慶応大学の塾長が、国立大学の学費を150万円に、と発言して話題に。私立大学の苦境を反映してのことだろう。私大はなぜ苦しくなっているのか。2つほど思い浮かぶ。一つは少子化。子どもの数が減ってるのに私大はむしろ増えている。定員割れも増え、経営破綻する私大がやがて出てくるだろう。 もう一つ、案外ボディーブローのように効いてるのは、国民全体が貧しくなっていることにあるのではないか。私大に子どもを送り出す余裕のある家庭が減っているように思う。 津市では、高級品を扱うスーパーが安売りスーパーに衣替えした。閑散としていた店内は賑わいを取り戻した。が。 これは喜んでよいのかどうか。少しでも体によいものを、そのためには少々値の張るものでも、という購買行動をとる消費者が減っていることの証のように思う。少し贅沢をしよう、という消費者が減り、少しでも食費を削ろうとする家庭が増えているということなのだろう。こうした