作曲家で文化庁長官の都倉俊一氏(75)に統一協会(現・世界平和統一家庭連合)の政治組織「国際勝共連合」との接点が浮上した問題で、日本共産党の宮本岳志衆院議員は20日、文化庁の担当者に事実関係を確認しました。 都倉氏は、勝共連合が1984年10月に日本武道館(東京都千代田区)で開いた大規模集会に参加し、同連合の機関紙「思想新聞」に絶賛するコメントを寄せていました。 同年には同新聞にコラム(計13回)を連載し、国家機密法(スパイ防止法)制定運動の一環で87年に製作された映画の音楽を担当していたことも分かっています。 宮本氏は、謝礼や原稿料を含めた報酬の有無について解明する必要があるとして「仕事であれば対価が支払われていたと考えられるが、無報酬なら趣旨に賛同してボランティアで引き受けたことになる。いずれにしても問題だ」と強調しました。 同庁宗務課の担当者は、本紙の取材や宮本氏の問い合わせを受けて