まるで花のシャワー!和気公園のフジの花が見ごろ 16日の鹿児島県内は薄い雲が広がりましたが、晴れて気温も上がりました。その気温の上昇に伴って、こちら…
6月23日、国立感染症研究所は国内初、そして世界初となる「オズウイルス感染症」の症例を報告しました。 オズウイルス感染症とは、どのような感染症なのでしょうか? オズウイルスとは?オズウイルスはオルソミクソウイルス科トゴトウイルス属に属するウイルスです。 このウイルスが見つかったのは比較的最近のことであり、2018年に愛媛県のタカサゴキララマダニというマダニからオズウイルスが見つかったことが報告されています。なお、このオズウイルスは現時点では日本以外の国では見つかっていません。 オズウイルスは、アメリカで報告されている重症のマダニ媒介感染症であるバーボンウイルスなどと近縁のウイルスであり、マウスに感染させると重症化することが分かっていました。 また、この後行われた疫学調査では、山口県、和歌山県、三重県、大分県、岐阜県、千葉県のイノシシ、サル、シカなどの動物がこのオズウイルスの抗体を持っている
いろいろな病気を媒介するマダニ 私は学生時代から野山で昆虫を探してきた。だんだんと調査地は広がり、今では世界中のあちこちにでかけて、昆虫採集をしている。その分、危険な生き物に出会う機会も多い。海の生き物について触れるとキリがないので、ここでは陸域の生き物について、いくつかの経験をお話ししたい。 まずは日本である。日本の野山ほど世界的に安全な場所は多くない。いや、これはもはや過去形かもしれない。その前提もだんだん崩れている。 今、日本の野山で何が一番怖いかというと、それはマダニ類である。ヤマトマダニ、フタトゲチマダニ、タカサゴキララマダニなど、身近にもさまざまなものがいる。 そもそもの始まりは温暖化や植林政策に起因するシカやイノシシなどの大型哺乳類の増加で、そういう動物から吸血するマダニ類が増え、哺乳類の活動場所の広がりとともに、人間が刺される機会も増えた。 マダニ類はいろいろな病気を媒介す
マダニにかまれたあと、発熱などの症状が出た男性から、新たなウイルスが検出されたことを国立感染症研究所が明らかにしました。患者は一時、歩けなくなるなど、全身の状態が悪化したあとで回復しましたが、研究所では、患者がさらに見つかる可能性があるとして、検査体制の確立が必要だとしています。 国立感染症研究所によりますと、北海道で去年5月、山菜採りにいった40代の男性が、マダニにおなかをかまれていたことに気がついて取り除きましたが、その4日後から39度台の熱が出たほか、両足に痛みが出て歩けなくなり、入院したということです。 男性は、白血球や血小板が減っていたほか、足の筋肉に炎症が起きるなど全身の状態が悪化しましたが、治療の結果、回復し、退院したということです。 北海道大学や国立感染症研究所などが血液などを調べたところ、これまで報告されたことがない新たなウイルスが見つかったということです。 ウイルスは、
感染症「つつが虫病」の患者が5月上旬、宮城県で確認された。つつが虫病はかつて北日本の日本海側で見られる風土病だったが、今は北海道、沖縄を除く全国で発生。年間300~500人が発症し、数人が亡くなっている。東北では春から秋にかけて患者が多い。病気の特徴や予防のポイントをまとめた。 【写真】ヒゲツツガムシ ■野外では長袖、長ズボンで 山形県衛生研究所によると、つつが虫病は病原体(リケッチア)を持つツツガムシの幼虫に刺されることで発症する。ツツガムシは体長0・2~0・5ミリで、山林や原野、河川敷などに生息する。 刺されるのは、衣服で隠れた皮膚の柔らかい部分が多い。5~14日程度の潜伏期間を経て38~40度の高熱、全身の倦怠(けんたい)感、頭痛など風邪のような症状が現れる。 発熱から2~5日後には、全身に粟(あわ)粒ほどの赤い発疹が広がり、刺された部分に近いリンパ節が腫れる。刺し口には1センチほど
マダニが媒介するウイルスによる感染症と診断されたネコが、これまでにおよそ280匹いたことが国立感染症研究所などの調査で分かりました。発症は2月から5月に集中していて、飼い主に感染するケースもあることから、ダニの予防薬を使うよう呼びかけています。 マダニが媒介するSFTS=「重症熱性血小板減少症候群」は発熱や下痢などを引き起こす致死率が高いウイルス性の感染症で、2013年に国内で初めて確認されて以降、去年までに西日本を中心に573人が感染し、75人が死亡しています。 SFTSについて国立感染症研究所などのグループが全国の動物病院を通じて調べたところ、去年10月までの3年7か月の間にネコは20府県で279匹、イヌは9県で12匹が発症していたことが分かりました。 ネコではおよそ70%が死んでいて、さらにネコにかまれるなどして飼い主や獣医師など10人が感染し、このうち1人が死亡したということです。
厚生労働省は去年、茨城県内で心筋炎で死亡した70代の女性について、マダニが媒介すると考えられている「オズウイルス」というウイルスによる感染症と診断されたことを発表しました。 このウイルスに、人が感染して発症したり、死亡したりしたケースが確認されたのは初めてで、厚生労働省はウイルスの特徴や症状などについて、引き続き、調査や研究を行うことにしています。 厚生労働省によりますと、去年夏ごろ、茨城県の病院で発熱や倦怠感を訴えて受診し心筋炎で亡くなった70代の女性の患者について、入院時に右足の付け根にマダニがかみついていたことが確認されていたことなどから、検査を行ったところオズウイルスによる感染症と診断されたということです。
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