「日本DAISYコンソーシアム」は、現行のWeb標準でのルビを振るための仕様は、弱視や失読症といった方への配慮が足りず、アクセシビリティを阻害している面があると指摘。改善を求める内容の公開書簡を各WebブラウザベンダやWHATWG、W3C宛てに送付したそうだ(Publickey)。 例えば既存の音声合成の実装方法は、ルビを含む文書では同じ単語を二度繰り返して読んでしまうといった問題を抱えている。また失読症を持つ人は、本文とルビの間隔が近いと、文字を認識しにくくなるのだという。この公開書簡ではWeb標準の下でこうした課題を解決することを求めている。公開書簡内では他にもさまざまな課題を指摘しているとのこと。