【ウィーン=田中孝幸】ロシア大統領府は19日、プーチン大統領がウクライナ南東部の港湾都市マリウポリを訪問したと発表した。2022年2月のウクライナへの全面侵攻開始以降、ロシア軍が制圧した地域へのプーチン氏の訪問が確認されたのは初めて。プーチン氏はマリウポリをヘリコプターで訪問。市内の複数の地区に車で立ち寄り、現地住民と会話した。住宅建設の進捗状況や、海岸線の状況も視察したという。マリウポリは
マリウポリ輸送作戦の映像公開 乗員9割帰還せず―ウクライナ大統領 2022年06月01日05時45分 ミル8ヘリコプターから降下するウクライナ兵=2018年10月、フメリニツキー州(EPA時事) ウクライナ国防省情報総局は31日、南東部の港湾都市マリウポリがロシア軍に完全制圧される前、抵抗の拠点として孤立状態にあったアゾフスタリ製鉄所にウクライナ軍のヘリコプターが武器などを輸送した作戦の映像を公開した。ゼレンスキー大統領によると、乗員の9割が帰還できなかった。 「ウクライナ兵の152遺体発見」 製鉄所めぐりロシア主張 撮影日は不明。映像にはアゾフ海や製鉄所の上でロシア軍の対空攻撃を避けるため、ヘリが低空飛行する様子が収められている。作戦の全容は明らかではないが、情報総局のブダノフ長官は、ミル8ヘリ16機が参加したと米メディアに語った。ゼレンスキー氏は5月の大統領就任3年に合わせたテレビのイ
ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所から立ち上る煙(2022年4月29日撮影)。(c)Andrey BORODULIN / AFP 【5月9日 AFP】ロシア軍が包囲するウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)のアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所で立てこもりを続けるウクライナ側部隊は8日、投降の意思はなく、必要な限り戦いを続けると表明した。 ウクライナ軍の精鋭部隊「アゾフ連隊(Azov Regiment)」の情報幹部は、「われわれはロシア軍による戦争犯罪を目撃してきた証人だ。ロシアはわれわれの命に関心がないため、投降という選択肢はない」と言明。「物資はすべて限られている。水はまだある。弾薬もある。個人の武器もある。事態の最善の解決策が得られるまで戦う」と述べた。(c)AFP
こんにちは、1歳11ヶ月の愛娘チャプちゃんの育児奮闘中のにゃー将軍です。 いつにも増して脈絡がない文章になりそうです。 この記事を読みました。 apnews.com 訳をしてくれている方もいます。 ウクライナ、マリウポリに残った最後の国際メディアであるAP通信の記者が包囲下の街を脱出した際の記事全文訳です。 これで国際的なメディアのジャーナリストは全員マリウポリから去りました。 どんな経緯と手段で脱出に至ったのか、是非ご一読を。 (続↓ — りゃんぽうす✨🇺🇦 (@akira2202_) 2022年3月21日 マリウポリは本当に酷い状態になっているようです。 オムツが大きく感じるぐらいの、生まれたばかりと思われる赤ちゃんの遺体の画像も載っていました。 これから何十年か続く人生のスタートだったはずなのに。 どうして病気でもなく不慮の事故でもなく、戦争で命を落とさないといけなかったんでしょ
ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所で、内務省傘下の戦闘部隊「アゾフ大隊」が立てこもり、露軍との戦いを続けている。民間人の退避が難航する中、製鉄所で今、何が起きているのか。アゾフ大隊の隊員やその家族が取材に応じた。 アゾフ大隊隊員「撤退すべき時だ」 「既に食料、弾薬、医薬品は尽きている。人々はドッグフードを食べ、命をつないでいる」。首都キーウ(キエフ)に駐在するアゾフ大隊のイリア・ルヨバ隊員(24)は毎日新聞の取材に、硬い表情で答えた。 アゾフ大隊は2014年、ロシアがウクライナ南部クリミア半島を一方的に編入し、東部で親露派武装勢力とウクライナ軍の戦闘が始まった後、ユダヤ系富豪の支援で誕生した民兵組織だ。同年6月、親露派からマリウポリを奪還した戦いで活躍し、脚光を浴びた。その後はウクライナ内務省傘下となり、東部などで戦闘を続けてきた。ルヨバ氏によると、大隊は以
ロシアのプーチン大統領は、一方的に併合した南部クリミアや東部ドネツク州の要衝を相次いで訪問し、ロシア側の支配を誇示しました。これに対し、ウクライナ政府は反発しています。 ロシア大統領府は19日、プーチン大統領が去年9月に一方的に併合したウクライナ東部ドネツク州の要衝マリウポリを訪問したと発表しました。 軍事侵攻以降、ロシア側が掌握した地域をプーチン大統領が訪れたことが明らかにされたのは初めてで、大統領府が公開した映像では、辺りが暗い中、大統領がみずから車を運転して市内を視察し、助手席に座る副首相から説明を受ける様子が見られます。 これに対し、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は「犯罪者は必ず犯行現場に戻るということだ」とツイッターに投稿し、プーチン大統領にICC=国際刑事裁判所から戦争犯罪の疑いで逮捕状が出されたことを念頭に批判しました。 プーチン大統領は18日には、一方的に併合した南部ク
※記事中に残酷な描写があります。閲覧ご注意ください。 【マリウポリ(ウクライナ南東部)AP】砲撃が絶え間なく続く中、マリウポリの凍土に急いで掘られた狭いざんごうに、投げ込まれた子どもたちの遺体が横たわっていた。 【写真】病院に爆撃、そこには妊婦が…戦地は今 生後18カ月のキリル君は、よちよち歩きの小さな体の頭部に砲弾の破片による致命傷を負っていた。16歳のイリヤ君の足は、学校の運動場でのサッカー中に爆発で吹き飛ばされた。6歳以下にしか見えない女の子は、一角獣の絵柄のパジャマを着ていた。ロシアの砲弾で死んだマリウポリの最初の子どもたちだ。 子どもらの遺体は他の何十体とともに市外縁部にあるこの集団墓地に積み上げられていた。道ばたの男性の遺体には明るい青の防水シートがかけられ、石の押さえが置かれていた。赤と金のシーツでくるまれた女性の両くるぶしは、白い端切れできちんと結ばれていた。作業員は次々と
<ウクライナ侵攻はネオナチから親ロ派を守るためだとするプーチンの主張と矛盾する動画が、親ロ派トップの投稿で浮上した> ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナの「非ナチ化」を目指していると主張しているが、その主張と現実の乖離を浮き彫りにする疑惑の映像が浮上した。そこでは、ネオナチのエンブレムをつけた親ロシア派の兵士が、マリウポリの戦闘における働きを讃える勲章を授与される様子が捉えられている。 プーチンとロシア政府は、ウクライナへの軍事侵攻を正当化するためのプロパガンダとして、キーウに本拠を置くウクライナの現政権はナチスが牛耳っているとの主張を展開している。ユダヤ系であるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も国際社会も、事実に反する主張だと退けている。 ユーザー作成型ニュース配信サービス「ストーリーフル(Storyful)」で共有された動画には、ネオナチのエンブレムをつけ
ウクライナ・マリウポリで警備に当たるロシア兵。同軍によるプレスツアー中に撮影(2022年4月12日撮影)。(c)Alexander NEMENOV / AFP 【4月17日 AFP】ウクライナ南部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)について、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は「非人道的」な状況にあると述べ、西側諸国に重火器を直ちに提供するよう求めた。ロシアはマリウポリをほぼ制圧したと主張し、最後の抵抗を続けるウクライナ兵に投降を呼び掛けている。 マリウポリはロシアの侵攻開始以来、ウクライナ側の激しい抵抗の象徴となってきた。しかし、ロシア政府は16日、完全に掌握したと発表。製鉄所に立てこもって最後の抵抗を続けているウクライナ兵に対し、モスクワ時間17日午前6時(日本時間同日正午)までに武器を捨て、同午後1時(同午後7時)までに製鉄所を立ち退くよう
集団墓地とみられる場所を写した衛星画像=3日、ウクライナ・マンフシュ/2022 Maxar Technologies (CNN) ウクライナの当局者は19日、包囲下の港湾都市マリウポリの郊外にある集団墓地とみられる場所の位置を特定した。これは米宇宙企業マクサー・テクノロジーズが収集、分析した衛星画像でも裏付けられている。 マリウポリのアンドリュシチェンコ市長顧問は21日のテレグラムへの投稿で、「死亡した住民が大量に埋められた場所を長い時間をかけて捜索・特定した結果、マンフシュ村で死者の整理と大量埋葬が行われた事実を立証した」と述べた。 アンドリュシチェンコ氏はテレグラムに位置情報を投稿、ロシア兵が長さ約30メートルの墓を複数掘ったとの見方を示した。マンフシュはマリウポリの西約19キロに位置する。 アンドリュシチェンコ氏は「遺体はトラックで運ばれてきて、盛り土の上に単に捨てられた」「戦争犯罪
ウクライナ南部マリウポリで、攻撃を受け損壊した劇場。ドネツク州知事提供(2022年3月16日公開)。(c)AFP PHOTO / TELEGRAM / pavlokyrylenko_donoda / handout 【3月19日 AFP】ウクライナ南部マリウポリ(Mariupol)で、多数の市民が避難していた劇場がロシア軍の空爆を受けたとされる問題で、同市当局は18日、1人が重傷を負ったが、死者は出なかったと発表した。 市議会はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、「初期情報によると、死者はいないが、1人が重傷を負ったとの情報がある」と説明。劇場が16日に空爆を受けて以降、死傷者数が発表されるのは初めて。(c)AFP
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ウクライナ南東部マリウポリ東部の衛星画像。マクサー・テクノロジーズ提供(2022年3月29日撮影)。(c)AFP PHOTO / Satellite image ©2022 Maxar Technologies 【4月12日 AFP】英国のリズ・トラス(Liz Truss)外相は11日、ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)でロシア軍が化学兵器を使用したとのウクライナ側の主張について、検証を進めていると明らかにした。 トラス氏は「こうした兵器の使用は紛争の激化につながりかねない。われわれは(ウラジーミル・)プーチン(Vladimir Putin)大統領とその政権の責任を追及していく」とツイッター(Twitter)に投稿した。 ウクライナのイバナ・クリンプッシュ(Ivanna Klympush)議員はツイッターで、ロシア軍はマリウポリで「属性不明の物質」を使用したと指摘。市民らが呼吸
ロシア軍の攻撃により大きな被害を受けた建物=11日、ウクライナ・マリウポリ/Pavel Klimov/Reuters (CNN) ロシアが支配するウクライナ南部の港湾都市マリウポリの廃虚と化した高層ビルのがれきの中から遺体200体が発見された。ウクライナ当局者が明らかにした。 マリウポリのバディム・ポイチェンコ市長の顧問であるペトロ・アンドリヤシェンコ氏は24日、メッセージアプリ「テレグラム」での声明で、郊外のガソリンスタンド近くの高層ビルのがれきを解体中に約200人の遺体が発見されたと述べた。遺体は腐敗が進んだ状態で、破壊された建物の地下で発見されたという。 「地元の人々が遺体の回収と梱包を拒否したため、ロシア非常事態省は現場から立ち去った」とアンドリヤシェンコ氏は述べた。「遺体はその場に残されたままだ。建物は部分的に解体されていることから、一帯で悪臭がしている」と説明した。 CNNはア
マリウポリ近郊で新たに確認された集団墓地とみられる地点を定点観測した衛星画像。中央の道路沿いに墓地とみられる穴が増えているのがわかる=2022年4月3日、マクサー・テクノロジーズ提供・ロイター ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリのアンドリュシチェンコ市長顧問は21日、ロシア軍が市民らの遺体を埋めている集団墓地を市近郊で「発見した」と通信アプリ「テレグラム」に投稿した。アンドリュシチェンコ氏は投稿の中で「(ロシア軍は)遺体を隠そうとしており、戦争犯罪の明白な証拠だ」と述べた。 ウクライナメディアによると、同市は米企業「マクサー・テクノロジーズ」の協力を得て衛星写真を分析。集団墓地は市から西に約20キロ離れたマンフシュ村にあり、長さ30メートルの穴が複数掘られているという。ロシア軍はトラックで遺体を運び、穴に投げ込んでいる模様だ。 マクサー社によると、穴は3月下旬から掘られており、数
ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(2022年4月12日撮影)。(c)Andrey BORODULIN / AFP 【4月20日 AFP】ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)の「最後のとりで」となっているアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所に立てこもる同国軍第36独立海軍歩兵旅団のセルヒー・ウォリナ(Serhiy Volyna)団長は20日朝、「あと数時間とまでは言わないが、持って数日だ」と述べた。 ウォリナ氏はフェイスブック(Facebook)に「敵(ロシア軍)の数はわが方の10倍だ」と投稿。自分たちを救出し、第三国に移送してほしいと全世界の指導者に呼び掛けた。 さらに、ロシア軍は陸・空の戦力でも、戦車や火砲などの装備でもウクライナ軍を上回っているとして、「われわれはアゾフスターリ製鉄所一つを守るので精いっぱいだ。兵士だけでなくこの戦争の犠牲者である民間人もいる」と訴えた
ウクライナ東部の要衝マリウポリで、ロシア軍が包囲し、ウクライナ側に投降を迫っていた製鉄所について、ウクライナ軍は戦闘任務を終了したと明らかにしました。 多くの兵士らが親ロシア派が支配する町などに移送されたということで、マリウポリの攻防戦は大きな節目を迎えています。 ウクライナでは、ロシア軍が掌握を目指す東部で激しい攻防が続いていて、要衝のマリウポリのアゾフスターリ製鉄所では、ロシア軍が包囲し、繰り返し投降を迫る中、ウクライナの部隊の抵抗が続いていました。 こうした中、ウクライナ軍の参謀本部は日本時間の17日朝、製鉄所にとどまっていた部隊の戦闘任務が終了したと明らかにしました。 ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、新たな動画を公開し、製鉄所について「マリウポリの兵士たちを救うための作戦がはじまった」と明らかにしました。 そのうえで「兵士の中には重傷を負っている者もいる。英雄たちが生きるこ
ロシア軍による包囲攻撃が続くウクライナ南東部マリウポリで、16日にミサイル攻撃を受けた劇場の死者は推定300人に上ると、市当局者が25日、明らかにした。ロシア軍幹部は同日、ウクライナにおける「特別軍事作戦」の第一段階が完了したと発言した。他方でウクライナの外相は、ロシアとの和平協議に進展がないと述べた。 港湾都市マリウポリの副市長顧問、ペトル・アンドリュシェンコ氏はBBC番組に対して、ロシアのミサイル攻撃前には600人近くが劇場内にいたと話した。劇場地下のシェルターには約300人が避難していたという。劇場には女性と子どもを中心に数百人が避難していたとされ、建物の近くの地面には2カ所、空からも分かる大きさのロシア語で「子供たち」と書かれていた。
ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所から避難し、ザポリージャにバスで到着した子ども(2022年5月3日撮影)。(c) Dimitar DILKOFF / AFP 【5月5日 AFP】ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)のワディム・ボイチェンコ(Vadym Boichenko)市長は4日、市内のアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所に立てこもっている同国軍部隊とロシア軍との間で「激しい戦闘」があり、ウクライナ側部隊との連絡が取れなくなったことを明らかにした。 ボイチェンコ氏はウクライナのテレビ局に対し、市当局と製鉄所内のウクライナ軍と連絡が途切れたため、現地の状況や部隊の安否を知るすべがないと説明。ロシア側は重砲、戦車、戦闘機のほか、沿岸部に位置する製鉄所のそばに展開した軍艦も使用し攻勢をかけていると述べた。製鉄所内には周辺住民ら「数百人」の民間人がおり、3
ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所上空に広がる煙。同市提供の動画より(2022年4月19日撮影)。(c)AFP PHOTO /Mariupol City Council 【4月21日 AFP】(写真追加)ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は21日、ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)の「解放」をたたえた。セルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相による、アゾフスターリ(Azovstal)製鉄所を除く全市制圧の報告を受けたもの。 マリウポリは、ロシアが併合したクリミア(Crimea)半島と親ロシア派が支配するウクライナ東部をつなぐ要衝となっており、同市の完全掌握はロシアにとって大きな勝利となる。 ショイグ氏はテレビ放映された会合で、ウクライナ兵約2000人が立てこもっているアゾフスターリ製鉄所以外のマリウポリを制圧したと報
ウクライナ・ザポリージャで日記を見せる8歳のエホル・クラフツォフ君(2022年6月3日撮影)。(c)Ekaterina KLOCHKO / AFP 【6月14日 AFP】ロシアの侵攻を受けたウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)で、8歳の少年がひそかに日記をつけ、自らの体験を言葉と絵で小さな青いノートにしたためていた。 攻勢を強めるロシア軍に対しウクライナ軍が必死の抵抗を続ける中、エホル・クラフツォフ(Yegor Kravtsov)君は家族と共に何週間も地下生活を余儀なくされた。 エホル君は、母親のオレナさんと姉のベロニカさん(15)と共にロシアの支配下にあるマリウポリを脱出し、現在は100キロ離れたザポリージャ(Zaporizhzhia)に避難している。 同市でAFPの取材に応じたエホル君に、ある日の日記を読んでもらった。「僕はよく眠りました。それから起きました。笑いました。本を
クリミア半島のアルムヤンスクを走るロシア軍の車両(2022年2月25日撮影、資料写真)。(c)STRINGER / AFP 【3月4日 AFP】ウクライナの港湾都市マリウポリ(Mariupol)の市長は3日、同市を包囲しているロシア軍が、電気や食料、水、暖房の供給や輸送機関の遮断を試みていると明らかにした。 バディム・ボイチェンコ(Vadym Boichenko)市長は、旧ソ連のレニングラード(Leningrad、現サンクトペテルブルク、St. Petersburg)が第2次世界大戦(World War II)中にナチス・ドイツ(Nazi)に包囲されて数十万人の死者が出た「レニングラード包囲戦」に言及し、ロシア軍が「レニングラードのようにここを封鎖しようとしている」と述べた。ロシア軍が列車を破壊したため、女性や子ども、高齢者を避難させることができなかったという。 ロシア軍はこれに先立ち、ウ
モルシャノフさんが夜を過ごしたアパートの1階。ごみが散乱する中、焚火で住民が煮炊きした(モルシャノフさん提供)ロシア軍の包囲が続くウクライナ東部マリウポリでは、「市民数千人」(同市議会)がロシアに強制連行されたと指摘される。「退避」と称して連行された同市の男性住民が、産経新聞のオンラインによるインタビューに応じ、「突然、親露派部隊が自宅アパートの入り口に来て、『衣服をまとめろ』と退去を要求した」と恐怖の体験を語った。 この男性はマリウポリの大学職員、シャビル・モルシャノフさん(21)。「遺体とゴミが一緒に路上に転がっていた。誰も回収する人がいないからだ。腐敗臭と火薬臭、焦げた臭いが混然一体となって、街中を覆っていた」と、連行前のマリウポリの様子を語る。 住んでいたのは同市西部のアパート。3月2日、電気や水が止まった。砲撃で窓が割れ、金属片が室内に飛び込んできた。住民15人が1階の小部屋に集
ロシア国防省は、ウクライナ東部のマリウポリで、ウクライナ側の部隊が拠点としていた製鉄所から司令官を含む2400人余りが投降したと発表し、マリウポリ全域の掌握を宣言しました。 一方、北欧のフィンランドとスウェーデンがNATO=北大西洋条約機構に加盟を申請したことへの対抗措置として、ロシア西部の軍の部隊を増強するとし、欧米との間の緊張が高まっています。 ウクライナ東部2州の完全掌握を目指すロシアの国防省は20日、2州のうちドネツク州にある要衝マリウポリで、ウクライナ側の部隊が拠点としていたアゾフスターリ製鉄所から、司令官を含む2439人が武器を捨てて投降したと主張し「ロシア軍の完全な支配下に置かれた」と発表しました。 そのうえで、ショイグ国防相がプーチン大統領に製鉄所の制圧とマリウポリ全域の掌握を報告したとしています。 また、ショイグ国防相はもう1つのルハンシク州についても、省内の会議で「州の
ウクライナ・マリウポリのアゾフスターリ製鉄所。マクサー・テクノロジーズ提供(2022年4月29日撮影、30日公開)。(c)AFP PHOTO /SATELLITE IMAGE ©2022 MAXAR TECHNOLOGIES 【5月1日 AFP】ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)で4月30日、ロシア軍に包囲された製鉄所から子ども7人を含む民間人少なくとも20人が退避した。マリウポリの「最後のとりで」となっている製鉄所には、なお数百人の民間人がウクライナ兵とともに残っているとみられる。 アゾフスターリ(Azovstal)製鉄所に立てこもるウクライナ軍の精鋭部隊「アゾフ連隊(Azov Regiment)」によると、20人が避難し、マリウポリから北西に約225キロ離れたザポリージャ(Zaporizhzhia)に向かった。 ロシア国営タス通信(TASS)は25人が避難したと伝
ロシアにとって、陸の回廊となる「極右志願兵の守る都市」の攻略は大きな意味を持つ。巨大製鉄所の地下に兵士と多くの市民を閉じ込めたまま「戦争犯罪」の証拠が消されていく ロシア軍が攻めてくるまで、ウクライナ南東部のマリウポリはアゾフ海に面する豊かな港湾都市(人口50万弱)だった。しかし3月に入るとロシア軍に包囲された。 【動画】タバコをくわえ、素手で地雷を撤去するウクライナ人男性 以来、この町は今回の戦争でおそらく最大の激戦地となってきた。ロシア軍が地域全体を封鎖しており、マリウポリは外界からほぼ完全に遮断されている。 猛烈な砲爆撃が何週間も続き、産科病棟や何百人もの一般市民が避難していた劇場が破壊された。今も抵抗を続ける一握りのウクライナ兵たちは広大なアゾフスターリ製鉄所(敷地面積約10平方キロ)に立て籠もっている。 またウクライナ政府によると、市内にはまだ推定10万人ほどの市民が取り残されて
ウクライナ南部マリウポリ郊外で、破壊された同国軍の戦車。ロシア国防省が公開した動画より(2022年3月4日公開)。(c)AFP PHOTO / Russian Defence Ministry / handout 【3月5日 AFP】(更新)ウクライナの港湾都市マリウポリ(Mariupol)の市長は5日、同市がロシア軍に数日間にわたる「無慈悲な」攻撃を受けて「封鎖状態にある」とし、物資を輸送するルートの確保を求めた。 【関連記事】ロシア軍がマリウポリ封鎖 市長が非難「レニングラードのよう」 アゾフ海(Sea of Azov)に面する人口約45万人のマリウポリはロシア軍に砲撃され、真冬に水も電気も断たれている。 バディム・ボイチェンコ(Vadym Boichenko)市長はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、「今は人道上の問題を解決し、封鎖を解くためにあらゆる手だてを探ってい
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