新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染は免れても生活に変化が訪れた人も多い。仕事はもちろん、そして大事な家庭も――。約2か月の自粛生活により、夫婦関係にピリオドを打った家庭のリアルを追った! まだ肌寒い5月の昼下がり、今まさに離婚届を提出しに区役所を訪れたのは、都内在住の津田真由美さん(仮名・40歳)だ。在宅勤務中のトラブルがきっかけとなり、12年の結婚生活にピリオドを打った。津田さんは「せいせいした!」と爽やかな笑顔を見せる。 「子供のいない共働き夫婦で、私はSE、夫は飲食系です。財布は別で、夜は飲みに歩くなど自由な生活を送っていました。ところが、コロナで2人とも在宅勤務となると、1LDKのマンションでケンカが絶えないように……」 同じ時間に在宅すると、自分の好きなタイミングで音楽をかけることすら難しい。互いに気を使う生活の疲労感とストレスが、同時に蓄積されていったという。 「私のやりた