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物理の検索結果1 - 11 件 / 11件

  • ブラックホールに落ちたらどんな景色が見えるのか NASAが可視化して再現

    ブラックホールに落ちて行くときにどんな光景が見えるのか、疑問に思ったことはありませんか。そんな疑問に答える映像をNASA(アメリカ航空宇宙局)が公開しました。コンピュータ・シミュレーションにより可視化した映像です。 ブラックホールには、それ以上近づくと光でさえ脱出することができなくなる境界があります。その境界面は「事象の地平面」と呼ばれます。 今回公開された可視化映像は、その事象の地平面の内部まで入って行くものと、事象の地平面に接近後にそこから離れて戻ってくるものと、2パターンが公開されています。 カメラが接近していくブラックホールは、天の川銀河の中心にある、太陽の430万倍の質量をもつ超巨大ブラックホールです。ブラックホールの事象の地平面は約2500万kmにおよびます。ブラックホールは高温で輝くガス円盤(降着円盤)に取り囲まれており、また円盤の内側には光子リングも見えています。 こちらは

      ブラックホールに落ちたらどんな景色が見えるのか NASAが可視化して再現
    • 矛盾に満ちた実在/科学者としての オッペンハイマー | 科学史家による映画『オッペンハイマー』考 | 伊藤憲二 | WEBみすず

      クリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』は劇場で繰り返し鑑賞するに値する傑作だ。映像と音響による物理学的内容の表現、複数の視点の交差、時間軸を行き来する叙述、主人公の心象の映像化など、『メメント』『インセプション』『インターステラー』『テネット』といった作品でおなじみのノーラン監督の技法にいっそう磨きがかかっている。名優が次々と登場して繰り広げる印象深い場面の数々、多数の伏線が配置された複雑な展開、『ダークナイト』にも増して深刻な問いを投げかける重厚なテーマ。これらが合わさって感覚と理知の両方を刺激し、3時間の長さでも緊迫感が続く。 この映画を観たとき、筆者は不思議な感覚に包まれた。それはまず、物理学史上のさまざまな登場人物がこのように注目を浴びている映画の中に当たり前のように登場していることだ。現代物理学史というマイナーな研究分野にいて人知れず研究しているつもりだったのに、

        矛盾に満ちた実在/科学者としての オッペンハイマー | 科学史家による映画『オッペンハイマー』考 | 伊藤憲二 | WEBみすず
      • 空手の達人がコンクリートを破壊しても拳が砕けない理由をMITの物理学者が解明していた

        空手家が拳や手刀によって何枚もの板や瓦を割る動画をよく見かけますが、「あんなに硬い物を割って、骨は折れないのかな」と疑問に思っている人も多いはず。この疑問について過去にマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが分析しており、1979年には空手で硬いものを破壊する際の物理学的考察をまとめた「The Physics of Karate(空手の物理学)」という題名の研究論文が公開されています。 The Physics of Karate on JSTOR https://www.jstor.org/stable/24965179 The Physics of Karate - JSTOR Daily https://daily.jstor.org/the-physics-of-karate/ 世の中には壊れやすい板や瓦を用意した空手体験施設なども存在しますが、空手の達人は建築に使われる丈夫

          空手の達人がコンクリートを破壊しても拳が砕けない理由をMITの物理学者が解明していた
        • ゼルダの伝説のバグを解消するため任天堂がとった方法が、ほぼ天地創造と一緒だった「もはや神様で草」

          AUTOMATON(オートマトン) @AUTOMATONJapan 【ニュース】『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』開発当初のカオス状態映像にみんなほっこり。任天堂でもはじめは失敗する automaton-media.com/articles/newsj… pic.twitter.com/2mPQZAafxA 2024-05-24 18:53:26 リンク AUTOMATON 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』開発当初のカオス状態映像にみんなほっこり。任天堂でもはじめは失敗する - AUTOMATON 『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』開発初期の“カオス”な状況が紹介。当初には試行錯誤があったことに関心が寄せられているようだ。 230 users 1

            ゼルダの伝説のバグを解消するため任天堂がとった方法が、ほぼ天地創造と一緒だった「もはや神様で草」
          • 6次元の揺らぎがもたらす準結晶の奇妙な物性 | 東京大学

            東京大学 日本原子力研究開発機構 発表のポイント 6次元結晶の3次元空間の断面とみなせる「準結晶」の比熱が異常に大きくなる現象を、実験と機械学習シミュレーションで追求し、高次元での原子のゆらぎが原因であると突き止めた。 準結晶のシミュレーションには膨大な計算が必要で、これまでは簡単なモデルでしか行われてこなかったが、今回、高精度かつ長時間の機械学習シミュレーションを行い、実験と比較することが可能になった。 この結果は、複雑な物質において実験と比較可能な機械学習シミュレーション手法を確立できた事を意味しており、準結晶を用いた新たな熱電材料など様々な材料にこの手法を適用することで、材料開発が加速すると期待される。 高次元の揺らぎが3次元空間に影響を与える様子の概念図 Credit: UTokyo ITC/Shinichiro Kinoshita 概要 東京大学情報基盤センターの永井佑紀准教授、

              6次元の揺らぎがもたらす準結晶の奇妙な物性 | 東京大学
            • What is a collision?

              2D Rigid Body Collision Resolution Part 1: Defining the problemFrom Mario bouncing off a Goomba to two cars bumping into each other in a racing game, dealing with collisions is such an integral part of most video games that we often take it for granted. In this series of blog posts, I want to show you what actually goes on behind the scenes in a physics simulation like the one above. While we're g

                What is a collision?
              • 昔のアニメの「夜の街」が青っぽいのは本当にそう見えていたから?それとも技術的な問題なのか表現手法なのか

                森泉岳土@「佐々々奈々の究明」㊤㊦ @moriizumii (MORIIZUMI Takehito)マンガ家。失踪事件に挑む姉妹はミステリ作家と大学生――『佐々々奈々の究明』(小学館)上下巻1月30日刊行。スタニスワフ・レム『ソラリス』のコミカライズ1・2話がSFマガジン12月号(早川書房)掲載。近著に『ぼくの大林宣彦クロニクル』(光文社)、『仄世界』(青土社)など。

                  昔のアニメの「夜の街」が青っぽいのは本当にそう見えていたから?それとも技術的な問題なのか表現手法なのか
                • 好きな物理効果(架空のビジュアルエフェクトも含む)

                  ・大爆発が起こる直前に熱源みたいなのが収縮するやつ ・大爆発の後で爆心地が真空になって周囲の気体や物体が爆心地に吸い寄せられるやつ ・大爆発の直後、爆音より先に光と破壊が到来するのを正確に描いてくるやつ ・爆発したらなぜか十字架風になるやつ ・宇宙空間だけどド派手な爆音が鳴り響くやつ ・ワープに吸い込まれる時のインターステラーみたいになるやつ ・真空に放り出されたときにトータルリコールみたいになるやつ ・バリアを展開するときに周囲を膜で覆うんじゃなくて攻撃に対して各個に六角形を展開するやつ ・殴ったときスローモーションで抜けた歯が飛ぶやつ ・聖属性みたいなやつが歩いた時になぜか周りに花が咲いていくやつ ・闇属性みたいなやつの周りの草木が枯れるやつ ・タイムリープを斬新に説明するメガネ(鉛筆で紙をつらぬいたりする)のやつ ・ピンクフロイドのアルバムのジャケットのやつ ・時間停止してもワンちゃ

                    好きな物理効果(架空のビジュアルエフェクトも含む)
                  • 水の層が原因じゃない!氷が滑りやすい「本当の理由」を解明【Nature】 - ナゾロジー

                    単なる「水の層」のせいではありませんでした。 中国の北京大学(PKU)で行われた研究により、氷が滑りやすい本当の理由が明らかになりました。 氷が滑りやすい理由について、私たちは長い間、圧力や摩擦によって表面に生成される水の層が原因だと信じてきました。 しかし近年では、氷の滑りやすさがそれらでは説明できないことが明らかになっています。 氷を滑りやすくしていたものの真の正体とは、いったい何だったのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年5月22日に『Nature』にて発表されました。 目次 圧力や摩擦で氷が解けていたわけではない氷の表面を覆っているものの正体を突き止める 圧力や摩擦で氷が解けていたわけではない 冬場に氷の上で滑って転んでしまった経験を持つ人は多いでしょう。 氷は知られている物質のなかでも、特に滑りやすい特性を持っていることが知られています。 この氷が持つ滑りやすい性質は、表面に

                      水の層が原因じゃない!氷が滑りやすい「本当の理由」を解明【Nature】 - ナゾロジー
                    • ブラックホールの正体はダークエネルギーでできた星「グラヴァスター」との研究結果

                      ブラックホールは、アインシュタインの一般相対性理論によって1915年にその存在が導き出され、2019年にはついにその様子の撮像にも成功した天体ですが、物理の法則と矛盾する性質を持つ不可解な存在でもあります。そんなブラックホールの問題を解決するために考案された仮説的な天体「グラヴァスター」の振る舞いをシミュレーションする研究により、このグラヴァスターがブラックホールの正体として有力な候補となる可能性があることがわかりました。 Phys. Rev. D 109, 084002 (2024) - Observational imprints of gravastars from accretion disks and hot spots https://journals.aps.org/prd/abstract/10.1103/PhysRevD.109.084002 Black hole sin

                        ブラックホールの正体はダークエネルギーでできた星「グラヴァスター」との研究結果
                      • MITが「量子爆弾検査」を跳ね回る液滴で再現することに成功! - ナゾロジー

                        量子爆弾検査とは何か?まずは少し深い話です。 日常の世界にある物体はおおむね見た目通りであり、ボールはボールとして存在し、投げた時も1本の軌跡だけを残します。 しかしボールのサイズをどんどん小さくしていき量子の世界に入ると、奇妙なことが起こり始めます。 量子レベルまで小さくなってしまった物体は「粒子と波」という2つの性質を同時に持つようになり、1つの物体が壁に開いた2つの穴を同時にすり抜けるといった、奇妙な現象が起こり始めます。 しかし「大きな日常世界」と「小さな量子世界」の線引きは曖昧であり、このラインより大きければ普通の挙動、このライン小さければ量子的挙動という決まりはありません。 また量子的振る舞いが起こる最大サイズを調べる研究では、肉眼で見えるサイズの物体にも量子的挙動がみられることが示されました。 1マイクログラムの目視可能サイズで「シュレーディンガーの猫」の類似実験に成功! ま

                          MITが「量子爆弾検査」を跳ね回る液滴で再現することに成功! - ナゾロジー
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