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増田文学の検索結果41 - 80 件 / 169件

  • 毎日チキンラーメンを食べていた……

    20代で貧乏だった頃、毎食チキンラーメンを食べていたことがある。 実家が微妙に健康志向であったので、子供の頃から袋麺やインスタント食品自体を口にする機会があまりなかったからだろうか。大学生の頃、自分で稼いだ金で食べるインスタント食品やファストフードがめちゃくちゃ美味しかった。 会社勤めを始めた後も、零細に勤めてたのと、そもそも薄給で若者を働かせることが常態化していた業界だったので、慢性的に金がなく、それが不健康な食生活に拍車をかけた。 なけなしの給料は、社会保障費と家賃と光熱費で消えていき、その残りで書籍を買うような生活だったから、夕飯を抜いたりすることが常態化していた。 そんな生活の中で、すごく重宝したのがチキンラーメンだ。当時、袋麺は5つセットで200円台、セールなら198円とかで買えたので、安い時に買いだめて、しょっちゅう食べていた。 ある時、ひょっとしたら、毎食チキンラーメンでもい

      毎日チキンラーメンを食べていた……
    • 俺の実家は太い

      実家が太い云々という増田を目にして、俺もつい自分の人生について書きたくなった。 約30年前、俺は両親が医者の家庭に長男として生まれた。 医者というとなんとなく世間的にもお金持ちのイメージがあるだろうが、事実裕福な家庭に生まれたと今でも思う。 そんな俺だが、結局30も手前になって職歴なしどころか学歴すらない立派な引きこもりに成り果ててしまった。 まず前提として俺の家系は代々医者の一族で、父方の祖父が地元(と言っても俺の住んでいる市内)でおそらく一番大きい総合病院の理事長をしていた。 その祖父の思想が強く、医者でなければ人間でないと言わんばかりの態度を常に振り撒いていた。 母方の祖父母は確か医者ではなかったと記憶しているが、いつだったか父方の祖父母の家に連れて行かれた際、「あまりあっちのじいじ・ばあばと話をすると頭が悪くなっちゃうぞ」などと耳打ちされたことを今でも覚えている。 当時は家や身なり

        俺の実家は太い
      • なんか急に給料が1.4倍になった

        4人部署で1人産休からの時短、1人が夏の間に退職で実質稼働人員が2.3人になった。 当然ながら仕事量は変わらない、そして新規で人が入るのは年度が変わってから。 そんで働く女性応援ってことで何故か時短してマネジメントもなんもできてない時短ママが昇進&昇給。 それに伴い流石にということで別部署から1人補充が入った。 まあここまでは良かった、別に文句はない。 問題はその時短ママがなんでか知らんがなんのマネジメントもできない、しない上に今までやってた仕事を管理業務が増えたからしない、できないと言って新人教育も俺等に投げてきた事。 そんで時短ママは発熱でしょっちゅう帰るしslackにも応答ない事が増えた。 勘違いしないでほしいが別に時短ママが帰る事も昇進した事にも文句はない。 3人の中で一番勤務年数も長いしね。 新人教育投げてきた時はこいつマジか?って思ったけど。 ただ困ったのが俺とAさんで実質4人

          なんか急に給料が1.4倍になった
        • 「アウラ、落語家になれ」アウラが落語家になる『葬送のフリーレン』の二次創作、怪文書なのに秀逸なストーリーが綴られたX文学の名作だった

          陽介 @052ysk アウラとフリーレン、双方の魔力を秤にかけた服従の天秤《アゼリューゼ》は、果たしてフリーレンへと傾いた。 勝利を確信し敵に背を向けたフリーレンは薄氷の刃の如き声でアウラへ命ずる。 「アウラ、落語家になれ———」 敗北の色に染まる頭が言葉の意味を理解するより早く、アウラの体は戦場から駆け出していた。極東の島国を目指して。 いくつもの船を乗り継ぎ辿り着いたこの国で、土地勘もツテも無いはずのアウラは何かに導かれるまま(あるいはこれもアゼリューゼの力だったのかもしれない)とある落語家の門を叩く。 泣き落とし。癇癪。時には掴みかかるなどしながら七転八倒三日三晩。テコでも動かぬ座り込みの果て、ついに入門を許可される。 これで落語家になれた。やっと解放される。フリーレン許すまじ。様々な感情が湧き上がるも体が言う事をきかない。 ああそうか、自分はまだ入門したに過ぎず落語家になった訳では

            「アウラ、落語家になれ」アウラが落語家になる『葬送のフリーレン』の二次創作、怪文書なのに秀逸なストーリーが綴られたX文学の名作だった
          • 死んだらのりうつる用のぬいぐるみ。

            以前、恋人が「オレがもし死んだら、わんころべえに入るよ」みたいなことを言っていたのだけれど、私はそれを「いえ、わんころべえにはわんころべえの人格があるので」と、キッパリお断りした。 わんころべえというのは、私が長年一緒に過ごしているぬいぐるみの名前だ。 死ぬまで一緒に過ごすつもりなのに、死んだ彼の魂が入っちゃったら、わんころべえの心はどこに行けばいいのか。 許されザル事なのでノーセンキューした。 そのとき、恋人がなんだかしょんぼりして見えたので、「悪いことしたかしら」と、一緒に暮らし始めたのを機に彼の好きなキャラクターのぬいぐるみを勝手に買ってリビングに置いた。 新入りのコイツは、まっくろで、イタズラ好きらしい。 もし彼が死んだら「コイツに入ったらいいよ」と思いながら、もちょもちょ遊んでいる。 彼が帰ってくるタイミングで玄関に置いてお迎えしてみたり、彼の脱ぎっぱなしの服の前に立たせて圧をか

              死んだらのりうつる用のぬいぐるみ。
            • 今月、結婚する。

              先月から書いて準備してある婚姻届は、実は3回も書き損じてしまった。 なんだあの普段の生活で見慣れない言葉の数々は。世の既婚者さん、よくストレートに書けましたねという気持ちだ。 「結婚はしてもしなくてもいい」わりとそんなスタンスで生きてきた。結婚は相手の気持ちがあることだし、今の時代は必ずしなければいけないものでもないと。でも、提出予定日を間近に控えた今、とてもワクワクしている。 結婚をより楽しみで素敵なものに変えてくれたのは、彼はもちろんだけど周囲の人たちの反応もとても大きい。 「顔合わせも結婚式もいらんでしょ。なんなら結婚指輪も婚約指輪もなくてもいいよ」 基本的にはそんなスタンスだった私だけど、「いや、結婚指輪はつけるでしょ」という彼の言葉に「そうなんだ!」となり、一緒にいくつかのお店を見て回った。なんだかんだ、ふたりとも同じ温度感で気に入ったお店が見つかり、近々また訪問する予定だ。刻印

                今月、結婚する。
              • 突然ご当地キャラの中の人になった

                3連休初日のこと。 「あのさ、できたらでいいんだけど」 申し訳なさそうな声で旦那が続ける。 「突然なんだけど、明日◯◯ちゃん(市のご当地キャラ)の中に入れたりする?」 うちの旦那は市役所職員なのだが、どうも祝日にイベント対応する人が調整しきれなかったらしい。 うちのご当地キャラはかわいい。めちゃかわいいのに、あちこちのイベントに貸し出されては、ぼやーっと棒立ちしてるのをよく見かけていた。 中に入るのはプロではなく、イベント担当課の若手職員らしい。しょうがないよねとは思いつつ、◯◯ちゃん大好きな私としては、「◯◯ちゃんは、本当はもっとかわいいのに!」というモヤモヤを感じていた。そこにやってきたこんなチャンス!乗らない訳がない。 「いいよ!やるよ!」食い気味に返事をすると、「え?いいんだ?」と逆に旦那が驚いていた。 イベントは明日である。すぐに「着ぐるみ、動き、かわいい」などのワードを検索しま

                  突然ご当地キャラの中の人になった
                • 「絵が上手いの、ずるい」と言われた

                  子どもたちと接する機会があり、一緒に絵を描いていたらその親?に言われた。 子どもたち「絵、うま!どうして?」 「君たちくらいのころから描き続けていたからだよ」 親「え~w最初から上手だったんだw」 「最初はこの子たちより下手でしたよ~」 親「ないないw最初から上手いから描き続けるんだよwいいな~ずるいよねw」 子どもの前で何をいってんだこいつ…と思いながらその場は適当にあしらった。 こいつに初めて描いた絵を見せたいもんだ。 ただのぐちゃぐちゃの線だぞ。 最近はオタク文化が根付いたのか絵描く子多いから今の子の方が上手いだろ。(おそらく) というか「ずるいよねw」ってなんだ…。ずる…? ふと絵描き人生でも振り返るかと思い、吐き出しがてらここに投げることにした。 * 初めて絵を描いたのは覚えていない。物心ついたときから暇だったら絵を描いていた気がする。 幼稚園で一番好きなのは絵を描くとき。 想像

                    「絵が上手いの、ずるい」と言われた
                  • 陰キャおじさんとばかり付き合って

                    若い頃、陰キャおじさん(30~40代)とばかり付き合ってきた。※30~40代は当時の私にはおじさんだった。 なぜなら同年代の男の子と付き合うと別れた時にダメージ食らうから。おじさんとゲーム感覚で恋愛したほうが楽しくない?と当時思ってた。 私の元カレに限った話なので、これを読んでいる方は自分に重ねる必要はないよ! エセ関西弁おじ私と付き合ってすぐに オンラインの友達に「俺、19才の彼女ができたんやでぇ、27才なのに19歳の彼女かわいいでぇ」と自慢していた。 オンラインで10代20代とつるんでいるようだった。 ニコニコ動画の生配信を見るのが好き。「エロい目で見てるわけじゃないんや、この子とかめっちゃ面白いんやで」と言っていたが、15~19才の配信しか見てなかった。 このおじは、パソコンを買い替える時に私にお古のパソコンをくれたんだけど 「俺のPCの中身気になるでしょ?特にやましいものはないから

                      陰キャおじさんとばかり付き合って
                    • 元彼女に胸を刺されたことのある俺がマジレスする まず結論から言えば、予..

                      元彼女に胸を刺されたことのある俺がマジレスする まず結論から言えば、予兆と距離があれば回避はいくらでも可能 しかし予兆と距離がない場合、回避は不可能 俺の場合は三股して(それ自体は元カノに薄々バレていたが、元カノの方が情で俺と付き合っていた)、俺自身が「大切な話がある」と別れ話をしようと呼び出したことで、彼女が包丁を持ってくる猶予を与えることになってしまった さらに1LDKのソファで寝っ転がりながら別れ話をしたため、うつらうつらしている瞬間に胸を突き刺されるという結果になってしまった この経験から、女性に刺されないためには「予兆」「距離」「猶予」を十分にとらなければならないと俺は断言する ちなみにだが、俺は胸、左胸を刺されたが、幸い心臓や大動脈には触らず、肺が損傷し、大出血で瀕死になるにすんだ。診断名は外傷性血胸、出血性ショックであった 医者が言うには大動脈が傷つくと、9割はその場で死亡す

                        元彼女に胸を刺されたことのある俺がマジレスする まず結論から言えば、予..
                      • じゃあ濡れて行こっか

                        改札を出るとさっきまで晴れてたのにゲリラ豪雨でとんでもない雨が降ってて、ワイは降り止むのを待ってた 隣りでカップルとおぼしき2人は、雨雲レーダーを見て雨が抜けるのが20分後とか30分ってのを調べたらしく、作戦会議をしてた 雨が抜けるのを待つか、このまま濡れて帰るか 彼氏が雨抜けるのを待ってる時間で家に帰ってシャワー浴びれるわと言い、彼女はじゃあ濡れて行こっかと返し、スマホをビニール袋にしまうと、土砂降りの中に足を踏み出した 思いっきり手を広げてショーシャンクの空にごっこと笑いながら雨の中をゆっくり歩いて帰っていく それを見てなんだか胸が苦しくなって、煌めく物語からワイだけ取り残された気持ちになったんや

                          じゃあ濡れて行こっか
                        • 相沢友子脚本作品を振り返ろう

                          ■ドラマ「セクシー田中さん」 原作者ブログ参照 ■ドラマ「ミステリと言う勿れ」 記憶に新しい炎上ドラマ。風呂光というサブキャラをメインキャラにして恋愛要素を加え、さらに作品の持つ思想を踏みにじるストーリーで毎話不評。でもキャストなどの人気で一定のファンはいる様子。原作通りなのはKing Gnuだけ。 ■ドラマ「トレース〜科捜研の男〜」 原作と全然違いすぎて船越が炎上した。いまだになんで船越をキャスティングしたのか理解に苦しむが、他のキャラも典型的な嫌味なキャラに変更されていた記憶。 ■ドラマ「人は見た目が100パーセント」 タイトルとキャスティングの時点で炎上していたが、ドラマ自体も不評だった。 ■ドラマ「失恋ショコラティエ」 石原さとみのぶりっこ演技が好評でアンチを増やしたのだが、原作では同情できる部分があるのにドラマでは女の敵のような雰囲気になってる。さとみまじ可哀想 ■ドラマ「ビブリ

                            相沢友子脚本作品を振り返ろう
                          • 中学生の頃にパンチラハンターという遊びをしていた

                            悪友5人で集まって近所のショッピングセンターや野球場や図書館などの施設に行き、ミニスカートの若い女がエスカレーターに向かったら数メートル空けて尾行し、下から覗いてパンチラをハントするのだ リーダーのS君はボットン便所の市営住宅に住む貧しい家庭の子だったが、俺たちハンターは彼を慕っていた 研究熱心で、どこの店のどのポジションからパンチラが拝めるか常に研究し、情報を共有してくれていたからだ 俺たちは小汚い彼の家に集まって旧式のパソコンにS君が田んぼで拾ってきたエロ本の付録のCD-ROMを突っ込んで解像度の低いエロ画像を見るのも好きだった(まだインターネットは普及していなかった) そういう戦利品がなくても彼の家はパラダイスだった 彼の女子高生の姉の下着がそこら中に干してあって見放題だったからだ メンバーのうち二人は別の中学の生徒だった 小学校は同じだったが学区の関係で離れてしまったという経緯で、

                              中学生の頃にパンチラハンターという遊びをしていた
                            • 勝手に輝いていた増田ブコメ大賞2023 - 誰かの肩の上

                              基本的に1つ目のリンクが元記事(増田)、2つ目以降がブコメです。 過去の記事はこちら。 勝手に輝いていた増田ブコメ大賞 2019年上半期 - 誰かの肩の上 勝手に輝いていた増田ブコメ大賞 2019年下半期 - 誰かの肩の上 勝手に輝いていた増田ブコメ大賞2020 - 誰かの肩の上 勝手に輝いていた増田ブコメ大賞2021 - 誰かの肩の上 勝手に輝いていた増田ブコメ大賞2022 - 誰かの肩の上 一般ネタ 【追記】北海道旅行から帰ってきた。札幌円山の回転寿司トリトン行ってきた 獲れたてのプリンいいなぁ - bokmal のブックマーク 腕が4本あったらやりたいこと 六つんばい - srgy のブックマーク 両隣から圧死させようと迫り来る壁に対して2本の腕で押さえながら、空いた2本の腕でカップラーメンを食べる - flirt774 のブックマーク お手本のような短文ネタブコメとお手本のような長

                                勝手に輝いていた増田ブコメ大賞2023 - 誰かの肩の上
                              • 自称中庸ネトウヨの30代男性が、ブルアカに感謝していること

                                色々と思うことがあったので書きなぐってる。超久しぶりの増田なので、読みにくかったらごめんなさい。 小中の頃からパソコンでインターネットに入り浸ってきた。まぁそれなりにサブカルにどっぷりだったほうだと思う。あの頃からパソコンを触っていたおかげで、今ではWeb系IT企業でエンジニアをやっている。 初めてインターネットに触れた頃、2ちゃんねる全盛期、おもしろフラッシュ倉庫全盛期というような感じだった。 いいタイミングでインターネットをはじめられたと思う。本当に朝から晩までCeleronのクソPCで「ネットサーフィン」をしていた。あの頃の自分が居たから、今の自分がいると思っている。 話を本題に移すのだが、あの頃のインターネットをやっているやつは、みんなネトウヨだったと思う。 社会的にもややこしい時代だった気がする。中韓ではしょっちゅう反日デモが起こって、その度に国旗が燃やされてたし、その一方で日韓

                                  自称中庸ネトウヨの30代男性が、ブルアカに感謝していること
                                • アナルがきっかけで結婚した

                                  「今度アナルでしてみたい」 致している最中に彼氏からそう言われた なんとなーく彼氏が私のアナルに興味を持ってるのは察していたけど気付かないふりをしていたがいよいよ言ってきた 汚いし痛そうだしでさすがに嫌だしアナルを捧げた男にふられたら精神的にかなりつらい 致している最中だったこともあり変にムードを壊したくないので 軽いノリで「結婚してくれるならいいよ」と言ったら 彼氏は「いいよ 結婚しようよ」と、まさかのプロポーズ… この日を境に お互いの両親と顔合わせをしたり結婚式の検討や結婚指輪の準備など結婚に向けて着実に進むのと並行して 私のアナルは着実に開発されていった 結果、入籍直前に私のアナルは彼のものを受け入れるに至った 事前に入念に準備してたからかあまり痛くもなかったが 彼氏の方もそこまで気持ちよくはなかったようで その後数回求められる程度で終わった こうして私はアナルと引き換えに結婚した

                                    アナルがきっかけで結婚した
                                  • 俺の町には植物園がない

                                    結局俺は、洒落たハイソな店でウインドウショッピングとか、立派な劇場で高尚な観劇とか、空いた時間でボルダリングとか、そういう都市的なアクティビティには興味がなくて、ただ植物園に行ってウロウロして、でけえ温室に入りてえだけなんだよな 植物園って、人が並んでねえ入り口で高くて400円程度のチケットを買うところからもう始まってんじゃん 800円とか1200円とかじゃなくてさあ、300円とか400円とか、ヘタしたら温室入らねえならタダだったりするわけじゃん その、やっすい入場料を払いながらよ、受付のある事務所に設営された、葉っぱの栞を作ってみよう!とか、まつぼっくりを拾おう!みたいな企画を目の端に捉えてさ、ヒア・イット・ビギンズ、俺の一日が始まるということになる 植物にそんなに言うほど興味ねえし、オフシーズンに来てるからさあ、実際園内に入っても、解像度はずっと低いままなんだよ 時期が良けりゃ花が咲い

                                      俺の町には植物園がない
                                    • 子供が出来たので過去の恋愛の話をして終わらせることにする

                                      妻と結婚する前、五年付き合った女がいた。 当然結婚するものだと考えていたが振られた。理由は俺の金遣いと酒癖の荒さだ。酔って彼女を殴ったらしい。 妻にはそんなことをしていないとは思う。尤も妻は気が強くそんなことをしたら即座に慰謝料をむしり取られて捨てられるだろう。妻は商社の総合職で収入もそう俺とは変わらない。実家の経済状況はお互い普通で、成り上がり組だ。 いわゆる俺たち夫婦はいわゆるパワーカップルだ。妻は先述したように商社の総合職勤務、俺は外資系金融。都内なら履いて捨てるような夫婦の出会いは結婚相談所でお互い条件ありきで恋愛というわけではない。 件の彼女との出会いは学生時代だった。関西の某大学だ。友達の友達にすごく可愛い子がいて、一目惚れしたから紹介してもらった。桜井日奈子に似た青春の象徴みたいな子だ。 めちゃくちゃモテてた。顔だけで当然だけど彼女は実家が凄かった。祖父が某企業の創業者一族で

                                        子供が出来たので過去の恋愛の話をして終わらせることにする
                                      • 職場の推しに彼女ができていた

                                        職場の推しに彼女ができていた。 以前最後に彼女がいたのは学生の時だと言っていたから、5年以上ぶりの恋人らしい。久しぶりで戸惑ってる、と困り顔で笑う推し。私だって好きだったのに。知らないぽっと出の女に盗られた。BSSならぬ、WSSだ。 推しは背が高くて顔もとても整っている。過大評価の自覚はあるが、白杖ガールに出ていた杉野遥亮さんに似ているとも思う。長年彼女がいなかったのも、本人がいらないとしていたからだ。 一目見た時からかっこいい先輩だと思った。初めて客先外出が被った帰り道にはもう好きだった。コミュニケーションがちょっと苦手っぽいところもかわいい。モテる要素は全部あるのに、陰キャの陰が滲み出ててるところもとにかくいい。 一緒に仕事をする機会はなかなかなかったが、記憶に残ろうと話せる機会を作ろうとした。推しが通ってるランチのお店(松屋)にタイミングをずらして向かい、偶然を装ってエンカして、松屋

                                          職場の推しに彼女ができていた
                                        • 近藤誠と日本国紀に学ぶキャンセルカルチャー批判:「SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」は実在する

                                          追記 (10:05)明らかに長く書きすぎているので短縮版をまとめておきます トランスジェンダーの命を守るためと称して、トランスヘイターには対話の場を与えない、主張の発表の場も与えないという戦略を、学者や活動家たちが実践している。 今回のKADOKAWA刊行停止はその1つの実例である。 しかしこれは30年前の近藤誠「トンデモ本」に対して日本の医学界が実践したことと同形であり、この前世紀に起きた「キャンセル」は、蓋を開けてみればむしろ失われる命や尊厳が増えたという悲劇に終わった。 キャンセルの力は「対話を重んずる側」に向かっており、患者を守ると称して守られたのは、「正しさ」をパターナリスティックに押し付ける権威のメンツだけだった。 そもそも「トンデモ本」が、日本屈指の高リテラシー層である編集者たちの会議を通り出版されようとするのは、学術界の市民に対するコミュニケーションに課題があることを示唆し

                                            近藤誠と日本国紀に学ぶキャンセルカルチャー批判:「SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」は実在する
                                          • ホグワーツ・レガシーをプレイして「一生忘れないだろうな」と思った

                                            ホグワーツ・レガシーをプレイしている。まだ序盤。 俺はホグワーツに転校してきた5年生で、転校初日に杖を買いにホグズミードまで行くことになった。 杖を買いに!なんと素晴らしい響きだろう。もう30を超えているのにワクワクする。 ウィーズリー先生曰く、グリフィンドールのナティ(女の子)かスリザリンのセバスチャン(男の子)が俺をホグズミードまで案内してくれるらしい。選んでいいって。 なんでハッフルパフの俺にグリフィンドールorスリザリンの選択を迫るのか、ちょっとよくわからないけど、二人とも優秀な生徒なんだろう。 ふたりとも授業の時にちょっと話しただけだしどっちでもいいかなと思ったが、初日から女の子と校外デートもドギマギしてしまうし、セバスチャンに案内してもらうことにした。 授業の後、セバスチャンと校門で待ち合わせて、初めて校外に出る。 スリザリンはイヤなやつしかいないのかなと思っていたが、話してみ

                                              ホグワーツ・レガシーをプレイして「一生忘れないだろうな」と思った
                                            • 東京の人はいいな

                                              東京に行ってみたい。 都会なんだろうな。満員電車があるんだろうな。 ひよこのお菓子があるんだろうな。パンダもいるんだろうな。 テレビでやっている店にすぐ行けるんだろうな。 芸能人も見かけるんだろうな。 でも写真撮ったりしないんだろうな。 いいないいな。 渋谷もあるんだろうな。 新宿で迷えるんだろうな。 神保町で古本買うんだろうな。 秋葉原行って「昔とは変わったよな」とか言えるんだろうな。 いいないいな。 東京の人はいいな。 スカイツリーに登れるんだろうな。 ディズニーランド日帰りで行けるんだろうな。 お台場で遊べるんだろうな。 お台場ってもうさびれてるのかな。 それすら知らないよ。 いいないいな。 テレビ東京見れるんだろうな。 タワーレコードがあるんだろうな。 ライブも行き放題なんだろうな。 音楽と共に生きてるんだろうな。 羨ましいな。 オタクがいっぱいいていいな。 コラボカフェも行きまく

                                                東京の人はいいな
                                              • アイスクリームが食べたいとして

                                                「アイスクリームが食べたい」と思ったとする。 そうして近所のスーパーに買いに行く。 アイスの冷凍庫を覗き込むと、端っこにハーゲンダッツが置いてあるだろう。なんて豊富な種類!絶対に美味しい!ただ、275円……。高い。突発的にアイスクリームを買うのにこの価格は手が出ない。 またいつか、何かを成し遂げた時に会おうとその場を立ち去る。 やはりスーパーといえば、90円そこらで売っている雑多なバラ売りコーナーだ。 まずは、パピコ!良い。間違いがない。2本入りなのもお得だ。ただ、今の気分は“アイスクリーム”。 ちょっと違う気がして目線を横に流す。 アイスの実、ガリガリ君、アイスボックス……すまないが今は“アイスクリーム”を食べたいわけで、これらは無視していこう。 爽も良いバニラだ。ただ、爽の美味しさはあのシャリシャリ感で、何と言うか別枠だと思う。「爽」でないと納得できない日もある。そういう枠である。 ス

                                                  アイスクリームが食べたいとして
                                                • お店の雰囲気に合っていない客について

                                                  関東の田舎で働いてる。しがない機械工場勤めだ。話したいことがあって増田に投稿する。 いま居るとこは、すげーのどかだ。ほぼ東京の隣であるにもかかわらず田んぼが結構並んでる。あと数か月で稲刈りだな。今週ぐらい、近くの神社で夏祭りがある。嫁も子供もない自分は参加しずらいが、それでも毎年行ってフランクフルトと焼きそばを買って帰る。のどかな地域だと思う。地元なので思い入れはある。 それで、何か事情のある家族もいないし、二週間に一度は飲みに出る。安い焼き鳥の店で千円ちょっとだけ飲み食い(ボーナスが出たばかりだとやや高い店)して、それでスナックやラウンジに行く。田舎だから、そりゃあ安いもんだ。飲み放題で三千円の店とかもある。 自分が好きな店は、スナックとラウンジを足して2で割ったようなお店(以降は「お店」とする)だった。婚姻的な意味を表す英語が店名になっていた。最初はなんとなく寄ってみて、「料金高いな」

                                                    お店の雰囲気に合っていない客について
                                                  • ボトル宅配のウォーターサーバーを契約しているのなぁぜなぁぜ?

                                                    お前だよ!お前! 同じアパートの隣に住むお前だよ! なんで、ウォーターサーバーなんて頼んでんだよ! お前の部屋に宅配員が水のボトルを運んでいたのを見たからわかってんだよ! 蛇口ひねれば超格安の水がいくらでも出てくんだろうが! なんでウォーターサーバーなんて契約する必要があるんだよ? 水道水の安全性に信頼がない、だとぅ? 水道管や貯水槽の汚れが気になる、だとぅ? 阿呆がっ! 俺らが住んでるアパートは築2年だ! 水道管や貯水槽がたったの2年で汚れるわけねーだろ! 水道水そのものが汚い、だとぅ? たわけがっ! 岐阜市の水道水はどこでも長良川が水源だ! 東京や大阪の汚ねぇ水源地なんかと一緒にするな! 浄水場ってのは大抵は沈砂池・フロック形成池・砂ろ過池によって汚れを取り除く設備があるんだけど、長良川の水は清涼だからそうした設備が無いんだ! 岐阜市の浄水場には最低限の消毒装置しかついてねえんだ! そ

                                                      ボトル宅配のウォーターサーバーを契約しているのなぁぜなぁぜ?
                                                    • 山崎まさよしがなんだ!歌謡曲のライブはもっと酷いのあるぞ

                                                      山崎まさよし氏のライブが批判されているらしいが、 https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2245145 https://note.com/masu868/n/nee9ac0a564b6 コロナ前に地元に来てた歌謡曲コンサート(注1)がやったやつを知っていれば、下には下があると思って納得してくれるのではないかと思い筆を執った。 三行でまとめると 一部の興行師がやる歌謡曲コンサートは、主に日帰りの観光バスツアーを搦めて人を呼ぶ装置だった。 歌の大半は誰も名前の知らない若手?による名曲のカバーか、昭和の一発屋。大物は最後に数曲だけ歌って終わり。しかも誰が出演かは事前にわからない ただし、司会者だけはプロ。綾小路きみまろみたいなプロ司会者が出てきて、余興で会場を笑かすわ、下手糞歌手をフォローするわで、あれだけで3000円の価値はある可能性があ

                                                        山崎まさよしがなんだ!歌謡曲のライブはもっと酷いのあるぞ
                                                      • マンガのキャラという実在しないものを崇拝するのは気が狂ってるよね

                                                        イカれてるよね 相当現実が辛いんだね かわいそう 一定の距離を保つならまだしも、キャラの推し活までやり始めたら病気だよね 商業的に旨みがあるから誰も言わないけど、気が狂ってるよね そういう人が増えすぎて、狂ってることすら気付かない時代になっちゃってるよね こんなこと書いても聞く耳持たないんだよ、それこそ狂信者だよ だって自分の信仰してるものが否定されたらメンタル壊れるからね でも本当は架空のキャラを崇拝したり推したりするのは不自然で不健康だってこと、知っておくべきだよね それよりもっと現実の人間に興味を持つべきだよね それができないから二次元のキャラ、はたまた作り上げられたVtuberとかアイドルに夢中になってるんだよね 現実逃避だよね でもこんなこと言っても怒るだけなんだよ、そういう人たちは かわいそう 社会に洗脳され、自分で自分を洗脳していることに気づいていない 怖い時代だね これを読

                                                          マンガのキャラという実在しないものを崇拝するのは気が狂ってるよね
                                                        • 役職定年になり、若い頃に決めたことのひとつ「どこまで昇進できるか試してみよう」が終わった女性の話

                                                          カステラ @castellabolo 労働と賃金、女性差別の解消、フェミニズムに関心があり、それらについて思ったことを整理するためのアカウントです。 なかなか旅行に行けないので旅する方の暮らしをのぞかせてもらい、いいねしまくるアカウントでもあります。 カステラ @castellabolo 少し前に役職定年になり、若い頃に決めたことのひとつ「どこまで昇進できるか試してみよう」が終わりました。 定年まであと5年働くので「定年まで当たり前の顔して当たり前に働こう」は「非婚非産単身で生きてみよう」とともに継続中です。 個人的に大きな出来事なので感想を書きます。 2024-05-01 10:32:34 カステラ @castellabolo 私が非婚非産単身で生きようと決めたのは、普通の女性が普通に働き普通に稼ぎ自分だけの稼ぎで普通に暮らせないのはおかしい、そうしている普通の男性は沢山いるのに。自分の

                                                            役職定年になり、若い頃に決めたことのひとつ「どこまで昇進できるか試してみよう」が終わった女性の話
                                                          • 同人女に夢破れて

                                                            追記 めちゃくちゃ叩かれてて笑える。 でも文章下手とか性格悪いとかボロクソ言う割に服のダサさには反論できてなくて草。 うんうん、文章下手なのも性格悪いのも事実だね。ダサい人多いのも事実だけど。 てかルッキズムって言われてるけど顔の造形に関しては一切触れてないからね。 ただその化粧してないのに服だけ凝って浮いてたりとか服も何もかも独特すぎたりとか、そういうチグハグな格好を整えて最低限身だしなみしたら?って話をしてる。 あと眼鏡ちゃんを見下したつもりはなかった。ごめんなさい。文章下手で性格悪いせいでそういう風に捉えられてしまったみたいで。 あと送り返した感想が短い点に関しては本当に反省したので追加して送った。 指摘してくれてありがとう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は25歳になる同人女。 約9年二次創作活動を続けてた。 Twitterやピクシブでは細々活動していたんだけど、イベ

                                                              同人女に夢破れて
                                                            • 俺の作品がアニメ化した時の備忘録

                                                              作品がアニメ化したことがある。 担当編集者は口を酸っぱくして「アニメは二次創作!アニメは二次創作!コミカライズも二次創作だからな!」というのを口を酸っぱくして言っていた。 だったら勝手にやってくれよと思うが、そうもいかない。 ・キャラデザチェック ・脚本チェック ・色関係のチェック ・アーティストのチェック ・コンテチェック ・アフレコチェック(あと、1回だけ効果音やBGMつけるところにも参加した) ・グッズチェック(見本が大量に送り付けられてきてウザい) ・担当編集とのやり取り ・描き下ろし各種 ・宣伝物販促物チェック ・SNSでの宣伝 自作品がアニメになることで純増したのはこの辺の仕事。作家さんによってはもっと色々チェックしている人もいるだろうし、逆に俺はそこまで見させてもらってないけど?って人もいるだろうけど。 ちなみに勿論無給。(それに対して文句を言っているわけではないし、報酬を渡

                                                                俺の作品がアニメ化した時の備忘録
                                                              • FANZAアカウントの削除を決めました

                                                                まだサイト名がDMMの頃から、今に至るまで多くの作品を購入してきました。私は抜きどころを見つけて同じシーンで何回もヌくタイプなので高画質ビデオを購入します。最近だと4K作品しか購入しません。とくに乳首のキレイな巨乳が好きで、私のコレクションは乳首のキレイな巨乳で溢れかえっております。途中、VRに出会ったことで臨場感あふれる巨乳を堪能しましたが、やはりVRは頭への負担と、致しているときにヘッドセットが揺れるため映像が乱れること、画質の荒さ、なにより致している姿を家族に見られるリスクが高すぎることから2Dに戻しました。8KVRも試しましたが、やはり2D4Kにはかないません。 時にはオムニバスを購入し、名前の知らないキレイな巨乳をもつ女優に出会うこともありました。一期一会の関係性ですが、他のオムニバス作品でで会った時は、昔共に致した女性に出会うような、なんとも言えないけど甘酸っぱい気持ちになるこ

                                                                  FANZAアカウントの削除を決めました
                                                                • 祖父のような人が、昨日死んだ。

                                                                  祖父のような人が、昨日死んだ。 血の繋がった祖父は、自分の生まれる前に亡くなっていた、少なくとも父方の祖父は、割と早くに亡くなったらしかった。 母方の祖父は、母親が子供の頃に祖母と離婚しており、多分早くに亡くなったのだと思うが、仮に生きていても会うことはなかった。自分がいつそんなことを聞いたのかは確かではないが、物心ついた自分が、血の繋がった祖父、というものを意識した時にはどうやら亡くなっていたらしいのは確かだ。 「祖父のような人」は、僕が生まれるずっと前から、祖母と一緒に暮らしていた。多くの人が誰しも持つ思い出のように、自分も子どもの頃、祖母と彼の住む家に遊びに行き、甘やかされ、小遣いをもらい、トランプやら野球やら将棋やらをして、思う存分に遊んだ。 将棋のルール、司馬遼太郎、池波正太郎、他にもいろいろと、今ではどれが彼に教わったものか一々思い出せない程、いろいろなことを彼は教えてくれた。

                                                                    祖父のような人が、昨日死んだ。
                                                                  • 私は巨根、俗にいうデカチンである

                                                                    今私は数年ぶりにチンコのサイズを測っている。 長さは600mlのおーいお茶濃い茶より数ミリ短くて、直径(太さ)はクレジットカードの短辺より数ミリ長い。 世界水準でもデカチンの部類に入るだろう。 平常時も図抜けてデカいので、学生時代は部活の合宿とかで風呂場で同級生男子たちから絶叫されるのがお決まりのパターンだった。 だが不思議なことに、これまでSEXのときに 「大きい!!!」 とか 「こんなの絶対入らない!!!!怖い!!!」 みたいなリアクションを相手の女性から頂いたことがたったの一度もない。 挿入を試みて苦戦したことも一度もない。いつも容易く挿入できた。 私のポコチンに対して何らかのコメントを頂いたことは何度かあったがいずれも 「おっきいよね」 とか 「立派だね」 とか穏当な表現に留まり、しかも私が満を持してチンボロした瞬間に思わず口をついて出るのではなく、どの子も事後だとか一緒に湯船に浸

                                                                      私は巨根、俗にいうデカチンである
                                                                    • 無職期間に読む「郷土の歴史」の味わい

                                                                      無職になって2か月が経った。 徒歩圏内にある二つの図書館を行ったり来たりしている。 いや、徒歩圏内というのは一般的な意味での徒歩圏内じゃない。「無職者にとっての」徒歩圏内だ。 それはまぁいい。 別に学習意欲が旺盛なわけでも、知的好奇心に溢れているわけでもない。 ただ、何もせず一日を過ごしてしまうと16時くらいから窓の外が完全に暗くなるまでの数時間、心の中の小さなハムスターがシクシクと泣き出してしまうので彼を慰めるために図書館に出向いている。 (なお、彼は労働しようとしてもシクシク泣き出してしまう) ところで、近所に「旭小学校」という小学校があって、図書館で「郷土の歴史」的な本を読んでいたらその由来が解説されていた。 その小学校は近隣の三つの村から子供が通うために作られたもので、学校の名前をどうするかでもめていた。 三つの村がそれぞれに自分の村の名前を小学校の名前にするべきだ、と主張していた

                                                                        無職期間に読む「郷土の歴史」の味わい
                                                                      • 激冷めな俺が父親の「死にたい」に放つ言葉

                                                                        俺「やり残したこととかないの?」 父「ない。みんなよく育ってくれた。」 俺「そう。やり残したことなく死ねるなら最高じゃん。俺もそうなりたい。」 父は実家に帰るたび「死にたい」と漏らすようになった。 会社を定年退職後、家にこもるようになる。 死ぬ3年ほど前から、ストゼロとキングピースで昼夜自傷行為のたしなんでいた。 同居する母は父を慰め、病院への通院をすすめていた。 強く支えようとするほど希死念慮は強くなり、ゾンビのようになっていった。 アイコスやウォーキングマシンをプレゼントしてみたが、実家に帰るときれいなままホコリをかぶっていた。 一緒に飲んで慰めてみたが、俺の気持ちは落ち着くが、父には何の効果もなかった。 本当は生きたい事は分かっていた。 けど相手の無意識を健在化させ、死にたい病を治療する術は俺にない。 ある時から父を生かそうとすることを諦めた。 会うたびに、父に感謝の手紙を書いて読み

                                                                          激冷めな俺が父親の「死にたい」に放つ言葉
                                                                        • AEDを使ったことを後悔してるかもしれない

                                                                          タイトルどおりだ。あの事件から5年以上が経った。心の傷も癒えてきた。そろそろ増田で語ってもいいだろう。予防線で悪いが、あまり長文を投稿することはない。読みにくい箇所はテキトーに読み流してほしい。 悪いけど、思い出したくないことだから、わりと書き殴らせてもらう。推敲はほぼしない。 花見シーズンの日曜日だった。当時は地元の市役所に勤めてて、労働組合主催の新人歓迎会だったんだが、皆でレジャーを楽しんでいた。組合のお金で遊びに行けることもあって、幹事連中は食料品やお酒をガッツリ買い込んでた。 標高でいえば1kmはあるだろうか、そんな高い山にテニスコートとかサッカー場がある公共施設があって、そこのテニスコート(クレイコートだった)でみんなでテニスをしたり、森林公園を散歩して遊んでたよ。羽高湖だったかな。懐かしい。 メンバーは、比較的若手の職員が20人ほどだった。そこまで詳しく覚えてない。昔のことだし

                                                                            AEDを使ったことを後悔してるかもしれない
                                                                          • 恋人と暮らすのが楽しい。

                                                                            恋人と一緒に暮らしておよそ2年になる。 最初は「うまくいかなければ次の更新までに引っ越せばいい」と思っていたけれど、今のところ同棲を解消しようという考えは私にも彼にも、お互いにないようだ。 今、毎日がとても楽しい。 朝起きたら彼の背中にくっついて、行ってらっしゃいを言って、帰ったきたらご飯を食べて、テレビを見て、眠る。 そんななんでもない時間を、この人と過ごすのがとても心地いい。 通りすがりに、私のお腹や背中を猫を撫でるように指でこしょこしょとされるのが好きだ。 お風呂に入るときに「いってきまーす」と言ったら「いってらっしゃーい」と言ってくれるのが好きだ。 「ありがとう」をたくさん言ってたら、少しずつ彼から「いつも◯◯してくれてありがとうね」と言われることが増えたのも嬉しい。 お金の価値観について何度か喧嘩したけれど、少しずつ、でもだんだんと私の方へ寄り添って考えてくれるようになったことも

                                                                              恋人と暮らすのが楽しい。
                                                                            • 筑前煮の中の鶏肉

                                                                              俺は、筑前煮の中の鶏肉が好きだ。 筑前煮自体は特に好きでも嫌いでもないのだが、その中の鶏肉だけが妙に好きだ。 しみじみと旨い、滋味溢れる味で、ご飯にも日本酒にもよく合う味だ。 そこで俺は考えた。鶏肉だけの煮物を作れば幸せになれるのではないかと。 そして実際に作ってみたのだ。鶏肉だけの煮物を。 しかし、いざ食べてみると、何かが違う。 鶏肉だけの煮物は、肉々しく脂ぎっていて、筑前煮のあの感じではない。 そこで俺は気づいたのだ。野菜の味が染み込んでこそ、あの味が出るのだと。 にんじん、ごぼう、里芋、たけのこ…野菜の優しさがあの味を引き出していたのだと。 それ以来俺は、なんとなく筑前煮の中の野菜も好きになったのである。

                                                                                筑前煮の中の鶏肉
                                                                              • 面接で別人と間違えられた

                                                                                先日の面接で本当に不愉快な思いをさせられた。 現在転職活動で、ある企業のオファー面接を受けて面接に赴いた。 面接の為に部屋に入った途端、面接官の社員達が皆一様に驚いた様な顔をして 「自分は何か失礼をしたか?」と一瞬思ったが粗相をした覚えも無く怪訝な思いで着席。 自己紹介の為に自分の名前を言った途端「あなた、◯◯ですよね?」と言われた。 全然違う名字で「いいえ、私は◇◇です」と訂正しても相手は更に「◇◇という名字を名乗っていますが、◯◯ですよね?」 「これは転職面接です?何故◯◯さんがお越しに?」などと言ってきた。 何なんだと思いつつ「いえ、私は◇◇と言うのですが…」と再び否定したが、 何故か面接官達が困惑した表情を浮かべて離席して部屋を出ていった。 何事かと思いつつ待って数分後、再び面接が始まった。 一応質疑応答の対策・企業研究は一通りしているので質問に答えていったが、その都度揚げ足を取っ

                                                                                  面接で別人と間違えられた
                                                                                • 大阪でヤクザやってたけど

                                                                                  事務所でひたすらメッセージカードに萌え絵描いてた。 キャバとか風俗とかで嬢がおっさんに渡す用のやつ。 それで毎月15万くらいしかもらえなかったので流石にやめた。 ヤクザ辞めたら5年は賃貸も借りられないし口座も作れないらしくて死にそうだった。 今はskebで小遣いを稼ぎながら、地元の商店でバイトをしている。 オススメのボードに萌え絵を描いている。 なんか、やることがあまり変わっていない気がする。

                                                                                    大阪でヤクザやってたけど