【函館】函館市の大泉潤市長が掲げる北海道新幹線の函館駅乗り入れを巡り、市が行った調査の結果が27日、判明した。新函館北斗―函館間(18キロ)への通常規格の新幹線乗り入れは可能と結論付け、整備費を約161億~169億円と試算。29日に公表する。大泉市長は乗り入れに向けた議論を今後加速させるとみられ、JR北海道など関係機関との調整が焦点となる。 関係者が明らかにした。調査は市がコンサルタント会社に委託。在来線の線路にレールを1本加える三線軌条方式を新函館北斗駅から函館駅に向かう上り線で採用し、車両が小さいミニ新幹線ではなく通常規格の新幹線を引き込むことができるとした。新幹線の五稜郭駅への停車も見込む。...