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  • 成長のための資産運用の落とし穴 | 山崎元のマネー経済の歩き方 | ダイヤモンド・オンライン

    リスクを取った資金も含めて、資金が民間のビジネスに潤沢に供給されるようになると、経済成長にプラスに働くだろう。この理屈はなんとなく正しそうな気がする。 次に、だから公的年金の積立金のようなおカネを成長のための投資にもっと振り向けるべきだ、という話になるとどうだろうか。まだ正しいのかもしれないが、少し不安な感じがしないだろうか。 たとえば、新たに基金をつくったり、年金の積立金の一部を別枠にしたりして、「成長戦略支援基金」のような名前をつけて10兆円ほど運用するのはどうか。 まず、国内に「成長する」投資先はあるのだろうか。これはきっとあるのだろう。事後的には何かがあるはずだ。しかし、何が成長する産業であり、どこ(企業、プロジェクト)に、どのようなかたちで投資するのがいいのかを「今」決めるのは、きわめて難しい。 また、仮に成長するビジネスがあるなら、国ではなく、民間がこれを見つけて投資するのでは

    • 第九十三回 インデックス投資に関連して思うこと - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

      2009年01月09日 第九十三回 インデックス投資に関連して思うこと カテゴリ:カテゴリ未分類 (Q1)あなたにとってインデックス投資とは何か? (Q2)現在イチオシの投資法は何か? (Q3)投資の初心者は最初に何をすればよいか? (Q4)投資にあって「これだけは、やってはいけない」ということは何か? 今月某日、筆者は、あるインデックス投資の愛好家が主催するイベントの、パネルディスカッションに出演することになった。主催者と打ち合わせたところ、パネルディスカッションで取り上げる質問をあらかじめ4つほど提示していただいた。今回は、これらの4つの質問に答えてみよう。 質問は以下の4つだ。 (Q1)あなたにとってインデックス投資とは何か? (Q2)現在イチオシの投資法は何か? (Q3)投資の初心者は最初に何をすればよいか? (Q4)投資にあって「これだけは、やってはいけない」ということは何か?

        第九十三回 インデックス投資に関連して思うこと - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ
      • アクティブ運用者の仕事の中身

        58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 前々回の本連載で、「インデックス運用よりもアクティブ運用のほうがずっと楽だ」と書いたところ、複数の読者から「アクティブ運用のファンドマネジャーは何をしているのか」と質問があった。 この問いには、時期により、会社により、また、ファンドマネジャーの考え方によっても違う答えが出てくるので、この点はあらかじめお断りしておく。 ひと昔前と今とで大きく違うのは、株式市場が開いているときの時間の過ごし方

        • 「日本版国家ファンド」を空想する | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン

          反対論者の立場から 筆者は、日本がいわゆる国家ファンド的な資産運用を行うことに対して反対だ。日本版国家ファンドは、おそらく、「金融版の公共事業利権」となり、金融業者の食い物にされて、その資産運用は一か八かのリスクを抱えて勝ったり負けたりを漂う危ういものになるだろう。 素晴らしい運用ノウハウや、リスクに比して儲けが大きい有効な投資機会は、仮に存在したとしても、それを持っている者、知っている者の言わばレント(地代)の源泉であって、運用を委託する側が継続的に収益を得る源泉となるようなものではない。金融の世界では、他人の知識や情報に過剰に期待する者は、ほぼ必然的にカモになる。ただ、結果には運が絡むので、時々幸運に遭遇したカモは、そのことを忘れてしまうのだ。 しかし、当たり前だが、世の中は全て筆者の意見の通りに動くわけではない。日本版国家ファンドが将来実現に向かうことは、あり得ない話ではない。その場

          • 選挙投票日の出口調査は禁止すべきではないか? | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン

            これは異議申し立てしたい問題の一部でもあるが、率直に言って、このダイヤモンド・オンラインの原稿でも、特に公示期間中は選挙に関連した話題を自由に書くわけには行かない。だが、選挙に対する関心は投票が終わると急にしぼむように低下する。今のうちに是非言っておきたい選挙の問題が幾つかある。 選挙の開票速報は、自分が立候補したわけでもなければ、競馬のように馬券を買っているわけでもないのに興奮を覚えながら画面の前に釘付けになる天然の娯楽番組だが、近年、「当確」が出るのが非常に早くなっている。有力候補の場合、開票の第一報と共に「当確」が出ることが珍しくない。テレビ的に、当確は早い方が価値がある。各局は当確の早打ちために競争していると見ても間違いではないだろう。 当確打ちの重要な根拠となっているのが、選挙当日に投票所の出口付近で行う(社によっては期日前投票も調査する)いわゆる「出口調査」だ。これに各社の

            • さよならバランス・ファンド : 山崎流マネーここに注目 : トレンド : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

              バランス・ファンドとは、株式と債券など複数の資産を含むファンドのことで、商品としての形態は、一般に売られている投資信託や個人年金保険である場合もあるし、確定拠出年金の運用選択肢にもバランス型の商品がラインアップされていることがある。 国内株式に何%、外国株式に何%、等々の資産の配分(運用業界では「アセット・アロケーション」と呼ぶ)を決めるのは、一般投資家にとって、なかなか難しい意思決定のため、この部分を運用会社に「お任せ」にできるバランス・ファンドは、投資家にとって気楽な商品だと言える面がある。更に言えば、運用商品を販売する金融機関の社員にとっても、顧客にアセット・アロケーションのアドバイスをするのは難しいし面倒なことから、バランス・ファンドは売りやすい商品だ。 投資家にとって買うときの敷居が低いという意味で、バランス・ファンドを良い商品だと言うマネー・アドバイザーもいるのだが、率直に言っ

              • 山崎流マネーここに注目 : トレンド : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                1958年生まれ。北海道出身。東京大学経済学部卒業。三菱商事に就職後、12回の転職(→野村投信→住友生命→住友信託→シュローダー投信→バーラ→メリルリンチ証券→パリバ証券→山一證券→DKA→明治生命→UFJ総研)を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、一橋大学商学部国際経営戦略研究科非常勤講師。ファンドマネジャー、コンサルタント等の経験を踏まえ、資産運用分野が専門。著書に「ファンドマネジメント」、「年金運用の実際知識」、「お金がふえるシンプルな考え方」、「転職哲学」等。

                • 株式投資の本が完成しました

                  PHP新書から出る、株式投資の本の見本が出来上がった。書店に並ぶのは、10月16日くらいからになる予定だ。 タイトルは、「新しい株式投資論 『合理的へそまがり』のすすめ」に決まった。編集者とぎりぎりまで悩んだ末、「運を頼まず株で勝つ」というタイトルがいいということになって(七五調ですっきりしているし、アクティブ運用で「勝つ」ことをテーマにしている本の内容にも合っている)、これで決めたつもりになっていたのだが、PHP研究所の何段階かの管理職の承認を得たものの、最後に社長に却下されて、このタイトルになった。「株」という単語と「勝つ」という単語の組み合わせが良くなかったらしいが、通らないものは、通らない、ということらしいので、上記のタイトルにした。著者としては、これでもいい。 補足的報告をもう一つ。担当編集の横田紀彦氏によると、私の文章は、「読点が縦書きとしてはやや多すぎる」ということだった。氏

                    株式投資の本が完成しました
                  • ドルコスト平均法は本当に有利か : 山崎流マネーここに注目 : トレンド : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                    原稿、あるいはセミナーや講演などで取り上げると、頻繁に「納得できない」という人が現れるテーマの一つが、ドルコスト平均法だ。 ドルコスト平均法とは、同じ投資対象を定期的に一定金額で買い付ける投資方法だ。たとえば、勤務先の会社の従業員持株会で、毎月一定額を自社株の購入に充てるというような投資がこれに該当する。あるいは、金などで、毎月の積み立て投資をする人もいる。買い付け対象の価格が下がったときには購入単位数が増えるので、単位当たりの平均買い付け単価が下落することから「有利な投資方法だ」としばしば言われている。 しかし、「有利」とするには、いくつか問題点があるのだが、説明しても完全には理解してもらえないケースがしばしばある。 まず、買ってしまった投資対象については、同じ時期に同じものを同額持っていれば、同じリターンになるので、買い付け方法で有利になったり、不利になったりすることはない。この点では

                    • 財産形成のための株式投資と「ゲームとしての株式投資」

                      現在、10月中に出版する予定の株式投資の本の初稿の校正作業をしている。250ページ分くらい書いたのだが、新書は224ページまでがいい、との編集者の意見に従い、削り中心で、作業中だ。 削りが中心とはいっても、一箇所、少しまとめて書き足したい項目があったので、3~4ページ分書いてみた。 株式投資の常識について述べている章の末尾に来る内容で、資産形成のための株式投資と(アクティブ運用の)「ゲームとしての株式投資」の区別、さらに、インデックス・ファンドに対する態度について、簡単に述べてみたのが、以下の内容だ。 ================================= ●財産形成のための株式投資と「ゲームとしての株式投資」 株式投資に配分できる金額の話が出たついでに、財産形成のための株式投資と、本書で取り上げている「ゲームとしての株式投資」の区別について、説明しておこう。 損失可能額の見当

                      • 読者とご子息の幸運を祈る!「試験のコツ5ヵ条」

                        58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 ビジネスマンにも子どもにも 「試験の季節」が到来! お正月が終わってしばらくすると、方々で試験が行われる。たとえば、2月初旬には東京方面の私立中学校の入学試験が集中するし、2月から3月にかけては大学入試の季節になる。ご子息の入試に気を揉んでおられる読者も少なくあるまい。 また、子どもの試験以外に、ビジネスパーソン本人が試験を受けなければならない機会も少なくない。資格が必要な仕事もあるし、研修などで導入された

                          読者とご子息の幸運を祈る!「試験のコツ5ヵ条」
                        • Amazon.co.jp: お金とつきあう7つの原則: 山崎元: 本

                            Amazon.co.jp: お金とつきあう7つの原則: 山崎元: 本
                          • 山崎元式・簡単運用との比較で見える「わかりやすい金融商品」の罠

                            58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 お勧めする株3割の「低リスク型簡単運用」 1000万円の運用資金を読者がお持ちだとしよう。これを、「少しはリスクを取るけれども、概ね安全かつ効率的に運用したい」と考えているとする。 だとすれば、以下のように運用すれば、「ほぼ正解に近い」と筆者は考えている。 【低リスク型簡単運用(株3割型)】 ~運用資産額 1000万円~ ・TOPIX連動インデックスファンド      150万円(15%) ・外国株式(先進

                              山崎元式・簡単運用との比較で見える「わかりやすい金融商品」の罠
                            • 将来に禍根を残す日米の銀行損失処理|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                              先週末は、銀行の損失処理を巡るニュースが相次いだ。米国では、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)への政府追加支援のほか、シティグループの分割案、また話の規模は小さいが日本でも札幌北洋ホールディングスの公的資金申請が相次いで報じられた。だが、銀行の何を保護するのかという問題は、もっと丁寧に整理しないと、日米共に将来に禍根を残すことになりかねないだろう。 まずバンカメから見よう。マネーセンターバンクの経営不安はシティグループだけでは済まないだろうと筆者も思ったが、その通りだった。周知のとおり、バンカメは、メリルリンチを救済合併したが、1月17日付の朝日新聞の記事によれば、メリルの抱えているバッドアセットの損失が想定以上に膨れ上がり、ここを切り離して、政府が保証する形で何とかしようということになったようだ。具体的には、公的資金200億ドルを追加注入して資本を増強し、同社の不良資産から将来発生する

                              • 人生設計の基本公式 ◆ -OfficeBenefit(オフィスベネフィット)-ファイナンシャルプランナー 岩城みずほ

                                「人生設計の基本公式」は、あなたの、今、必要な貯蓄率を計算する公式です。 この「必要貯蓄率」を求めると、実際に貯めなくてはならない1年間の「必要貯蓄額」を求めることができます。これを12ヶ月で割れば、ひと月当たりの必要な貯蓄額を求めることができます。そして、あなたが、それを守って毎月、必要貯蓄額を貯蓄できれば、お金について、将来の心配はほとんどありません。(※ 計算ツールはページ中央にございます。)

                                • インデックス・ファンドを評価する方法

                                  58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 筆者は、現在、ある個人投資家と共著でインデックス投資の本を書いている。先日、出版社の会議室に出向いて行った打ち合わせで、インデックス・ファンドの具体的商品をどう評価したらいいか、という話になった。 共著者はまじめで慎重な方なので、星の数や点数などを主観的につけて評価すると、具体的な商品の評価として文句が出そうだと心配する。そこで、複数の項目を設けて、データに基づいて評価するようなかたちがい

                                  • 個人投資家は企業年金の運用失敗に大いに学ぼう(山崎 元) @gendai_biz

                                    現代ビジネスプレミアム会員になれば、 過去の記事がすべて読み放題! 無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中

                                      個人投資家は企業年金の運用失敗に大いに学ぼう(山崎 元) @gendai_biz
                                    • 男性にとっての「癌治療と髪の毛」の大問題

                                      やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 食道癌にかかった筆者は、抗癌剤の投与による大量の脱毛を経験した。そして、病気の治療法や予後のことは当然だが、髪の毛のことも大いに気になった。筆者が調べたり、

                                        男性にとっての「癌治療と髪の毛」の大問題
                                      • 投資家の集まりのメリットと注意点

                                        58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 最近、個人投資家のサロン的な会合が話題になることが増えた。 たとえば、『投資信託にだまされるな』(ダイヤモンド社)の著者である竹川美奈子氏と、投資をテーマとしたブログ「rennyの備忘録」の管理人であるrenny氏が主宰する「コツコツ投資家が、コツコツ集まる夕べ」は月に1度、都内で開催されていて、毎回30~40人くらいの主に個人投資家が集まって歓談している。「コツコツ」以外にも、投資家同士

                                        • “仕事”としてのインデックス運用

                                          58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 先日、インデックス・ファンドを運用している友人に会ったので、日々の運用について、主にTOPIX(東証株価指数)連動のファンドを念頭に置いてあれこれ聞いてみた。筆者は、現在、インデックス投資のガイドブック的な本を書いている。しかし、過去にインデックス・ファンドを運用したことはない。加えて、インデックス運用をめぐる事情は、過去10年くらいの間に少なからず変化した。 運用の方法は、200億円くら

                                          • インデックス・ファンド、投資の心得 : 山崎流マネーここに注目 : トレンド : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                                            株式投資なら自分でやりたいと思うような人以外の個人投資家であれば、資産形成のためにある程度リスクを取る運用手段としてお薦めできるのはインデックス・ファンドの購入だろう。インデックス・ファンドとは、TOPIX(東証株価指数)や日経平均、あるいは米国のS&P500のような株価指数(ストック・インデックス)に連動するように運用するファンドのことだ。インデックス・ファンドの長所は、手数料が安いことと、収益率がインデックスの動きにほぼ連動するので運用状況を把握しやすいことの二点だ。 運用目標とする株価指数を上回ることを目的として運用されるアクティブ・ファンドと呼ばれる商品も多数あるが、(1)アクティブ・ファンドの平均がインデックスに負けることが多いこと(2)どのアクティブ・ファンドの運用がいいのかは事前には分からないこと(3)アクティブ・ファンドの手数料がインデックス・ファンドよりもかなり高いこと(

                                            • 山崎道場 : トレンド : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                                              投資に関する入門的な解説や雑誌の記事などを読むと、投資の損得計算の基礎が十分伝えられていないケースがあることにしばしば気付く。学生や投資家と話していても、同様だ。投資は、お金をインプットとして、アウトプットにもお金を求める行為なので、損得計算がしっかりできないと上手く行かない。(2010年9月2日)[全文へ]

                                              • 第九十五回 ポートフォリオとしての日経平均 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

                                                2009年02月06日 第九十五回 ポートフォリオとしての日経平均 カテゴリ:カテゴリ未分類 株式投資は、自分の投資を「ポートフォリオ」全体として把握できるようになると、楽しみが拡がるように思う(筆者が思うだけかも知れないが)。もちろん、プロのファンドマネジャーの場合は、そのような把握ができなければ職業人失格だ。 ポートフォリオ把握の一つのサンプルとして、日経平均を取り上げる。日経平均は日本経済新聞社が選んだ225銘柄を基本的には50円額面換算で1単位ずつ保有するポートフォリオだ。日本経済新聞社独特の「みなし額面」(詳しくは日本経済新聞社の説明を参照されたい。)が使われているので、銘柄によっては、1000株ではなく、2000株や3000株といった単位で保有していると見なされるケースが出てきたが、大まかな性格は、TOPIXのような時価総額ウェイトではなく、株価ウェイトのポートフォリオだ。従っ

                                                  第九十五回 ポートフォリオとしての日経平均 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ
                                                • 日本の保険が心配

                                                  生命保険会社の不払いが910億円に拡大したという(以下、この件、日本経済新聞10月6日朝刊による)。金融庁の命令による調査報告だが、4月の中間報告から件数で2.7倍、金額で2.5倍に拡大した。予想通りの順調な拡大だが、払われるべき保険金が順当に払われていないケースの金額としては、たぶん氷山の一角の一隅くらいのものなのだろう。 相変わらず特約の支払い漏れが多いようだ。要は、特約上、契約者が請求すれば支払うべき保険金を、請求がないから支払わないという種類の不払いだ。一応違法行為ではないので、積極的な詐欺や泥棒とまでいかないから、これを「ネコババ型不払い」とでも名付けておこう。 ネコババ型の不払いは、年金(正式には年金保険であり保険の一種だ)の世界にも蔓延している。かの公的年金の宙に浮いた5000万件の中にも既に相当の不払いが存在するはずだし、転職者の企業年金を運用・給付する企業年金連合会でも相

                                                    日本の保険が心配
                                                  • インデックス投資ナイト実況レポート(その3)

                                                    インデックス投資ナイト実況レポート(その1)(その2)の続きです。今回が最後です。 繰り返しになりますが、単なる座談会の紹介だけでなく、随所に水瀬の個人的見解も織り交ぜさせていただきます。 内容についてはできる限り正確を期しておりますが、水瀬の主観による省略やまとめが含まれますことをご了承ください。 なお、掲載内容に問題がありました場合、お手数をおかけして恐縮ですがご連絡ください。できる限り速やかに対応させていただきます。 えんどうやすゆき氏 「では最後に、“これだけはやってはいけない危険な投資法や考え方”について教えてください」 山崎元氏 「人に投資のアドバイスを求めて、アドバイスをしてくれた人から運用商品を買ってはいけない。これが大事なことだと思う。 例えば、FPなんかでも証券仲介業とかやっているとだいたい手数料の半分くらいが入るようになっているが、意見を聞くのはいいことだけれども、そ

                                                      インデックス投資ナイト実況レポート(その3)
                                                    • 「超簡単お金の運用術」

                                                      友達と明け方近くまで楽しく飲んで、昼過ぎに目覚めたら、朝日新書の見本が届いていた。 11月27日が校了で、今回はほぼぎりぎりまで原稿を書いていたので、ずいぶん早く本になった気がする。見本が出来たのは昨日(12月4日)だが、書店への配本は12月10日、発売は12月12日だ。 私は、自著や講演をブログではあまり紹介しないが(宣伝に関しては、これまであまりマメでない著者だった。編集者には少し申し訳なかった)、この本は、このブログで書いた簡単な運用法がベースになっているので、読者へのお礼かたがたご紹介する。 内容は内外2つ(ないし3つ)のETFと個人向け国債・MRFを使った「無難な」運用法を紹介して、これを詳しく解説したものだ。 以下に前書きを掲載する。 =================================== はじめに 「生涯最大級のチャンスを生かすシンプルな運用術」 個人のお金の

                                                        「超簡単お金の運用術」
                                                      • 山崎流マネーここに注目 : トレンド : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

                                                        リーマンはなぜ救済されなかったのか(2008年9月19日) 世界の資産価格変動の連動(2008年9月5日) インフレと景気、株式投資の関係(2008年8月22日) 内閣を株式市場から見ると(2008年8月8日) 貯金と投資の簡単なシステム (2008年7月25日) 公的年金巨額損失のニュースの小さな見どころ(2008年7月11日) インデックス・ファンド、投資の心得(2008年6月27日) スタグフレーションは「簡単に起こる」が「続かない」(2008年6月13日) 投資信託の三つのメリットとは(2008年5月30日) 収入が伸びにくい中での物価高の処し方(2008年5月16日) どっちに転んでも「いいことない」インサイダー取引 (2008年5月2日) 決算発表を投資に役立てる3つの視点(2008年4月18日) 外貨預金や外債投資をまだ続けますか?(2008年4月4日) 信じていいか、過去の

                                                        • 第百回 アクティブファンドに関する事実の確認 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

                                                          2009年04月17日 第百回 アクティブファンドに関する事実の確認 カテゴリ:カテゴリ未分類 ■「日本経済新聞」(2009年4月12日)の記事 4月12日(日曜日)の「日本経済新聞」(第13面)の「SUNDAY NIKKEI」に「今さら聞けない投資の基礎(中)」として、主に投資信託の保有コストに関するデータと説明が載っていた(執筆者は田村正之編集委員)。日曜日の同紙は長年、投資に関する説明を載せているが、今回の記事の内容は特に重要であり、資料性が高い。読者には切り抜き保存をお勧めしたい。 お手元に「日本経済新聞」がない方もいらっしゃるだろうから、今回は、記事が取り上げたデータを紹介しつつ、ポイントを整理しよう。 記事は、主にデータから、(1)ファンドの保有コストが利回りに与える影響、(2)投信のタイプ別の保有コスト、(3)TOPIXを上回ったアクティブファンドの比率、(4)保有コストと投

                                                            第百回 アクティブファンドに関する事実の確認 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ
                                                          • 乱高下の日経平均、株に手を出すべきか―山崎 元 | お金・給料の新常識

                                                            指数連動型ETFやバフェット式、テンプルトン式で運用する 経済評論家 山崎 元●1958年生まれ。経済評論活動を続けるかたわら、投資と投資教育のコンサルティングを行っている。 個人投資家にとって、2005年に株式投資をしていたかどうかは、その後の成否を分ける結果となっていた。05年に株価が急上昇したころまでに株を買っていた人は、相応に資産を増やすことができたが、翌年以降に株を買った人は、今回の暴落でほとんどが負けている。だが、株価水準が05年以下になった今は、再び株を始めるチャンスでもある。 金融危機だ、世界恐慌だと聞かされると、世界の株式市場は二度と復活しないようにも思えるが、そんなことはない。今回の暴落は、不動産価格の下落に伴う不良債権問題の発生であり、通常の景気循環から起きたものだ。ただ、事の起こりがアメリカの不動産市場なので、やや規模が大きいというだけにすぎない。 しかも、そこか

                                                            • 「JMM」の中間決算

                                                              村上龍さんが主宰する経済・社会系のメールマガジン「JMM」(Japan Mail Media)には、10年以上にわたってほぼ毎週寄稿していたが、今年に入ってから、執筆回数が減った。もったいないことに、TwitterやFacebookで、「山崎さんのJMMへの寄稿を楽しみにしています」というメッセージをしばしば頂くので、「JMM」について、簡単に触れてみたい。 「JMM」に参加した切っ掛けは、「JMM」のスタート時に、林康史さん(現・立正大学教授)に紹介していただいたことだ。当時の「JMM」は対談編と村上編集長に寄稿家が答えるQ&A編の二つを中心として構成されていて、幸運にも、私は両方に参加することが出来た。 「JMM」で特徴的だったと思うのは、「論争に決着を付ける」のではなく、「問題を提示する」ことを目的として多様な意見を吸収・発信する点だったように思う。これは、時に物足りないこともあった

                                                              • 第159回 60分で説明するアセットアロケーション - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

                                                                2011年10月21日 第159回 60分で説明するアセットアロケーション カテゴリ:カテゴリ未分類 持ち時間60分で何を伝えるか 今回は、「60分でアセットアロケーションの要点を伝える」という課題を考えてみたい。実は、筆者は、ある教育機関でインターネット配信する動画の 形で、ざっと60分の持ち時間でアセットアロケーションを伝える番組を来週収録しなければならない。60分は、ある程度オーバーしても構わないのだが、番 組があまり長くなると、受講生にとって負担が重くなる。なるべく時間を超過しないように構成したい。 視聴者は主にビジネスパーソンで、自分の費用と時間で勉強する気持ちのある真面目な人達で、収録はテレビのスタジオのような場所で行われ、女性のア ナウンサーが進行役でつくが、ほぼ私が一人で授業を行うように進行することになる(掛け合い形式の台本を作ることは可能だが、事前に打ち合わせる時間がな

                                                                  第159回 60分で説明するアセットアロケーション - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ
                                                                • 投資教育はNHK教育テレビでやりたい!

                                                                  58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 獨協大学で筆者が担当する「金融資産運用論」の春学期試験で学生が最も多く選んだテーマは日本の投資教育だったが、答案を読んでいて意外な点が二つあった。 一つは、おカネ儲けを教育の対象にすることに抵抗感を示し、全員規模の投資教育を学校で行うことに反対を唱える意見が、大多数ではないにしてもかなりの数あったことだ。「おカネはタブー」という意識が、現在の若い世代にもあるのは意外だった。 日本では、おカ

                                                                  • 政府ファンド(SWF)についてTV番組で討論しました

                                                                    先日、朝日ニュースターの蟹瀬誠一氏が司会の「頂上決戦」という討論番組の収録に行って参りました。「3月1日(土)午後6:05 ~ 7時ほか」で放映される予定です。ゲスト出席者は、政府ファンド推進派の田村耕太郎参議院議員、国際ジャーナリストの中岡望氏、加えて私です。 番組の内容に触れるとネタバラシになってしまうので、放映が終わるまでこの番組について当ブログに書くことは控えようかと思っていたのですが、既に田村議員のブログに収録の様子があれこれと書かれているので、番組の宣伝も兼ねて、討論本編以外の内容について、幾つか書いておきます。ただし、基本的には、討論内容そのものについては番組を見て下さるように、とお願いしておきます。 (田村議員のブログ:http://kotarotamura.net/b/blog/index.php?itemid=2088) 実は、拙宅のテレビの契約の関係で、現在、私は朝日

                                                                    • 震災雑感

                                                                      東日本大震災が起こった時、私は自宅にいた。仕事の合間にたまたま戻っていた。拙宅はマンションの低層階(2階)なので、物的被害は、本棚に置いてあったモルト・グラスが一個割れただけだった。 揺れ(おそらくはタテ揺れ)を感じてから横揺れに移るまでの時間が長かったので、「震源は遠いな。まあ大丈夫だろう(東京の直下型ではないから)」と思っていたが、横揺れの時間が長いので、揺れの終盤は幾らか心配な気持ちにはなった。 割れたグラスを片付けて、急いで次の仕事に向かおうとした。しかし、近所の大通りには多くの人が歩いていて、タクシーに空車はなく、地下鉄もJRも動いていないので、自宅に戻った。結果的に、「帰宅難民」にならずに済んだ。 拙宅は、新宿区にあるので、目下、東京電力の「計画停電」の対象外だ(一方でありがたいが、他方で不公平なので申し訳なく思う)。 総合的にみて、私は、この震災に関して、東京都民としては恵ま

                                                                      • 投資のプロが「投資アドバイザーの9割は不要」と提言する理由(山崎 元) @gendai_biz

                                                                        私自身も驚いてしまった 今回は、特に個人にとって、投資アドバイザーは不要で且つむしろ有害なのではないかという意見を述べてみたい。金融業界、運用業界に長く関わって来た筆者が最近辿り着き、思い付いた本人も少々驚いている仮説である。 ここで言う「投資アドバイザー」とは、顧客からお金(ないし有価証券)を預かって、多くの場合、預かり資産残高に応じたフィー(手数料)を取って、資産クラスの配分や投資銘柄・ウェイトなどをアドバイスしたり、顧客に代わって直接運用したりするサービスの提供者を指す。 ビジネスとしての形は、投資顧問会社、信託銀行、ファイナンシャル・プランナー、IFA(証券仲介業者)、ロボアドバイザー、バランス・ファンドなど様々であり得る。加えて、運用商品を販売する銀行、証券会社、保険会社などのセールスマンやコンサルタントなども、実質的にアドバイザーの役割を果たしていると見ることが出来よう。 個人

                                                                          投資のプロが「投資アドバイザーの9割は不要」と提言する理由(山崎 元) @gendai_biz
                                                                        • 老後の資産運用のポイントを「3つの時期」で考えてみる

                                                                          58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 高齢期のお金には「3つの時期」がある 老後のお金は多くの人が心配し、関心を持つ問題であり、雑誌などでもよく取り上げられる。もっとも、読者がいよいよ高齢化してきたためか、最近の雑誌には「お金について、死ぬ前にやっておきたいこと」といった特集が増えてきた。 読者が高齢化するばかりでなく、亡くなってしまったらこれらの雑誌はどうなるのかと、他人事ながら心配になる。いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者(75歳)になるの

                                                                            老後の資産運用のポイントを「3つの時期」で考えてみる
                                                                          • プレゼンに失敗した麻生首相の追加経済対策|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                                                            麻生太郎首相は10月30日、首相官邸で記者会見し、財政支出5兆円、総事業規模26.9兆円に及ぶ新総合経済対策を発表した。筆者もその会見を生放送で見たが、大筋で言えば、プレゼンテーションは失敗に終わったと思う。 翌31日の朝刊では、日本経済新聞以外の各主要紙5紙の一面の一番大きな見出しは、「3年後に消費税増税」だった。結局、政府・与党としては、景気刺激を印象づけなければならないところで、増税のほうを強く世間に印象付けてしまった。 そもそも経済効果という点から言うと、今財政的に多少刺激するとしても、3年後にそれを取り返しますよというような話をしてしまえばおよそ効果は期待できない。会見の途中で、麻生首相が「経済の状態が悪い時に増税する気はない」と言ったので、覚悟を決めているのかと思ったが、その後で、増税のタイミングについて「3年後にはお願いしたい」と数字を明言してしまった。数字を出さなければ

                                                                            • 新しいインデックス・ファンドの登場 | 山崎元のマネー経済の歩き方 | ダイヤモンド・オンライン

                                                                              先日、三菱UFJ投信が「eMAXIS」と名づけたインデックス・ファンドのシリーズを発表した。販売手数料がゼロで、信託報酬も低い。国内株式タイプが0.42%、先進国株式と新興国株式に連動するタイプが共に0.63%と、公募の投信としては安価だ。このカテゴリーでは、住信アセットマネジメントの「STAMシリーズ」の報酬水準が安かったが、これに対抗した価格設定だ。 信託銀行はもともと年金の世界で大きな資金をインデックス運用している。また、グループで考えると、資産を管理する信託銀行の収益も内部化することができるから、信託系はインデックス・ファンドのコスト競争に強いはずだ。投資家の側から見ると、こうしたリテール向けに売られている投信よりも信託報酬が安いインデックス・ファンドをETF(上場型投資信託)の中で探すことができるが、リテール向けの投信のほうが小口で売買可能なので、毎月の積み立て投資のような運用形

                                                                              • NewsGyaO終了

                                                                                2月の番組開始からほどない頃から、私がコメンテーターとして主に月・火・水の週三日出演していた番組「NewsGyaO」が先週末、9月29日をもって、いったん終了した。番組終了の話は、ある程度前に聞いていたのだが、番組スタッフや出演者でも事情を聞くタイミングにかなりの差があったらしいことと、正式発表がなされていなかったので(USENの株価が大きく動いている時期でもあったし)、これまで、このブログに書かずにいた。 私は、「ネットと放送の融合」というかけ声を実現するにあたり、(ライブドアや楽天のように)出来合いの放送局を買おうとするのではなく、「自分で作ってみようではないか」というUSENのGyaOに関するアプローチに好感を持っていたし、制作が難しく、また、費用もかかるであろうデイリーのニュース番組(しかも生放送)を立ち上げるという「正攻法」のアプローチも好ましく思っていたので、出られるだけ出よう

                                                                                • これから面接に臨む学生のために

                                                                                  久しぶりにエントリーを書く。しばらくブログのエントリーを書かなかった理由は、獨協大学の授業の準備に手を取られていたことと、最近始めたTwitter(アカウントはyamagen_jp)の方がブログよりも何となく居心地がいいことが理由だ。 そのTwitterで、大学生の就職事情が厳しいことについて同情的なツイートを書いたら、ある方から「自分がどうありたいのか、とことん本気かどうか? あがいているか? 」というツイートが返ってきた。私は、これは学生に対するアドバイスあるいは、意見であろうかと解釈して、「自分探しよりも、会社を知ることが大事。自分にではなく、会社・仕事に興味のある人を会社は採る 」と返信した。 思うに、面接では、自分のあれこれをアピールすることよりも、相手の話を聞くこと、それも有り体に言えば、相手に気分よく話させることの効果の方がずっと大きいような気がする。 私の得意分野ではないが