並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

241 - 280 件 / 886件

新着順 人気順

フミコフミオの検索結果241 - 280 件 / 886件

  • 上司が生きていた。 - Everything you've ever Dreamed

    前編→上司が亡くなった。 - Everything you've ever Dreamed 亡くなったはずの部長が生きている。そんな気がしてならない。通夜や葬儀は行われていないし、誰も死の状況や遺骨を確認していないからだ。今でも部長が遺していったものが発掘され続けているからだ。 「俺は他人にだけ厳しすぎた…部下は誰も俺の葬式には来ないだろう…」「俺を偶像崇拝しろ」そんな部長の生前の予言めいた言葉は現実となってしまった。予言より現実は厳しいものになってしまった。部下同僚のみならず仕事関係や親族からも縁を切られ、都内の寺で無縁仏になられた部長。 仕事上の関係から疎まれたのは「信頼は金で買うもんだ…未契約の、金銭の授受のない御社になぜ信頼されるような言動を求められなければならない?失礼ながら資本主義を学ばれた方がよろしいのでは…」「見積時点の想定より2割ほど苦労したから2割増しで請求をしただけ…

      上司が生きていた。 - Everything you've ever Dreamed
    • 地震と我が家 - Everything You’ve Ever Dreamed

      東北で大きな地震が起こって一ヶ月。連日新聞の「亡くなられた方々」欄にはたくさんの名前が掲載され続け、原発は危機から脱せず、漁業や農業などへの二次的な被害を耳にするようになった。僕が暮らしているのは神奈川で直接的な被害はなかったが、節電の影響で今も街は暗い。募金を呼びかける声も見かける。たくさんの人が命を落としたことに愕然とする。4月7日午後11時32分。揺れた。強い。中断/再開。こうして地面が揺れるたびに長い戦いに思いを馳せてしまう。かつて僕と僕の家族が直面した、地震という強く無慈悲なものとの抗争を思い出してしまう。 16年前、阪神大震災が起こった。当時も神奈川に暮らしていたので一次的な被害はなかった。だが父は死んだ。自殺だった。遺書はなかった。けれども自分で仕事をしていた父が疲れきった顔で「神戸の得意先が潰れちゃったよ」と言うのを母が聞いていたので、将来を悲観して命を絶ったというのが家族

        地震と我が家 - Everything You’ve Ever Dreamed
      • 続報・ブログが総務部長バレした課長がスーツを脱ぎ捨てて会社の暗部を告発するよ ふたたび - Everything You’ve Ever Dreamed

        インタビュアー(以下淫) みなさんこんばんは。「プロレタリアに会いにきて」の時間です。今週も先週(id:Delete_All:20100427)に引き続きフミコフミオさんをゲストに迎え、お話をうかがっていきたいと思います。それでは自己紹介をお願いします。 フミコフミオ(以下フミコフミオ) ども。営業部で課長やっている36才です。好きな食べ物は肉まん。嫌いな食べ物はあんまんです。 淫 前回は、総務部長から不正を強要された件についてお話していただきました… フミコフミオ 4月29日に総務部長がスナックのママとゴルフに行く。その代金の処理を僕に任せようとしている、営業の交際費として…という話は先週しましたよね 淫 はい。あの後、どうなったんですか。フミコさんはっきりと不正を断りましたよね フミコフミオ まあね。ロック精神に反しているからさ、そういうの(笑)。 会社から少し離れた喫茶店がフミコ氏お

          続報・ブログが総務部長バレした課長がスーツを脱ぎ捨てて会社の暗部を告発するよ ふたたび - Everything You’ve Ever Dreamed
        • 「会社から酷い扱いを受けている」と訴える嘱託社員の知人に生きる希望を与えてきた。 - Everything you've ever Dreamed

          「相談したいことがある」と言ってくる人のほとんどは、「私は正しいよね」「間違っているのは向こうに決まってる」という具合に、己の意見や考えの正しさを後押ししてもらいたいだけである。だから、そういう誘いを受けたとき、僕は気持ちのスイッチを切って、生ビールを飲みながら「だよねー」と言うにとどめるようにしている。もちろん親しい友人に対しては、そのような対応はしない。友人たちは冷静かつ優秀な人たちなので、己の考えを客観的にとらえ、僕の意見、それが否定的なものであっても受け入れてくれるからだ。それ以外の、それほど親しくもない、どうでもいい方々たちは、こちらが本気で親身になって「それは違うんじゃないかな」「間違っているよ」「もしかしてバカなのか?」と指摘すると、なぜそんなふうにいうのだ、ヒトデナシ!と声を荒げるからたまらない。場が凍り付いてビールが不味くなるのは御免被るし、そもそも親しくもない人がご自身

            「会社から酷い扱いを受けている」と訴える嘱託社員の知人に生きる希望を与えてきた。 - Everything you've ever Dreamed
          • 続々・私の異常なお見合い または私は如何にして家を追われて神を求め、極太ディルドをつくるに至ったか

            ウォシュレット。ああそんな、そんなところまで、などと呟きながらひんやりした便座に座り、小さな悦びにうち震えてはらはらと涙を流していた。口ずさむは即興戯曲《ウンコとウォシュレット》。「ああウォシュレット、あなたはどうしてウォシュレットなの」。お見合い以来、僕は追い詰められて生活が破綻寸前。用を足せばこのようにわけもなく涙をはらはらと流す有り様。というのも先日お見合いをした娘からの大河ドラマ「天地人」感想メールに加え、その母親からも連日、「オホホいつ我が家に遊びにきてくれるの?」やら、「家族一同楽しみに来訪をお待ちしておりますオホホ」というふざけたメールが執拗に送られてくるからだ。 オホホ。なにがオホホ。浮かれてる。みっともない。僕が間抜け面に北京ダック片手で赴くような安い男とでも思っているのだろうかオホホ。腹立たしい。本来なら若い女性とお話が出来るのはオホホな心境になるのだが。普通の女性なら

              続々・私の異常なお見合い または私は如何にして家を追われて神を求め、極太ディルドをつくるに至ったか
            • ブロガーの収支/月200万PV50万円以上を稼ぐ方法 - Everything you've ever Dreamed

              僕がウェブ上に日記を書き始めて15年以上になる。いろいろなサービスを渡り歩いてきたが、はてなブログを利用し始めたのが13年12月なのでちょうど丸2年。僕がウェブ上に日記を書き始めた頃と大きく変わったのは、ウェブ日記がブログと名称を変えたことと、PVやブログで稼いだ金額とそのノウハウをブログ上で公表するようになったことだ。僕はそういう記事を積極的に読もうとは思わない。なぜならそれらのノウハウのうち、どれくらいのものが有効なものなのか疑わしいからだ。 実のところ僕は自分のブログを積極的に読んでいる人がどれだけいるか知らない。はてなブログの購読者数が2600なので各リーダーの登録者数を足しても数千程度くらいだと見込んではいる(確認する術を知らない)。はっきりいってニッチだ。はてなブログは購読者数のランキングを発表していないので、2600という数値がどのくらいの位置にあるのかはっきりはわからないけ

                ブロガーの収支/月200万PV50万円以上を稼ぐ方法 - Everything you've ever Dreamed
              • 同僚たちの退職時恨み節をまとめてみたよ。 - Everything you've ever Dreamed

                「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とはプロ野球の野村克也元監督の言葉である。敗北の原因を追究することの大事さをあらわした言葉だが、どうだろう?最近は敗北や失敗から目を背けるかのごとく、華やかなサクセスばかりが取り上げられてはいないだろうか。ところで我が営業部は直近10年で一年以内離職率9割に迫らんとする素晴らしい職場である。いわば僕は辞めていく同僚を見送ってきた《退職おくりびと》。今回は退職おくりびとの僕が30名の同僚たちが退職時に残した言葉を紹介したい。これらのきっつーな言葉たちから敗北や失敗の本質を見つけていただき役立ててもらいたい。 1.「夏休みが短すぎる」 20代男性。入社一年目に申請取得した夏休み(3日間)が悪天候でつぶれてしまったため、二度目の夏休み取得を試みた彼。当然のことながら会社から許されなかったがその恨み節を退職の間際に。見苦しい。その後/フリーターを経

                  同僚たちの退職時恨み節をまとめてみたよ。 - Everything you've ever Dreamed
                • 別居していた妻が帰ってきた。 - Everything you've ever Dreamed

                  週末婚なのか、それとも、ただの終末への助走なのかわからない。ただ、確実に言えるのは断続的な別居生活が突然終わったということ。今はいつまで続くのかわからない平穏な時間を過ごしている。他者と関係を築き、維持していくためにはある種の無関心が必要だと僕は思う。分かり合えやしないことを分かり合うしかないのだ。ポジティブに諦めること。期待しすぎないこと。妻と別居しているとき僕はひたすら前向きだった。床を相手に格闘したり終日果てるまで動画を試聴したり、妻がいるときには絶対に出来ないことに積極的に取り組んだ。結婚していいことなど数えるほどしかなかったけれども、その中でも心の奥底から良かったー!ラッキー!と胸を張れるものの一つが女性向けランジェリーのカタログが日常にあることだった。ああ、憧れのピーチジョン!僕のランジェリーへの憧憬はカタログを越えて実物ランジェリーに到達。気がつくと僕は、灯りを抑えた部屋の中

                    別居していた妻が帰ってきた。 - Everything you've ever Dreamed
                  • 高齢者の隣人を助けたつもりが、追い出す結果になってしまった。 - Everything you've ever Dreamed

                    高齢化が加速していく我が国では、こうした事例が増えてくると思うので参考にしてもらえたら幸いである。 先月某日。蒸し暑い午後11時。マンションの呼び鈴が鳴る。モニターで確認すると夏なのにフリースを着た初老の男。荷物は持っていない。夜、モニター越しにみる人の顔は目がピカピカして不気味。よく見ると、隣人のTさん。Tさんは60代後半から70代の男性。独身。僕の知るかぎり、これまで彼を尋ねてくる人は一人もいなかった。酔っ払っているにちがいない、ここはひとつスルーしよう、と思ったが、一分ほどずっとドアの前に立っているので、仕方なくドアを開ける。「こんばんは」とTさんは切り出すと、まったく知らないマンション名を出して、そこが自分の家なので連れていってほしい、と言った。いやいやここがユーのマンションだから。僕は「Tさん、お隣でしょ」と冷静を装って、彼を部屋の前まで連れていき「おやすみなさい」といって自分の

                      高齢者の隣人を助けたつもりが、追い出す結果になってしまった。 - Everything you've ever Dreamed
                    • 年次有給休暇取得で会社とトラブってます。 - Everything you've ever Dreamed

                      トラブルとトラベルは似ている。今、僕が抱えているトラブルを乗り越えたとき、長いトラベルを終えたときに味わえるであろう、満たされた気持ちになるのだろうか。僕にはとてもそうは思えない。 ここ数日、年次有給休暇取得の件で会社とトラブっていた。年次有給休暇は労働者の権利のはずだが、一労働者の僕は自由に取得できないでいる。ヒドい話だ。もっとも、各能力が低いために相対的に意識だけが高くなってしまっている《意識高い系》のように、付与された年次有給休暇より多い日数を取得しようなどというテロいことをするつもりはまったくない。 むしろ逆だ。僕は年休を取りたくないのだ。しかし、会社は僕のそうした自由意志を無視し、強制的に年休を取るように言ってきている。労使間トラブル勃発。「今週金曜日(1/22)に年休を取れ」性急な言い渡しである。人事総務の人の必死さから労基署のガサ入れがあったのだろうと想像する。そう簡単にはい

                        年次有給休暇取得で会社とトラブってます。 - Everything you've ever Dreamed
                      • 新・私の異常なお見合い または私は如何にして焼肉デートのあとインポを克服するために赤ちゃんプレイをするに至ったか - Everything You’ve Ever Dreamed

                        インポを告白して断ったはずのお見合い相手とは泥沼、インポはコンティニュー、相手の母親から「婿殿の茶碗も用意してありますよオホホ」「初孫は男の子がいいわウフフ」、実の母親から「もうあんたに先はないんだからさっさと決めちゃいなさい、このインポ息子!」などと心ない言葉を連日頂戴するような四面楚歌で、普段は大海原のように穏やかな僕の精神も降参し荒んでいた。この週末は自分を見つめ直し心の平穏を取り戻そうと、酒を飲み飲み木材から仏像を削りだし、仏画を描いていた。不安が襲ってくるとドアを開け「くわっ」と目を見開き酒の肴のピーナッツを「鬼は外、福はうち」と一心不乱に虚空へ投げつけて平静を取り戻した。 そんな静かな時間は一通のメールによっていとも容易く破られてしまう。ジーザスクライスト!サノバビッチ!土足でお庭に入ってこないで。お花畑を踏み荒らさないで。「ヤフオクで武器が売れたので焼肉を食べるのですうー ノ

                          新・私の異常なお見合い または私は如何にして焼肉デートのあとインポを克服するために赤ちゃんプレイをするに至ったか - Everything You’ve Ever Dreamed
                        • 店で出されたイマイチな料理に「マズい」を連呼する必要ある? - Everything you've ever Dreamed

                          突然ですが皆さんの周りに、店で出された料理をその場で酷評する人っていませんか?僕はその行為がまったく理解できないのだけれども、皆さんはどういうふうに捉えているのだろう。 先日ランチタイムにこんなことがあった。市場調査を理由に部下氏と個人経営の定食屋に入った。席は7割ほど埋まっていた。隅っこの4人掛けテーブルに座る。部下氏はミックスフライ定食、僕は肉野菜炒め定食屋を頼んだ。部下氏が「マヨネーズを別盛りで付けて」とまるで常連客のような気軽さで大将に声をかける姿に、僕は不安を覚えた。料理が出てきて箸をつけてから数分、嫌な予感は当たる。 「ここマズくないすか?脂っこくて食べられたもんじゃないですよ」と部下氏が大きな声で言ったのだ。小さい店だ。全員に聞こえている。誰も反応しないのがかえって恐い。申し訳ない気持ちになる。僕は仲間と思われたくなかった。「おい。少し声を落とせ。感想も発言も自由だよ。つか今

                            店で出されたイマイチな料理に「マズい」を連呼する必要ある? - Everything you've ever Dreamed
                          • 会社ぶっこわしました - Everything You’ve Ever Dreamed

                            昨夜。帰路。窓につく雪をワイパーがかきわける音だけが空ろに響く車中の重苦しい沈黙。を破って、ハンドルを握った部長が、雨は夜更けすーぎにー雪へとかわるだーろー、って有名すぎるフレーズを口ずさみ、この歌を知っているか、と尋ねてきた。馬鹿にしているのか。間髪いれず答えようとした僕の「知っています」に、かぶせるように部長曰く、「これはオフコースの「さよなら」だ、出来る営業マンは歌を知っている」。疲れる。呆れる。言葉にできない。それから僕は、さよなら、さよなら、さよならーああーオーゥサイレンナーィ、ウェーホリーナーィ、著作権に抵触しない歌が生まれるさまを目撃した。嫌な予感が、した。 夜更けどころか夕方から、雪。客先から出るや否や、部長が「お前は雪道運転の経験が不足している。物心ついたときから雪道を走っている俺が代わりに運転してやる。今日は特別だ」といいはるので、らしくないけどまあいいか、眠いし、って

                              会社ぶっこわしました - Everything You’ve Ever Dreamed
                            • 僕の子供が宿題拒否不登校ユーチューバーになったら。 - Everything you've ever Dreamed

                              「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」(琉球新報) - Yahoo!ニュース 宿題拒否不登校ユーチューバー(沖縄在住/10才)が物議を醸しているけれど、別にいいんじゃないか、というのが僕の感想である。これは「いろいろな生き方があること」「今の世の中に感情のはけ口があること」に対しての限定された「いいんじゃないか」である。プラスでも、マイナスでもない。もし、彼が自分の子供だったら「もっと賢いやり方があるだろう」と助言くらいはする。知人の子供だったら「申し訳ないけど僕に近づけないでくれ」とお願いする。だいたい、僕の子供ならば彼よりもずっと賢…いや、僕の子供時代に近い思考と性格と能力を持っているであろうから、かつての僕がやったように宿題をちゃちゃちゃっと瞬殺して学校で友達と遊んでいるはずであるが。 そもそも、他人の子供、それも僕の住む神奈川県から遠

                                僕の子供が宿題拒否不登校ユーチューバーになったら。 - Everything you've ever Dreamed
                              • Hagex事件の判決を受けて - Everything you've ever Dreamed

                                令和元年11月20日、僕の数少ないネット友人であるブロガーHagex(ハゲックス君)が巻き込まれてしまった事件の判決が出た。判決や公判の内容や量刑については、報道されているとおりで、「もっと重い罪を」と考えるのは被害者と距離の近いところにいた人間の感情が出てしまってフェアではなくなっているので、あえて何もいわない。アンフェアな犯罪についてもフェアに厳正に対応するべきだ。それでも、判決が出たのは、ひとつの区切りなのは間違いないので、今、自分なりに考えていることを気持ちを整理させるためにも、まとめておきたい。 言われているように前例のない事件だ。ネット上のトラブルを発端に死傷者が出る事件はこれまでもあったが、どれも加害者と被害者との間に、ある程度の直接的な関係性が認められるものだったからだ。この事件は加害者と被害者との間に直接的なやりとりはほとんどなく(加害者からはそうではないらしいが)、サー

                                  Hagex事件の判決を受けて - Everything you've ever Dreamed
                                • 仕事に好き嫌いを持ち込むな。 - Everything you've ever Dreamed

                                  前々から「仕事を好きになる必要はない」とぼんやり思っていたけれど今はそれが正しいと確信している。そう確信したのは、一連の査定のための個別面談を通じて「仕事が好きか否か」が評価につながると考える人がいることを知ったからだ。僕は社会人になって以来、仕事の好き嫌いについて考えては来たけれども、それが評価に繋がるという視点は僕のなかになかったので新鮮であった。同時に、きっつー、とも思ってしまった。 僕自身は仕事が好きではない。出来ることなら仕事などやらずに、誰もいない部屋でひとり生まれたときの姿で一日中テレビゲームをしていたい。ただ、一日の大半の時間を仕事に費やすのなら、その時間が無駄にならないよう、しっかりと丁寧に仕事をして、相応の報酬をもらいたい、そう、考えている。マトモな仕事を通じて報酬が良くなっていけば好きではない仕事も続けていられる、いいかげんな仕事でトラブルやメンドーに巻き込まれて好き

                                    仕事に好き嫌いを持ち込むな。 - Everything you've ever Dreamed
                                  • 元社畜の僕でもドン引きする「ヤバくなったら逃げろ」と若者に助言するパイセンの無責任 - Everything you've ever Dreamed

                                    学校を卒業して社会人になるときのハードルの高さの正体は先に社会に出ている大人のメンツの大きさではないだろうか。パイセンのメンツを守るために「仕事だから」「それくらいググっとけよ」つって新社会人に無駄な緊張と努力を強い、最悪、ウツ発症。無理もない。働くということ、社会人になるということについて教えられていないのだから。出来るわけがない。教えないのもメンツを守るためだ。メンツが守られているからこそ「お父さん仕事でお疲れなのよ。寝かせておいてあげて」「お父さん寝てるだけだけど偉いんだよねー」という凡庸な母子のやり取りが昭和に頻発したように、ボンクラ社員でも家庭では尊敬の念をもって扱われるのだ。古来より、社会秩序を守るため、いわば先に世に出ただけにすぎないパイセンを守るためだけに、働くことは尊い行為という空気が形成され、維持されてきたのだ。これがメンツだ。今はいくぶん薄くなってきてはいるものの、そ

                                      元社畜の僕でもドン引きする「ヤバくなったら逃げろ」と若者に助言するパイセンの無責任 - Everything you've ever Dreamed
                                    • 大人になれなかった子供たち - Everything you've ever Dreamed

                                      生きることに理由や言い訳をつける生き物は人間だけで、僕は、人間を人間たらしめているそういった機能や行動を、美徳であると同時に欠点でもあるんじゃないか、と思っている。この夏まで僕は失業していた。辛いことの方が多い時期だったけれども、おかげで昼間の町並みの様子を観察することも出来たし、何人かの旧知の顔を見つけることも出来た。Tのお母さんもそんな旧知のひとりで、彼女は僕を見つけるなり「ま~立派になって」と言いながら僕の肩をパンパン叩いた。平日の昼間に、スヌーピーのTシャーツと麻のズボーンのコーデで、サンダルを引っかけている、無精ヒゲの中年男に「立派」って。おばさんも七十才を超えているはず。「ボケてしまわれたのか…」と愕然とした。Tは幼稚園から中学校の義務教育タイムまで一緒だった5人の友人のうちのひとりで、ボンクラ度合いでは僕といい勝負が出来る奴だった。ボンクラ同志、仲も良かった。一学年上のバカで

                                        大人になれなかった子供たち - Everything you've ever Dreamed
                                      • 失業した

                                        突然の失業だった。 やってしまったことは、わかってる。 上司の評価も、同僚の人望もあったのに、その全てを投げ捨ててしまった。 いつかは、この衝突は解雇につながることは覚悟していたけれど、あまりにも突然だった。 突然に解雇通知をつきつけられ、誰とも挨拶も出来ず、私物をまとめて会社を去った。 36歳、再就職はあるだろうか。 あの時、あの行動が正しかったのか、考える。 信念を守るためには、必要だった。 会社も自分も、顧客も誰も得をしない。 ただ、自分の信念を曲げたら、自分じゃなくなるのだ。 この失業を、恥じてはいない。 それでも、親や友人には話せないでいる。 お盆を前にして、離職票が届くのを待つ以外にやることなく、マンションで一人、静かに暮らしている。 同僚に遭遇しそうで、最寄り駅には近づきたくない。 会話は、オンライン英会話で話すフィリピン人講師とだけだ。 高校入試の過去問問題を解いてみた。

                                        • 私の異常なお見合いZ・または私は如何にしてAKBコスプレイヤーの策略にはまり式の日取りを決めるようになったか - Everything You’ve Ever Dreamed

                                          桃栗三年柿八年、時間がかかるかもしれませんが頑張りませうとお医者さんがいってくれたがまさかここまで時間がかかるとは想定外、インポテンツ丸三年、桃栗超え、僕は柿。僕はギャルが好きなピーチジョン、マロングラッセ…ではなく、囲碁クラブで提供される柿ピー。ピーの明るさがやけに悲しい。酒を飲まずにいられない。 ノッピー☆の勇姿(2010年夏) そのうえ年末から公私ともにうまくいってない。上司にはさらに疎まれるようになったし、祖父は病に倒れた。日曜の夜。現状を嘆きピーピーめそめそひとり飲んでいると携帯が鳴る。見なくてもわかる。シノさんからのメールだ。シノさんは僕とお見合いをしたお嬢さんで母親の友人の娘さん。趣味コスプレとお人形と戦国時代。レイヤー時の名前はノッピー☆。バストはDカップ(推定)(当社比)。今年の大河ドラマ「江」はシノさんが愛している戦国時代を舞台にしている。その感想メール。メールの末には

                                            私の異常なお見合いZ・または私は如何にしてAKBコスプレイヤーの策略にはまり式の日取りを決めるようになったか - Everything You’ve Ever Dreamed
                                          • 再就職を果たした僕に神様が起こしてくれた奇跡。 - Everything you've ever Dreamed

                                            8ヶ月に及ぶ壮絶な失業期間を経て再就職し、働きはじめてから1週間経過。前職と同業界だが、運輸業、外食業とブラッキーになりがちな業界の底辺を渡り歩いてきた僕にとって初めてのマトモな会社だ。駐車場に痛車が1台停められているのが不安かつ不穏ではあるが、ポケストップは近くにあるし、勤怠管理や福利厚生もしっかりしている。何より同僚たちが「敵」でない環境は自分本来の仕事に集中できていい。会社ってこんななんだー。おかげさまで充実した時間を過ごせているけど《いつ誰が邪魔をしてくるのか》《次に辞めるのは誰だ》というハラハラドキドキするだけのアホな緊張感は圧倒的に欠けており物足りないのも正直なところだ。まあ頑張ってみるよ(仕事については別の機会に書く)。「ご参考までに」つって有意義なアドバイスをくれた人、「期間工になれ」と面白くないジョークを言ってきた人、「釜山港に帰れ」を応援歌のつもりで歌ってくれたスナック

                                              再就職を果たした僕に神様が起こしてくれた奇跡。 - Everything you've ever Dreamed
                                            • 転職できそうです! - Everything you've ever Dreamed

                                              転職決まりそう。これもすべて乙武洋匡さんのおかげである。昨夜行われた面接。待合席にいた僕は、車両故障で止まってしまった満員電車の中で下痢になったときのような、痛み、焦り、脂汗の入り混じった緊張に襲われていた。そんな僕を救ってくれたのがスマホに流れてきた乙武さんのニュースである。乙武さんは今までに5人の若い女性と不倫したらしい。僕はそのニュースを知ったとき、先ず『六神合体ゴッドマーズ』(主人公ロボと五神ロボが合体する素敵アニメ)を連想し、それから大きな勇気をもらった。その勇気はおそらく乙武さんでなければ供給することの出来ない、えっ?嘘!?きっつー!という衝撃と驚きを伴う勇気だった。ドーピングみたいなものだ。 乙武さんが5人の女性と六神合体ゴッドマーズ。その事実は怯えていた僕に《乙武さんがあそこまで出来るのだから僕だってやれる》という不思議な勇気と大いなる余裕を与えてくれた。おかげで面接官の欠

                                                転職できそうです! - Everything you've ever Dreamed
                                              • 食品業界の異物混入事故への対応について - Everything you've ever Dreamed

                                                マクドナルド。ペヤング。最近、食品業界における異物混入事故が絶えない。食品業界に10年以上携わってる僕からみれば対応が間違っているとしか思えない事案ばかりだ。そこで今日は、半世紀ほど食品業界を生き残ってきた弊社が、どのようにして異物混入と戦ってきたかを、とあるカリスマ営業部長(故人)である上司の言葉を通じて教授したい。このエントリーをマクドナルドのサラ・カサノバ氏に捧げます…。 上司「食べる前に見つかって良かったですねー!以上終わり!」※異物混入事故のスピード解決を図ったつもりの一言→泥沼化 上司「虫も食べたくなる美味さです」※虫混入時の謝罪の言葉。災い転じて福となりませんでした。 上司「戦争中はこういう虫を食べたもんです」※虫混入時の謝罪の言葉。ちなみに当人は戦後生まれ(1946〜2014)だったりする。 上司「お茶に茶っ葉が入っていて文句を言う人はいないでしょう…」※顧客への斬新な宣戦

                                                  食品業界の異物混入事故への対応について - Everything you've ever Dreamed
                                                • 無職は恥だが役に立つ - Everything you've ever Dreamed

                                                  毎年恒例のクエスチョン。なぜ、一年に一度しか会わない、顔も覚えていない、可愛げもない親戚の子供にお年玉をあげなければならないのだろう?母はギブ&テイク、つまり子供時代に貰っていたのだからあげなければいけないと言う。妻は妻で、子供がいない僕の葬儀を行なってもらうため、つまり未来への投資だから観念するしかないと忠告してくる。貰ったから返せ。死んだら埋めろ。何だか寒々しく、凍死してしまいそうだ。反論させていただくがギブ&テイクは欺瞞である。なぜなら、子供時代のお年玉は言いかえれば大人同士のこづかいのやり取りである。子供のいない僕は終生お年玉をあげる側、ギブ&ギブ、与え続けるしかないのだ。また、僕は自分の死後のことに一切興味がない。僕の死後、地球が割れようが人類が滅びようがどうでもいい。庭いじりの最中に花壇の前で孤独死後はそのまま放置していただき、風葬してもらえればそれで構わないのである。もちろん

                                                    無職は恥だが役に立つ - Everything you've ever Dreamed
                                                  • 炎上ってかっこ悪いよね。 - Everything you've ever Dreamed

                                                    有名人でも企業アカウントでも一般人でもいいのだけれどインターネットで炎上して浮かれている人を見ると心配になる。炎上ヤベー炎上ヤベーとツイッターなどで三文芝居を見せられるにとどまらず(ほとんどの場合炎上炎上と騒ぐ当人が思うほど炎上していない)、謝る気が感じられない謝罪エントリーをアップされてしまうと僕の心配はいよいよ不安に変わってしまう。幼稚すぎやしないかと。謝罪エントリーに土下座する人画像を貼るのは何か宗教的なサインではないかと。 ネットで活動する人のほとんどは炎上しないように気をつけている(と僕は信じている)。そのなかで炎上を起こして浮かれるのは火事を見て喜ぶガキと変わらない。はっきりいって炎上はしない方がいい。まちがいなく炎上はカッコ悪いものだ。僕は10年以上ネットで文章を書いているが炎上を経験したことがない。炎上しないように、特に他人様の悪口や誹謗中傷を記すときは敬語や謙譲を駆使する

                                                      炎上ってかっこ悪いよね。 - Everything you've ever Dreamed
                                                    • 実録・月1時間残業するとこうなる - Everything you've ever Dreamed

                                                      「私は何百時間残業しているスーパー社畜だ!」「僕なんか何十時間の残業でこうなってしまった!」そういう社畜自慢が流行っているみたいなので、営業課長である僕もそのビッグウェ―ブに乗ってみたいと思う。結論からいうと僕はカラダを壊して5月から8月までの3か月間休んでしまった。もっとも僕の場合、残業自慢のスーパー社畜の方々に比べれば圧倒的に恵まれた職場環境にあるため、脆弱な僕自身サイドにかなりの問題があると思われるけれども、まあ、それは。 会社からウチの会社には残業というものは一切ありませんといわれる。 前提条件。会社は所定時間での退勤を命じているのに所定時間以外に働いているのは個人の自由、会社は一切関知しないことになっているそうである。見え隠れする「ノルマが過大なのではなく、能力がないのだ」という素晴らしい思想。むしろ残業はルール違反であるのにスルーしてやっているのだよと恩着せがましくいわれる。サ

                                                        実録・月1時間残業するとこうなる - Everything you've ever Dreamed
                                                      • 自己都合で退職した元同僚が養育費を求めてストーカーまがいの行為をしてきたので秘奥義を繰り出した。 - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                        僕は小さな食品会社の営業課長。ここのところ「自分探し」を理由に自己都合退職したゆとり世代の元同僚(必要悪君)から、縁を切ったはずなのに、トモダチ以上ストーカー未満の行為をされ続けていて甚だ迷惑している。先月のことである。必要悪君から連絡があった。一連の騒動でケータイは着信拒否。なので一身上の都合で現在妻と別居中の僕が一人暮らしをしているマンションの固定電話に連絡があった。「なぜこの番号を?」疑問をぶつけると「人脈を大切にしますからね、俺は」と必要悪君は言う。初っぱなから噛み合わず、きっつー、って唖然としていると、畳み掛けるように、元課長はやっぱ独身だったんすねー結婚できるタイプには見えなかったもんな〜と聞き捨てならないことを言うのを、ぐっ、とこらえて聞き捨てていると、驚くべきことを彼は言った。「元課長、養育費をください」 元課長、養育費をください。彼は、まるで大事なことのように正確な日本語

                                                          自己都合で退職した元同僚が養育費を求めてストーカーまがいの行為をしてきたので秘奥義を繰り出した。 - Everything You’ve Ever Dreamed
                                                        • 妻と別居していた41歳の僕にクリスマスの奇跡が起きました! - Everything you've ever Dreamed

                                                          今年のクリスマス、僕に起きた奇跡について語りたい。 12/8 突然、サンタさんからの手紙が届いた。 「サンタさんへお願いを」 欲しいものを書けという。偉そうに。最後にクリスマスプレゼントを貰ったのは1985年のクリスマス。以来、30年、贈る側にまわっていたので、いざ、欲しいものと言われても思い浮かばない。「何がもらえるかわからないから、ワクワクドキドキして楽しいのではないか!」とクレームを入れると妻は「私は貴方の趣味嗜好がわからないし、推測推定予想するのも面倒くさいです。欲しいものを教示いただいて購入するのが一番効率的ですー」というお答えであった。人情紙風船。 「アストンマーチンが欲しいなー」と言えば、「金額の上限は一万円。何らかの行為行動を求めるのも不可。物品に限定」という世知辛い回答。「キュベレイのプラモ」と言えば、「日本語でオッケー」という回答。キュベレイは日本語だ。 「キュベレイ」

                                                          • モンキーにプリンセスの名前をつけることについて - Everything you've ever Dreamed

                                                            (削除)

                                                              モンキーにプリンセスの名前をつけることについて - Everything you've ever Dreamed
                                                            • 私の異常なお見合い・戦国群雄伝 または私は如何にしてお見合い相手を銀河の果てで抱きしめたか - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                              来月は結納らしい。誰の結納って僕の。ユーノー?アイドンノー。僕の知らないところで進行している結納について教えてもらうために彼女と会うことになった。って前提がそもそもおかしい。その、待ち合わせの焼き鳥屋で待ちながら僕は考えていた。もし彼女の乳首が陥没乳首だったなら、と。もし見事に陥没していたなら、EDを患っている僕が常日頃彼女に対して思っているうしろめたい気持ちは緩和され、強く意見することが出来、多少不自由のある身体をもつ者同士いたわりあいながら生きていけるのではないだろうか、と。 「お待たせですうー」彼女があらわれた。アニメ、世界名作劇場の「小公女セーラ」「赤毛のアン」の登場人物が着ていたような寝間着に似たハレンチな白いトップスを第一ボタンまであけ、黒ニーソという出で立ちであらわれた彼女は僕のお見合い相手のシノさん(26)で、戦国時代好き西軍派、趣味コスプレ、レイヤーとしての名前はノッピー

                                                              • 私の異常なお見合い・接触篇 または私は如何にしてアル中を装い謎の教団と対峙したか - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                                小学校の音楽室であの歌を聴いたときに異世界は産声をあげたんじゃないだろうか。若者たち。君の〜ゆく道は〜果てし〜なく〜遠い〜だのに〜な〜ぜ〜歯をく〜いし〜ば〜り〜君は〜ゆく〜の〜か〜そんな〜にして〜まで〜。だのに、だのに、だのに。僕には、だのに、が不自然に聞こえて仕方なかった。なのに、じゃないの?クラスのなかで僕だけが抱いた違和感の萌芽は、僕のなかで萌え萌え成長して僕から飛び出し異世界となり、今まさに飲み込もうとしている僕を。異世界の中心にいるのはシノさんだ。僕の家のドアの鍵の無断の合鍵の持ち主のシノさんは僕のお見合いの相手で、戦国時代好き西軍派趣味コスプレ、スザンヌ似の25歳推定Dカップ、閉鎖的排他的仮装的催事での名前はノッピー☆ 今、ノッピー☆によって僕の部屋の施錠は解かれ、ドアは開かれ、ドアチェーンが悲鳴をあげながらかろうじて侵入を阻止している。僕はブリーフいっちょうで物陰に身を隠して

                                                                  私の異常なお見合い・接触篇 または私は如何にしてアル中を装い謎の教団と対峙したか - Everything You’ve Ever Dreamed
                                                                • 3分で超わかるビジネスセミナーの世界 - Everything you've ever Dreamed

                                                                  今年もビジネスセミナーをたくさん受講した。昨年と違うのは、営業セミナーに加えてリーダーシップ研修も受講したこと。どのセミナーも大変バラエテイに富んでいて話の内容もほぼ同じであった。今日はそのメモを公開する。アベノミクスの是非、先行きの見えない日本経済、超高齢化社会。このエントリーが不安な時代を生き抜こうとする皆様の一助となることを切に願う。 1.「このセミナーは皆さんのように、親から引き継いだのではなく、実力で現在の地位についたものの何をしたらいいかわからない人向けのものです」と冒頭挨拶。世襲を否定し、実力至上主義を高らかに宣言。画像は関係ありません。 2.「私には会社に勤めて営業をした経験がありません」無駄に不安を煽るスピーチ技術。その後「だからこそ皆さんを客観視出来るのです」と続ける。何も言えない。詭弁ちゃうのか。 3.「最初からリーダーの人はいません。つまり誰にでもリーダーになる可能

                                                                    3分で超わかるビジネスセミナーの世界 - Everything you've ever Dreamed
                                                                  • 「家事をやらないオット」と「ママ閉店」について家事を妻と折半している僕が考えていることは果てしなくゲスい。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                    家事は妻とほぼ折半している。「ほぼ」とあるのは妻の下着の洗濯が妻に独占されているからである。「肌への密着で汚染された布を殿方に触れさせるわけにはいかない」だそうだ。愛情なのだろうか。はたして僕がブラジャー洗濯童貞を捨てる日は来るのだろうか。最近、家事を積極的にやるようになったのは、家事の楽しさに目覚めたから、家事の大変さがわかったから、男女平等の観点から、という素晴らしい動機から、ではなく、一年前の無職時代の後ろめたさと、《家事をちゃんとやるマン》の方が《やらないマン》より確実に女性にウケてモテるという極めて純粋で現実的な動機からである。大事なのは行動。誤解を恐れずにいえば、動機や理由などはどうでもいいのだ。 僕が子供の頃、実家はいつもピカピカだった。専業主婦だった母が完璧に家事をこなしていたからだ。板張りの廊下は埃ひとつなく綺麗に磨き上げられていた。だが、ある日を境に廊下から輝きが失われ

                                                                      「家事をやらないオット」と「ママ閉店」について家事を妻と折半している僕が考えていることは果てしなくゲスい。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                    • 妻との関係が次の段階へ移行しました。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                      妻との冷戦がはじまって1ヵ月、義理の母からの情報により、ようやく彼女の激怒している理由がわかった。下着無断拝借。ガンプラ大人買い。深夜の恋ダンス。怒らせるような行動について心当たりがありすぎて、これ!という決定的なものがわからず、疑心暗鬼、茫然自失になりかけていたけれどようやくわかった。自宅トイレにおける立ちション発覚がそれである。女子の立ちションについては知識と経験が不足しているため、話を男子に限定させていただくが、男子の立ちションたるやご存じのとおり跳ね返りがすさまじく、周囲一帯が濡れる、アンモニア臭が充満する、騒音がひどい、などと衛生環境的によろしくないので我が家では絶対禁止とされていたのだ。妻から課せられたのは強制座りションである。正直に告白するならば、座りションを強制されたとき去勢されたような気持ちになった。それでも僕は無用な争いを避けるために、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び

                                                                        妻との関係が次の段階へ移行しました。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                      • ツイッターに死んだはずの上司がいた。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                        死んだはずの上司が生きている。この恐ろしい情報がもたらされてから、体の震えが止まらない。奴だ。奴が来たんだ。素早い動きで部下を串刺しし、漆黒の闇の中、スローモーションで立ち上がり不敵な笑みを浮かべる上司=部長の姿が僕の脳裏に蘇る。 「ゲロからクソを生み出すのが営業の仕事だ…」「女房の配偶者が死んだ…」「御社の社員にはブラックの血が流れてますなー」といっては同僚や得意先を混乱に陥れてきた営業部部長が無縁仏になって早一年。僕個人としても、十年もの長きに渡ってお世話してやったのに、怨みを晴らす機会が得られなかったのは痛恨の極みだ。今、僕に出来ることといえば、部長の小汚い骨壷に落書きすることぐらい。 死者に鞭を打つとは人でなしめ!と罵られるかもしれない。けれど、死人に口無し。部長は僕に過度の緊張を与えて僕を不能にし、ストレスを与えることで僕の精子量を激減させ、結果、僕は子供を持つというバブーな未来

                                                                          ツイッターに死んだはずの上司がいた。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                        • 家なんて売ってしまえばいいと僕は言った。 - 2010-05-30 - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                                          我が家は関東大震災の直後に建てられた。親父が亡くなって、すこし落ち着いたころだと思う。そんな古い家に我慢できずに、僕は母に言った。「こんな古い家なんて売りに出してさ。新しい町でやりなおそう。鎌倉って高く売れるらしいしさ」。母は、そんなうまくいかないでしょ、といって聞く耳を持たなかった。そのときは笑い話の枠を越えずに終わった。けれども僕は本気だった。一家の大黒柱を失って不安でたまらなかったのだ。将来を考える余裕はなかった。古い家は、これくらいのことで情けないとでも言っているようだった。不甲斐ない僕に圧力をかけてくるように思えた。人生が川なら、僕は、その深さを恐れて、何もできず、いや、何もしなかったのだ。ただ、闇雲に、楽な方法を探していたのだ。重圧を、古い家を川底に沈めれば、足が届くようになると錯覚して。 ある晩、僕がアルバイトから帰ってくると、食卓のうえに手紙が置いてあった。母はパートに行っ

                                                                            家なんて売ってしまえばいいと僕は言った。 - 2010-05-30 - Everything You’ve Ever Dreamed
                                                                          • 台風から命を守る方法 - Everything you've ever Dreamed

                                                                            最強の台風18号は、6日朝に関東に上陸するおそれがあり、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。特に通勤通学の時間帯に暴風雨が予想され大混乱が危惧されている。そこでリスクマネジメントを過大評価されていると自称するウチの会社の対応をご紹介したい。是非参考にして命を守ってもらいたい。 ウチの会社の総務からの連続して届いている斬新なメールより ・明日朝は台風18号の影響が予想される。 ・ヒラ社員は自宅待機とする。 ※残業代対策でヒラ社員ゼロ。 ・休業するか否かは出社時間(午前9時)をもって判断する。休業となった場合は即時帰宅すること。※意味のない判断のタイミング ・なお、休業か否かの判断基準は社長の出社状況に拠るものとする。 ・休業しない場合、交通機関のトラブル等により出社出来ない場合は年休扱いとする。一両日中に届けを出すこと。届けを出さない場合は例外なく無断欠勤とする。 ・キャンセル出来ない業務が

                                                                              台風から命を守る方法 - Everything you've ever Dreamed
                                                                            • ヤケクソで社長に説教した。 - Everything you've ever Dreamed

                                                                              社長に呼び出されたとき僕がイラついていたのは、僕の待遇や従業員へのムゴい扱いへの不満からではなく、当該呼び出しが労働契約書に記された所定労働時間外の早朝7:30におこなわれたという極めてミクロな理由からである。社員を各個撃破するように行われる社長による個人的呼び出しは「現場の意見を直接ヒアリングする」という名目でおこなわれているが、実際は社長が権威を見せつけるためだけに実施されている。実に素晴らしい。僕もトップになったら実践したい。社長のいつもと同じ話に眠気を晴らす効能もこめて大袈裟に首をタテに振るたびに人間としてダメになっていくのを実感する。 社長の様子がいつもと違うと気づいたのは、話も終盤に差し掛かったとき、社長が「コストがかかりすぎている」と弱音を吐いたときである。非常にレアである。僕の勤めているような親族経営の中小企業では何か変革を起こすときにボトムアップから成し遂げるのはかなり厳

                                                                                ヤケクソで社長に説教した。 - Everything you've ever Dreamed
                                                                              • 日本よ。これがリアル『半沢直樹』だ。- Everything You’ve Ever Dreamed

                                                                                暑くて眠れないので話題のドラマ『半沢直樹』と弊社を比較してみました。 1. 半沢直樹→上司はクソだが日本語は通じる。同じ土俵に立てる。つまり倍返しが出来る。 ウチ→上司が「刺身が生なんだが!」と意味不明な日本語を絶叫。別次元すぎて倍返しも何もない。 2. 半沢直樹→クソ上司にチームで対抗する。「あなたには私みたいなバカな部下はいないでしょう」熱いハートを持ったバカな部下。 ウチ→クソ上司にチームで対抗する以前にチームが瓦解。業務中の居眠りを注意すると謝ることもなく「仕事してると夜更かししないと遊べないじゃないですか!」と逆ギレるバカなだけな部下。 3. 半沢直樹→口ぐせ「倍返しだ」 ウチ→上司の口ぐせ「なるへそ」 4. 半沢直樹→監査委員会の策略で窮地に立たされるも部下の忠誠心で危機を脱出。「弁明も出来ないのか情けない男だ」と見栄を切る。 ウチ→会社の駐車場の扉に車で突撃する事故を起こした

                                                                                  日本よ。これがリアル『半沢直樹』だ。- Everything You’ve Ever Dreamed
                                                                                • 俺の会社がこんなに陰謀論なわけがない - Everything You’ve Ever Dreamed

                                                                                  昨日、久しぶりに会社の本棚を確認して、そのラインナップに戦慄した。 恐怖からだろうか、手ぶれ補正がきかないほど手が震えてしまったので補足説明。 上段、平積み、上から「ブッシュが壊したアメリカ」「日本がアメリカと世界を救う!」 上段、左から「日本は略奪国家アメリカを棄てろ」「食の大戦争」「日米は中国の覇権主義とどう戦うか」「2012年の奇蹟」「9.11陰謀は魔法のように世界を変えた」「北朝鮮の最終結末」「闇の世界勢力」「人類が変容する日」「日本の戦争力」「中国の笑えない現実」「あなたはやがて銀河人になる」 下段、平積み、上から「ドル崩壊と世界恐慌の真実」「日米同時破産」「韓国崩壊 統一がもたらす瓦解のシナリオ」「恐慌前夜」 下段、左から、「崩壊前夜 国家の危機」「計画破産国家アメリカの罠」「連鎖する大暴落」「オバマの仮面を剥ぐ 『チェンジ』は口先だけ」「国家破産以後の世界」「日本は没落する」

                                                                                    俺の会社がこんなに陰謀論なわけがない - Everything You’ve Ever Dreamed