並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 6 件 / 6件

新着順 人気順

岩波文庫の検索結果1 - 6 件 / 6件

  • 「異端の学者」「学会では低評価」 戦後の歴史学を一変させた網野善彦とはどんな人物だったのか? | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    1980年代以降に『無縁・公界・楽』や『異形の王権』などの著書で「日本中世史ブーム」を巻き起こし、「網野史観」を打ち立てたとも言われる歴史学者・網野善彦さん。多くの読者を獲得した一方で、「異端」のイメージを持たれることもあった。 そんな網野さんの没後20年を期に、その謦咳に接し、著作の解説も執筆する明治大学教授の清水克行氏が、イメージに反して「きわめてオーソドックス」であったという網野さんの研究を振り返り、当時のベストセラーであり今なお読み継がれる名著『歴史を考えるヒント』(新潮選書、2001年)から、網野さんの真の姿を紹介する。 清水克行・評「“異端の歴史家”の真実」 一九八〇年代からゼロ年代にかけて日本中世史ブームを巻き起こし、「日本」論や「日本人」論の脱構築を試みた歴史学者、網野善彦さん(一九二八~二〇〇四)が亡くなって、今年で二十年が経つという。このタイミングで、代表作『無縁・公界

      「異端の学者」「学会では低評価」 戦後の歴史学を一変させた網野善彦とはどんな人物だったのか? | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    • 必死で働いていると本が読めなくなるって、本当!

      働いていると本が読めなくなるって、本当? 今日は、安達さんがbooks&appsに書いてらっしゃった「働いていると本が読めなくなるって、本当?」という記事に、返歌として「必死で働いていると本が読めなくなるって、本当!」という記事を添えてみたい。 冒頭の安達さんの記事でとりあげられているのは、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という本だ。 なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) 本を読んだうえで安達さんは、”本が読めなくなる理由を「忙しい」の一点で説明してしまうのはちょっと違うんじゃないですか”、と指摘している。 本を読もうと思えば、時間はとれる。 「忙しいから本が読めない」というのは昔からある話で、特に新自由主義や資本主義と関連が強いようには思えない。 そもそも、忙しくても本を読む人はたくさんおり、反例が多すぎる。 (『働いていると本が読めなくなるって、本当?』より)

        必死で働いていると本が読めなくなるって、本当!
      • 「異端の学者」「学会では低評価」 戦後の歴史学を一変させた網野善彦とはどんな人物だったのか?(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース

        1980年代以降に『無縁・公界・楽』や『異形の王権』などの著書で「日本中世史ブーム」を巻き起こし、「網野史観」を打ち立てたとも言われる歴史学者・網野善彦さん。多くの読者を獲得した一方で、「異端」のイメージを持たれることもあった。 そんな網野さんの没後20年を期に、その謦咳に接し、著作の解説も執筆する明治大学教授の清水克行氏が、イメージに反して「きわめてオーソドックス」であったという網野さんの研究を振り返り、当時のベストセラーであり今なお読み継がれる名著『歴史を考えるヒント』(新潮選書、2001年)から、網野さんの真の姿を紹介する。 清水克行・評「“異端の歴史家”の真実」 一九八〇年代からゼロ年代にかけて日本中世史ブームを巻き起こし、「日本」論や「日本人」論の脱構築を試みた歴史学者、網野善彦さん(一九二八~二〇〇四)が亡くなって、今年で二十年が経つという。このタイミングで、代表作『無縁・公界

          「異端の学者」「学会では低評価」 戦後の歴史学を一変させた網野善彦とはどんな人物だったのか?(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース
        • 夏休みのためだけに用意された地で、存在しない思い出に浸って【VRChatワールド探訪】

          寺田寅彦によれば、田舎のエビはただエビではないそうだ。 六つになる親類の子供が去年の暮れから東京へ来ている。これに東京と国とどっちがいいかと聞いてみたら、おくにのほうがいいと言った。どうしてかと聞くと「お国の川にはえびがいるから」と答えた。 この子供のえびと言ったのは必ずしも動物学上のえびの事ではない。えびのいる清洌な小川の流れ、それに緑の影をひたす森や山、河畔に咲き乱れる草の花、そういうようなもの全体を引っくるめた田舎の自然を象徴するえびでなければならない。東京でさかな屋から川えびを買って来てこの子供にやってみればこの事は容易に証明されるだろう。 私自身もこのえびの事を考えると、田舎が恋しくなる。しかしそれは現在の田舎ではなくて、過去の思い出の中にある田舎である。えびは今でもいるが「子供の私」はもうそこにはいないからである。 しかしこの「子供の私」は今でも「おとなの私」の中のどこかに隠れ

            夏休みのためだけに用意された地で、存在しない思い出に浸って【VRChatワールド探訪】
          • 孫子から孔明へ:時を超える智慧の旅 - nyoraikunのブログ

            先月は、ブログPV数が1ヶ月で5980までいきました。ありがとうございます。世間的にいえば、少ないよと言われるかもしれませんが、苦節10年により達成できました。重ねてありがとうございます。 朝、起きてからツイッター(X)を見ると、動画が面白くと、手と目がとまらないのである。この面白さは官能的でやみつきになるし、人って、やっぱり、目や耳から情報が入る方が、言語で理解するより易しくて人気があるのだろう。人気のブロガーを見ても、ほとんどが、アフィリエイト目的の商品紹介が主であったり、雑記ブロガーであっても、画像や見た目にこだわっている。chat-gpt4に月額30ドルで利用することにして、さっそく、雑記ブロガーで、日本のみならず海外でも流行っているものを教えてくれと検索をかけてみた。 「ザ・ブロンディブロード (The Blonde Abroad) - キーリー・クーンズによるこのブログは、世界

              孫子から孔明へ:時を超える智慧の旅 - nyoraikunのブログ
            • 脳から見る多言語の自然習得 - 教養学部報 - 教養学部報

              梅島奎立・酒井邦嘉 学生を含め日本人の多くは、英語などを「外国語」として長年勉強してきたのに「ほとんど話せない」という問題を抱えている。まして多言語を話すとなると特殊な能力だと思われがちだが、ヨーロッパやアフリカ・アジアの多民族地域では多言語環境が日常的であり、新たな言語の習得でもそれほど大きな苦労はないようだ。世界では半数から三分の二の人々が少なくとも二言語を日常的に使用しており、多言語環境の方が「自然な状態」であると言えよう。 思春期あたりから新たな言語の習得が難しくなるという「臨界期仮説」が一般に知られるようになって久しい。一方でそれは第二言語の積極的な使用をしなかったり、単語の記憶や読み書きの勉強に頼ったりする環境が原因との指摘もあり(酒井邦嘉著『勉強しないで身につく英語』PHP出版、二〇二二)、臨界期の科学的証拠は乏しい。そもそも言語能力、特にその核心となる文を生成する能力には、

              1