前回のnoteで、マーケ手法には善悪はとりあえずないという話をしたと思います。で、今回は、じゃあなんで自己啓発本は宗教のように見えるのかという私見を話すまえに、日本のビジネス書の簡単かつ雑な歴史と、そこから見える現代ビジネスマン像について書いてみようと思います。 日本での自己啓発書の歴史のおおざっぱな流れ実はこれも10年ほど前にビジネス書の隆盛について気になっていまして。どんな風潮があるか、その思想的バックボーンは何かなんかをざっと調べて新書でも出してやろうかと思ってたんですけど、持ち込んだ編集者の方がさらっと転職されて、調べたメモだけ残して立ち消えになってたんでね。ちょっと供養ということでメモ見ながら書いております。 で、超ざっくり日本の自己啓発本の歴史をここ2-30年振り返ると、こんな風になります。 80年代 バブル・ 経済評論家・作家などの生き方指南、老子・孔子など。処世訓が多い。朱