現在発売中の「中央公論」誌上に掲載されている米長会長との対談が、ウェブ上でも読めるようになりました。 幾度も繰り返し書いてきたように、米長さんは私の昔からの憧れの人であり、彼の著書「人間における勝負の研究」は、私にとってバイブルと言うべき有り難い本でした。稀代の大人物とのこうした対談が実現したことは、私にとっての大きな喜びで、生涯の記念となるものです。 将棋の海外伝播などについてのブログで、「将棋興行師宣言」なんて評されていますが、そんなそんな、おこがましい限りです。 ただ、清水あから戦に企業スポンサーがつかなかったりといった現状を知るにつけ、将棋界にはプロデューサーというかプロモーター的な役割を果たす人が、米長さん以外にいなさすぎるなあ、という問題意識は強く持っていて、自分にできる限りのことはしたいと考えているので、対談からそんな私の気持ちが垣間見えたのかもしれません。 「どうして羽生さ