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ビッグブラザーの検索結果1 - 16 件 / 16件

  • 小川公代 著『ゴシックと身体』より。言葉の依存先を増やすこと。 - 田舎教師ときどき都会教師

    ゴシック小説といえば、ウォルポールの『オトラント城奇譚』(1764)、ラドクリフの『ユドルフォの謎』(1794)や『イタリアの惨劇』(1797)、メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』(1818)、ロバート・マチューリンの『放浪者メルモス』(1820)などが挙げられるが、これらのゴシック小説には幽霊が出没する古城、迷路のような回廊といった舞台装置、あるいは超自然現象といった仕掛けがつきものである。 (小川公代『ゴシックと身体』松柏社、2024) こんばんは。ケアのつもりが執着になってしまうとか、教育はケアであるとか、ケアはめんどうくさいものだから統治や「叱る」に走りやすいとか、ケアの倫理は文脈に依存した個別・具体的なものであるとか、嘘やフィクションがケアになることもあるとか、見えないものを見ようとするのがケアであるとか、それからケアする人がケアされるようになってほしいとか。先週、そんな

      小川公代 著『ゴシックと身体』より。言葉の依存先を増やすこと。 - 田舎教師ときどき都会教師
    • ジョナサン・グレイザー「人間性を奪われているのは加害者のほうだ」 | 『関心領域』監督が語るガザとイスラエル

      「ナチスの家のビッグ・ブラザー」という手法 ジョナサン・グレイザーが『関心領域』(2024年5月24日から公開)の制作において困難だと感じたのは、自分自身が恐怖を感じる主題を映画にするための適切なアプローチを見つけることだった。 「ホロコーストの映画を撮ろうとする人たちに、私はかなり懐疑的です。自分自身に対しても例外ではありませんでした」と彼は言う。 結局、グレイザーは無駄を削ぎ落とした表現に落ち着く。これはユダヤ系ドイツ人哲学者テオドール・アドルノの、「アウシュビッツの後で詩を書くことは野蛮である」という言葉を思い出させる。『関心領域』には詩的な味付けはなく、救いになるような感傷もない。グレイザーは本作に「ドラマを入れたくなかった」と語る。 「ある男が、自分の愛する仕事から転属させられそうになる。この映画で起こるのは、ただそれだけのことです。男はそれに腹を立て、妻も家を離れたがりません」

        ジョナサン・グレイザー「人間性を奪われているのは加害者のほうだ」 | 『関心領域』監督が語るガザとイスラエル
      • 新「iPad Pro」発表に水を差した炎上広告、アップルにとれる挽回策は

        「破壊」動画がもたらした騒動 一方、iPad Proの発表の一部は多くの人たちの気持ちを害することになった。 「人類の経験の破壊。提供:シリコンバレー」と表現したのは、有名俳優のHugh Grant氏だ。 Apple史上最薄のデバイスにそんなことができるのか。まさか、と思うかもしれない。しかし、Grant氏が言っているのは新型iPad Proそのものではなく、Appleが新型iPad Proの発表に合わせて公開した動画広告のことだ。 この動画には、多くの人たちに愛されてきた、そして今も愛され続けている「物」が登場する。レコードプレーヤー、トランペット、スピーカー、ピアノ。 ギターやメトロノーム、絵の具の缶もある。 そして、そのすべてが巨大なプレス機で押しつぶされ、(ご想像のとおり)史上最薄のAppleデバイス――新しいiPad Proに姿を変える。 この動画でAppleが何を伝えたかったの

          新「iPad Pro」発表に水を差した炎上広告、アップルにとれる挽回策は
        • 三橋貴明『愚国の典型』

          三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 三橋貴明のツイッターはこちら 人気ブログランキングに参加しています。 チャンネルAJER更新しました。 「値上げしろ、人を囲い込め、投資しろ(前半)」三橋貴明 AJER2024.4.2 令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。 言論の自由と移民政策〜グローバリズムの罠に陥った日本の末路[三橋TV第846回] 三橋貴明・高家望愛 https://youtu.be/oUZn8gGgSEU 4月1日のシリアのイラン大使館攻撃への報復として、イランが多数の無人機やミサイルによるイスラエル攻撃に踏み切

            三橋貴明『愚国の典型』
          • アサシンクリードシャドウズと批判的人種理論|Umx.Ko_Omote

            今、アサシンクリードシャドウズというゲームが界隈で話題だ。 アサシンクリードシリーズ(以下アサクリ)はシリーズ第1作が2007年の発売で、現在も続いている世界的人気を誇るビデオゲームだ。 私も初代を遊んでその革新的なゲーム性に衝撃を受けて以来、最新のミラージュまで主要ナンバリングは大体プレイしているファンである。 アサクリがどんなゲームかと言うと、一言で言えば忍者ゲーであり、11世紀の中東を舞台に、マルコポーロの伝説「山の老人」をモチーフにした暗殺教団(アサシン)の活躍を描いたものだ。 現在隆盛を誇るオープンワールド型ゲームのパイオニアの一つであり、緻密な時代考証を伴って再現されたエルサレムやダマスカスをフリーラン出来るというシステムに初めて触れた衝撃は今でも忘れられない。 そのタイトルが、忍者との相性の良さからシリーズ初期より囁かれていた日本舞台の作品を、今般満を持して発表となった。 大

              アサシンクリードシャドウズと批判的人種理論|Umx.Ko_Omote
            • 「敵は誰で、味方は誰か」を宣言しよう。 山口周さんに学ぶ、新時代のマーケティング戦略

              ふだん何気なく使っているいろんな「言葉」ーーその言葉の裏側にあるものについて素朴に、とことん哲学していく連載「HERALBONYと言葉哲学」。 これまで言葉に埋め込まれたさまざまな「先入観」と向き合い、アップデートしてきたヘラルボニー。この連載では、松田両代表をはじめとするヘラルボニーのメンバーが、ビジネス、アート、福祉、アカデミアなど多様な領域で活躍するオピニオンリーダーの皆様と、「言葉の哲学」を紡ぐことで、言葉の呪縛を解き放ち、80億の「異彩」がいきいきと活躍できる思考の輪を広げていきたいと思います。 第3回は、ベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社)、『ビジネスの未来』(プレジデント社)の著者で独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活躍するライプニッツ代表の山口周さんと、ヘラルボニーCOOの忍岡真里恵が「ビジネス」という言葉について哲学していきま

                「敵は誰で、味方は誰か」を宣言しよう。 山口周さんに学ぶ、新時代のマーケティング戦略
              • 日本語、大丈夫ですか|しまだ

                これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2023 25日目の記事です。 コピーライターという職業上の習慣で、気になる言葉を収集している。ある日、たまには昼に魚を食べようと近所の食堂に入った。迎えに出てきた20代前半とおぼしき女性店員が言った。 「お客さまは一人で大丈夫ですか?」 何? 「大丈夫」というのは、「立派な男子」のこと、そして「危険や心配のないさま、間違いないさま」「病気やけがのないさま」をいう。 近年は若者を中心に「『お茶はいかがですか』『大丈夫です』」など婉曲的に拒否したり辞退したりするのに使われる。それは承知していた。職場で50代の上司が20代の部下に「今日は金曜日だから、一杯飲みに行くか」と尋ねると、「大丈夫です」と断わるのだ。 だが、女性店員の「お客さまは一人で大丈夫ですか」は、それらのどれにも当てはまらない新種の用法だ。つまり、「お客

                  日本語、大丈夫ですか|しまだ
                • 三橋貴明『日本に財政問題は存在しない』

                  三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 三橋貴明のツイッターはこちら 人気ブログランキングに参加しています。 チャンネルAJER更新しました。 「積極財政派と緊縮財政派の死闘が始まった(前半)」三橋貴明 AJER2024.5.28 令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。 責任ある積極財政を推進する議員連盟の提言が公開になりました。 『「衰退途上国」とならないための経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)2024への提言 1. カレンダーベースでのプライマリーバランス(PB)黒字化目標を撤廃すること。その上で新たな財政規律置くとす

                    三橋貴明『日本に財政問題は存在しない』
                  • 『シャーロック・ホームズの冒険』など名作小説のKindle版が半額。「ビッグ・ブラザー」に監視されるディストピア社会を描く『1984』、カフカの『変身』なども対象

                    『シャーロック・ホームズ』シリーズはコナン・ドイルが1887年より発表、私立探偵ホームズと、その相棒であるワトスン医師による活躍を描いた作品だ。 事件の解決劇とあわせて、変わり者で自分の興味のある事件にはまっしぐらのホームズと、それとは反対に元軍医でしっかりした性格のワトスンのふたりによる信頼関係も大きな魅力となっている。角川文庫版ならではの、えすとえむ氏によるスタイリッシュな表紙も魅力。『緋色の研究』などを含む全7作が対象となる。

                      『シャーロック・ホームズの冒険』など名作小説のKindle版が半額。「ビッグ・ブラザー」に監視されるディストピア社会を描く『1984』、カフカの『変身』なども対象
                    • 三橋貴明『「断固、PB目標を破棄しなければならない」と叫べ』

                      三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 三橋貴明のツイッターはこちら 人気ブログランキングに参加しています。 チャンネルAJER更新しました。 「食料安全保障強化の為には政府がお金を使うしかない(前半)」三橋貴明 AJER2024.5.7 令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。 「政府による投資は国の借金...?」日本経済はもう成長できない?1枚の図が示した財務省の大罪[三橋TV第861回]三橋貴明・saya https://youtu.be/FaYRGPIjr_Q 別に打ち合わせをしたわけではないのですが、わたくしの三橋経済塾

                        三橋貴明『「断固、PB目標を破棄しなければならない」と叫べ』
                      • 福祉国家の目的は「権力のコスパ」の最大化 – 橘玲 公式BLOG

                        ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2018年6月15日公開の「デンマークという高度化した福祉国家の徹底した「権力のコスパ」政策」です(一部改変)。 Arcady/Shutterstock ****************************************************************************************** 「自分の人生を自由に選択できない社会では、自己責任を問うことはできない」 おそらくすべてのひとがこの原則に同意するだろう。「奴隷が幸福になれないのは自己責任だ」などというひとは、すくなくともいまのリベラル化した社会には居場所がない。 だとすれば、論理的にはこの原則を逆に

                        • 「ディストピア」←意味は何よ?死の世界でいいんか? : 哲学ニュースnwk

                          2024年06月06日23:00 「ディストピア」←意味は何よ?死の世界でいいんか? Tweet 1: 名無しさん@涙目です。(秋田県) [US] 2024/06/06(木) 06:55:14.76 ID:AYvJwhTR0● BE:194767121-PLT(13001) 【画像】 田舎の道路脇にある、こういう謎スペース好きなやつwww 7: 名無しさん@涙目です。(東京都) [ニダ] 2024/06/06(木) 07:04:16.03 ID:UMcHYOJN0 ユートピアの対極なんだから人によっていろいろ解釈しうるな 人が想像する苦痛を思いつく限り挙げたのが地獄なのだからニアリーイコールではある 18: 名無しさん@涙目です。(大阪府) [US] 2024/06/06(木) 07:10:19.80 ID:5WKe7Hux0 >>7 小説のユートピアはなかなかエグいがな今の人が見たらこ

                            「ディストピア」←意味は何よ?死の世界でいいんか? : 哲学ニュースnwk
                          • 「統一教会問題とは日本社会にとって何なのか」/仲正 昌樹×編集部 | 特集/

                            編集部の課題設定 国益を擁護し伝統保守に立つと称する自民党、さらに政治家・安倍晋三のご都合主義政治が、旧統一教会との関係をめぐり暴露されつつある。個々の政治家のいい加減さと、カルト的宗教団体との互助関係をめぐり、日々、「新事実」が報道される。国会での審議やジャーナリズムの手で、事実関係は徹底して追及されるべきであるが、安倍元首相の銃撃から現在に至るまで、岸田政権の旧統一教会への対応は、世論やメディアへの対応策に終始している。宗教法人の認証にかかわる法令違反問題として旧統一教会に立ち向かうには、立憲主義と法治国家のもとでのいくつかの原則を、政治家は国民と共に確認していく必要がある。 問題なのは旧統一教会と日本社会との関係である。それは二つの点で重要である。一つは、脱宗教化が進行する日本で多くのカルトに類する宗教がはびこり、その背景には救済を求める多くの人々がおり、またその「信仰」により被害に

                            • 三橋貴明『財務省が描くストーリー』

                              三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba 株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 三橋貴明のツイッターはこちら 人気ブログランキングに参加しています。 チャンネルAJER更新しました。 「食料安全保障強化の為には政府がお金を使うしかない(前半)」三橋貴明 AJER2024.5.7 令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。 「政府による投資は国の借金...?」日本経済はもう成長できない?1枚の図が示した財務省の大罪[三橋TV第861回]三橋貴明・saya https://youtu.be/FaYRGPIjr_Q 現在の円安を引き起こしたのは、2020年から2021年にかけた

                                三橋貴明『財務省が描くストーリー』
                              • 「敵は誰で、味方は誰か」を宣言しよう。 山口周さんに学ぶ、新時代のマーケティング戦略

                                ふだん何気なく使っているいろんな「言葉」ーーその言葉の裏側にあるものについて素朴に、とことん哲学していく連載「HERALBONYと言葉哲学」。 これまで言葉に埋め込まれたさまざまな「先入観」と向き合い、アップデートしてきたヘラルボニー。この連載では、松田両代表をはじめとするヘラルボニーのメンバーが、ビジネス、アート、福祉、アカデミアなど多様な領域で活躍するオピニオンリーダーの皆様と、「言葉の哲学」を紡ぐことで、言葉の呪縛を解き放ち、80億の「異彩」がいきいきと活躍できる思考の輪を広げていきたいと思います。 第3回は、ベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社)、『ビジネスの未来』(プレジデント社)の著者で独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活躍するライプニッツ代表の山口周さんと、ヘラルボニーCOOの忍岡真里恵が「ビジネス」という言葉について哲学していきま

                                  「敵は誰で、味方は誰か」を宣言しよう。 山口周さんに学ぶ、新時代のマーケティング戦略
                                • 三橋貴明『紐で押すことはできないが、引っ張ることはできる』

                                  株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから 三橋貴明のツイッターはこちら 人気ブログランキングに参加しています。 チャンネルAJER更新しました。 「緊縮財政との戦いがクライマックスに近づいている」(前半)三橋貴明 AJER2022.4.12 令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。 また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を! 公共サービスは赤字で良い 反対側で国民が黒字になっている[三橋TV第538回]三橋貴明・高家望愛 https://youtu.be/yaIfNAV3Xco コストプッシュ型インフレは「デフレ脱却」ではない。それどころか、消費税増税と同じデフレ化である。消費税増税による強制的な物価引き

                                    三橋貴明『紐で押すことはできないが、引っ張ることはできる』
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