スリランカの破産は、完全に政治腐敗が原因。 ■公用語を英語からシンハリ語に改定し、優秀なタミル人を要職から排除。 ■内戦を治めたことで英雄視された前大統領マヒンダ・ラジャパクサ氏はスピード感のある経済成長を推し進めるためインド、中国、日本、アメリカからの投資と貸付をすすめる。
田中角栄元首相の側近の一人として、間近で見てきた“ロッキード事件の真相”をつづった著書「冤罪」が今年1月に文庫化。昨年末には自公連立の病理を解説した「つくられた最長政権」を上梓し、ともにベストセラーになっている。自民党時代は「田中軍団の青年将校」と呼ばれ、選挙制度改革に消極的な宮沢内閣への不信任決議案に賛成して93年に離党。その後は民主党政権でも党筆頭副代表を務めた政界の重鎮が、いま語っておきたいこととは――。 ◇ ◇ ◇ ――「冤罪」の文庫化にあたり加筆された巻頭文では、ロッキード事件の本質を「問題の焦点を軍用機のP3Cから民間旅客機トライスターに、主犯を中曽根康弘から田中角栄に置き換えたフィクションのストーリー」と断じていますね。 昨年11月に中曽根元首相が亡くなりましたが、訃報は称賛一色で、大手マスコミは彼の功績だけに光を当てた。戦後最大の疑獄である「ロッキード事件」で中曽根が犯
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、収賄罪などに問われた秋元司衆院議員に、東京地裁が懲役4年の実刑判決を言い渡した。 「公人としての倫理観はおろか、最低限の順法精神すら欠如している」と結論づけた。政治腐敗を厳しく断罪するものだ。 判決は秋元議員が、IR事業への参入を目指していた中国企業から、計758万円相当の賄賂を受け取ったと認定した。 当時は、IR担当の副大臣を務めていた。特定の企業との癒着は言語道断である。 特に悪質とされたのが、証人買収の罪だ。賄賂の授受はなかったとの虚偽の証言を裁判でさせるため、贈賄側を買収しようとしたという。 判決は、収賄だけであれば執行猶予の余地があったと指摘し、「前代未聞の司法妨害」と強く非難した。公正であるべき刑事裁判をゆがめる行為だ。 秋元議員は全面的に無罪を主張している。しかし、贈賄側や証人買収に関与した人がいずれも起訴内容を認めた。資金を用意
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