JR東日本は、福島と宮城で震度6強の激しい揺れを観測する地震で、東北新幹線の高架橋や電柱などに大きな被害が確認されたとして、全線の運転再開までおおむね10日前後かかるという見込みを明らかにしました。 東北新幹線は、今回の地震で複数の設備の被害が確認されたため、那須塩原駅と盛岡駅の間の上下線で運転を見合わせています。 JR東日本は当初、運転の見合わせは15日までとしていましたが、高架橋や電柱などに大きな被害が確認されたということで、全線の運転再開までにはおおむね10日前後かかるという見込みを明らかにしました。 これまでの点検では、福島県の新白河駅と宮城県の古川駅の間で、高架橋やレールの土台が数か所損傷しているほか、少なくとも20本の電柱が折れたり傾いたりしているのが確認されたということです。 東北新幹線はこの運転見合わせに伴い、東京と那須塩原の間を1時間に1本程度の臨時ダイヤで運行しています