ちあきなおみさんの「喝采」や細川たかしさんの「北酒場」を作曲するなど、多くの歌謡曲をヒットさせた作詞家で作曲家の中村泰士さんが、今月20日、肝臓がんのため大阪市内の病院で亡くなりました。81歳でした。 中村さんは奈良県出身で、美川鯛二という名前で歌手として活動したあと、昭和43年に発表された佐川満男さんの「今は幸せかい」で作曲家デビューしました。 昭和を代表する歌手の楽曲を多く手がけ、昭和47年に発表された、ちあきなおみさんの「喝采」と昭和57年の細川たかしさんの「北酒場」は日本レコード大賞を受賞しました。 作詞も手がけたほか、平成9年からはライブコンサートを始め、平成14年には近畿各地をめぐるツアーを開くなど、幅広く活躍しました。 所属事務所によりますと、中村さんはことし9月末に体調不良を訴え、その後、病院で検査を行ったところ肝臓がんが見つかりました。治療を受けながら、今月5日までライブ