「けさまで本当に悩んだ。一人でも反対したら考え直したい」トヨタ自動車の春季労使交渉初回が始まる2月22日午前9時の直前。次期社長の佐藤恒治は本社の一室で、4月以降の経営陣に労働組合の要求に満額回答する意向を硬い表情で告げた。佐藤の懸念をよそに、反対の声は出ない。交渉初日での満額回答が決まった。「恐怖にも近いです」。2月15日に労組の要求を受け取ってから、佐藤は現社長の豊田章男にこう吐露した。
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トヨタ自動車は、13年余り経営の舵取りを担ってきた豊田章男社長が4月1日付けで代表権のある会長に就任すると発表しました。後任の社長には佐藤恒治執行役員が就任します。 豊田氏は66歳。 トヨタの前身の「トヨタ自動車工業」を創業した豊田喜一郎氏の孫にあたり、昭和59年にトヨタ自動車に入社したあと、副社長などを経て、平成21年6月から創業家出身の社長として13年あまり経営を担ってきました。 社長就任当初からリーマンショックによる世界経済の悪化や、アメリカでの大規模なリコール問題、それに東日本大震災など厳しい経営環境に直面しましたが、「もっといいクルマづくり」を掲げ、マツダやスズキと相次いで資本提携するなど、日本の自動車業界をけん引してきました。 また、自動車業界が変革を迫られる中、脱炭素化に向けてEV=電気自動車だけでなくハイブリッド車や燃料電池車などを含めたいわゆる「全方位の戦略」を打ち出し、
トヨタ自動車は26日、豊田章男社長(66)が4月1日付で会長に就き、佐藤恒治執行役員(53)を社長に昇格させる人事を発表した。トヨタの社長交代は約14年ぶり。急速に進む自動車の電動化の流れの中で、トップの若返りを決めた。佐藤氏は、遅れが指摘される電気自動車(EV)戦略の立て直しなど、山積する課題に向き合うことになる。 【写真】トヨタ「アルヴェル」嫌われて売れる理由 乗って考えた トヨタはこの日、初代プリウスの開発責任者として知られる内山田竹志会長(76)の退任も発表した。 豊田氏は社長退任を決断した理由について、26日に出演した自社メディア「トヨタイムズ」のネット上の番組内で「内山田会長の退任がトリガー(引き金)だった」と述べた。 創業家出身の豊田氏は、2009年6月の社長就任直後からリーマン・ショックによる創業期以来の赤字転落や米国での大規模なリコール(回収・無償修理)問題、東日本大震災
トヨタ自動車は1月26日、豊田章男社長が会長に就き、Lexus International Co. および GAZOO Racing Companyのプレジデントを務める佐藤恒治執行役員が次期社長に就任する人事を発表しました。 退任する内山田竹志会長を含めた3人が同日、トヨタイムズニュースに緊急生出演! 富川悠太キャスターが新体制に込めた想いを掘り下げた。 撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY ■トヨタイムズ記事はこちら↓ https://toyotatimes.jp/newscast/002.html クルマの時代から、もっと自由に移動を楽しむモビリティ時代へ。 この大きな変化を伝えていくメディアが「トヨタイムズ」。 ・公式サイト:https://toyotatimes.jp/ ・Twitter:https://twitter.com/toyotatimes ・Y
トヨタ自動車は26日、豊田章男社長(66)が4月1日付で会長に就き、佐藤恒治執行役員(53)を社長に昇格させる人事を発表した。トヨタの社長交代は約14年ぶり。急速に進む自動車の電動化の流れの中で、トップの若返りを決めた。佐藤氏は、遅れが指摘される電気自動車(EV)戦略の立て直しなど、山積する課題に向き合うことになる。 トヨタはこの日、初代プリウスの開発責任者として知られる内山田竹志会長(76)の退任も発表した。 豊田氏は社長退任を決断した理由について、26日に出演した自社メディア「トヨタイムズ」のネット上の番組内で「内山田会長の退任がトリガー(引き金)だった」と述べた。 創業家出身の豊田氏は、2009年6月の社長就任直後からリーマン・ショックによる創業期以来の赤字転落や米国での大規模なリコール(回収・無償修理)問題、東日本大震災といった難題に直面。この日、「1年たりとも平穏無事な年はなかっ
1969年生まれ。1992年早稲田大学理工学部機械工学科卒業、トヨタ自動車入社。 2020年執行役員、21年からチーフ・ブランディング・オフィサー兼務 創業家出身の豊田氏が大胆なトップ若返りを決断した。「内山田会長の退任が(社長交代を決める)契機になった」。ユーチューブで開いた会見で豊田氏は会長就任と社長交代について説明し、「(自身の社長就任から)13年で、バトンタッチをする土台は作れた」と話した。 次期社長となる佐藤氏のミッションは「トヨタを『モビリティカンパニー』にフルモデルチェンジさせること」(豊田氏)という。佐藤氏はCEO(最高経営責任者)職も豊田氏から引き継ぐ。 自動車産業には電動化や自動化の波が押し寄せており、100年に一度の大変革期を迎えているといわれる。自動車産業の在り方は大きく変わり、トヨタも静岡県でスマートシティーに取り組むなど事業の幅が広がっている。 豊田氏「クルマ屋
トヨタ自動車は1月26日、現代表取締役社長の豊田章男氏が4月1日付けで代表取締役会長に就任すると発表した。あわせて、執行役員 社長 CEOに佐藤恒治氏が就任する。現代表取締役会長の内山田竹志氏は会長職から離れ、代表取締役となる。 佐藤氏は、1992年にトヨタ入社。エンジニア畑出身で、1994年からカローラやプリウスの部品開発に携わり、2003年からレクサスの担当に。LEXUS LCのチーフエンジニアなども担当した。現在、同社のCBO(Chief Branding Officer)の他、Lexus International、GAZOO Racing Companyのトップを担っている。 関連記事 「AE86」の水素エンジン車とBEVコンセプト車両、トヨタが公開 東京オートサロンで トヨタは13日、長年にわたりファンの多い軽量スポーツカー「AE86」を改造したコンセプトカー2種を公開した。ト
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