5月16日、中国当局は低迷する不動産市場のてこ入れ策として、市民に新しい住宅への買い換えを促すキャンペーンに乗り出し、関心も集まっている。写真は2月、上海の集合住宅の建設現場でドローンから撮影(2024年 ロイター/Xihao Jiang) [北京/香港 16日 ロイター] - 中国当局は低迷する不動産市場のてこ入れ策として、市民に新しい住宅への買い換えを促すキャンペーンに乗り出し、関心も集まっている。しかし中古住宅の売れ行きが悪く、政策推進の大きな壁になっている。 キャンペーンは政府が先月打ち出したもので、全国の都市で増える新築アパートの売れ残り在庫を一掃するとともに、経営難にあえぐデベロッパーにキャッシュを提供する狙いがある。中国指数研究院の調べでは「以旧換新(買い換え)」制度を導入した都市は5月6日時点で50余りに上った。