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人類学の検索結果241 - 280 件 / 360件

  • 右往左往する人類学、ダンスする人類学 『旋回する人類学』(松村圭一郎)書評(猪瀬浩平)

    〈「旋回」という言葉には人類学の変遷と、筆者自身がたびたび起こる人類学の転回をぐるぐるめぐりながら、その現在地を見定めるという二つの意味が込められる。〉 文化人類学は、時代を映してパラダイムシフトを繰り返してきた学問である。黎明期から現代まで、研究者たちの「格闘」を通して文化人類学を問い直す画期的な入門書『旋回する人類学』(松村圭一郎著)。 文化人類学者・猪瀬浩平氏はこの野心作をどのように読んだのか。 (「群像」2023年5月号より転載) 「人類学はどんな学問か」という問い この本で、松村圭一郎は文化人類学(本書にあわせて、以下「人類学」と略する)の歴史と、文化人類学者(同様に、以下「人類学者」)の思考の双方を、「旋回」という言葉で表現する。進歩や進化(深化)、発展ではないところが重要だ。 松村がたどる人類学の150年の歴史には、「断絶」や「亀裂」があり、一本の途切れない線として整理できな

      右往左往する人類学、ダンスする人類学 『旋回する人類学』(松村圭一郎)書評(猪瀬浩平)
    • 「人類の二足歩行は草原で始まった」説を否定する注目の新説とは(更科 功)

      地上に下りたから立ち上がったわけではない なぜ人類は直立二足歩行を始めたのか。それに対する説明として、以前にはこんな話をよく聞いた。 「人類の祖先は四足歩行をしており、木の上に住んでいた。しかし、あるとき森林から草原に出てきたので、つまり木から地上に下りたので、立ち上がって直立二足歩行を始めたのである」 でも、これは、何だかよくわからない話だ。 たとえば、アフリカの草原にはいろいろな動物が棲んでいる。ゾウもいればキリンもいるし、シマウマもいればライオンもいる。でも、みんな四足歩行をしている。草原で二足歩行をしている動物なんて、まったくいない。 アフリカの草原には、サルの仲間も棲んでいる。ヒヒもいれば、パタスモンキーもいる。でも、みんな四足歩行をしている。草原で二足歩行をしているサルなんて、まったくいない。 草原に棲んでいる動物はみんな四足歩行をしているのに、どうして人類だけは草原に出ると二

        「人類の二足歩行は草原で始まった」説を否定する注目の新説とは(更科 功)
      • 漢民族に7つの亜種、最大規模の中国人遺伝子バンクの研究結果が発表

        【5月15日 CNS】中国の瑞金医院(Ruijin Hospital)内分泌科が率いる「ChinaMAP(中国代謝解析計画)」連盟は先月30日、全土29の研究機関と病院と共に、上海生命科学研究院(SIBS)が発行する雑誌「セル・リサーチ(Cell Research)」上で、全国27省・市と8民族、1万人を超える高深度の全遺伝子配列データと表現型(ひょうげんがた)の系統性分析に関する報告書を初めて発表した。 研究チームは中国の異なる地域と異なる民族を代表する1万588人のDNAサンプルに対し、40×深度ゲノム配列測定(WGS)を行い、高レベルな中国の集団別遺伝変異データを作成し、中国人の遺伝学的なグルーピングの構造分析、ゲノムの特徴比較と変異スペクトラムと病原性変異の解析を行った。 この研究は、中国の7大地域を対象とし、人口のトップ10の漢族、チョワン族、回族、満州族、ミャオ族、イ族、チベッ

          漢民族に7つの亜種、最大規模の中国人遺伝子バンクの研究結果が発表
        • なぜヒトは「裸」なの…?皮膚をゲノム解析したらわかった「サルとの決定的な違い」(椛島 健治)

          人間のもっとも身近にありながら、そのスゴさが意識される機会がなかなかない「皮膚」という臓器。皮膚には様々な機能・役割があることが最新の研究によって明らかになってきました。また、ヒトの皮膚は、他の動物と大きく異なる特徴を備えています。 前編では、エクリン汗腺の多いヒトの皮膚の特徴を見ながら、どうしてこのような皮膚になったのかを、近縁の霊長類とも比較しながら見てきました。続いて後編では、現生人類と、かつて存在した他のサピエンスとも比較して見てみます。 *本記事は、『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ  最新科学でわかった万能性』の内容から、再編集・再構成してお送りします。 なぜヒトは裸のサルになったのか? それにしても、なぜ私たちヒトは、ほかの類人猿のような体毛を持っていないのでしょうか? 体毛は、容赦なく降り注ぐ紫外線や熱帯の高温、寒冷地の寒さ、物理的な衝撃からも身を守ってくれます。実際、地球上に

            なぜヒトは「裸」なの…?皮膚をゲノム解析したらわかった「サルとの決定的な違い」(椛島 健治)
          • 「クジラ乞い」は成功するか、村を二分した対立の行方

            古来よりクジラ捕りの伝統を守ってきたインドネシア、ラマレラ村。だが狩りの近代化をめぐり、村内は対立していた。『ラマレラ 最後のクジラの民』の著者ダグ・ボック・クラーク氏が、「クジラ乞い」の儀式を司るシャーマンに密着した。 前編:伝統に忠実なクジラ捕りは続けられないのか、シャーマンの葛藤 サヴ海でマッコウクジラを追うラマレラの漁師たち。インドネシアの離島レンバタ島にある人口1500人の漁村ラマレラは、何世紀にもわたり捕鯨によって生計を立ててきた。(Photograph by Kemal Jufri) ウージョン家の人々は、その日の夜に火山を登り始めるということだった。途中で山中にある集落で眠り、夜明け前にまた登山を再開するという計画だ。熱帯の暑さがやわらぐのを待つ間、シプリ氏とウージョン家の若者2人、パウルスという名の銛手、ケマル氏、そしてわたしは、霊廟のポーチでヤシ酒を回し飲みしていた。

              「クジラ乞い」は成功するか、村を二分した対立の行方
            • 「歩けるけれど、降りたくない」人類が地上を恐れた理由(更科 功)

              直立二足歩行に対する新しい見方 直立二足歩行の進化に対する考え方が、大きく変化しつつある。かつては、人類が木から地上に下りたために、直立二足歩行が進化したと考えられていた。しかし、近年は、直立二足歩行は木の上で進化した、という説が有力になっている。 また、かつては、直立二足歩行が進化したのは人類だけだと考えられていた。しかし、近年では、いくつかの類人猿の系統でも直立二足歩行が進化した、という説が有力になっている。 これらの説については、この『一番簡単な進化の講義』でも、すでに紹介した(参考:〈たくさんいた!? ヨーロッパの森を直立二足で歩く類人猿たち〉、および〈「人類の二足歩行は草原で始まった」説を否定する注目の新説とは〉下記関連記事からもご覧いただけます)。しかし、直立二足歩行の進化については、他にも不思議なことがある。 人類は直立二足歩行を進化させて、地上をうまく歩けるようになった。と

                「歩けるけれど、降りたくない」人類が地上を恐れた理由(更科 功)
              • コロナ禍で思い知らされた「数字の力」 医療人類学者に聞く生き方 | 西日本新聞me

                1年前の春、医療人類学者の磯野真穂(いそのまほ)さん=東京都=はメールにそう記した。相手は福岡大准教授の哲学者、宮野真生子さん。乳がん患者の宮野さんから「リスクの問題を専門的に深めたい」と誘われ、往復書簡を始めていた。 文面は続く。 <一つの人生の変化は、数字という圧倒的に輪郭がはっきりした客観的とされる存在の前に簡単に吹き飛ばされ(略)確率の力と罪深さを思うのです> □  □ やりとりは、医療現場で磯野さんが出会った心疾患患者を念頭にしていた。リスク管理が強調される現代。大病を患った時、確率などの数字からは逃れられない。状況は違うが、今回のコロナ禍でも確率、数字の力を思い知らされた。 重症化率は約2割。30、40代の死亡率0・1%に対して70代は5・2%。対策を講じない場合は42万人が死亡-。 「凄惨(せいさん)な未来予想図を毎日数字や映像で見せつけられ、人々の心に恐怖が埋め込まれた」

                  コロナ禍で思い知らされた「数字の力」 医療人類学者に聞く生き方 | 西日本新聞me
                • 人類の歴史をもう一度書き直したら

                  もう何年も前、私がイェール大学の若き教授だった頃、人類学部の同僚に、自分が取り組んでいるプロジェクトへの手助けを求めて唐突に電話をかけたことがある。相手のことは何も知らず、ただ若くて話相手になってくれそうだと思って選んだのだ。 二人で昼食を取り始めて5分後、私は自分が天才を前にしていることに気づいた。ものすごく頭がいいのではなく、天才だ。そこには質的なちがいがある。テーブルを挟んでそこにいる人間は、私とは別の秩序世界に属しているかのようで、まるでもっと高い次元からの訪問者のようだった。そんなことはそれまで経験したことがなかった。私はすぐに相手について行こうと必死に踏ん張るのをやめ、ただ驚異の念を持って座っていることにした。 その人物が、デヴィッド・グレーバーだった。私たちが昼食を共にしてからの20年のあいだに、彼は2冊の本を出版し、優れた業績にもかかわらずイェール大学を解雇され(過激な政治

                  • Amazon.co.jp: メッセージ (字幕版): ドゥニ・ヴィルヌーヴ (監督), エイミー・アダムス (出演), ジェレミー・レナー (出演), フォレスト・ウィテカー (出演), マイケル・スタールバーグ (出演), ツィ・マー (出演), Shawn Levy (プロデュース), Dan Levine (プロデュース), Aaron Ryder (プロデュース), David Linde (プロデュース): Video On Demand

                      Amazon.co.jp: メッセージ (字幕版): ドゥニ・ヴィルヌーヴ (監督), エイミー・アダムス (出演), ジェレミー・レナー (出演), フォレスト・ウィテカー (出演), マイケル・スタールバーグ (出演), ツィ・マー (出演), Shawn Levy (プロデュース), Dan Levine (プロデュース), Aaron Ryder (プロデュース), David Linde (プロデュース): Video On Demand
                    • 2万5000年前の堆積物からヒトの環境ゲノムが抽出される

                      <サツルブリア洞窟の約2万5000年前の土のサンプルから、ヒトを含む3種の哺乳類の環境ゲノムを抽出することに成功した> 黒海沿岸の国ジョージアの西部、サツルブリア洞窟では、旧石器時代、人類が居住していたと考えられている。これまでに1万5000年前のヒトのゲノムがこの洞窟で確認されているが、それ以前の堆積物からは見つかっていない。 環境DNA(eDNA)とは、土壌などの環境から採取されるDNAである。骨片や糞便などに沈着して堆積物の中に残され、古生物学など、様々な研究分野で用いられている。 ヒトを含む3種の哺乳類の環境ゲノムを抽出することに成功 オーストリア・ウィーン大学と英フランシス・クリック研究所(FCI)の研究チームは、サツルブリア洞窟の約2万5000年前の土のサンプルから、ヒトを含む3種の哺乳類の環境ゲノムを抽出することに成功し、これを分析した。 2021年7月12日に学術雑誌「カレ

                        2万5000年前の堆積物からヒトの環境ゲノムが抽出される
                      • ネアンデルタール人が絶滅し、我々「ホモ・サピエンス」だけが繁栄できた理由とは? 名古屋大学などの研究(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        石器時代にはネアンデルタール人などが絶滅し、ホモ・サピエンスが生き残った。その理由の一端が、従来から述べられてきた石器技術などの「革命」ではなかったのでは? という学説が名古屋大学などの研究グループによって出された。我々の祖先が、なぜ繁栄できたのか、その理由についての議論は続く。 ホモ・サピエンスの「革命」とは 石器を作るのは人類の専売特許ではない(※1)。だが、かのチャールズ・ダーウィンが言うように、人類の祖先が二足歩行を始めて両手が自由になって石器などの道具を使うことで、その後の進化につながったのは明らかだろう(※2)。 最初に石器を使用したのは、約260万年前のオルドワン石器(Oldowan Stone Tools)だが、約330万年前にもプレ・オルドワンの石器を作っていたという調査研究もある(※3)。このオルドワン石器から進化し、約180万年前に出現したとされるアシュール石器(Ac

                          ネアンデルタール人が絶滅し、我々「ホモ・サピエンス」だけが繁栄できた理由とは? 名古屋大学などの研究(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                        • 嗜好品は家族を超えたつながりを作る──霊長類学者・山極壽一(後編) | DIG THE TEA

                          酒、タバコ、茶、コーヒー……栄養の摂取ではなく、香味や刺激、覚醒や鎮静を得るための飲食物を、われわれは「嗜好品」と呼ぶ。人類はなぜ、一見すると生存に不可欠ではなさそうな嗜好品を求めるのだろうか。 そもそも「嗜好品」は日本語に特有で、他国語に訳すのが難しい不思議な言葉だ。初めてこの言葉を使ったのは、森鴎外と言われる。1912年に発表した短編小説『藤棚』で、嗜好品を「人生に必要」な「毒」にもなるものと表現した。薬にも毒にもなる、曖昧さと両義性をはらんだ「嗜好品」。連載シリーズ「現代嗜好」では、その存在意義や未来を、日本の第一線の知識人との対話を通じて探っていく。 第1回は、人類学者/霊長類学者の山極壽一を訪ねた。前編では、類人猿の食行動、「農耕と牧畜」の革命が及ぼした変化を題材に、嗜好品の成り立ちを語ってもらった。続く後編では、危険を承知で行われる嗜好品の分かち合い、その際に求められる文化的作

                            嗜好品は家族を超えたつながりを作る──霊長類学者・山極壽一(後編) | DIG THE TEA
                          • 欧州最古、30万年前の人類の足跡化石を発見…サイやゾウの足跡化石も

                            Kelly Burch [原文] (翻訳:仲田文子、編集:井上俊彦) Jul. 16, 2023, 08:30 AM サイエンス 15,825 ドイツで3つの足跡化石が発見された。これらは30万年前に絶滅した古代の人類のものだった。 ドイツではもちろん、ヨーロッパでも最古の足跡化石となる。 研究者によると、足跡のひとつは子どもが残したものであり、非常に珍しい発見だという。 現在のドイツ北西部ニーダーザクセン州の浅い湖を、約30万年前の古代人はゾウやサイと一緒に歩いていた。 最新の研究によると、そこに残された3つの足跡化石は、ドイツではもちろん、ヨーロッパで発見されたものとしても最古のものとなる。この足跡化石は、ドイツ、シェーニンゲンで鉱業会社が石炭を掘るために開拓を始めるまで、ずっと覆い隠されていた。 テュービンゲン大学の考古学者は、地質学、古生物学、古植物学の研究者チームと協力して、この

                              欧州最古、30万年前の人類の足跡化石を発見…サイやゾウの足跡化石も
                            • 1杯10円のコーヒーを奢り、奢られる。嗜好品が生む、タンザニアの“対等”な人間関係:文化人類学者・小川さやか | DIG THE TEA

                              1杯10円のコーヒーを奢り、奢られる。嗜好品が生む、タンザニアの“対等”な人間関係:文化人類学者・小川さやか 嗜好品には、体をつくる栄養があるわけではない。 生命維持に必要不可欠ではないのにもかかわらず、全世界で嗜好品はたしなまれている。 嗜好品は、人間らしく生きるために、なくてはならないものなのかもしれない。 嗜好品や嗜好体験を考えることは、人間が生きるためには何が必要か、ひいては「人間という生き物とは何か」に迫ることでもある。 現代における私たちの嗜好品や嗜好体験を探究するために、文化人類学や歴史学者など様々な一線の研究者に話を聞く、新連載「生きることと嗜好」。 今回は、立命館大学で研究を重ねる文化人類学者の小川さやかさんを訪ねた——。 (取材:鈴木陸夫 写真:入交佐妃 編集協力:笹川ねこ 編集:呉玲奈) 小川さんの専門はアフリカ地域研究。大学院生だった2001年からタンザニアのムワン

                                1杯10円のコーヒーを奢り、奢られる。嗜好品が生む、タンザニアの“対等”な人間関係:文化人類学者・小川さやか | DIG THE TEA
                              • 体験価値を向上させるUXリサーチのはじめ方|オンライン動画授業・講座のSchoo(スクー)

                                そもそもUXリサーチとは何かから、UXリサーチによって体験設計を向上させたメルペイなどの具体的なケーススタディまで、UXリサーチのセオリーについて学びます。 【よりよい体験のためのUXリサーチ】 顧客の「体験」という価値を最大化するためには、まずどのような課題があるのかをリサーチする必要があります。そこで着目されはじめているのが、「UXリサーチ」という領域。本授業では、主にマーケティングや新規事業、サービス開発などに携わる方々を対象に、UXリサーチのセオリーから実践までを学びます。

                                  体験価値を向上させるUXリサーチのはじめ方|オンライン動画授業・講座のSchoo(スクー)
                                • 作品社|科学の人種主義とたたかう

                                  アンジェラ・サイニー 東郷えりか訳 本体 2,700円 ISBN 978-4-86182-810-2 発行 2020.5 【内容】 「白人は非白人より優れている」「ユダヤ人は賢い」「黒人は高血圧になりやすい」――人種科学の〈嘘〉を暴く! 各紙でBook of the Yearフィナンシャル・タイムズ/ガーディアン/サンデイ・タイムズほか多数。 「人種の差異〔……〕について、現代の科学的な証拠は実際には何を語れるのか、そして私たちの違いは何を意味するのだろうか?  私は遺伝学や医学の文献を読み、科学的見解の歴史を調べ、こうした分野の一流の研究者たちにインタビュー をした。そこから明らかになったのは、生物学ではこの問題に答えがでない、少なくとも完全にはでないということだった。人種の意味について理解する鍵は、むしろ権力について理解することにある。」(本書「序章」より) 【著訳者略歴】 アンジェラ

                                  • 【化石】ユーラシアにいた現生人類の最古の証拠 | Nature | Nature Portfolio

                                    ギリシャで発見された約21万年前の頭蓋骨化石が、ユーラシアにいた現生人類の最古の証拠だとする研究報告が、今週掲載される。同時に出土したもう1つの頭蓋骨化石は17万年前のものと推定され、この化石にはネアンデルタール人の特徴が見られる。この新知見は、現生人類がアフリカから分散した時期がこれまで考えられていたよりも早く、これまで考えられていたよりも遠方に到達していたことの裏付けとなる。 南東ヨーロッパは、現生人類がアフリカから分散する際の主要な回廊だったと考えられている。1970年代後半にはギリシャ南部のApidima洞窟でヒト頭蓋骨の化石が2点発見されたが、考古学的脈絡が欠如しており、断片化された状態であったため、この2つの化石標本を詳細に記述した研究論文はなかった。今回、Katerina Harvatiたちの研究グループは、最新の年代測定法と画像化技術を用いて、これら2点の頭蓋骨化石(Api

                                      【化石】ユーラシアにいた現生人類の最古の証拠 | Nature | Nature Portfolio
                                    • Nature ハイライト:堆積物中の古代DNAから得られた、デニソワ洞窟のヒト族と動物相に関する知見 | Nature | Nature Portfolio

                                      進化学:堆積物中の古代DNAから得られた、デニソワ洞窟のヒト族と動物相に関する知見 2021年7月15日 Nature 595, 7867 デニソワ洞窟の南洞の堆積層断面。 | 拡大する Credit: Dr. Richard G. Roberts ロシアのデニソワ洞窟からはヒト族の遺骸が数多く出土しているが、異なるヒト族集団がこの洞窟に居住した時期と順序、そうした集団の考古学的遺物や環境的背景との関連性についてはあまり分かっていない。今回E Zavalaたちは、デニソワ洞窟の3つの空洞全てにおいて、30万~2万年前の地層断面から堆積物を系統的に採取し、計728点の堆積物試料についてDNA解析を行った結果を報告している。175点の試料からヒト族のミトコンドリアDNA(mtDNA)断片が回収され、この洞窟にはデニソワ人がネアンデルタール人よりも先に居住したこと、そして、この遺跡の歴史全体を通

                                        Nature ハイライト:堆積物中の古代DNAから得られた、デニソワ洞窟のヒト族と動物相に関する知見 | Nature | Nature Portfolio
                                      • Giraffes May Be as Socially Complex as Chimps and Elephants (Published 2021)

                                        Giraffes seem above it all. They float over the savanna like two-story ascetics, peering down at the fray from behind those long lashes. For decades, many biologists thought giraffes extended this treatment to their peers as well, with one popular wildlife guide calling them “aloof” and capable of only “the most casual” associations. But more recently, as experts have paid closer attention to thes

                                          Giraffes May Be as Socially Complex as Chimps and Elephants (Published 2021)
                                        • マリリン・ストラザーン - Wikipedia

                                          マリリン・ストラザーン (Dame Ann Marilyn Strathern, 1941年3月6日 - ) は、イギリスの哲学者・人類学者。パプアニューギニアのマウントハーゲン族を中心に研究し、イギリスにおける生殖技術の問題を扱ってきた[1]。 1993年から2008年までケンブリッジ大学のウィリアム・ワイズ教授(社会人類学)、1998年から2008年までケンブリッジ大学ギルトン・カレッジの教員を務めた。 生い立ち[編集] マリリン・ストラザーンは1941年3月6日、北ウェールズでエリック・エヴァンスとジョイス・エヴァンスの間に生まれた。 最初の正式な教育はクロフトン・レーン小学校で、その後ブロムリー高校に入学した。ストラザーンは学業に秀でており、教師であった母親の支援と指導のおかげもあった。 学校卒業後、考古学と人類学を学ぶためにギルトン・カレッジに入学。その後、彼女はそこで研究生とな

                                          • 進化学:アフリカにおける人類の起源のモデル化 | Nature | Nature Portfolio

                                            アフリカにおける人類の起源を記述する場合、数十万年の間に進化系統樹の2本以上の枝が分岐した(しかしその後も混合が繰り返し起こった)というモデルを用いるのが最も適切であり、このいわゆる「weakly structured stem(弱く構造化したステム)」が、アフリカのヒト祖先集団の形成に寄与したという考え方を示す論文が、Natureに掲載される。この祖先集団は、その後、現代のアフリカ系集団だけでなく、アフリカ以外で生活する全ての集団に分岐した。 ホモ・サピエンスの起源はアフリカにあると広く理解されているが、人類の進化系統樹の枝がどのように分岐し、人類がアフリカ大陸をどのように移動したかといった点については、確かなことが分かっていない。その理由としては、化石データや古代ゲノムデータが少ないことと、現代人のDNAを使って構築されたモデルを用いた予測と化石記録が一致しない場合があるという事実が挙

                                              進化学:アフリカにおける人類の起源のモデル化 | Nature | Nature Portfolio
                                            • 4万4000年前の壁画、世界最古の物語か インドネシアで発見 - BBCニュース

                                              個人情報とクッキーの方針を更新しました本サイトの個人情報とクッキーに関する方針に重要な変更を加えました。これがあなたとあなたの情報にどう関わるか、こちらで説明します。 OK変更点を見る AMPのデータ取得に同意するか教えてください。本サイトおよび提携サイトは クッキー などの技術を使用し、あなたに最高のオンライン体験をご提供するためネット閲覧データを集め、あなたにあつらえてパーソナライズしたコンテンツや広告を表示します。これに同意するかお知らせください。 データ取得に同意して続ける設定を管理する AMPの同意設定を管理するこちらの設定はAMPのページにのみ使われます。AMPではないBBC.com上のページを開いた際には再度、環境設定を要求される場合があります。 閲覧いただいた軽量化モバイルページはGoogle AMP技術を使って構築されています。 必要不可欠なデータ取得サイト上ページの機能

                                                4万4000年前の壁画、世界最古の物語か インドネシアで発見 - BBCニュース
                                              • 有名人のハプログループ

                                                有名人のハプログループ(ゆうめいじんのハプログループ, List of haplogroups of famous/notable people, 名人的(Y染色體/線粒體)單倍群)とは、有名人のハプログループ(単倍群)を集めた一覧である。(※Y染色体ハプログループについての詳しい解説はこちらを御覧下さい) This is a list of haplogroups of famous/notable people. Haplogroups can be determined from the remains of historical figures, or derived from genealogical DNA tests of people who trace their direct maternal or paternal ancestry to a noted histor

                                                • 先住民や黒人の脳を摘出して「人種別コレクション」にした人類学者の闇 | 米国立博物館に無数の人体部位を保管

                                                  米国立スミソニアン博物館に255の脳を含む3万を超える人体部位が保管されていることが、米紙「ワシントン・ポスト」の調査報道で明らかになった。その多くが、世界各地の先住民や黒人から残忍な手法で摘出されたものだ。 非白人の「劣等性」を証明するために「人種別の脳コレクション」をつくった人類学者の知られざる蛮行を暴く──。 「食屍鬼」と呼ばれた男 アラスカ州ラーセン湾に暮らす先住民族アルティークの子供たちの間で、ある噂が広まった。ワシントンDCから来た人類学者が、人骨を見つけたら10セントくれるという。 米国立スミソニアン博物館の人類学者、アレス・ハードリチカは1930年代、先住民の墓を発掘するため、コディアック島にあるこの小さなコミュニティを繰り返し訪れた。大規模な略奪同然に、ハードリチカは少人数のチームとともに約1000人の遺骨を掘り起こし、スミソニアンに持ち帰った。 「彼は、ここではグール(

                                                    先住民や黒人の脳を摘出して「人種別コレクション」にした人類学者の闇 | 米国立博物館に無数の人体部位を保管
                                                  • Japan and Ukraine most likely to doubt safety of vaccines

                                                    Thank you for visiting nature.com. You are using a browser version with limited support for CSS. To obtain the best experience, we recommend you use a more up to date browser (or turn off compatibility mode in Internet Explorer). In the meantime, to ensure continued support, we are displaying the site without styles and JavaScript.

                                                      Japan and Ukraine most likely to doubt safety of vaccines
                                                    • 福岡、国内最古級の「すずり」か 糸島市の御床松原遺跡 | 共同通信

                                                      福岡県糸島市の御床松原遺跡で出土していた板状石製品は弥生時代中期前半(紀元前150年ごろ)で、国内最古級のすずりとみられることが分かったと柳田康雄・国学院大客員教授(考古学)が28日、九州考古学会総会で発表した。 柳田氏は御床松原遺跡の発掘報告書で「くわ」とされた石製品(長さ18.6センチ、幅6.8センチ、厚さ1.2センチ)を鑑定。柳田氏が2017年に墨の付着跡などから完形品のすずりと発表した薬師ノ上遺跡(同県筑前町)の石製品(長さ15.3センチ、最大幅6.3センチ、厚さ0.7センチ)と同じ形状と分かり、御床松原の石製品は製作途中のすずりと判断した。

                                                        福岡、国内最古級の「すずり」か 糸島市の御床松原遺跡 | 共同通信
                                                      • Brain Development Made Humans Distinct From Neanderthals 130,000 Years Ago

                                                        This article was originally published on Sept. 8, 2022. Scientists have always wondered what makes our species special, and some suggest it's because of the dramatic increases in the size and density of our brains during our development. But, while several studies show that humans boast a similar sized brain to the Neanderthals, almost no research weighs in on whether we produce similar amounts of

                                                          Brain Development Made Humans Distinct From Neanderthals 130,000 Years Ago
                                                        • Japan’s path to becoming a leader in Western science: an Asian perspective on science and other forms of knowledge

                                                          Several well-intentioned efforts seek to incorporate mātauranga Māori (Māori knowledge) into science in New Zealand. These include a pilot National Certificate in Educational Achievement (NCEA) programme in biology and chemistry which places mātauranga Māori concepts on an equal footing with science. Other proposals aim to do the same for university science curricula and science policy. For some,

                                                            Japan’s path to becoming a leader in Western science: an Asian perspective on science and other forms of knowledge
                                                          • ネアンデルタール人の彫刻作品か、ドイツの洞窟で発見

                                                            ドイツの洞窟で、模様らしきものが刻まれた不思議な動物の骨が発見された。年代測定の結果、この骨はネアンデルタール人の「アート作品」かもしれないとする論文が、7月5日付で学術誌「Nature Ecology and Evolution」に発表された。ネアンデルタール人に芸術性があったのか、アートの起源を巡る長年にわたる議論が再燃している。(参考記事:「人類はいつアートを発明したか?」) アインホルン洞窟は、ドイツのフランクフルトとベルリンのちょうど中間地点に当たるなだらかな丘陵地帯にある。はるか昔に絶滅した動物の骨が多く見つかり、中世の治療師や錬金術師たちは、それらがどんな病も癒やす薬になると信じて、洞窟をよく訪れていた。(PHOTOGRAPH BYROBBIE SHONE)

                                                              ネアンデルタール人の彫刻作品か、ドイツの洞窟で発見
                                                            • Fragile States Index | The Fund for Peace

                                                              In 2022, the aftermath of COVID-19 and the war in Europe brought the highest rates of global inflation since the 1990s, widespread fuel protests, and food insecurity across the developing world. Nate Haken, Vice President of Research and Innovation Even as the "Great Powers" are moving into a time of increased competition, the FSI presents a warning that we must not forget to look at the world thr

                                                              • This Aboriginal language was officially extinct. A new generation is giving it life

                                                                Ninety-four-year-old Cecil Moonlight is the last living fluent speaker of the Kalkutungu language. Thanks to the efforts of Uncle Moonlight, several linguists, and Kalkutungu peoples who have worked across decades, the officially extinct language is set to be revived with a new generation. "You can't have culture without language. It is beyond words how powerful, emotional and spiritual it is to b

                                                                  This Aboriginal language was officially extinct. A new generation is giving it life
                                                                • Who first said: if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together? | Andrew Whitby

                                                                  About Posts Publications Book Contact Who first said: if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together? ★ tl;dr It’s unclear. There’s a clear English-language lineage, but there really are similar African proverbs and it’s hard to rule out cross-pollination. When the world started falling apart in April, I found myself with unexpected free time. I had reserved the month to do b

                                                                    Who first said: if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together? | Andrew Whitby
                                                                  • 書評 「進化と暴走」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                    進化と暴走―ダーウィン『種の起源』を読み直す (いま読む!名著) 作者:亮子, 内田現代書館Amazon 本書は現代書館による「今読む!名著」シリーズの一冊で,ダーウィンの「種の起源」を扱っている.Origin刊行150周年の2009年頃にはいろいろな「種の起源」本が出たが,あれから10年経っての一冊ということになる.著者は人類学者の内田亮子.「種の起源」は人類についてはほとんど扱っていないので,内容的には「種の起源」と「人間の由来」の両著*1が扱われている.ダーウィンオタクとしては見過ごせない一冊だ. 序章 序章において内田はいきなり「過去30年間で人間の『奇妙さ』は特にエスカレートしているように思わざるを得ない」と書き,クローン,ゲノム編集,原子力,仮想通貨,SNSなどの「扱いに悩む」科学技術,中東をはじめとする内乱やテロの状況を憂い,ダーウィンを読みつつそこを考察するのだと宣言してい

                                                                      書評 「進化と暴走」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                    • 文化人類学が導き出すインサイトとデータフィールドワークとは──エスノグラフィの現在地とビジネス活用 | Biz/Zine

                                                                      2022年3月23日開催、Biz/Zine Academy「消費者インサイトを理解するための『エスノグラフィ』活用講座」。その中から、『アイデア資本主義』の著者で、文化人類学の知見をビジネスに活用する企業アイデアファンド・大川内直子氏の講演内容をレポートする。後編である本稿では、文化人類学のビジネス活用を、実践的なレベルで取り組むためのヒントが提供された講演内容をお届けする。 文化人類学のアプローチでインサイトを導き出す 本講座は、(1)エスノグラフィを仕事に活かす、(2)エスノグラフィからインサイトを導出する勘所を掴む、という2つの目的で実施された。講師の大川内氏が経営するアイデアファンドでは、文化人類学がビジネスで活用されるようになった社会的な背景を次のように語る。 「20世紀はモノの時代でしたが、21世紀はアイデアの時代です。売れるために重要な要素は“定量的なスペック”から“定量化で

                                                                        文化人類学が導き出すインサイトとデータフィールドワークとは──エスノグラフィの現在地とビジネス活用 | Biz/Zine
                                                                      • 東アフリカで最も古い人類の化石は考えられていたより約3万年古かった…火山灰の年代測定で判明

                                                                        東アフリカ大地溝帯にある、エチオピア南西部のオモ・キビッシュ層で調査する研究者たち。 Al Deino 東アフリカで発見された最古の人類の化石は、科学者が考えていたよりもさらに古いものである可能性がある。 新しい研究によると、この化石は約23万3000年前の火山の噴火で埋没したことが分かった。 この化石は20万年以内のものと考えられていた。人類の起源は時代を遡り続けている。 東アフリカ最古の人類の化石は、研究者が考えていたよりもさらに古いものであることが、新しい研究で示された。 オモ1号化石は、1960年代後半にエチオピアのオモ・キビッシュ地層の奥深くで発掘されたホモ・サピエンスの骨だ。この地はエチオピア・リフト(地溝帯)の渓谷の中にあり、火山活動による堆積物によって人類の化石や遺物が豊富に保存されている。これまで何十年もの間、科学者たちはオモ1号の骨は20万年以内のものだと信じていた。

                                                                          東アフリカで最も古い人類の化石は考えられていたより約3万年古かった…火山灰の年代測定で判明
                                                                        • 古生物学:未知のヒト族の個体と結び付けられた古代の連続した足跡 | Nature | Nature Portfolio

                                                                          タンザニア北部のラエトリ遺跡で発見された行跡(連続した足跡)の化石を再分析したところ、約360万年前に複数のヒト族種が二足歩行していたことが示唆された。これまでの研究で、1組の行跡化石が現生人類の初期の近縁種のものと特定されているが、今週のNature に掲載される論文では、別の1組の行跡化石が未知のヒト族種に帰属することが示唆されている。今回の知見は、二足歩行の起源についての新たな手掛かりとなる。 1970年代にラエトリ遺跡で発見された5つの連続した行跡化石は、ヒト族の二足歩行を示す最古の決定的な証拠だ。これらの行跡化石は、有名な「ルーシー」の骨格化石の場合と同じく、アウストラロピテクス・アファレンシス(Australopithecus afarensis)のものだとする学説が提起された。同時期に別の行跡化石も発見されていたが、その後埋められてしまい、議論を呼んだ。クマが後肢で歩いた行跡

                                                                            古生物学:未知のヒト族の個体と結び付けられた古代の連続した足跡 | Nature | Nature Portfolio
                                                                          • 考古学:ポリネシアへの人類の定住をゲノムから明らかにする | Nature | Nature Portfolio

                                                                            太平洋島嶼部の人類集団(21集団)に属する現代人(430人)のゲノムから、人類がポリネシアに定住した時期と航海経路を推定した結果を示した論文が、今週、Nature に掲載される。 ポリネシアは、地球表面の約3分の1を占める太平洋に点在する数多くの島々によって構成されている。この広大な地域への人類の定住は、人類の探検史上の1つの驚異とされるが、人類がポリネシアへ移住した時に個々の島に定住した時期と順序については、論争がある。 今回、Andrés Moreno-Estrada、Alexander Ioannidisたちは、現在の居住民430人から採取した試料によるデータセットを使用して、広範囲に分散した広大な太平洋諸島ネットワークの人類集団の詳細な遺伝的歴史を解明した。30~200人からなる家族集団が、二重船体のカヌーで数千キロメートルの外洋航海を敢行して、新たに見つけたポリネシア諸島群に定住

                                                                              考古学:ポリネシアへの人類の定住をゲノムから明らかにする | Nature | Nature Portfolio
                                                                            • Where does the plastic in our oceans come from?

                                                                              Which countries and rivers emit the most plastic to the ocean? What does this mean for solutions to tackle plastic pollution? Most of the plastic in our oceans comes from land-based sources: by weight, 70% to 80% is plastic that is transported from land to the sea via rivers or coastlines.1 The other 20% to 30% comes from marine sources such as fishing nets, lines, ropes, and abandoned vessels.2 I

                                                                                Where does the plastic in our oceans come from?
                                                                              • 380万年前の猿人、こんな顔 頭蓋骨の化石復元 - 日本経済新聞

                                                                                【ワシントン=共同】アフリカ東部エチオピアで約380万年前の初期人類アウストラロピテクス・アナメンシス(アナメンシス猿人)の頭蓋骨の化石を見つけて顔を復元したと、米クリーブランド自然史博物館などのチームが28日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。アナメンシス猿人の頭部の化石がほぼ完全な形で見つかったのは初めて。人類の進化の解明に役立つとしている。化石は2016年に発掘。成人男性とみられる

                                                                                  380万年前の猿人、こんな顔 頭蓋骨の化石復元 - 日本経済新聞
                                                                                • ヴィヴェイロス・デ・カストロ「強度的出自と悪魔的縁組」の要約|Ryuju Satomi

                                                                                  Viveiros de Castro, Eduardo 2010 “Ch.10 Intensive Filiation and Demonic Alliance.” In Deleuzian Intersectoins: Science, Technology, Anthropology. Jensen, C. B. and K. Rödje eds. Berghahn. 里見龍樹による要約。2010年5月 注:()内はページ数、〔〕内は里見による補足 [主な用語] alliance(縁組関係、婚姻を通じた連帯・同盟関係)/filiation(親子関係)/affinity(姻族関係) multiplicities(多様体)、becoming(生成変化) extensive/intensive(外延的/強度=内包的)、actual/virtual(現勢的/潜勢的) disjunctive s

                                                                                    ヴィヴェイロス・デ・カストロ「強度的出自と悪魔的縁組」の要約|Ryuju Satomi