宇宙飛行士の月への着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」で、月までの試験飛行を行う無人の宇宙船を搭載した大型ロケットが、日本時間の16日、アメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられました。NASAによりますと宇宙船は予定どおりロケットから切り離され、月に向けて飛行を続けているということです。 NASA=アメリカ航空宇宙局は日本やヨーロッパも参加する国際的な月探査計画「アルテミス計画」で2025年を目標に、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月面着陸を目指しています。 計画の第1段階として16日、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターから宇宙船オリオンを搭載した大型ロケット「SLS」=「スペース・ローンチ・システム」が打ち上げられました。 準備作業中、燃料の水素を注入する際に漏れが確認され、発射台で漏れを止める作業を行うなど、打ち上げは当初の予定よりも40分以上、遅れましたが