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円城塔の検索結果1 - 22 件 / 22件

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円城塔に関するエントリは22件あります。 アニメ小説インタビュー などが関連タグです。 人気エントリには 『小説家・円城塔氏『小説業界にバージョン管理の概念がないのは電子書籍のバージョン管理がなされていないことからも明らか』GitやGitHubによる小説管理が広まらない理由を議論する』などがあります。
  • 小説家・円城塔氏『小説業界にバージョン管理の概念がないのは電子書籍のバージョン管理がなされていないことからも明らか』GitやGitHubによる小説管理が広まらない理由を議論する

    enjoetoh @EnJoeToh 小説業界にバージョン管理という概念がないのは、電子書籍のバージョン管理がなされていないことからも明らかではないでしょうか。 2020-11-14 17:08:38 リンク Qiita 世の中の小説作家と編集者は今すぐ Word や G Suite を窓から投げ捨てて Git と GitHub の使い方を覚えるべきだ - Qiita タイトルは釣りではありません。 最近、小説の執筆にあたって Git を導入して原稿の進捗履歴を管理しました。めちゃくちゃ便利でした。 GitHub を使って友人と一緒に校正校閲の作業をしました。めちゃくちゃ捗りました。 短編 SF... 829 users 1063

      小説家・円城塔氏『小説業界にバージョン管理の概念がないのは電子書籍のバージョン管理がなされていないことからも明らか』GitやGitHubによる小説管理が広まらない理由を議論する
    • 『ゴジラ S.P』円城塔インタビュー 実験と笑い、ポップで新たなゴジラの誕生

      POPなポイントを3行で 『ゴジラ S.P』はいかにして生まれたか 脚本やSF考証を担当する円城塔にインタビュー 実験とユーモア溢れる、新感覚のゴジラ 『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(以下『ゴジラ S.P』)が放送前から話題になったのは、まさかの円城塔さんが脚本に参加したことが大きいだろう。 円城さんは、小説や日本語の構造を書き換える作品を生み出してきた。その実験的な作風がSFシーンから純文学の領域においてまで評価され、これまでに芥川賞や日本SF大賞など数々の賞を受賞してきた。 そんな円城さんが「ゴジラ」シリーズに関わったらどうなるんだろう……? 抽象アニメーションみたいな「ゴジラ」になるのではないか……? 筆者だけではなく、放映前には、多くの人にそんな思いが去来していたと思う。 しかし、いざ『ゴジラ S.P』が放映されると、ゴジラの世界観を書き換えるようなことはなく、むしろ堅

        『ゴジラ S.P』円城塔インタビュー 実験と笑い、ポップで新たなゴジラの誕生
      • 「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」シリーズ構成・円城塔インタビュー、ゴジラ初の13話構成をいかに作っていったのか?

        人気怪獣「ゴジラ」の完全新作TVアニメ「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」が、2021年3月からNetflixで配信開始、2021年4月から放送開始となりました。「ゴジラ」シリーズはこれまでおおむね2時間の映画として制作されてきており、1話30分×13話というTVアニメの形態で放送されるのは長いシリーズの歴史の中で初めてのこと。この課題にどう挑み、いかに作品を作っていったのか、芥川賞作家であり本作のシリーズ構成・脚本を手がける円城塔さんに、詳しい話を聞いてきました。 なお、第3話あたりまでの内容をやや含む発言が出てきます。 完全新作TVアニメシリーズ「ゴジラ シンギュラポイント Godzilla Singular Point」公式サイト https://godzilla-sp.jp/ GIGAZINE(以下、G): 円城さんのところにはいろいろな仕事の依頼があるのではないかと思います。そ

          「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」シリーズ構成・円城塔インタビュー、ゴジラ初の13話構成をいかに作っていったのか?
        • 鉄道模型の夜 (円城 塔)

          2018年12月8日、尾道市立大学日本文学科・尾道市立大学日本文学会共催第10回おのみち文学三昧内で行われた「尾道を読む、尾道を書く。」と題された特別講演の際、円城塔、澤西祐典、福永信の三名が競作した原稿。完成版が『すばる』誌に「競作 尾道を書く」として掲載された。(円城塔)

            鉄道模型の夜 (円城 塔)
          • アニメ『ゴジラ S.P』始動【2】作家・円城塔「脚本を書き上げた今も、ゴジラとは何かを問い続けている」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

            いまや日本だけでなく世界でも人気を博す「ゴジラ」。1954年に第1作の映画が公開されてから現在に至るまで、国内外問わず生み出された30を超える作品数がその人気を物語っているだろう。そして2021年、令和にして日本国内では初のTVアニメシリーズ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』がスタートする。さまざまなエンタメ分野で活躍するクリエーターやアーティストへインタビューする本連載「Creators Book」で、『ゴジラ S.P』スタッフ・キャストの本作へ込めた創意工夫や思いに迫る特集を4回にわたって掲載します。 2回目はシリーズ構成・脚本を務めた円城塔さんに、参加経緯や本作の苦労と制作秘話を聞きます。 ■関連記事 【1】高橋敦史監督「意味のないシーンやセリフは一つもない」 【3】徹底的に“天才”を演じきる 声優・宮本侑芽、新しい役柄への挑戦」 【4】声優・石毛翔弥 旧作からの学びを糧に、

              アニメ『ゴジラ S.P』始動【2】作家・円城塔「脚本を書き上げた今も、ゴジラとは何かを問い続けている」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
            • 小説案を5つ 円城塔|Hayakawa Books & Magazines(β)

              作家というものを仕事にしている。 どちらかというと、想像でものを書いていくタイプである。嘘のような本当の話、本当のような嘘の話というものを扱わせればそれなりだと、自分では考えている。 自分のような書き手にとってチャンギージーの『ヒトの目、驚異の進化』はもうこれだけを元ネタに小説を5、6本はひねりだせようという代物である。ふつうに書評を書くよりも、この本を読んでこういう小説を考えた、という着想をメモ書きした方が楽しくなりそうであるのでそうする。 全体が4章で構成された本であるから、各章からひとつずつ、4つの小説案をひねりだしてみることにしたい。 「感情を読むテレパシーの力」 あなたはこのところ売り出し中のA.I.氏なる人物の手になるテキストの調査を依頼される。およそあらゆる種類の文章を自在に生成し、人々を惑わす氏のテキストは、嘘と本当、フィクションとノンフィクション、フェイクとトゥルース、虚

                小説案を5つ 円城塔|Hayakawa Books & Magazines(β)
              • 円城塔さん「怪談」インタビュー 「直訳」で浮かび上がる不思議の国・日本|好書好日

                円城塔さん=撮影・有村蓮 円城塔(えんじょう・とう)作家 1972年北海道生まれ。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞、12年「道化師の蝶」で芥川賞、17年に「文字渦」で川端康成文学賞などを受賞。著書に『Self-Reference ENGINE』『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)『シャッフル航法』『文字渦』『ゴジラ S.P』など。 ホーイチはヘイケ・グレイブヤードでビワを激しくプレイする ――円城さん訳の『怪談』は、日本人に長年親しまれてきたラフカディオ・ハーンの名作に、「直訳」という手法で新たな光を当てた一冊です。まずは翻訳にいたる経緯を教えていただけますか。 たまたま原文で読んでみたんですよ。2013年にアメリカに行くことになって、無駄な抵抗として機内で英語でも読んでおこうかなと。なぜ『怪談』を選んだのかは忘れましたが、大した理由はなかったと思います。ところが読んでみた

                  円城塔さん「怪談」インタビュー 「直訳」で浮かび上がる不思議の国・日本|好書好日
                • ゴジラ S.P:「ドラえもん」のような“ありそうでなさそうな世界”!? 円城塔に聞く - MANTANWEB(まんたんウェブ)

                  怪獣映画「ゴジラ」の完全新作のテレビアニメシリーズ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」。「ゴジラ」は、海外制作のテレビアニメシリーズや日本制作の劇場版アニメはあったが、日本制作のテレビアニメシリーズは初めて。「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」などの高橋敦史さんが監督を務め、芥川賞作家の円城塔さんがシリーズ構成、脚本、SF考証を担当するなど豪華スタッフが集結した。「ゴジラ S.P」は、難解な専門用語も出てくるが、意外にすんなり理解できる。理解できたような気になっているだけかもしれないが。実験的で難解なところもあるが、ユーモラスでもあり、考えれば考えるほど深みにはまっていく。まさに“円城塔ワールド”とも言える。設定も複雑なようではあるが、円城さんは「基本的に『ドラえもん』くらいのありそうで、なさそうな設定なんです」と話す。円城さんに「ゴジラ S.P」の制作の裏側を聞いた。

                    ゴジラ S.P:「ドラえもん」のような“ありそうでなさそうな世界”!? 円城塔に聞く - MANTANWEB(まんたんウェブ)
                  • 「鴨川を読む×書く」澤西祐典×円城塔×福永信|京都文学レジデンシー

                    澤西:私たちはこれまで、日本文学のデータベース「青空文庫」で特定の地名を検索し、そのキーワードを本文に含む作品を読むことで、土地が文学にどのように描かれてきたのかを鑑賞する、というイベントを行なってきました。作品鑑賞までが第一部で、その地名を用いた短い小説をイベント前日に、それぞれ書き下ろし、朗読してコメントしあうのが第二部という、二部構成です(※)。別府、富山、静岡、尾道、岡山とつづき、今回は「鴨川」をとりあげようと思います。コロナ以前は現地に行くことを大切なルールにしていて、我々の中ではこのイベントを「勝手に町おこし」企画と呼んだりしていました。いわば自前で文学レジデンシーをしていたのかもしれません。 円城:今回は、表記ゆれも含めて、「鴨川」「賀茂川」「加茂川」の三つのワードで検索したところ、71作家の作品がヒットしました。文学テキストの本文を参照しながらイベントをオンラインで行なうこ

                      「鴨川を読む×書く」澤西祐典×円城塔×福永信|京都文学レジデンシー
                    • 完全新作TVアニメ『ゴジラ S.P』脚本は円城塔、キャラ原案は加藤和恵

                      POPなポイントを3行で 完全新作TVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』 アニメーション制作はボンズ×オレンジ 脚本にSF作家・円城塔、キャラデザに『青の祓魔師』加藤和恵 「ゴジラ」シリーズの完全新作となるTVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』が、2021年4月よりTOKYO MXほかにて放送される。 アニメーション制作は、『僕のヒーローアカデミア』などを手がけるボンズと、どちらも3DCGで制作されたアニメ『宝石の国』『BEASTARS』でとりわけ注目を集めたアニメスタジオ・オレンジ。 監督は『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の高橋敦史さん、シリーズ構成・脚本は『道化師の蝶』で第146回芥川賞を受賞したSF作家・円城塔さんが務める。 なお、円城塔さんがTVアニメのシリーズ構成と全話脚本に挑戦するのは今回が初めて。 さらに、キャラクターデザイン原案は『

                        完全新作TVアニメ『ゴジラ S.P』脚本は円城塔、キャラ原案は加藤和恵
                      • アニメ『ゴジラ S.P』脚本 円城塔による小説刊行 もう一つの実験的物語

                        2021年に放送されたアニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』の小説版が、集英社から発売される。 執筆を担当するのは、シリーズの構成と全脚本を手がけたSF作家・円城塔さん。 価格は1980円(税込)。7月26日(火)に発売が予定されている。 小説版『ゴジラS.P』あらすじ 2030年、千葉県逃尾市に一体の未確認飛行生物が飛来する。 「ジェットジャガー」と呼ばれる銀色のロボットと交戦の末、突然死を遂げたその怪鳥は「ラドン」と名付けられた。 その後、逃尾市周辺でラドンの死骸が相次いで発見されて――小説で描かれるもう一つの物語。 via JUMP j BOOKS 芥川賞作家・円城塔が脚本を担当した『ゴジラS.P』 『ゴジラ S.P』は、2030年の千葉県にある架空の都市を舞台に描かれる物語。 町工場「オオタキファクトリー」で働く有川ユンと、空想生物を研究する大学院生の神野銘が、世界規模で起こ

                          アニメ『ゴジラ S.P』脚本 円城塔による小説刊行 もう一つの実験的物語
                        • 円城塔「十二面体関係」について - SF游歩道

                          円城塔「十二面体関係」について、物語の幾何学的構造と代数的構造について数学的に検討したのち、物理的考察を加えて作品宇宙における時間の生成機構を見る。 20の短編小説 (朝日文庫) 朝日新聞出版Amazon題名は三角関係のもじり。 朝日新聞出版《小説トリッパー》2015年9月号の創刊20周年企画で20人の作家が原稿用紙20枚で20をテーマに書いた競作ショート・ショートのうちの一作。のちに『20の短編小説』として朝日文庫で文庫化された。 以下、テクストとしてこの朝日文庫『20の短編小説』紙版を用いる。 作品概論 検討 平面における十二面体の展開 Euler の定理 Euler グラフの定理 Euler の多面体定理 圏論 自発的対称性の破れ 自発的対称性の破れの具体例その1: 南部-Goldstone ボソン 自発的対称性の破れの具体例その2:自発磁化 自発的対称性の破れの発生機構 作品宇宙に

                            円城塔「十二面体関係」について - SF游歩道
                          • 【鼎談】円城塔✕千葉雅也✕山本貴光|GPTと人間の欲望の形|文學界

                            ChatGPTなどLLM(大規模言語モデル)は われわれの思考をどのように変えうるか。 かねてよりその可能性についてそれぞれの仕方で思索を深めてきた三氏が 記号接地問題から精神分析、文学までを縦横に語る。 ◆プロフィール円城塔(えんじょう・とう) 1972年生まれ。作家。著書『Self-Reference ENGINE』『道化師の蝶』『エピローグ』『プロローグ』『文字渦』『ゴジラS・P〈シンギュラポイント〉』等。 千葉雅也(ちば・まさや) 1978年生まれ。作家・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』『現代思想入門』『エレクトリック』等。 山本貴光(やまもと・たかみつ) 1971年生まれ。文筆家・ゲーム作家・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。著書『文体の科学』『「百学連環」を読む』『記憶のデザイン』等。 ■ジェネレー

                              【鼎談】円城塔✕千葉雅也✕山本貴光|GPTと人間の欲望の形|文學界
                            • 文字についての謎を文字で明かす、円城塔の最高傑作――「文字渦」(円城塔、新潮社) - SF游歩道

                              書籍情報 作者:円城塔 出版社:新潮社 形態:単行本 文字渦 作者: 円城塔 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/07/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 収録作品 「文字渦」 「緑字」 「闘字」 「梅枝」 「新字」 「微字」 「種字」 「誤字」 「天書」 「金字」 「幻字」 「かな」 感想・各作品解説 《新潮》連載時に「種字」を読んでからずっと単行本化を待っていた。率直に、間違いなく今年の新刊本の一番はこの作品で決まりだ。そう断言出来る。(しかしながらこの文章を書き上げるのに4ヶ月もかかってしまった) 円城塔特有の「どこまで本当なのか分からない大法螺成分」は各短篇の題材自体に吸い取られているので、文字に関する論理的な考察に集中して読むことが出来る一冊になっている。その点では円城塔を初めて読むという人でもあまり抵抗なく読むことが出来るのではないか。川端康成文学

                                文字についての謎を文字で明かす、円城塔の最高傑作――「文字渦」(円城塔、新潮社) - SF游歩道
                              • 円城塔がめちゃくちゃ嫌いだ。評価されてほしくない

                                「後藤さんのこと」を読んでめちゃくちゃ面白いと思ったのがおよそ10年前。大学生の頃だった。 この短編集は今でもかなりの名作だと思っているし、ハードカバーを買って大事に持っている。(小説は絶対に文庫版で買うという決意を持っているこの俺が、だ) どの短編もこれまでに読んだことのない新鮮な後味で、何度でも読み返した。 この人の小説がもっと読みたいと思った。 そこで読書メーターやレビューサイトを見ると、「数学や物理を使って書かれた純文学」みたいな書評が目についた(ちゃんとした表現は覚えていない)。 そうかな。と思った。 作者・円城塔は理系出身者らしい。 なるほど。確かに、「さかしま」「考速」「ガベージコレクション」あたりには、理系的なモチーフがふんだんに埋め込まれていたし、その中には確かに数学や物理の単語もあった。 どちらかというと情報系分野の香りの方が強く感じたけど。まあ情報も数学の一部だしな。

                                  円城塔がめちゃくちゃ嫌いだ。評価されてほしくない
                                • 【ネタバレ】『ゴジラSP シンギュラポイント』解説・考察:円城塔SFワールドで描く新しいゴジラ | ナガの映画の果てまで

                                  この3部作は、あえて、怪獣やメカゴジラを「街」や「概念」といった従来の在り方に縛られない方法で登場させるなど、ゴジラの世界観で怪獣プロレスではなく、本格SFをやろうという意欲は垣間見えましたが、如何せん脚本や構成が粗すぎました。 結局、スピンオフ小説の「怪獣黙示録」が一番面白かったという何とも言えない結果に終わったアニメ版ゴジラ。 そこから心機一転、制作が発表されたのが今回のテレビアニメシリーズ『ゴジラSP シンギュラポイント』でした。 とりわけ、脚本・構成に『Self-Reference ENGINE』や『屍者の帝国』などで知られる円城塔さんが起用されたことが、国内外のSFファンからの反響を呼びました。

                                    【ネタバレ】『ゴジラSP シンギュラポイント』解説・考察:円城塔SFワールドで描く新しいゴジラ | ナガの映画の果てまで
                                  • 『ゴジラ S.P』円城塔インタビュー 『シン・ゴジラ』の呪縛を越えて(KAI-YOU.net) - Yahoo!ニュース

                                    『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(以下『ゴジラ S.P』)が放送前から話題になったのは、まさかの円城塔さんが脚本に参加したことが大きいだろう。 『ゴジラS.P』の場面写真をもっと見る(15枚) 円城さんは、小説や日本語の構造を書き換える作品を生み出してきた。その実験的な作風がSFシーンから純文学の領域においてまで評価され、これまでに芥川賞や日本SF大賞など数々の賞を受賞してきた。 そんな円城さんが「ゴジラ」シリーズに関わったらどうなるんだろう……? 抽象アニメーションみたいな「ゴジラ」になるのではないか……? 筆者だけではなく、放映前には、多くの人にそんな思いが去来していたと思う。 『メッセージ』であり『パルプ・フィクション』な新しいゴジラーー円城さんは作風や実績から、すごく堅いイメージで評価されることが多いと思うんですけど、過去の発言を見ると「わりと笑いのつもりで小説を書いてい

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                                    • 円城塔「ムーンシャイン」について - SF游歩道

                                      伴名練編『日本SFの臨界点〔恋愛篇〕』で円城塔「ムーンシャイン」を久しぶりに読んで、最初に読んだときには気づけなかったことに気づけたので、ここに書いていこうと思う。 日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙 (ハヤカワ文庫JA) 早川書房 Amazon まず、題名について、これは有限散在型単純群で最大の位数をもつ群(モンスター群)の既約表現と、j-不変量のフーリエ展開の係数の間になんらかの関係がありそうだ、という仮説、ムーンシャイン予想*1*2に由来する。 ムーンシャイン理論自体の数学的な詳細は私もよくわからないが、この「ムーンシャイン」という作品自体は円城塔作品の中ではかなりわかりやすい部類の作品で、しかも一二を争うド直球なSFでもある。この作品の検討を行うことで、円城塔作品全体の見通しもよくなる。 以下、テクストとしてハヤカワ文庫JA『日本SFの臨界点〔恋愛篇〕』紙版を用いる。

                                        円城塔「ムーンシャイン」について - SF游歩道
                                      • 円城塔が本の雑誌の連載「書籍化までn光年」で取り上げた本のリスト

                                        https://anond.hatelabo.jp/20140426234812 の続き 書籍化までx光年 (2019年)持田季未子『セザンヌの地質学』    「セザンヌの山」堀内 明美『愛蔵版 茶箱と茶籠の図鑑99』    「茶箱と趣味」 キャス・サンスティーン『命の価値: 規制国家に人間味を』    「行動経済学で見る"命の価値"」チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚』    「味覚の錯覚」スティーブン・スローマン、フィリップ・ファーンバック『知ってるつもり 無知の科学』    「「知ってるつもり」の幻想」三谷純『曲線折り紙デザイン』、ポール・ジャクソン『〈折り〉の設計』    「折り紙の美しさ」藤井一至『土 地球最後のナゾ 』    「「土」の力」ダニエル・ヘラー=ローゼン『エコラリアス 言葉の忘却について 』    「言葉の生死」堀田百合子『ただの文士 父、堀田善衞のこと』  

                                          円城塔が本の雑誌の連載「書籍化までn光年」で取り上げた本のリスト
                                        • 散木記(続)・前編/円城塔|タバブックス

                                          【3月末】 ■二月末に緊急事態宣言が解除され、しばし持ちこたえてきた感染者数も増加傾向。 ワクチンの投入以来、合衆国の感染者数がどんどん落ちているが、イスラエルがそこまででもない。なににせよ、ワクチンがこれだけ早期に、大規模に投入されるとは全く予想していなかった。 ■これだけ予想を外した以上、あとは虚心に専門家の意見を聞くだけだという気持ちになる。 ■心の平穏が求められるところ、仏書でも手に取るべきか。 ■『歎異抄』というのは奇妙な書物である。 御存知内ない方のために記しておけば、親鸞の死後、その教えが歪んでいくことを嘆いた誰かが記した。「歎」は「なげく」であるから、西洋に照らせば『異端論駁序』くらいのことであるかもしれない。 内容としては、ただ「南無阿弥陀仏」を唱えることだけを説く。理屈というものはあまりない。権威も何も関係がない。ただ南無阿弥陀仏を唱えることだけが、浄土への道であると繰

                                            散木記(続)・前編/円城塔|タバブックス
                                          • 円城塔、怪獣を語る 『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』をめぐって 文學界10月号 | 佐々木 敦 | インタビュー・対談

                                            2021.09.14インタビュー・対談 円城塔、怪獣を語る 『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』をめぐって 聞き手:佐々木 敦 文學界10月号 出典 : #文學界 ジャンル : #エンタメ・ミステリ 壮大な構想力と透徹した論理で小説世界を構築してきた作家が、アニメシリーズ『ゴジラS.P』の脚本を手がけた。世界的に知られる怪獣ものに挑むことになった経緯や作品に込めた思いを訊いた。 TVアニメ『ゴジラS.P <シンギュラポイント>』はNetflixにて全13話世界配信中。9月22日にBlu-ray&DVD第2巻が発売される(全3巻) ©2020 TOHO CO., LTD. 「文學界 10月号」(文藝春秋 編) ■すべてはSF考証から始まった ――円城塔さんがシリーズ構成・脚本・SF考証に携わり、今年、テレビ放映やネットフリックスでの配信が始まったアニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』

                                              円城塔、怪獣を語る 『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』をめぐって 文學界10月号 | 佐々木 敦 | インタビュー・対談
                                            • 散木記(抄) /円城塔|タバブックス

                                              3月24日(火) 風が過去へと吹きつけて、去年の桜を散らしていくことであるよ、という和歌を偽造するのはどうか。古今和歌集などを、タイムトラベルものとして読み直すことの可能か否や。 ゾンビ映画でいえば、序盤が終わり緊張感が高まりはじめているところあたり、か。 しかし、この規模で経済を停止させると、無事にリブートできるものなのだろうか。 一番安い方法で金をばらまく手段を考える。難しい。年金の仕組みはあえて切り離したものなので、そちらを利用するのは難しかろう。住民票、マイナンバーを口座と結びつけるのは本来避けるべきことである。 欧米はそもそも戸籍制度が異なるし、政府が個人の口座なんて把握しているはずはないので、もう金が支払われているとかいう報道はなんだか信用ならない。エストニアとかは別だが。 4月6日(月) 『華氏451度』を眺めつつ、自分には、ブラッドベリを読むためのなにかが根本的に欠けている

                                                散木記(抄) /円城塔|タバブックス
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