リモートワークだけでなく環境負荷や企業価値という観点からも会社を都市に置く意味を問い直してはどうかと山口氏。隈氏はマンション文化という日本の大きな問題点を指摘。流れを変えるには同調圧力から自由になること、視点を変えることが必要だという。 「第1回:パンデミックと『新しい公共性』」はこちら> 「第2回:次なるシステムへの期待」はこちら> 「第3回:ネコの視点から都市を見る」はこちら> 「第4回:東京に多様性を取り戻す」はこちら> 「第5回:美意識と教養を取り戻すために」 集まることで増大する環境負荷山口 前回、都市に集まる必要がなくなっているという話をしましたが、エネルギー効率や経済効率の観点では都市が大きくなるほどスケールメリットがあり、エコになるという意見もあります。この問題についてはどのようにお考えでしょうか。 隈 集まることによって効率的に環境負荷を減らせるという面と、集まることによ