは 5日間の客演 芸術を保護するロシア 普段ブリヤート劇場にゲストととして他の劇場が来るということは滅多になかったのだそうですが 2019年はロシア政府が芸術に特別に予算を出した年らしく、旅費など多額の補助金がでたのだそうです。 ロシア政府が補助金をだすというイメージがそもそもないかもしれませんが ロシアはある程度大きな街には国立の歌劇場がありますし、僕の働いているブリヤート劇場も国によって成り立っています。 公演には毎回とても多くの人が訪れますがチケット代がとても安いのでそれで経営することはできません。 意外かもしれませんが芸術にお金を出している国なんですね~。 マリンスキー沿海州劇場とは マリンスキー劇場といえばサンクトペテルブルクにある最も有名なバレエ団の1つですが、その極東支部のような形で数年前にウラジオストックにできたのが マリンスキ

      【劇場生活】マリンスキー沿海州劇場がウランウデで5日間ゲストコンサート - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ
    • 【劇場生活】バレエ「真夏の夜の夢」の初演 初めて初演作品に参加して思ったこと - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ

      今日はバレエ「真夏の夜の夢」の初演でした。 ブリヤート劇場では年に2〜3個ほど新作を初演するのでこの作品が今シーズン1作目。新作と言っても”この劇場で上演されるのがはじめて”というものがほとんどで バレエ「海賊」や「リゴレット」「タリスマン」など既存の作品が主です。 バレエ《真夏の夜の夢》 モダンバレエ《真夏の夜の夢》 物語の内容 モダンでもみんなが楽しめるバレエ 初めて初演に参加して感じた事 バレエ関連 バレエ《真夏の夜の夢》 Mendelssohn: Wedding March / Abbado · Berliner Philharmoniker シェイクスピアの喜劇にメンデルスゾーンが曲をつけた「真夏の夜の夢」はとても有名な作品で、特に結婚行進曲は誰もが聴いたことのある名作です。 この作品をバレエでやることも一般的なのですが、今回は通常のものと違い モダンバレエでした。 モダンバレエ

        【劇場生活】バレエ「真夏の夜の夢」の初演 初めて初演作品に参加して思ったこと - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ
      • ブリヤート劇場80周年コンサート 1954年のウランウデ - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ

        ロシアにきてからブログのたくさん更新してがんばっていましたが、随分仕事が忙しかったのとバレエのサイトの方もやっているので中々何を書くのか思いつかず…。 いっそのことこちらのブログは劇場での仕事や僕の活動だけ書くようにして、トランペットのことやドイツ語のことはそれぞれ別のサイトを立ち上げようかなーと思っています。 80周年 ブリヤート劇場は1939年に創立したので今年で80周年。(今の建物ができたのは1954年) 今までも記念コンサート的なものはありましたが今回はとても大きな記念コンサートということでモスクワやイルクーツクなど様々な街から要人を招待して2日間コンサートをしました。 前芸術監督の岩田守弘さんもいらっしゃっていて舞台にでてお話ししていました。 笑いもとっていて、同僚に「お前もロシア語あのぐらいロシア語話せるようになるんだぞw」と言われました。笑 オケの人々は指揮者以外一切英語が通

          ブリヤート劇場80周年コンサート 1954年のウランウデ - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ
        • 【劇場生活】ブリヤート劇場での11月の公演 初演と依頼演奏 - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ

          毎日のように違う演目の本番があった10月とは打って変わり11月は半分がバレエ「真夏の夜の夢」の初演のためのリハーサルでした。 そして芸術大学の作曲家のための初演で大学へ出張演奏に行ったり ブリヤート国立のカルチャースクールの60周年記念のイベントで子どもとピアノ協奏曲を演奏したりと先月とは随分違う内容になりました。 カレッジコンサート ブリヤート人の作曲家の新曲2曲をウランウデ の芸術大学のホールで演奏しました。 ブリヤートの音階が盛り込まれていて音も予測しづらくトランペットがやたらしんどかったです… 出張演奏は稀らしくみんな遠足気分 特別ボーナスもでてなんだかうれしかったです 創立80周年コンサート 劇場の80周年の歌のガラコンサートでした。 こういった演奏会は結構頻繁にあり、その日の午前中にリハーサルして夜に本番という結構強行なスケジュールです。 毎日初演のリハーサルが続いていたので結

            【劇場生活】ブリヤート劇場での11月の公演 初演と依頼演奏 - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ
          • バレエ《海賊》のあらすじと解説~メドーラのヴァリエーションが複数ある理由~ - 音楽からみるバレエ

            バレエ《海賊》は人気演目の1つで現在も世界中の劇場で上演されています。 長い間親しまれてきた名作ですが、現在上演されているスタイルになるまでには度重なる改定と、6人の作曲家による加筆もある珍しい作品です。 初演の1956年から現在のプティパ版になる1899年まで変えられ続けているんです。 バレエ《海賊》のあらすじ 第1幕 第2幕 第3幕 《海賊》に衣装が二通りある理由 海賊は4人の作曲家の曲が追加された プーニが《海賊》に追加した曲 第2幕のグラン・パ・ド・ドゥはドリゴ作曲 海賊のメドーラのヴァリエーションが何種類もある理由 海賊で使われているミンクスの楽曲 複数の作曲家が書いても違和感がない理由 プティパによる改訂 名作バレエのあらすじ・解説 バレエ《海賊》のあらすじ 第1幕 舞台は中世のギリシャに面した地中海のイオニア海。 コンラッド率いる海賊船が難破し海辺に打ち上げられ、そこを通りか

              バレエ《海賊》のあらすじと解説~メドーラのヴァリエーションが複数ある理由~ - 音楽からみるバレエ
            • バレエ《ドン・キホーテ》のあらすじと解説~超絶技巧の動画を交えてのあらすじ~ - 音楽からみるバレエ

              ドン・キホーテはバレエの技巧を思う存分楽しめる作品です。 初演は1869年で《コッペリア》より1年前につくられたバレエですが 完全なクラシックバレエのスタイルです。 ストーリーや音楽に合わせたマイムが中心の《ジゼル》《コッペリア》のようなロマンティックバレエとは異なり 「踊りのための踊り」 がふんだんに盛り込まれており、よりバレエの技巧を楽しめるようになっています。 ストーリーもドン・キホーテが巻き起こすゴタゴタをコミカルに描く喜劇で、 特に哲学的な内容などはないので広場や酒場でみんなで賑やかに踊り倒すという感じです。あらすじと一緒に見ごたえのある踊りも紹介していきます。 バレエ《ドン・キホーテ》のあらすじ 第1幕 第2幕 第1場 第2場 第3場 第3幕 スペイン舞曲《ファンタンゴ》 キトリのヴァリエーション バジルのヴァリエーション(熊川哲也) ドン・キホーテの作曲者レオン・ミンクス レ

                バレエ《ドン・キホーテ》のあらすじと解説~超絶技巧の動画を交えてのあらすじ~ - 音楽からみるバレエ
              • バレエ《コッペリア》のあらすじと原作~コミカルなバレエと恐ろしすぎる原作 砂男~ - 音楽からみるバレエ

                とてもよく上演され親しまれているバレエ《コッペリア》は1870年にパリ・オペラ座で初演された 最後のロマンティックバレエと言われる作品です。 コッペリアという人形に恋してしまったフランツとその恋人のスワニルダ、人形を作ったコッペリウス博士が起こす騒動がコミカルに描かれた作品です。 場面に合わせた多様な音楽があり、《 機械仕掛けの人形の音楽》という場面のピッコロはフルート奏者のオーケストラのオーディションに出題されることもあります。 バレエ《コッペリア》のあらすじ 第一幕 第2幕 第3幕 最後のロマンティックバレエ コッペリアの作曲者 レオ・ドリーブ コッペリアの原作は怖い話「砂男」 砂男のあらすじ コッペリアは文学が原作の数少ないバレエ ローラン・プティのコッペリア コミカルで親しみやすい曲も多いコッペリア 名作バレエのあらすじ・解説 バレエ《コッペリア》のあらすじ 第一幕 舞台はポーラン

                  バレエ《コッペリア》のあらすじと原作~コミカルなバレエと恐ろしすぎる原作 砂男~ - 音楽からみるバレエ
                • バレエ《ジゼル》のあらすじと解説~ジゼル死亡シーンの演技と美しいコールド~ - 音楽からみるバレエ

                  バレエの中でも最も上演される機会の多い作品の一つで 《白鳥の湖》などのクラシックバレエより前の”ロマンティックバレエ”の形式です。 今回はこの重要な作品について解説していきます。 《 ジゼル》のあらすじ 第1幕 第2幕 ロマンティックバレエの代表作《ジゼル》 ブルグミュラーがペザントを作曲 ジゼルもプティパによる改定でヒット 《ジゼル》の見どころ ジゼルが死んでしまうシーン 第2幕の揃った群舞 ジゼルの魅力 バレエのあらすじ・解説 《 ジゼル》のあらすじ 舞台はチャイコフスキー3大バレエと同じくドイツ。 中部のテューリンゲンという地域の村が舞台です。 第1幕 踊りが大好きで純粋、しかし心臓が弱い村娘ジゼルがいました。 そこに貴族(公爵)であるアルブレヒトが身分を隠し”ロイス”と名乗って村にやってきてジゼルに近付きます。 すぐに恋に落ちるジゼル。 しかしそれがおもしろくないのはずっとジゼルに

                    バレエ《ジゼル》のあらすじと解説~ジゼル死亡シーンの演技と美しいコールド~ - 音楽からみるバレエ
                  • 12月の公演 ロックバンド、バレエ、子どもオペラ初演、フィガロ - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ

                    12月のブリヤート劇場での公演 気がつけばもう12月も後半になりました。ウランウデは11月から割と気温は横ばいで、今も-15〜-20度くらいです。 前は登山用のマスクをしないと顔がかじかんでいましたが、適応したのか必要なくなりました -20度以上はそれほど寒く感じなくなる体質にw 人間の適応力ってすごいな〜と 12月のブリヤート劇場での公演 バレエ海賊 子どもオペラ「オズの魔法使い」 ロックバンドとの共演 ロシア語版「フィガロの結婚」 バレエ「コッペリア」 あっという間に3か月 劇場生活 バレエ海賊 海賊は昔から上演されていたプログラムでしたが、前芸術監督の岩田守弘さん版の演出にリニューアルされています。 トランペット2本コルネット2本のはずなのですが、アレンジが違うようでトランペット2本だけでした。 2ndでしたが結構大変 岩田さん版は有名なグランパドドゥを1幕でやります。 海賊について

                      12月の公演 ロックバンド、バレエ、子どもオペラ初演、フィガロ - トランペット奏者 齋藤友亨のブログ
                    • 「露政権の意向」無視できぬボリショイ 最高峰の舞台芸術も翻弄 | 毎日新聞

                      ロシア国立ボリショイ劇場のウラジーミル・ウーリン総裁=ボリショイ劇場で2023年4月19日、大前仁撮影 ロシアがウクライナで続ける「特別軍事作戦」は、自国の芸術界にも暗い影を落とす。当局から好ましくないと見なされて上演されなくなった演目や、軍事作戦に異を唱えて職を離れた舞台芸術家も散見される。世界最高峰の一つといわれるロシア国立ボリショイ劇場の状況を通じ、政治に左右されている舞台芸術の現状を追った。 ロシア軍が2022年2月にウクライナに攻め込むと、欧米を中心とした世界の舞台芸術界は、ロシアを締め出す方針を打ち出した。ボリショイ劇場でも、外国人ダンサーが相次いで退団するなど混乱が広がった。それでも軍事作戦が2年目に入った今、ボリショイでは日常の光景が戻ってきている。 「国際的に有名な劇場なので立ってみたかった」。こう話すのはイタリアのテノール歌手、アントニオ・ポーリさん。ボリショイ劇場で5

                        「露政権の意向」無視できぬボリショイ 最高峰の舞台芸術も翻弄 | 毎日新聞
                      • 20世紀の芸術界を大きく変えた《バレエ・リュス》~ニジンスキーとディアギレフ ~ - 音楽からみるバレエ

                        20世紀には芸術の大きな転換期があり、音楽も美術大きく変化しました。 「バレエ・リュス」「セルゲイ・ディアギレフ」「ヴァーツラフ・ニジンスキー」はバレエ界にも音楽界にもとても大きいな影響を与えているのでご紹介します。 今コンサートなどでもよく演奏される「シェヘラザード」「ダフニスとクロエ」「火の鳥」「ぺトリューシュカ」などはバレエリュスのために作曲されていますし ピカソが舞台、ココ・シャネルが衣装で関わっているのもバレエリュスです。 とんでもない時代ですね。そんなバレエリュスを大きく盛り上げたのは伝説のダンサーであるニジンスキーとパブロワです。 そのバレエリュスの経営者がディアギレフ。 ヴァーツラフ・ニジンスキーとは 18歳でマリンスキー劇場の主役に抜擢 セルゲイ・ディアギレフ バレエ・リュス ピカソが美術 サティが音楽 ジャンコクトー脚本 Parade 乗りに乗るバレエリュス ニジンスキ

                          20世紀の芸術界を大きく変えた《バレエ・リュス》~ニジンスキーとディアギレフ ~ - 音楽からみるバレエ
                        • バレエ《タリスマン》あらすじと解説~ロシアに行ったイタリア人作曲家リッカルド・ドリゴ~ - 音楽からみるバレエ

                          バレエ《タリスマン》はコンクールや発表会などでヴァリエーションがよく踊られている作品で全幕で上演している劇場はほぼなく ロシアのブリヤート国立歌劇場で2019年に蘇演され話題になりました。 初演の映像がこちら そんなタリスマンのあらすじとドリゴについての解説をします。 バレエ《タリスマン》のあらすじ 第1幕 第2幕 第3幕 《タリスマン》の作曲はイタリア人リッカルド・ドリゴ タリスマンの全幕が上演されなくなった理由 19世紀にヨーロッパ中から音楽家を集めたロシア帝国 踊りに合わせる優雅な音楽のスタイル バレエ名作あらすじ・解説 バレエ《タリスマン》のあらすじ 舞台はインド。 天界に住んでいる女神ニリチは、父の命令で地上に修行にいくことになりました。 母はニリチにタリスマン(お守り)を渡します。 ”このお守りを持っていればいつでも天界に戻れますが 人間に恋をしてしまったら天界に戻れなくなって

                            バレエ《タリスマン》あらすじと解説~ロシアに行ったイタリア人作曲家リッカルド・ドリゴ~ - 音楽からみるバレエ