最年少記録を次々と更新し、2020年はついにタイトルを獲得した藤井聡太二冠。現在18歳の若さで、棋聖と王位の2つのタイトルを保持している。 最年少記録を次々と更新していく藤井聡太二冠の活躍は華々しいが、若い世代の棋士たちも台頭してきている。 【関連記事:藤井聡太七段に屋敷九段が忠告「タイトルを獲った後が地獄」】 新人王戦を2回優勝している増田康宏六段(23)は、早くから才能を高く評価され、さらなる覚醒が期待される。また、佐々木大地五段(25)は、第45期の棋王戦挑戦者決定戦に進出するなど、毎年好成績を挙げている。 今回は、彼らの師匠に、弟子たちの素顔と将来性を語ってもらった。藤井二冠の師匠である杉本昌隆八段、増田六段の師匠・森下卓九段、佐々木五段の師匠・深浦康市九段の3氏による特別鼎談をお届けする。 ――藤井二冠は最年少でタイトルを獲得しましたが、先生方から見て、これは早かったでしょうか?