空手の東京オリンピック組手女子61キロ超級代表の植草歩選手(28)=JAL=が全日本空手道連盟(全空連)の香川政夫強化委員長からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題で、植草選手が傷害容疑での刑事告訴を検討している。関係者が31日、明らかにした。植草選手は1月の練習中に竹刀で顔面を突かれて左目を打撲し、医師から「左眼球打撲傷」の診断を受けており、既に警視庁に相談している。 【動画で見る】植草歩選手が語る空手の魅力 全空連は31日、東京都内で倫理委員会を開催して両者から事情を聴き、香川氏が1月27日の帝京大での練習で竹刀を用い、植草選手が目を負傷したことを認定した。全空連は「竹刀を用いた練習は大変危険であり、どの練習においても全く認められるものではありません。皆様には多大なるご迷惑、ご心配をおかけしており、深くおわび申し上げます」とコメントした。 植草選手や全空連関係者によると、昨年12