ことし5月に噴火警戒レベルが「1」から「2」に引き上げられた神奈川県の箱根山について、専門家などで作る火山噴火予知連絡会は「火山活動が高まった状態で、想定火口域内に影響を及ぼす噴火が発生するおそれがある」とする見解をまとめました。 それによりますと箱根山は、ことし5月18日から19日にかけて火山性地震が増加して火山活動が高まったとして、噴火警戒レベルが「1」から「2」に引き上げられました。 その後、火山性地震の回数は減少したものの、ことし4月以前に比べると多い状態は続いていて、大涌谷周辺の噴気や熱活動も高い状態だということです。 このため、火山噴火予知連絡会は「火山活動が高まった状態で、想定火口域内に影響を及ぼす噴火が発生するおそれがある」とする見解をまとめました。 気象庁は、噴火警戒レベル2を維持し、大涌谷の想定火口域の中では噴火に伴う大きな噴石に警戒するとともに、自治体などの指示に従い