今年は「投手の大記録」が続出している。リーグのデータを見ても「投高打低」が顕著になっているが、そんな中で大記録を作る可能性がある打者がいる。 西武の山川穂高だ。 オリックス、ロッテの総本塁打数を山川1人で…… すでに本塁打王2回に輝くなど、パ・リーグを代表する強打者だが――ここ2年は右足首、左ハムストリングなどの足の故障で満足な成績を残すことができなかった。 今季もオープン戦では打率.205、1本塁打と振るわなかったが、開幕2戦目から3試合で4本塁打と調子が上向いた。しかし3月30日の日本ハム戦で走塁の際に右太ももの肉離れで戦線離脱。今年も苦しいシーズンかと思えたが、4月19日に再登録されると本塁打を再び量産し始める。5月15日時点で14本塁打は、ソフトバンクの柳田悠岐ら4人に8本差をつけてダントツの首位。さらに31打点もトップで、規定打席未達ながら.356をマークしている。 14本塁打の