今月(5月)1日、水俣病の患者・被害者団体との懇談の場で、環境省側が持ち時間を過ぎたとして団体側のマイクの音を消し、発言を遮った問題。今回のような問題は、水俣病の長い歴史の中で繰り返されてきました。「…
水俣病患者らでつくる団体との懇談で、水俣病患者連合の松崎重光副会長(右手前)の話を聞く伊藤信太郎環境相(左奥)=熊本県水俣市で2024年5月1日午後4時34分、吉田航太撮影 水俣病患者・被害者らと伊藤信太郎環境相との懇談時に環境省職員が被害者らの発言を制止した問題を巡り、被害者団体側に「3分間の持ち時間を守らないのがおかしい」などと批判する電話やメールが9日までに少なくとも5件あったことが10日、明らかになった。 関係者によると、電話やメールは9日にあり、「ルールを無視した被害者側が大臣に謝るべきだ」「3分間で足りないなら、長く時間を取るよう環境省と事前に調整すべきだ」と指摘する内容だった。匿名のほか、名前を名乗ったケースもあった。いずれも脅迫めいた文言などはなかった。 熊本学園大水俣学研究センターの花田昌宣シニア客員教授は、被害者側に対する批判について「水俣病は国と県に被害を拡大させた責
水俣病被害者らとの懇談で環境省側が被害者の発言を遮った問題を巡り、熊本県の木村敬知事は10日の定例記者会見で、懇談後に被害者側が伊藤信太郎環境相に抗議した状況を「事実上、つるし上げ」と表現した。発言は直後に訂正した。 水俣病の被害拡大に対する県側の責任を踏まえ、記者が「(知事の)当事者意識が希薄ではないか」とただしたのに対し、木村知事は「大臣はよく聞いていた。事実上、つるし上げになっている」と述べた。その後、「つるし上げ」と表現した認識を改めて問われると、「訂正する」と述べ、「非常に厳しい怒りを込めて叱責されていたことを言いたかった」と釈明した。 木村知事は出席団体の発言の持ち時間を3分間とした同省側の姿勢を「問題がある」と非難した一方、伊藤環境相の対応には「(当時)真剣に話を聞いていた」「迅速に謝罪されていた」などと理解を示した。【山口桂子】
Published 2024/05/10 12:22 (JST) Updated 2024/05/10 17:22 (JST) 熊本県の木村敬知事は10日の定例記者会見で、水俣病被害者の発言遮断問題を巡り、伊藤信太郎環境相や環境省職員が懇談後に被害者側から「事実上つるし上げ」に遭っていたと述べた。直後に不適切な発言だったと謝罪して訂正した。 懇談後に被害者側が環境省の対応について抗議していたことについて「大臣も環境省も事実上つるし上げになっていた」と表現。「つるし上げ」の真意について問われると「訂正する。申し訳ない。(被害者側が)非常に厳しい怒りを込めて叱責されていたことを言いたかった」と釈明した。
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伊藤信太郎環境相と水俣病患者・被害者らの懇談の進行表。「時間を短くしたから後でしゃべらせろと言われた場合」などの記述がある=東京都千代田区で2024年5月10日午後1時11分、山口智撮影 伊藤信太郎環境相との懇談の際に、環境省職員が水俣病被害者らの発言を遮った問題で、環境省は9日、懇談の場の進行表を公表した。司会者が発言を切り上げるよう促すことや、「3分でマイクオフ」という文言を明記していた。 懇談の場は1日、熊本県水俣市内での慰霊式の後に設けられ、8団体の代表が国への要望を述べた。各団体の持ち時間は3分間とされ、複数の団体代表の発言の途中でマイクを切った。 進行表では、各団体の持ち時間が近づいた場合、司会を務める環境省職員が「手短にお願いいたします」と発言者に伝え、「3分でマイクオフ」とすると記載。事前に「マイクをオフにさせていただくこともあるかもしれません」と職員が説明するという表記も
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